【日本には通常輸入されていないキュヴェです!ほんのりと僅かな甘みが乗ったナチュラルさと滑らかさが心地良いヴァン・ダルザス・ブランの上級品です!】

13種もの葡萄が結果的にブレンドされたと言う・・ベルケム白です。最も、ダイスの畑は混植ですから、
「混植された葡萄の区画と、別に混植された葡萄の区画のブレンド」
が正解で、そのどちらもがベルクハイムに有る区画・・だと言うことですね。
そして、定番で置いておりました「ヴァン・ダルザス・ブラン」と価格が変わらないので、一度入れてみようかと思って仕入れさせていただきました。
あ、因みにこちらは正規品では無く、ブローカー購入です。もし正規品になると、そもそもが上級キュヴェですので千円位は上がるんじゃないかと思います。
比較的ドライで若い印象を残す場合が多い「ヴァン・ブラン」に比較しますと、葡萄の熟度がかなり高いです。アルザスは結構、夏場は暑いですんで、熟度も上がる訳ですね。なので、「ヴァンダンジュ・タルディヴ」=「遅摘み」の甘口ワインが生まれる訳ですが、
「とてもそこまで甘い味わいには及ばないが、土地の気温を積み重ねた温度感からのほんのりとした甘みがある」
のが特徴かな・・と思います。
僅かな甘みですので、当然ながら酸もそれなりにしっかり有ります。表面張力の有る、僅かに粘りの有る液体からの柑橘や果実感が心地良く、ダイスならではのしっかりしたミネラリティも豊かさを助長しています。
ドライな感が良ければ「ヴァン・ダルザス・ブラン」かと思いますが、マリアージュの楽さや、ワイン自体の美味しさ、高級感、そしてほんのりとした甘みは、むしろそれなりに冷やして飲んでも味わいが沈まないことを考えれば、まだ暑いこの時期にも行けるんじゃないかと思います。
あまり出回っていないマルセル・ダイスの混植混醸白ワイン・・・13種類ですので、間違いなく、黒葡萄のニュアンスも受け取れることと思います。流石に「マンブール」とは行かないと思いますが・・(^^;; 是非ご検討くださいませ。