ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・マルク・ロワ

マルク・ロワ

フランス Domaine Marc Roy ブルゴーニュ
● マルク・ロワの、「花ぶるい」のみの「キュヴェ・アレクサンドリーヌ」、珠玉のジュヴレ=シャンベルタンです。

 noisy も2009、2010、2011、2012年と飲み、2013年は少なすぎて飲めず、2014年は飲めましたよ。

 性格的には、いつだかのCFの・・・
「・・・苦手なものはございますか・・?」

「ん・・・気の強い女性が・・ちょっと・・」

みたいな感じの、少し勝気な部分も持ちつつの超絶美女です。いや、やられました!是非ゲットしてください。


 ・・と書いていたんですが、2013年は収量激減・・。毎年5ケースほどいただいていたところ、何とたったの「12本」・・

 ど~も昨今は、キュヴェ・アレクサンドリーヌの知名度が上がってしまったようで・・、検索上位で引っかかるらしく、

「マルク・ロワのキュヴェ・アレクサンドリーヌ・・何年のものでも良いので、お持ちでは有りませんか?」

とお問い合わせをいただくことが増えました。


 とは言え、すぐに売切れてしまうので無いものは無い・・残念ですが、2013年は本当にどうしようもない・・。今回は飲めずにご案内のみとなります。気の強そうな女性のファンの方も多そうですので、お早めにどうぞ。

 なお、下記はエージェントさんの資料より転載です。事実のみをお読み取りください。
 
コート・ドールでは,90年代後半から世代交代の波が急速に進んでいる。それは,アルマン・ルソー,ベルナール・デュガ=ピィ,ドゥニ・モルテといった頂 点を極めた造り手たちが凌ぎを削るジュヴレィ・シャンベルタンも例外ではない。

 ジュヴレィ・シャンベルタンのコミューンで4世代続くドメーヌ・マルク・ロワは,栽培面積4ヘクタールのブドウ畑からわずか3種類(総生産量1万5千本)のキュヴェしか造ら ない(ACブルゴーニュでさえ造らない)ミクロ・ドメーヌ。このため,これまでフランス国外ではその存在がまったく知られていなかった。 しかし,数年前に 一人娘であるアレクサンドリーヌがドメーヌを引き継いでから,世界市場を目指すドメーヌへと大変貌を遂げた。『フルールス・ワインガイド/2002年版』 で,ドメーヌのジュヴレィ・シャンベルタンがドゥニ・モルテを凌ぎ,ベルナール・デュガ=ピィと同等の評価を受けたのを皮切りに,『デュセール・ジェルベ /2005年版』,『アシェット/2006年版』に初登場と,一躍桧舞台に躍り出た。しかも,『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス/2006年 7-8月号』で行われたブルゴーニュ2005年物の水平テイスティングにおいては,ドゥニ・モルテや若手のヴィルジル・リニエ,ジェローム・ガレランをお さえ,見事ジュヴレィの2005年物No. 1の称号を獲得。もはや世界的な名声確立は時間の問題。タンザーもパーカーも,スペクテーターさえも知らない,《未来のドゥニ・モルテ,第二のアルマン・ ルソー》と呼べるジュヴレィの超新鋭ドメーヌといっても過言ではない。

【補足】:マルク・ロワ家のブドウ栽培の歴史は4世代前に遡るが,ワインはすべてバルクでネゴシアンに売却していた。元詰めを開始したのは現当主アレクサンドリーヌ/Alexandrineの父,マルク/Marcの時代から。一人娘のアレクサンドリーヌはボーヌ醸造学校を卒業後,オーストラリア,ニュージーランド,南仏,ブルゴーニュでの修行を経て,2003年にドメーヌを引き継いだ。現在,両親と3人でクシェイとジュヴレィ・シャンベルタンにある所有畑2.77ヘクタールのほか,分益耕作畑0.51ヘクタール,小作畑0.72ヘクタールを合わせ,トータル4ヘクタールの畑でブドウを栽培している。ドメーヌが手がけるワインは,ジュヴレィ・シャンベルタン“ヴィエイユ・ヴィーニュ”,ジュヴレィ・シャンベルタン“クロ・プリウール”,マルサネー“レ・シャン・ペルドリ”の3種類のみ。ACブルゴーニュやアリゴテなどはまったく生産していない。  ブドウ栽培はリュット・レゾネに則って可能な限り自然な方法で行われている。肥料は一切使用せず,有機堆肥のみ使用。ドメーヌのすべての畑で,秋と春の 2回耕耘を行う。これは,

◆畝の間の雑草を取り除き,雑草が吸収してしまう地中の養分やミネラルをブドウ樹が吸収しやすくなるようにすること

◆地表近くに伸びてしまうブドウ樹の根を切断することによってブドウの根が地中深く伸びるように誘引し,ブドウ樹がより深土の養分やミネラルを吸収して,ワインに最大限のテロワールが表れるようにする

・・・という目的がある。

 ただし,マルサネー“レ・シャン・ペルドリ”の区画は標高が高く,急勾配の斜面に位置するため,耕耘を行うと,雨侵と土壌流出の危険性が高いため,耕耘は行っていない。

 ドメーヌでは,ブドウの収量を低く抑えることを栽培の最も重要なことと位置付けている。すべてのブドウ樹は冬の剪定でシングル・ギュイヨ(8つ芽を残した長梢1本と2つ芽を残した短梢1本)に仕立てられるが,グリーン・ハーヴェストを行い,収穫時には1株あたり5-6房のブドウのみが残される。最近は,収量は低ければ低いほど良いというような風潮があるが,過剰な房落としは逆効果で,ブドウにストレスがかかることによってタンニンが多いブドウとなり,結果としてバランスを欠いた固すぎるワインが生まれてしまう。

 このため,ドメーヌでは収穫時に残す房の数は5-6房以下にはしないようにしている。ブドウの収穫・選別に関してはさらに厳格で,熟していないブドウや病気に冒されたブドウはすべて取り除かれる。ドメーヌの収穫は20年以上一緒に仕事をしている収穫人のみで行われる。毎年の天候に応じて,どのようなブドウを収穫し,どのようなブドウを取り除くかが,各収穫人たちに明確に説明されるため,収穫されるブドウはその場で各収穫人によって選別される。

 また,収穫日の直前段階で,真南向きの畝に多い焼けたブドウは,当主アレクサンドリーヌと父マルクの手で取り除かれるため,収穫ブドウに混入することは決してない。各収穫人が小さなカゴで集めたブドウは,ブドウ同士が重さで潰れないように底の浅いケースに移されるが,その際,必ず収穫した人間とは別の人間(アレクサンドリーヌやマルク,あるいは収穫人の責任者)が再度ブドウを選別し,絶対に質の良くないブドウが混入しないように細心の注意を払っている。

 この結果,収穫ブドウがセラーに到着してから,選別台に広げてブドウが潰れたり,傷んだり,あるいは酸化してしまう危険性はまったくない。

 収穫したブドウは100%除梗,16度の温度で約3日間低温マセレーションを行う。その後,温度を上げてアルコール発酵が自然に起こるように誘引する。

 アルコール発酵は32-34度の温度で自然酵母のみでステンレス・タンクで実施。発酵中はルモンタージュと足によるピジャージュを毎日1回交互に実施(朝,ルモンタージュを実施したら,夕方ピジャージュを実施)する。

 発酵が終了に近づいたらピジャージュは行わず,ルモンタージュのみ1日1-2回実施。アルコール発酵を含めたキュヴェゾン(果皮浸漬)の期間は14-15日。圧搾後バリックに移し,マロラクティック発酵と熟成。マロラクティック発酵終了後に澱引きしてアッサンブラージュを行う。熟成期間は12ヶ月。清澄は行わず,ごく軽い濾過の後,瓶詰め。瓶詰め後,さらにドメーヌで6ヶ月寝かせてからリリースされる。

 収穫したブドウは100%除梗,16度の温度で約3日間低温マセレーションを行う。その後,温度を上げてアルコール発酵が自然に起こるように誘引する。アルコール発酵は32-34度の温度で自然酵母のみでステンレス・タンクで実施。発酵中はルモンタージュと足によるピジャージュを毎日1回交互に実施(朝,ルモンタージュを実施したら,夕方ピジャージュを実施)する。

 発酵が終了に近づいたらピジャージュは行わず,ルモンタージュのみ1日1-2回実施。アルコール発酵を含めたキュヴェゾン(果皮浸漬)の期間は14-15日。圧搾後バリックに移し,マロラクティック発酵と熟成。マロラクティック発酵終了後に澱引きしてアッサンブラージュを行う。熟成期間は12ヶ月。清澄は行わず,ごく軽い濾過の後,瓶詰め。瓶詰め後,さらにドメーヌで6ヶ月寝かせてからリリースされる。


■コメント:1990年以来15年ぶりの超当たり年となった2005ヴィンテージに初めて造られた奇跡のキュヴェ。なんと,ドメーヌが所有するジュヴレィ・シャンベルタン域内の畑で栽培されるピノ・ノワールのなかで,ミルランダージュ(=結実不良)のブドウのみを選りすぐって醸造したキュヴェ。
 故アンリ・ジャイエがミルランダージュのピノ・ノワールをこよなく愛していたことは良く知られているが,ミルランダージュのブドウだけでキュヴェを造ったのは,長いブルゴーニュの歴史でも,これが史上初のことでしょう。至上最高のピノ・ノワールとされるミルランダージュ。神様アンリ・ジャイエの片鱗を感じさせるキュヴェです。 平均収量30ヘクトリットル。総生産量1200本。新樽比率50%。使用する樽は,カデュス/Cadus社製のアリエ産とニエーヴル産のバリック。樽の焼きはアリエがミディアム,ニエーヴルがウェルダン。

ジャッキー・リゴーは,自著『アンリ・ジャイエのワイン造り』のなかで,ミルランダージュについてこう述べている:

・・・ミルランダージュは面白い現象であり,これが発生した果粒は,種のある普通の粒とは生理機能が大きく異なっている。ミルランダージュの粒は果肉が発達せず,その代わりに果皮に蓄えられる香り成分(ポリフェノール)が多くなる。ミルランダージュの年はいつも色が濃く,香りの赤いワインができるのであり,1978年,1988年,1995年などがそれにあたるだろう。ミルランダージュは,安定した濃い色,果実味,重厚なタンニンや複雑なボディをもたらしてくれるのである。ミルランダージュのもうひとつの利点とは,同じ房についている正常な果粒と比べてカリウム含有量が少ないことである。というのもカリウムは,ワインの酸味を保つ上でマイナスとなるからだ。ミルランダージュの比率が高くなると,ワインのpHを下げることができ,つまりは長期熟成が可能な卓越したワインになるというわけである。さらに,ミルランダージュはブドウの房内に間隔をつくり,空気の循環をよくしてくれもする。灰色カビ病の繁殖を防ぐことによって,こうしたカビに由来する悪い風味からワインを守り,間接的にワインの質を高めてくれる。

また,アンリ・ジャイエも同じ本のなかでこう述べている:

「最良のブドウとはミルランダージュが起きたものであり,そこからは色の濃い濃縮されたワインが生まれてくる」
「ブルゴーニュではミルランダージュが歓迎されているのだが,それはこの現象が起きると果肉がわずかしか発達せずに皮の部分が厚くなり,アロマ(ポリフェノール)が豊かになるからだ。ミルランダージュが起きたと誌には,色が深く,タンニンがしっかりしていて香りの高いワインが生まれる。」


2019 Gevrey-Chambertin Cuvee Alexandrine
ジュヴレ=シャンベルタン・キュヴェ・アレクサンドリーヌ

16616
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・マルク・ロワ

■海外メディア情報
91+ Points The Wine Advocate
91 Points Burghound.com

■エージェント情報
 ドメーヌ所有のACジュヴレ・シャンベルタンの6区画から、先に家族のみでミルランダージュ(結実不良)の葡萄を選りすぐり醸造した大変珍しいワイン。殆どが古樹由来で、その平均樹齢はおよそ70年。2005年ヴィンテージが初リリース。樽熟成約12ヶ月(新樽比率約50%)。複雑で凝縮した黒系の果実味、香り高く繊細でエレガントな味わいの中に、酸と重厚なタンニンが見事に共存し全体を調和している。自然の恩恵に浴する、生産量極少量の最高傑作!
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥19,290 (外税) 
【今では希少な「ミルランダージュ」のピノ・ノワール!・・アンリ・ジャイエの味わいを知らないのなら是非トライしてみてください!】
 3年ぶりの2018年ものに続きまして2019年の「キュヴェ・アレクサンドリーヌ」の入荷です。

「アレクサ!・・ワインをグラスに注いで!」

「・・ワインをグラスに注ぎました・・って出来るか!」

 なんてしょうもない小芝居を思いついてしまいましたが・・そんなことを常々言ってしまうので嫌がられるんですよね・・わかっちゃいるけど止まらない・・。


 まぁ、2016年、2017年と仕入れなかったのには訳が有ります。せっかくマルク・ロワのアレクサンドリーヌの周知に一役も二役も買って出ていたはずなのに、数は減らされるは、他のものを一緒に複数アイテム買えだと滅茶苦茶な言いようでして、ただでさえ、自前で仕入れて1本開けて拡販していたと自負していましたが、出来るだけ高く販売したい、他のキュヴェも売りたい心が明け透けで自分じゃ何もしないで制限を掛けるなんて・・。なので、結果としてこのキュヴェだけは仕入れがかなり高いんですね。なので一旦止めてしまいました。

 そうしたら2018年は理解できないアソートは止まったので・・しらっと発注しておいたら届いてたんです。なので、

「すみません・・飲まないで価格を出します」

 そんなせこい作戦に切り替えです。そんなことばかりやってるから売れなくなっちゃうんですよ。


 このキュヴェ・アレクサンドリーヌが美味しいことは、noisy のお客様はもうご存じのはず・・そう思っていますので、是非また飲んでみて下さい。

 かのアンリ・ジャイエが毎日畑で夕方遅くまで仕事をしていたのは、「花ぶるいを起こさせるためじゃないか?」などと言う推論があるようです。ジャイエの畑の葡萄は、常に粒が小さく、実はパラパラと隙間だらけだったそうですから、まぁ・・花ぶるいを起こさせるためだけじゃないにせよ、「美味しいワインにするための道」を知っていたか、切り開いて行ったか・・そんな方なんだと思っています。

 味わいはジュヴレとヴォーヌですからやや異なりますが、それでも「ミルランダージュ」と言う意味では一緒の味わいが有ります。ご検討くださいませ。エージェントさんはおそらくもう、くれないと思います。



 以下は以前のレヴューです。
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【追いかけっこな評価ですが、昨年ご紹介の2014年ものはティム・アトキン氏93Points!残念ながら2015年ものは極端に減らされました・・】

 まぁ・・売れるとなれば誰でも欲しくなる訳でして、そうなると相対的に価格も上がりますが、売れない時から頑張って扱っていたとしても、エージェントさんはそんなことは関係無いとばかりに価格を上げ気味にし、割り当てにして、結果として扱い数量を減らしに掛かるんですね・・。余っている時などは無理をしてでも全部引き取ってたんですけどね。

 経費も掛け、頑張って販売しても、

「・・何だかな~・・」

のような気持ちにさせられてしまうのは、やはり人間関係でしょうかね。やりやすいとか、やりにくい・・と言うだけでも無いし、愛想が良いとか悪いとかでも無く、ただ置かれた状況に流されるだけ、上司の言うことを聞くだけとか、怒られないように、波風立てないように・・と言うような方や、ワインのことなど二の次で何でそんな仕事してるの?みたいな方が担当になると、非常に苦労します。こっちを立てればあっちが立たず・・は判りますが、そんなことをすると後で仇を取られることになってしまうのがこの世の中です。

 何度も申し上げているのでシツコクなるかと思いますが、やはりこのミルランダージュのキュヴェ・アレクサンドリーヌはアンリ・ジャイエの味わいに似ていると思います。グググっと・・心を掴まれるような魅力が有ります。昔に比べますと随分値上がりしましたし、上記のように数量も減ってますので、皆さんには申し訳ないと思うんですが、希少な素晴らしいワインです。ご検討くださいませ。


 以下は昨年以前のレヴューです。
━━━━━
【素晴らしいです!】

 キュヴェ・アレクサンドリーヌのテイスティングは非常に楽しいし嬉しい。何故って、それは初心を思い出させてくれるからかも・・しれません。

 ワインを勉強し始めの頃は、「樽香」なんて言われても良く判らなかったし、ましてや

「美味しい」
「凄いワイン」

と言う意味さえ判らなかった訳です。


 今でも本当の意味で判ったかどうかは判らないけれども、「良い」「悪い」「ダメ」の、その要素の判断基準は少なくとも出来ているし、ブレも無いと思っていますが、ぶっちゃけたところ、

「美味しい、美味しく無い、は飲み手の自由判断」

で有って、でもプロとしては俯瞰した目・・と言うか、一般的な基準としての判断が出来ることが重要かな・・と思っています。それと同時に、やはりお客さんに対しては「啓蒙していくこと」が重要で、まだ知らないもの、まだ知らないことをちゃんと伝えること、偉そうに言えば、教える・・と言うことになるのかもしれませんが・・。


 で、やはりこのワインを飲むと、昔を思い出してしまうんですね。毎回同じことを書いてる気がしますが、

「ほんのりと新樽の要素が香る」---まだ若いから・・でも強く無くとても気品の有るもの

「果皮の厚さをしっかり受容」---たぶん、ミルランダージュによるものでボルドー風な強いものにならないのが素敵

「複雑性が凄い」---おそらく複数の畑をブレンドしていることによるもの

のようなニュアンスを必ず受けるのと同時に、昔飲んだ「アンリ・ジャイエ」のワインのパーフェクトに思えるような凄い味わいを思い起させるんですね。


 それでも御大アンリ・ジャイエのようには、長い漬け込み期間を取っていないでしょう・・などとも感じますし、いやいや、こりゃぁめちゃ美味しいからこれはこれでいいんだ・・と思ったり。

 この美しい色合いを見つつ、開けるには少し勿体ないかも・・などと思いつつ、でも旨いな~・・と感じつつ楽しい時間を過ごせるんですね。

 なので、そんな楽しい時間が過ごしたいと思うならば、ここはキュヴェ・アレクサンドリーヌにしか造りだせない世界ですから、ご検討いただいきたい・・と思います。特に長年ブルゴーニュワインに親しまれた方には、上記のような望郷の念にも近いものを感じさせてくれるのでお勧めです。2013年ものはたったの12本しか入りませんでしたし、2014年は希望数を減らされ24本・・そこの辺も自由に仕入れられた少し昔が懐かしいです。


 以下は昨年以前のレヴューです。
━━━━━
 このところ、毎年のように飲んでご案内させていただけていた珠玉の味わい、「キュヴェ・アレクサンドリーヌ」ですが、収量が大幅に減少した2013年にてついに途切れてしまいました。

 飲まれた方々は口々に、

「若いのに美味しく飲めてしまう・・それもかなり旨いのでビックリです!」

とおっしゃるんですね。


 そうなんですよね・・アンリ・ジャイエも若いワインが実に旨くて・・などと話すのも気が引けるような時代になっちゃいましたが、やはりアンリは「畑で自分のポテンシャルのほとんどを発揮していた」のであって、それもどうやら「人為的に花ぶるいを起こしていた」と噂されたのも事実だったのかもしれない・・そんなことを教えてくれたワインでも有ります。

 お早めにどうぞ・・。


以下は以前のコメントです。
━━━━━
【素晴らしい!!心から美味しいと思います!】

 毎年このワインを購入出来ていることが、とんでもないほどの幸福なのかもしれないと・・思い始めている noisyです。勿論ですが、マルク・ロワの他のワインも美味しいんですよ・・。しかしながら、このキュヴェ・アレクサンドリーヌは飛び抜けて素晴らしいんです。価格差も有りますが、それすら全く関係が無いと言うか、余りにこのキュヴェが凄すぎて、手を出し辛いと言うか・・(^^;;

 飲むには早いのを承知の上で・・いや、oisy にも飲ませてやらんといかんか~・・との思いも有りつつ、到着間もないこのキュヴェ・アレクサンドリーヌを飲んでしまいました。


 どうですか?・・この輝く赤をとことんまで積層して黒味さえ見える色合いを是非ご覧ください。

「・・美しい・・・」

 きっとそのように感じられるでしょう。


 口に含むと・・まだ樽が馴染んでいないにも関わらず、絶妙のエキスの旨みが拡がります。甘くないのに甘い・・・(^^ そしてエキスから漂うフルーツ感は、確実に赤いフルーツを示唆しています。しかも幾重にも積層しています。

 oisy は・・

「黒いな~」
と申しておりましたが、赤が積層した色なんだよと説明すると、

「なるほど~」
と納得した様子でした。 価格には代えられない味わいが有ります。単なる村名ワインですが、クラスでは表せないすばらしさが有ります。家族総出でミルランダージュの房が熟すタイミングと量を計り、何度にも分けて収穫と醸造を重ねた結果、この世に生まれたワインです。このキュヴェ・アレクサンドリーヌはそんなワインです。物の見事に美しいです。・・・いつか、このワインも伝説になり、買えなくなってしまう恐怖にも駆られます。今飲んでもこの素晴らしさは伝わるでしょう。お勧めします。
以下は以前のコメントです。
━━━━━
【ベラボウに旨い!!】

 いや・・・ミルランダージュのみの葡萄を集めて造っている、気の遠くなるような作業の集大成がこのキュヴェ・アレクサンドリーヌです。むしろ、偉大なソーテルヌを造るために、ピンセットで何日も掛けて畑を回って収穫するのとは違うにせよ、似たような体力勝負な部分も多く有るに違い有りません。

 今まではアソートでしか買えなかったんですが、2008からこのキュヴェだけ購入できるようになったので、とりあえず!・・・エージェントさんには申し訳ないが、何しろnoisyにとっては余り知らない造り手だったので・・何とか2ケース確保して、ついに飲んでしまいました!・・・素晴らしい・・凄いワインでした!

 味わいが「うんたらこうたら」と、香りの種類を山ほど上げたところで、ワインの素晴らしさは伝わらないでしょう。noisyは良く使う手ですが、

「果皮と果汁の割合」
でお話ししたいと思います。

 ピノ・ノワールの実は小さいですが、果皮も薄いのはご存知ですよね。ですので、ボルドーなどのワインに比べると、淡い色合いになります。

 普通の、とても良く出来たジュヴレの1級を想像してみてください。日当たりも悪くなく、風通しも良い畑です。そして出来が凄く良い。

 そのジュヴレの1級に使用した葡萄ですが、果皮を10、果汁を10と仮定します。実際の量がどうでも、そのように仮定です。

 で、このキュヴェ・アレクサンドリーヌは・・・果皮が15、果汁が7.5 位の凝縮度、濃密さを持っているんです!

 「でも、凝縮感が出ているとエレガンスが失われてるんじゃない?」
と思われるかもしれません・・・。そこが、ミルランダージュ・キュヴェの凄さなんでしょう!自然のなせる業は、人工的になした業のようにはならないんですね!エレガンスもそのまんま・・・倍増して・・なんと貯蓄されているような感じなんです。

 そして、
「果皮が絶妙に甘い」んですよね~・・・これは飲まなきゃ意味が不明でしょう!・・・物凄い技術を持って、ピュアそのもののパッシートが有ったとして、しかも完全発酵させた上でドライな味わいに仕上げ、アルコール度は低めに抑える・・・などと、全く不可能なことが可能にならないとできないことでしょう。でも糖分の甘みじゃ無いんですよね。おそらくですが、物質が積み上がった時、その厚みを感覚器官で受け取ると、そんなように感じるんじゃないかな?と思います。

 まあ、御大アンリ・ジャイエは、このミルランダージュ(花ぶるい)を誘発していたと言われています。そして、それが上手く行くと、大変喜んだようです。日本の巨峰やピオーネの生産者が聞いたら卒倒しそうな話ですが、単に収穫を制限するだけでは無く、小さくバラけた結実、結果として健全な実、果皮/果汁割合の上昇を得ていたのでしょう。そして、畑の要素をその果皮に詰め込み、ワインの表情としているんです。

 このキュヴェ・アレクサンドリーヌですが、今でも美味しく飲めて仕舞います・・・。勿論ですが、この先20年OKでしょう。物凄く手の込んだ仕事です。「村名のジュヴレでこんなにするの?」というご感想は全く的を得ていないです。是非、こんなミルランダージュのみのピノ・ノワールを愉しんでみて欲しいと思います。お奨めします!


以下は以前の・・・飲めていない時のコメントです!
━━━━━
【なかなかに秀逸だと思います!!】

 本当に久しぶりに購入できましたが、ミルランダージュのキュヴェ・アレクサンドリーヌは飲めず、クロ・プリュールも飲まず・・・、取り合えずはヴィエイユ・ヴィーニュのみのテイスティングです。数量が限られていることと、アソートでの購入になりますので、ご理解いただければと思います。

 まず、キュヴェ・アレクサンドリーヌですが、これは通常「花ぶるい」と言われる結実不良の葡萄の実のみで醸したキュヴェです。結実不良が起こりますと、収穫量は減るんですが、果皮は厚くなり、粒が大きくならない利点がある為、ブルゴーニュの品質本位のドメーヌには喜ばれたものです。ですが、全量をミルランダージュの葡萄で仕込んだとアピールしているのは、このキュヴェくらいのものなので、有る意味、他のキュヴェと比較することによって、我々の楽しみを拡げてくれる訳ですね。

 ですので、ここを皆さんはきっと欲しいはずですが、これだけではフツウは購入できないはずです。一応お一人様1本限りにさせていただきましたので、出来ましたらクロ・プリュールかV.V.を購入していただけますと嬉しいかなぁ・・とも思っています。

 クロ・プリュールですが、このリューディは、1級の格付けと、村名の格付けの両方が有りまして、このマルク・ロワの区画は村名の方です。1級の方はマジ=シャンベルタンの下部に位置しますが、村名は1級クロ・プリュールの下部でして、マジとの関係性はなかなか見えては来ないでしょう。価格的には高くは無いと思いますが、飲んでないので味わいは不明です。ですが、V.V.を飲んだ限りにおいては、かなり期待が出来ます。


 で、肝心のテイスティング済みのヴィエイユ・ヴィーニュですが、そうですね、誰に似ているかと言えば、ジョセフ・ロティをやや凝縮させ、若干ムンムン系に寄せた方向性・・・というのが判りやすいでしょうか。(・・・ブルゴーニュをかなり飲んでいないと理解不明かもしれませんね。)

 キュヴェ・アレクサンドリーヌでは無いのに、いや、一番安いV.V.なのに、葡萄の粒の小ささを連想させてくれるのにはちょっと驚きました。その果皮の割合の多さ、ピュアな果実の持つ、つややかさや、エグミやビター、そして旨みがリアルに生きています。

 補足ですが、エグミやビター(渋み)というのは必需です。これを書いてしまうと、
「なんだ~、エグイのか~!」
とか、
「渋いの、やだ~!」
と思われるかもしれませんが、例えばグレープ・フルーツでも、葡萄そのもので良いですが、口に入れられたら、確かめてみてください。どんなに甘くても、渋みやエグミがちゃんとあるはずなんです。滅茶苦茶に甘いと、その美味しいと思ってしまう心が、わずかに存在し、大きな役目を帯びている渋みやエグミの存在を認めなくなってしまうんです。

 エグミや渋みの無い、単に甘いだけの果実は、実は果実としては全然美味しくないんです。酸っぱみもそうですよ。この重大な要素が無くても良いのなら、単に果糖を舐めているのと変わらなくなってしまいます。それなら砂糖を発酵させ、ワイン風に香料を付けてみれば・・・どんなに不味いものが出来るか、お判りいただけるでしょう。・・・もっとも日本でそんなことをやってしまうと、酒税法違反で後ろに手が回ってしまいますが・・。

 ですんで、
「エグミ、渋みが目立ちすぎて美味しくない・・」
という場合は有りますが、そういう表現で無い場合には、この要素こそが、ワインの大きさ、拡がりを造っているんだとご理解いただければと思います。

 このマルク・ロワのヴィエイユ・ヴィーニュは、現時点でもそれなりに美味しく飲めてしまいます。そして、状来は結構伸びる余地を持っています。獣っぽさや、血っぽさをムンムン出してくるような、妖艶なスタイルに変身するんじゃないかな?と思っています。むしろ、ジュヴレの北西の1級畑群に近いニュアンスの味わいになるはずです。

 キュヴェ・アレクサンドリーヌは、まあまあのプライスが付いていますが、その希少性や再現性に期待の価格と思っていただければ納得もできると思います。是非ご検討くださいね。

ドメーヌ所有のACジュヴレ・シャンベルタンの6区画から、先に家族のみでミルランダージュ(結実不良)の葡萄を選りすぐり醸造した大変珍しいワイン。殆どが古樹由来で、その平均樹齢はおよそ70年。2005年ヴィンテージが初リリース。樽熟成約12ヶ月(新樽比率約50%)。複雑で凝縮した黒系の果実味、香り高く繊細でエレガントな味わいの中に、酸と重厚なタンニンが見事に共存し全体を調和している。自然の恩恵に浴する、毎年リリース出来るとは限らない生産量極々少量の最高傑作!