ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユ

マルキ・ダンジェルヴィーユ

フランス Domaine Marquis d'Angerville ブルゴーニュ
● 2020年もので史上最高、ブルゴーニュのドメーヌとしてもトップクラスに躍り出た、マルキ・ダンジェルヴィーユの2021年ものをご紹介させていただきます。  残念ながら、 「史上最高の少量入荷!」 も更新してしまいまして、村名以上はほぼ2本・・とか1本・・とか・・です。パスグラでさえ6本・・ですので、出来る限りのテイスティングをさせていただきましたが、至らない点も有るかもしれません。  ですが、 「史上最高のダンジェルヴィーユ的繊細さを持ったエキスのワインに仕上がった!」 のも間違い無く、飲めた下級キュヴェはテイスティングコメントで、飲めなかった上級キュヴェはメディアの解説で・・レヴューさせていただきました。是非ともご検討いただければ幸いです。 ◇ドメーヌより  2021年は4月6~8日の夜間に氷点下5度まで気温が下がって霜が降りてしまった。2016年同様大きな被害が出てしまったが、2016年は全ての葡萄の芽が出ていた4月末の霜害だったので、被害は畑の標高の低い村名とレジオナルに集中した。しかし、2021年の霜は少し時期が早くて村名やレジオナルの葡萄の芽はまだ少ししか出ておらず、被害は葡萄の芽が多く出ていた1級クラスに集中してしまった。夏場も雨が多く冷涼で8月に太陽は戻ってきたものの、9月はまた雨が降り出して収穫は9月20日に雨が降る中で行った。収穫した葡萄は糖度は高くないが適度に成熟しており、甘くチャーミングな香り、ミネラル豊かで柔らかい口当たり、2017年や2019年と同じく早くから楽しめるヴィンテージだが、そこに1本線が通ったきれいで繊細な味わいになっている。 -----  2020年のマルキ・ダンジェルヴィーユをご紹介させていただきます。圧巻な素晴らしさを見せてくれた2019年ものに驚かれた方も多かったと思われますが、2020年ものはダンジェルヴィーユらしい、いや、ダンジェルヴィーユならではの「優雅さ」と「エレガンス」をさらに追及し実現した素晴らしいヴィンテージになったようです。

 「なったようです・・」と言いますのは・・Noisy wine における今のところのテイスティング量が中途半端なんですね。その理由は、

「圧倒的に数が無い・・」

んです。2~3本入荷のアイテムがほとんどでして、流石にその中からはテイスティングアイテムを選べないんです。

 ですが、まだテイスティング出来ていない上級キュヴェに関しましては、後でテイスティングできることになっていますので、noisy個人としては良かった訳ですが、お客様には完全版としてはお届けできないのが残念です。

 それでも・・例えばヴォルネイ1級シャンパン、ヴォルネイ1級フルミエなどもすでにテイスティング済でして、貴重なクロ・デ・デュックが飲めていない・・そのレベルですのでご安心ください。

 また2020年ものは、通常ですと「ブルゴーニュ・アリゴテ」が有るはずなんですが・・2020年ものは有りません。これはアリゴテに関しては沢山出来てしまい、「ブルゴーニュ・アリゴテ」を名乗れる収量制限を超えてしまった・・と言うことで、「プティ・ブラン(スティル)」「プティ・ブラン・ペティアン」をリリースしていますが・・

「このプティ・ブランが滅茶旨い!」

んですね。

「ワインは収量だけで出来が決まる訳じゃ無い」

と・・おそらくギョームさんは言いたいんじゃないかと思えるくらいです。ダンジェルヴィーユのワインが持つ優雅さとエレガンスには、単なる濃度は問題では無く「質である」と言うことなのでしょう。その辺はぜひ飲んでお確かめいただければと思います。

 で、2020年ものは2019年ものを凌駕するような出来だと noisy は判断しています。しかしながら現状は、

「完全には仕上がっていない」

です。


 ですので、こう・・考えていただければ大丈夫かと思います。

「今飲んでも美味しい。ダンジェルヴィーユらしい優雅さとエレガンスが育って行く姿を確かめながら飲める!」

 そんな感じなんですね。


 下級クラスですとベストは春頃からでしょうか。グググっとコアが出来、その周りを見事な表情で埋め尽くしてくれるでしょう。詳細は各コラムをご覧ください。

 飲めやしませんでしたが、海外メディアも驚愕・・もしくは狼狽したんじゃないかと思えるような評価が出ていた「村名ヴォルネイ」・・呆れた評価が出ていますので買えたらラッキーかもしれません。これも少し落ち着けてから飲んでください。

 上級キュヴェも飲めなくはないです。フルミエやシャンパンも飲めます。ですがこちらは春から、もしくは2~3年のエルヴァージュをお勧めします。

 またトップ・キュヴェのクロ・デ・デュックは飲めた段階でコラムに書き足そうと思いますが、アドヴォケイトやジャスパー・モリス、アレン・メドゥズと言った影響力の大きいメディアが2019年ものより上値で1ポイント下げたのに対し、テイスティングブックが99ポイント、ファルスタッフが98ポイントと・・おそらく史上最高の評価を与えています。面白いのはテイスティングブックで、

「史上最高評価の99ポイントに飲み頃が2020~2035年、デキャンタタイムが4時間!」

とまで書いています。つまり、デキャンタを4時間すれば今でも美味しく飲める!・・と言っている訳です。


 昨年ご案内の2019年もののリリース時には、結構に美味しく飲めてしまいましたので、やはり2020年ものは・・

「素晴らしい出来だけに成熟に少々時間が掛かる!」

と言うことなのでしょう。


 おそらく早々に完売するに違い無い2020年もののマルキ・ダンジェルヴィーユです。お早めにご検討くださいませ!



■ ドメーヌによる2020年ものの評価
 冬はとても暖かく最低気温が氷点下になったのはたった7日間だけだった。1月は乾燥していたが、2月から3月に掛けては雨の日が多く、例年よりも90mmも多い降水量があったので地中に蓄えられた水分量は十分だった。3月10日頃には天候は回復し、風が強く吹いた影響もあって乾燥してくれたので葡萄の生育は過去最高に早熟な傾向になった。4月も暖かく乾燥していたので葡萄の成長はさらに加速し、例年の1.5倍の日照量があったので5月中旬には開花が始まった。6月には雨が降って気温が下がったが葡萄の成長は止まらず、7月上旬には色付いた房が見られるようになった。2020年ヴィンテージの収穫はドメーヌ史上最も早い8月19日からで健康的な葡萄が収穫できた。なめらかで控えめながらも骨格はしっかりとしており、タンニンも良く熟して酸味もある完璧なバランスになっている。


-----
 圧巻でした!・・過去最高、そしてクロ・デ・デュックのグラン・クリュ昇格を確信した2019年のダンジェルヴィーユをご紹介させていただきます。まずはパスグラで結構です!高いと思わないでください。非常にリーズナブルです。

 そしてA.C.ブルは村名並み、村名は・・言い辛いですが飲めてない・・(^^・・1級も物凄くエレガントで凄い「美」です。何を飲んでも外さないと思います。超お勧めです!

-----
 ついにマルキ・ダンジェルヴィーユが来た!・・と宣言したいと思います。このところのフィネスさん輸入アイテムの躍進の目覚ましさも半端無いですが、このダンジェルヴィーユもついに2018年もので、ギョームさんの理想を現実のものにしたと確信しています。

 何より、

「有るべき理想のブルゴーニュワインの姿」

だと思います。

 そして、

「ヴォルネイと言う小宇宙が大宇宙コート・ド・ニュイを超えた」

と言っても過言では無いほど、ヴォルネイの畑の各テロワールが、まるでコート・ド・ニュイの各アペラシオンのそれと簡単に対比できるような能力があることを見せつけています。


 ビオディナミへの転向を2009年に終え、その畑が本来の能力を充分に発揮しはじめたことが大きいかと思いますが、2018年の天候が良く熟した葡萄を得させたことも重要でしょう。

 そして、丹念に育てた葡萄は1つの樹当たり6房までに限定、よく選定し「除梗」した葡萄を「低温浸漬」し、長めの発酵に持ち込む・・これはあの、アンリ・ジャイエの手法にかなり似ています。

 事実、2018年もののマルキ・ダンジェルヴィーユのピノ・ノワールは、明らかにジャイエ系の味わいと言って良く・・いや、同じだとは言えませんが・・、2017年ものまでに感じられた、ある種の「ゆとり感」ですね・・これは、どこかゆったりとしていて張り詰めてはいない・・ことにも繋がっていましたが、もはやそんな「貴族のゆとり的な部分」は有りません。

 A.C.ブルゴーニュでさえ・・心を奪われるほど素晴らしいです。そして、ヴォルネイ村名の美味しさ・・、あの全くのノーマークで良かったはずの1級フルミエは、2017年もので一躍「超秀逸な1級」に衣替えしましたが、

「さらにしっとりしたナチュラルさと精緻さが備わった!」

ことにより、呆れるほど美味しいヴォルネイ1級に仕上がっています。


 そのナチュラルさは、テロワールの主張をさらに詳細にまで明け透けにしてくれましたので、各クリマの特徴をハッキリとさせ、飲み比べの楽しさも大いに増えたと言えます。

 ヴォルネイと地続きのムルソーにある、ムルソー=サントノ1級の、ボリューミーにして繊細な美味しさは2018年で完成形になったと思われますし、ヴォルネイの下部(東側)の畑から生まれるA.C.ブルゴーニュ・ブランとアリゴテは、そのA.O.C.の名前の響きとは、とても釣り合わない高質なものに仕上がっています。

 A.C.ブルで良いと思います。飲んでみて、是非ともビックリして欲しいですね。A.C.ブル、ピノ・ノワールは・・ある意味、ダンジェルヴィーユのヴォルネイの各1級畑の、全ての味わいを時系列でチラ見させてくれます。村名ヴォルネイになると、もう・・相当な品格です。勿論、1級群の素晴らしさは呆気に取られるほどですので、

「各海外メディアの評価はまだ低すぎる」

と感じます。


 そして、この先何年かで、

「ヴォルネイが飲みたいんだよ!」

と言う時代になると確信しとり、この2018年ものがその幕開けになったと思っています。



 是非どのワインでも良いですので、どれか1本でも飲んでみていただきたい・・そう思っています。超お勧めの2018年、ダンジェルヴィーユをよろしくお願いいたします。

------
 このドメーヌは約200年に渡り、ヴォルネーでワインを造り続けています。1906年からINAO(フランス原産地呼称統制協会)の創立メンバーの1人であるマルキ ダンジェルヴィル氏がドメーヌの仕事を引き継ぎ、フィロキセラの被害にあった葡萄畑の再建に尽力しました。1952年には息子のジャックダンジェルヴィル氏(現当主ギョーム ダンジェルヴィル氏の父親)がドメーヌを継ぎ、父同様に品質を重視したワイン造りを続け、また様々なワイン関連機関の設立に貢献しました。ジャック氏の他界後、2003年から息子のギョーム氏がドメーヌを引き継ぎ、ジャック氏と15年間共に仕事をしてきた農業技師であるルノード ヴィレット氏の助力を借りながらワイン造りを行っています。

 ドメーヌの「偉大なワインは葡萄の収量を制限した収穫から生まれる」という理念に基づき、1株につき6房に抑えて凝縮した質の高い葡萄を作っています。現在は約15haの畑を所有し、丁寧に耕作されている排水の良い石灰泥灰土壌にたくさんの古木が地中深くにまで根を下ろして、様々な要素を葡萄に与えています。2006年ヴィンテージから毎年25%の割合でビオディナミに移行しており、2009年ヴィンテージからすべてビオディナミによる造りになりました。

 収穫は全て手摘みで除梗も100%行われます。醗酵前に低温で果皮浸漬を行い、温度管理がしやすく、外気との遮断が容易という理由から、アルコール醗酵は木製の開放桶で約14日間行います。熟成は228Lの樫樽で15~18ヵ月間行われ、年にもよりますが新樽比率は約25%になります。また、白において2006年から醸造方法をかなり変えていて、昔はステンレスタンクでアルコール醗酵を行ってから樽に移していましたが、今はアルコール醗酵から樽を使用をしています。


2021 Meursault 1er Cru Santenots
ムルソー・プルミエ・クリュ・サントノ

18267
自然派
白 辛口
フランス
ブルゴーニュ
ムルソー
ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユ

■海外メディア情報
◇2020年もの
 91 Points Falstaff
 89~91 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
■エージェント情報
 シャルドネ種100%。畑はムルソーとヴォルネーの境にあり、シャルドネ種ならばムルソー、ピノ ノワールならばヴォルネーに分類されるという区画です。泥灰土土壌で約1.05haの広さを所有しており、葡萄の樹齢は約40年です。アルコール醗酵から樫樽で行っていて、新樽率は約20%になります。酸味がしっかりしていてミネラルも豊富、オイリーで余韻が長く、早いうちにも楽しめますし熟成にも耐えられます。他のムルソーの畑よりも傾斜があるので、どちらかと言うとピュリニー モンラッシェに近い味わいになります。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥27,880 (外税) 
【ジャスパー・モリスさんは2019年ものより1ポイント下げましたが・・果たしてそれは正しいのでしょうか。】-----以前のレヴューを掲載しています。
 そもそも海外メディアはムルソーの北・・畑はヴォルネイ、もしくはその境に有るんですが、ここは決まったように92点止まりなんですね。頑張っても93点でしょうか・・その上にくるワインは見たことが無い・・コシュ=デュリも持って無いし・・。反対にムルソーの南、ピュリニーとの境になって来ますと、これはもう・・ほぼ天井無しでの評価になります。特にペリエールですね。シャルムも時折凄い評価が出ることが有ります。

 まぁ、南の方が複雑性が高く、ピュリニーに似たニュアンスを持っていることも有ろうかと思います。基本はそれで良いと思うんですが、凄く良く出来た時位・・

「ちゃんと評価してあげて欲しい」

と思うんですね。まぁ・・ムルソーはそんな評価対象になっています。


 こちらのサントノはダンジェルヴィーユご自慢の1級畑です。周りはヴォルネイの至宝ともいうべき1級畑がずらり・・です。カイユレはすぐそこです。

 で、2020年ものなんですが・・この色彩ですよ。凄いでしょう?プティ・ブランもそうでしたが、

「イエローが濃い。奥にグリーンが透けて見える感じ。」

が見て取れます。

 オイリーさも有りつつ、その粘性からの「旨味」が半端無い・・でもダンジェルヴィーユ的なエレガンス、優雅さが有るので、

「実に優美なムルソー1級!」


 に仕上がっているんですね。

 このサントノもまた他のキュヴェ同様、完全には仕上がり切ってはおらず、その優雅さ、優美さを生育中で、飲んでいる最中にもその「成長」が見て取れる感じなんですね。ですので飲んでいてすごく楽しいんです。

 むしろ抜栓直後は「美しい!」「質の良さ」「エレガントさ」「ピュアさ」が目立っているはずです。それがまた飲んでいる最中に「優美さ」を得て行く訳ですね。

 このような白ワインって、結構に見当たらないと思うんですよ。そもそももっと、「バキッ」と硬さが先に来て、

「お~っ・・硬いな~~」

みたいな印象を受けるはずなんですね。


 ところがダンジェルヴィーユの場合、柔らかさやしなやかさが必ず感じられるんですね。これがビオ度が上がっていること、またSo2の量・使い方、澱の使い方などによるかと思うんですが、他の方には中々みない特徴でもあるかと思うんですね。

 上質さ・・それがダンジェルヴィーユのワインです。是非飲んでみてください。超お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【気品漂う見事なムルソー1級!滅茶フィネスたっぷりなムルソーって・・飲んだこと、有りますか?】

 素晴らしい出来でした!・・もっと早くご紹介させていただく予定だったんですが、遅筆と多忙が重なって・・と言いますか、少し言い訳をさせていただきますと・・

「ブルゴーニュのドメーヌで10アイテム~20アイテムも有ると、ちょっとやそっとじゃ書き上げ切れない!」

訳ですね。

 ましてや週に2度平均で新着のご案内を出すとなると・・月曜に書いてアップして、火曜に伝票を打ってそれなりに出荷して・・水~木曜で書き上げなければ木曜の新着には間に合わない訳です。金曜は伝票打ち、ピッキング、梱包とこなしますが、月曜にいただいたご注文分のお届けの出荷が金~土曜に重なる場合が多いので、特に金曜は

「しっちゃかめっちゃか」

になります。土曜も出荷は結構多いですし、土日はお客様もご来店されます・・すると・・もう月曜日なんです・・。

「一体ど~せい・・っちゅうの?」

 と言うくらいに雑用が山ほどありますので、結果として1年に360日は働くことになってしまう訳ですね・・。ブラックの鏡、そのものです・・とは言え、社長だけがブラックな働きですが・・テイスティングに出かける?・・いや、無理です。買い物にも行けません。

 なので、一旦書き切れないアイテムは、しばらくタイミングを計ってご案内するようになってしまう訳ですね・・。ネガ入ってしまいまして申し訳ありません。


 ですが、

「昨今のダンジェルヴィーユは物凄い!」

を証明するかのような素晴らしい出来でした。ダンジェルヴィーユは白も激旨です。

 サントノですからムルソー村のヴォルネイ側、北側にある1級畑です。村の中央から西側、南側にある畑よりも「粘土」の存在がこのサントノの優れた味わいを造っていると思います。しかも「ヴォルネイ=カイユレ」や「クロ・デ・シェヌ」に似た粘土を相応に持っていますので、そんな「ミネラリティ」と同様な組成を感じさせてくれます。

 そのバランスがまた「フィネス」に大きな影響を与えていると思いますし、樽の使い方がまた・・めっちゃお上手なんですね。まるでもう・・仕上がっているかのようなバランスで飲ませてくれちゃいます!勿論、素晴らしい柑橘のニュアンスが有りますが、

「マンモス柑橘~!」

と言うような「派手さ」などは微塵もないんですよね。あくまで「フィネス」としか言いようのない華麗さを漂わせてくれます。ミネラリティにしてもそう・・

「凄いミネラル!」

と言うような表現は当たらないと思います。しかしながら、相当な量のミネラリティを含んでいるのは間違い無いんですけどね。

 なので、その意味で言うと・・仮にコント・ラフォンのムルソーシリーズで言うなれば、確実に1級の上級キュヴェ並みのアイテムに近いニュアンスです。ジャスパー・モリス氏は92点までしか付けていませんが・・それはちょっとな~・・ムルソー=サントノと言うアペラシオンに対する既知の知見からの評価に過ぎないかと・・低過ぎると思います。是非飲んでみて下さい!滅茶美味しい・・素晴らしいフィネスを感じさせてくれる、珍しい?ムルソー1級です!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【A.O.C.ヴォルネイを引き立たせるムルソー=サントノの存在は、正にヴォルネイ=ムルソーと言うアペラシオンとピノ・ノワール=シャルドネと言う品種の接点を感じさせてくれます!】

 「赤ワインは好きなんだけど白は飲まないんだよね・・」

とか、

「ピノ・ノワールは飲むけどシャルドネはね・・」

と言う方も結構に多いように感じます。ただし、Noisy wine のお客様は結構・・白ワインもお買い上げになる方が多いです。中には白ばかりの方もいらっしゃり、まぁ・・かなり変なショップですから、素晴らしいお客様が多いのでしょう・・。

 ですが、例えばミュジニーと言うブルゴーニュ随一のクリマには、赤い部分と白い部分が有って、それぞれピノ・ノワールとシャルドネが植わっているのはご存じかと思います。

 でもこれって・・ブルゴーニュではアチコチに散見されるんですね。結構に白い表土に植わっているピノ・ノワールとか、その逆も有ったりもする訳です。

 そして乾いた土・・粘土が多かったり少なかったり・・、水分供給できたり、ほとんど出来なかったり・・です。グレートな畑はまるで人格が有るかのように、自身でしっかり振るまいのできる畑だったりします。

 ちょうどヴォルネイとムルソーの村では、植わっている葡萄がほぼ真逆な訳ですね。基本的にはヴォルネイはピノ・ノワール、ムルソーはシャルドネです。ですがムルソーの赤い粘土の多い部分にはピノ・ノワールが植わっていて、条件の良い畑・・人格が備わっていそうな畑は「ヴォルネイ=なんとか」になる訳です。それ以外はムルソー=サントノ、ムルソー、もしくはA.O.C.ブルゴーニュです。

 このムルソー=サントノは、ヴォルネイとの境界のムルソー側の上部にある1級畑です。情報が有りませんが、ダンジェルヴィーユの畑はおそらく、レ・プリュール(レ・プチュールとも言う)畑で、泥灰土(でいかいど、marl)は粘土と石灰(、もしくは炭酸カルシウム)のことを言いますが、正にここがそうなんですね。

 粘土が多く、また赤い土も有り、石灰(もしくはカルシウム)も存在しているので、ねっとりとしたグラマラスな味わいのシャルドネが生まれる訳です。

 で・・2017年ものまではそれだけで良かったんですが、2018年ものにはもう少し書かなければいけなくなりました。そう・・単に「グラマラスな味わい」じゃぁ無いんですよね。


 So2の少なさから来る柔らかさ、瑞々しさ、ナチュラルなニュアンスは2018年のアリゴテやA.C.ブルと同様です。この比較的強い泥灰土から生まれるのでグラマラスでは有るんですが、非常に繊細でスタイリッシュなんですね。

 いままでは「複雑でファットな味わい」で良かった・・しかし、2018年ものはかなりの繊細さが加わり、瑞々しさが強くなり、さらには「気取った感じ」が無くなって精妙になったんですね。

 だから美味しくない訳が無い・・と感じてしまいます。今飲んでも美味しいです。でも寿命は相当にあると感じますので、3年経過したら相当に良くなるとも思っています。

 そして・・こんなことを書いて良いのかどうか・・例えば、飲んだ方には伝わるかと思いますが、あの素晴らしいイタリアの「ロアーニャ、ソレア」とかなり通じる部分が有ると感じました。あのソレアは、シャルドネ70%にネッビオーロが30%ほど入っているんですが、似てるんですよね~・・イメージが・・。

 まぁ、葡萄は葡萄ですから、黒い果皮なのか白いのかで、結構に造り方は異なるんですが、昨今はそんな「垣根」が取っ払われつつ有りますよね?・・そんな部分も感じていただきながら、是非この素晴らしいムルソー1級を他の試飲でいただけたら幸いです。

 かなり美味しいです!・・お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【A.C.ブル、そしてアリゴテの素晴らしさを見ると、期待が膨らむトップ・キュヴェです!】

 2017年ものの入荷が多く無かったので、テイスティングはパスさせていただきましたが、残るようならば年末年始に飲んでみたいと思っているマルキ・ダンジェルヴィーユの白のトップ・キュヴェです。

 まぁ・・ハッキリ言って、このサントノ白の日本での人気は今ひとつでしょう。どうしても赤のイメージが有ってそれが影響していると思います。

 ですが、ブルゴーニュのワインを結果的に育てて来たのは、領主でも有る貴族たちです。そこには当然、宗教も絡んで来ますし、フランス革命を大きく絡んでいます。

 日本では、海外のような「領主と領民」意識は今ではほぼ無いと思われますが、海外ではどこか、

「私は貴族、あなたは平民」

みたいな匂いがまだ残っているのかもしれません。


 しかしながら現在のそれぞれの意識がどうであれ、良いものを食し、飲んで来られたのは上流階級の方々ですよね。フランス革命でブルジョワジーが台頭し現在に続いている訳ですが、やはり、

「素晴らしいワインや素晴らしいワインを生む畑」

は上流階級に支配され、愛され、飲まれてきた訳で、彼らはやはりそんな記憶も受け継いでいるのかな・・とも感じます。


 2016年までのこのムルソー・サントノや、2017年のブルゴーニュ、そしてアリゴテを飲んでみると、その進化の凄さも思い知りますが、

「彼らが組み立てるワインの味わい」

にも興味が行きます。


 まぁ、ピノ・ノワールの方はそちらのコラムで書きますが、13.5度のアルコール度でこれほどまでにエレガンスを表現できるというのは、技術もさることながら、


「この味わいが良い」

と思える・・判断できる感性によると思うんですね。


 なので、この2017年ムルソー・サントノは・・おそらくですが、物凄いことになっているはずなんです。

 ですが・・敢えてマイナス要素を書きますと、アラン・メドーの評価が見当たりまして、それが 89~91 Points だったんですね~。noisy 的な予想では、94ポイント以上でしたので、ちょっと残念では有ります。・・まぁ、アラン・メドーさんの評価は、noisy とは余り相性が良く無いようで・・余り一緒にはなりませんが。

 と言う訳で、飲んではいないが、2017年のダンジェルヴィーユの他のワインの出来を見れば、凄いことになっているはず・・と予想しています。是非トライしてみてください。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【ほんのりとマッタリ粘っこく精緻さを感じさせる大人のムルソー!質感・完成度高いです!リアルワインガイドでも2014年は92+、2015年は93+と格上の評価!】

 ヴォルネイの偉大な生産者の姿を完全に取り戻したと言えるマルキ・ダンジェルヴィーユです。シャルドネも気品高く、完成度が非常に高い!やはりどこか「ヴォルネイ」と書いた看板を背負っているかのような見事なムルソーで、ムルソー村の南から中央部に掛けて存在する、正に

「ムルソーらしいムルソー」

とは一線を画すニュアンスが有ります。


 やはりムルソーらしいムルソーは、白や灰や黄色や黄土色、もしくはそれぞれを非常に色濃く持っていて、それを強く感じさせてくれます。時にハードに、エグイ角度で侵入してきては、脳裏に強烈な印象を刻むものが多いです。

 しかしながらダンジェルヴィーユさんのムルソー=サントノ1級は、侯爵・貴族の血がそうさせるのか・・決してそんなエグイ角度では入射して来ないんですね。まぁ、畑の位置も勿論関係有るのでしょうが、このところのダンジェルヴィーユさんのワインは、例えベースラインの「パストゥグラン」でさえ、

「気品の漂う・・」

と言うような修飾が、もっとも似合うと言え、このムルソー=サントノも気品に満ちた味わいなんですね。


 ここの畑はもちろん、ムルソーの最も北側に有る、ピノ・ノワールだとヴォルネイのアペラシオンになる部分と重なっています。この辺でシャルドネが植わっていると「ムルソー(1級)」になりますし、ピノ・ノワールが植わっていると「ヴォルネイ(1級)」になる訳です。

 ピノ・ノワールとシャルドネの両方が植わっていると言うことは、粘土がしっかり有る土壌・・と想像されますし、また、かなりの石灰土壌で有るとも言えます。そんな土地ですんで、

「やや粘っこくて石灰質のしっかりある、ムルソー南部の1級の厳しい大理石感が余り無いムルソー1級」

と言うことになりますよね。


 今回ご紹介するのは2014年ものと2015年ものです。ダンジェルヴィーユさんのワインのご紹介は、ヘタレのnoisyは、余りのアイテムの多さに二年続けてへこたれてしまって・・さすがに三年溜め続ける訳にも行かないので・・頑張って書いているところです。この時期は毎年、リアルワインガイドのテイスティングと決算と年間で最も入荷が多い時期の毎週の新着更新が重なり、疲れは溜まるは、ワインも溜まる、おまけにそんな時には決まって、

「・・コンピュータの調子が悪い・・」

「・・プリンタが壊れた・・」

「サーバーの調子が・・」

「今まで動いていたWebアプリケーションが突然、今までと違う動きになってしまう・・」

などと言うような、とんでもない状況にnoisy を導いてくれます。たった今も画像転送用のアプリケーションが・・クリックするとワインの写真をサーバーにアップできるようにしているんですが、何と・・サーバーにアップすると「PATH付きの写真の名前になってしまう」と言う・・酷い状況になってしまってました。

「・・犯人は・・誰だ!」

と犯人捜しをしたいところをグッと抑え、当該のソフトのコードを再検証し、直して再度サーバーにアップ、事なきを得ています。「・・何やってんだかなぁ・・」です。


 2014年のムルソー=サントノはほぼ完璧、非常に美味しいです。オイリーでほんのり粘っこい・・そこにしっかり気品を得た素晴らしい味わいです。2014年らしくやや涼やかで明瞭な酸味が気持ち良いです。

 2015年のムルソー=サントノはとても大柄です。グラマラスな仕上がりで、2014年同様に甘く無く、ほんのりと「緑色」を覗かせる風味がまた素晴らしい・・noisyの場合、この「緑」を感じるとさらに評価が上がっちゃうんですが・・そこは人によるかとは思います。

 柑橘系の果実もたっぷり、グラマラスですがぜい肉無し!どちらを選んでいただいても文句の無い仕上がりかと思います。


 まぁ、ダンジェルヴィーユさんにとっては、シャルドネの

「トップワイン」

であるワインです。根を詰めてしっかり丁寧に造っているのが伝わってきます。ぜひ飲んでみてください。余分な作業でややイライラしていても・・しっかり和んでしまいます。お勧めです。