
え~・・買うっきゃ無いです!素晴らしいです。今飲んでも「甘露」!2013年も旨かったですが、2014年はもうパーフェクトと言える出来です。もう・・洋風の・・例えばトマトとチーズで奥さんに何か造ってもらって・・いや、自分で造っても良いんですよ、このルイ・ユエランのシャンボール=ミュジニーを飲んでみてください。
「全てがスルスルと・・まるで飲み物のように消えて行く」
感じを得られると思います。ついつい、グラスに手が伸び、フォークが進み、またグラスを口に持って行き・・とエンドレスなアクションに陥るでしょう。味わいは・・昨年のレヴューをご覧ください。ほとんど同じです・・が、2014年は呆れるほど美味しい・・超お勧めです!
以下は2013年シャンボール=ミュジニーのレヴューです。
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【2013年、エキスの旨さが見事です!赤い極小果実に僅かな黒い極小果実が混じり、旨みたっぷりの味わいです!】
心配だったブルゴーニュの2013年と言うヴィンテージも、フタを開けてみればどのワインも素晴らしい出来で、まさに「杞憂」となった訳ですが、素晴らしい技術と感性を持った造り手ほど、難しいヴィンテージにきちんと対応していると・・思わされます。
この「ルイ・ユエラン」の2013年は、全てのキュヴェをテイスティングしていますが、素晴らしいACブルゴーニュ・ルージュはじめ、どのキュヴェも2009年から続いたグレートイヤーと同じか、それ以上の仕上がりをしているのには改めて驚かされます。
やや淡い、赤のグラデュエーションが実に美しいと思いませんか?・・
ポテンシャルの無いワインは見ただけですぐ判ります。特に「濃くない」色合いのワインはバレバレです。
一面的な色合いをしている場合は・・そんな一面的な味わいをしています。多層な色合いをしているとやはり複雑です。淡い色合いをしているとエレガントです。明るい色合いは細やかさが有り、暗い色合いからは重量感が伝わってきます。・・まぁ、一般的におしなべて表現した場合です。
このシャンボール村名はそんな部分から是非感じてみてください。2012年よりもやや明るい色をしていると思います。
で、エキスの旨みが濃密で甘みさえ感じるほどで、透明感の強いミネラリティがたっぷりあります。赤いチェリーのニュアンスに溢れていて、むしろ2012年までのルイ・ユエランのシャンボール村名よりも果実感が高いです。
今飲んでも非常に美味しく、ついつい・・ボトルの最後まで飲み切ってしまいそうになってしまいました・・。昨今はワインには超ど素人の不肖の息子がアルバイトをしておりまして、店を午後9時に閉めると夜の帳に消え、翌日深夜、noisyが食事を兼ねたテイスティングが終わった頃、気ままに帰宅してきて、残りのワインをテイスティングする・・そんな流れになっていますので、少なくとも彼の分を取り置くことが必須となっています。美味しいのでついつい・・
「ユエランのシャンボールのボトルの・・あと1センチ分、飲んじゃおうかな~!」
と・・なってしまうんですね~。
ヴィンテージの弱さなどとは全く無縁のシャンボール村名でした。味わい的には同時にご案内することになってしまったジョルジュ・ルーミエとは全く似ていないです。敢えて言うなら良くも悪くもコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのシャンボールに近いかな・・と思います。ド・ヴォギュエのシャンボールに存在する黒系果実をマイナスした感じ・・と言えば、シャンボール通の方には判りやすいかもしれません。透明感バッチリの素晴らしいシャンボールでした。
価格も安いし、今飲んでも間違い無く美味しく飲めるシャンボールです。是非飲んでみてください!お奨めします!
以下は2012年のシャンボールのレヴューです。
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【エレガントさとエキスの旨み!赤果実の滑らかな美味しさ!価格も嬉しいです!】
2011年のルイ・ユエランは、以前、どちらかと言えば「詫び寂び的な美味しさ」を感じさせるものから、よりエキスの充実度をアップさせ、シャンボールらしさはそのままに、玄人受けより、より判り易いスタイルに変貌しつつあることを報告させていただきました。
また、何よりプライスが他の生産者に比べてリーズナブルで、しかしながら生産量が、下手を言えば、「兼業農家並み」しかないので、気付くと無くなっている・・・、だから美味しくても大きな声では言い辛い・・・そんなワインになっています。
写真では少し黒さの見える色合いですが、良い所ラズベリー位の風味で、赤系の果実がたっぷり・・エキスタップリです。
それでもとても受けの良い、他のシャンボールの生産者に比較すれば、「抽出が強い」とか、「これみよがし的な部分がある」とかの印象を持たせない、非常にナチュラルな味わいだと言えると思います。
2012年も2011年に劣らない味わいで、この蒸し暑い季節に飲んでいても、喉越しの良い滑らかなシャンボールの絹漉しのテクスチュアが気持ち良く、ミネラルの粒に守られた要素が時折弾けるようなニュアンスに・・・
「ん~・・・んまい!」
と独り言が出てしまいます。
勿論、非常に長熟なシャンボールですから、半世紀もの熟成に耐える要素を持っている訳ですが、エキスの旨みだけでも飲めてしまうような包容力も持ち合わせていますので、非常に使い易いワインではないかと思います。 是非ご検討いただき、飲んでみていただきたいワインです。お奨めします!
以下は以前のコメントです。
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【ルイ・ユエラン・・・ついにここまで来たか!?】 本当に・・美味しいです。やや硬めなテクスチュアのシャンボールながらも、ついつい引き込まれていってしまう・・・そんな魔力のあるワインです。以前のルイ・ユエランのワインには無かった「凝縮感」が付いた性でしょうか?・・・それとも・・・?
エージェントさんに話を聞くと、どうもこのルイ・ユエランさんちはとても小さな造りで、さしたる野望も無く、ただ粛々とやるべきことを成すのみ・・と言った感じだそうです。しかしながら、このアッパー感は、あのフーリエの時も感じたものですので、
「もしルイ・ユエランの2012年がさらに凄かったら・・・?」
・・・一体どうなっちゃうのか、考えてみてください。もともとエキスの旨みは超絶モノですから、ここにさらに色々な要素が加わったら・・これは凄いことになります。そして、もしかしたらそうなるかもしれない・・可能性はあると、noisyは考え始めています。
まあ、ACブルの2011年をお飲みの方はお判りでしょう!素晴らしいですよね?・・・ここにさらにxxxxが加わったら・・怖いもの無しでしょう!
ユドロ=バイエのシャンボールも旨いですが、さらなるシットリ感のあるルイ・ユエランは、まさにマイタイプです。飲んでみて欲しいと思います。お勧めします!
以下は以前のコメントです。
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【癒し系のエレガンスながらも将来性大のドメーヌ!】 いや・・・旨いです。実にマイタイプ!ヴィンテージは違うものの上記のピノをさらに繊細に、さらにエキスを濃くしたのがこのシャンボールと言えるでしょう。本当に細い糸を寄り合わせたようなテクスチュアから、綺麗な出汁味が堪らない旨みを持っています。
このドメーヌも、もしビオロジックやビオディナミに転向して経験を積んだら・・・、構造にダイナミックさが出てさらなる向上が期待出来ます。どうかそこまで行ってくれないものか・・と思うんですが・・・。それにしても旨いです!エレガントなシャンボールをお探しなら、是非ともこのルイ・ユエラン、お試しください!一推しです!
■樹齢25年 まだまだ「プティ」ソムリエoisyがニュートラルな気持ちで挑むテイスティングコメント

Chambolle-Musigny 2012 Domaine Louis Huelin
ルイ・ユエランのブルゴーニュルージュを、そのままスケールアップさせたようなイメージです。
この造り手はまだブルゴーニュに慣れ親しんでないOisyが前ヴィンテージを飲んで、シャンボール=ミュジニーにハマったきっかけになった造り手ですが、素晴らしいミネラル主体のシャンボールのテロワールがしっかりと表現されています。
RWG的に言ったら愛すべき薄旨エキス系になるのかな?
エキス感があり伸びやかなミネラルが潜んでいて、本当に丁寧な仕事っぷりが感じられます。現状はまだ固いのですが。
Oisy的には将来、艶やかで妖艶な色気を出してくるのはこうゆうワインなのだと感じ始めています。
なんだか、追いかけていきたい造り手です。
良いなぁ。