上値97、96ポイントまで付いているカイユレです。Noisy wine にはなんと・・
「2019年もの以来の入荷」
です。2020年、2021年と続けて入荷無しでした。おそらく数が無いんですね・・
なので、noisy も中々飲めない・・何せ今まで全く残らないし・・入荷数も少ないので減らす訳にもいかないかと考えてしまうんですね。
メディアの評価は2019年もの辺りと比較しますと、アドヴォケイト、ヴィノス以外は全て95ポイントを超えていますから、この下に記載している2019年もののコラムの、
「上値94ポイントでほぼ揃っています!」
さえも超えているんですね。
深く美しい粘土由来の美味しさと質感の素晴らしさ、是非ご堪能下さいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【上値94ポイントでほぼ揃ってます!・・でも、あの・・非常に厳しい評点のアレン・メドゥズ氏は2018年よりも上げて来ています。】 すみません・・やはり飲めなくて申し訳ありません。
クロ・デ・デュックに続く評価はやはり3兄弟・・カイユレは上値94ポイントで揃ってます。海外メディア評価は、ジャスパー・モリス氏は2018年の方が良かったのか・・僅かに下げ、反対にアレン・メドゥズ氏は上げています。
ジャスパー・モリス氏のテイスティングは2020年10月、メドゥズ氏は2021年になってから・・と言うことで、製品版のテイスティングですと評価が高く、その前の段階だと少し低い・・のが、2019年の海外メディア評価から何となく伺えます。
ですが、畑名の付かないヴォルネイ1級を昨日テイスティングさせていただき、その半端無いエレガンス・・フィネスに、グググっと心を鷲掴みされてしまいましたので、
「クロ・デ・デュックの評価から1点、もしくは2点以下」
と言うような評価基準になっているような気がします。
非常に少ないワインです。是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【凄過ぎるクロ・デ・デュックに次ぐ3兄弟の一人、カイユレです!】 すみません、数が無く、飲めなかったワインです。以前のレヴューを掲載しています。
【こちらは95ポイント!・・滅茶高ポイントです!優れたヴォルネイ1級の各畑の良さを分けて持っているとも言えるカイユレです!】 こちらも少ないので・・すみません。
レ・カイユレはシャンパンの南側、クロ・デ・シェヌの東側(下部)に接する1級畑で、繊細さと力強さを併せ持った優れた1級畑です。カイユレの南がサントノなので、粘土の強さはサントノ由来、微細で複雑なミネラリティはクロ・デ・シェヌ由来、白っぽい石灰はシャンパン由来・・などと、勝手に区分しちゃってますが、実際はそんなに単純では有りません。
何せ2017年のシャンパンの細やかで複雑な味わいは、2016年以前のものには余り感じられなかったものです。よほど出来が良いんだと思いますよ。
因みに最高点を付けたティム・アトキン氏は95ポイント。シャンパンに1ポイント及んでいませんが、この位の評価は飲み手で大きく変わると思います。是非ご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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【最高に素晴らしいです!サントノ・デュ・ミリューを凌駕する官能的なアロマにクラクラ!】
前言撤回・・です・・(^^;; いや、下記には2015年もののカイユレを、「軽やかだけれど・・云々」としていました。2016年ものの話しなので撤回ではないけれど、
「素晴らしい出来だった2015年ともかなり異なる!」
と言うことを言いたい訳です。因みに素晴らしかった「軽やかな」2015年ものはリアルワインガイド第61号で、92+~94 2023~2045 と言う評価でした。
「2016年ものは軽やかでは無い」
です。
かといって重くは無いです。鈍重さなども無い・・言わば、ヴォーヌ=ロマネのワインのようにエレガントで有り、ある種の軽やかさとある種の重量感を持っていると言えます。
2015年ものに見えた透明なミネラル感は・・2016年ものに見えますでしょうか。・・有るんですが見え辛いですよね。それほどまでに深みを持っています。
抜栓直後のアロマなど・・ノックアウトものです。「わお~・・」と言葉が漏れてしまいましたよ。今飲んでも「絶旨い」です。ヴォルネイって、極一部を除くとこの深みを持つのは難しいと思っていたんですね。2015年のクロ・デ・デュックにはそれが有りました。2015年のカイユレには・・無かったんです。
しかしながら2016年のカイユレには、クロ・デ・デュック並み・・とまでは言わないものの、その絶妙の深みを気品とエロスが覆っています。この動物香とも皮革香ともスパイス香とも取れる複雑にエロティシズムが交錯するアロマに・・うっとりとさせられてしまいました。
まぁ、クロ・デ・デュックとシャンパンには手を出せないのでカイユレを開けた訳ですが、飲むまでは・・
「デュック・・シャンパン・・飲みたかったなぁ・・」
と思っていました。しかし、このカイユレは飲んでいて良かった!隣接する「1級サントノ・デュ・ミリュー」を凌駕する仕上がりと言って良いかと思います。10年以上を経てようやく美味しく成り始めるコント・ラフォンのサントノ・デュ・ミリューを蹴散らすと思います。今飲んでもそれは伝わって来ます。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【軽やかだけれど深みのある赤果実中心の見事なヴォルネイ1級です!】
いや・・すみません、散々探したんですがどこに行っちゃったのか。2014年のカイユレをテイスティングしたものの写真が見当たりません。諦めてこのコラムを書いていると言う状況です。
2015年のヴォルネイ・カイユレは、テイスティングした2015年のヴォルネイ・シャンパンの物凄い仕上がりを考慮すると、その個性を大きく伸ばした仕上がりになっているのはまず間違い無く、2014年がリアルワインガイド第57号で「92+~93」と評価されていることを合わせると、
「かなり期待できるはず!」
と思っています。
2014年のカイユレは、赤果実が繊細に表現されエキスが綺麗に出たエレガント系です。noisy の大好物的な味わいに仕上がっています。赤果実には、わずかに粘性を感じさせるものが混じり、深い表現がされていました。
2015年のカイユレは、飲んでいませんので想像でしかありませんが、その延長上で有るとしても中域の押し出しが強くなっていると思われ、かなり底上げされたものになるかと思うんですね。
なので、限りなく95Pointsを目指せる味わいじゃないかと・・期待している訳です。勿論ですが、2014年の93ポイントには大賛成!ピッタリと言えるでしょう。
このところのダンジェルヴィーユは凄い!・・年末のワイン会でクロ・デ・デュック2015年を開けましたが、参加メンバーの方々もかなり驚いてました。
「・・ノーマークだったのに・・」
・・ですよね~!・・このままノーマークにしていたら、大きな魚を逃がしたことになるんじゃないかと思います。カイユレ2015年!・・これも是非飲みたいと思っています。誰か飲ませてくれないか・・と、これも期待しています。何せ・・2014~2015年のダンジェルヴィーユ、入荷数は多く無いのにテイスティングした数が非常に多く、完全に赤ですんで・・世の中の厳しさを肌で感じています。是非ご検討くださいませ!