【ワイン会に出すと常に良いところを持って行ってしまうマルセル・ダイス、珠玉のグラン・クリュです!美味し過ぎます!2014年はアドヴォケイト95Points!!】
ほんのりと甘みを含んだ膨らみの有る仕上がりになることが多いシュナンブールです。熟成と共に徐々にドライな方向に向かっていきます。今回は飲んではいませんが、これを不味いという人は、アルコールが嫌いでなければ・・・存在しないでしょう。奥深く、幅広く、天に抜けてゆくような美しいワインです。
2012年ものにアドヴォケイトは97ポイント 飲み頃 2020~2045 と言う巨大な評価で応え、その素晴らしさを追認したようです。他のメディアではそれ以上付けているヴィンテージは数多く有りますが、アドヴォケイトは96ポイントが最高だったと思います。
他には la Revue du Vin de France 18.5/20 Points
と言う評点のようです。
それにしても、このエチケットの美しさ、細かい装飾は素晴らしいです。味わいも見た目も存在感が凄いです。そろそろ息子さんがドメーヌ・マルセル・ダイスでも醸造しているようですね。是非ご検討くださいませ。

「何かをよくしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。ジャン・ミシェルの主張は、つまるところ4つに集約されます。
1) なによりも、根を深く伸ばさなければならない。ビオディナミもその手段にすぎない。
2) テロワールの個性は、品種の個性を凌駕する。
3) クローン樹から造られるワインはどれも同じで、そのクローン特有の味しかしない。
4) 土壌の生態系のバランス=ワインの味わいのバランス=飲む人間の体内器官のバランス。バランスが悪いと、飲む人も疲れたりといった害を生む。良いワインは、人間を癒すものである。
ジャン・ミシェル・ダイスという人と彼のワインの本質を理解することができない人たちは、彼のことを”変わり者”と呼ぶしかないのですが、本質志向で意欲的な新世代の造り手たちからは父親のように慕われています。ここに、アルザスの明るい未来があります。1ha。平均樹齢50年。リースリング、ミュスカ、ピノ・グリ、シルヴァネール、シャスラの混植。軽い粘土質表土に、砂岩質、石膏、泥灰土質基盤。貴腐菌。石膏中に硫黄分が多く含まれていることで有名な伝説的な畑で、ワインにもマッチを擦ったような香りが感じられます。「10年間は開かない」という厳格で荘厳なスタイル。現代アルザスワインの頂点。