ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン

オリヴィエ・ジュアン

フランス Domaine Olivier Jouan ブルゴーニュ
● 2020年のオリヴィエ・ジュアン...必ず買いましょう。非常に素晴らしい..過去一番は当然としても、驚くべきアロマと味わいのバランスをしています。その上で酸の立体的、3D構造を思わせる球状の「つるっ」と滑らかテクスチュアな物体感を豊富なミネラリティが支えています。勿論、果実表現も2019年を超え、毎年のように黒味を基本に感じさせてきた果実感は、実はとても深い色彩構造の赤だったと..ご理解いただける出来栄えで、しかもテイスティング出来たすべてのワインに共通です。

 ですから、この球体感はファーストノーズですでに想像されますが、口内に入ってくるとまるで・・少し大きめで少し柔らかな襞を持つタピオカのような滑らかさから、とても美しいキュッとした「ほどけ方」をしてくれ、その残像を残しつつ消えて行きます。

 その上で、各畑のクオリティとテロワールをよりピュアに、ナチュラルさを増大させたかのように想起させてくれる・・非常に魅力に満ちた味わいをしているんですね。

 この仕上がりの素晴らしさは、もしかしたら今のところテイスティング出来たの2020年のブルゴーニュのピノ・ノワール種では最高と言えるんじゃないかと感じています。

 アルコール分は14度~14.5度が中心で、シャルム=シャンベルタンのみ15度ですが、高めのアルコール感だと感じることが全く無く、美しい果実酸、果実味も、過剰だとか冗長だと思う「隙」も無い・・高質さを持っています。

 ただし残念なのは、noisy が仕入れを誤ったことでして・・これほどまでに人気になっているとは思わなかったので、

「最初に数アイテム少しずつ入れ、もし出来が良かったら後で増やそう・・」

と思っていたので余り最初から大きなオーダーにしなかったことと、アイテムを絞ってしまったことです・・。やっちまいました・・。あれほど苦労して毎年バンバン開けて・・それでも中々に厳しい売れ行きだったので、2020年ものを甘く見ていました。

 もし写真で濃く見えるとしましても、思った以上に優しく、違和感のないものです。またアルコール分も前述のようにその高さを受容しない見事なバランスをしています。

 1級までのワインは今でも美味しく飲めますが、ポテンシャル自体は相当高いので、やはり数年は囲うべきでしょう。A.C.ブルは飲んでも良いですが、

「2019年ものまでのオリヴィエ・ジュアンのワインバランスとはちょっと違う」

と思ってください。


 今まで、適度に濃密で優しい味わいだったけれど、何となくテクスチュアの細やかさに欠け、全般を通しての「抑揚」がなだらかだったと思います。しかし前述のように、序盤、中盤、終盤と続く流れの中で、

「3D感たっぷりの美しい球体が自身のパレットに感じられる」

と言う、この上無い「抑揚」が有ります。


 2020年のオリヴィエ・ジュアン、残念ながら1本たりとも追加できません。この機会にぜひご検討くださいませ。非常にリーズナブルだと思っていただけます。



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 2019年のオリヴィエ・ジュアンをご紹介致します。
 素晴らしい出来だった2018年ものは、それまで販売に苦労していたのが嘘のようにほぼほぼ全て完売、また残っていた古いジュアンのワインも売れ始め、飲まれたお客様から、

「・・こんなに美味しくなるんだ!」

と驚きの声をいただいていました。

 またリアルワインガイド第76号では、2019年もののオリヴィエ・ジュアンが軒並み最高評価を大きく更新し、トップ・キュヴェの2019シャルム=シャンベルタンに至っては「97+」、看板の両1級畑、ラ・リオットが95+、リュショが95 点と、凄い評価に驚かされました。

 そんなこんなで・・2019年のオリヴィエ・ジュアンは「引く手数多で品薄」は間違い無いと踏みまして、Noisy wine としましても、

「アイテムを絞っていては割り当てが少なくなってしまう・・」

と言う判断で、

「2019年ものオリヴィエ・ジュアンはいつもより多く回して・・いや、アイテムを増やしてオーダー」

させていただきました。


 それでも相当減らされましたが、2019年ものも生産量は少ないので仕方がないかもしれませんね。


 2019年もののオリヴィエ・ジュアンは、リアルワインガイドが言うように、「もう涙ものである」・・そんな表現が理解できる見事な味わいです。

 黒っぽさを(若干)残しつつ、濃い目からやや濃い目の液体濃度に変えながら滑らかで優しくてジューシー・・このリアル76号の表現に尽きるかと思います。

 そして、以前のオリヴィエ・ジュアンの甘い果実味は失せ、エキス系の甘美な味わいへと大きく変化しているんですね・・その上での、

「シャルム=シャンベルタン97+、ラ・リオット95+、リュショ95」

 なんです。素晴らしいですね。


 そう、上級キュヴェはそれで当然・・とも言えますから、まぁ良いでしょう。

 noisy がお薦めしたいのは、

「村名ワイン以下でも滅茶苦茶旨い!」

んですよ。


 中でも村名ワインが抜群です。シャンボール=ミュジニーは、ちょっと奇跡的な美味しさです。おそらくですがこれは・・ミルランダージュが相当付いたんだと思います。リアル76号もシャンボールは頭一個、抜けています。勿論ジュヴレもモレも超旨いですが、シャンボールの濃密さ、その中にある複雑さは正に「涙もの」です。

 noisy 的にはモレのクロ・ソロンの優しさにほだされてしまいました・・美味いです!ジュヴレも剛健さだけでアピールするような並みの出来では無く、時折鈍重さを感じさせる低域の「痺れるような重さ」を回避、中低域からの球体に近いパレットの美しさに感動しました。

 そしてブルゴーニュ・ルージュ...これはもう、エレガントなブルゴーニュの美味しさを満々と湛えた膨らみのある優しい味わい・・しかもとてもリーズナブル!・・長年とても安価に提供してくれていて、本当に有難いワインです。

 そうそう・・そう言えばオリヴィエ・ジュアンの大きい写真が欲しいなぁと・・エージェントさんには無いから、ジュアンのホームページでも探してみようと、検索をかけてみたんですが見当たりませんでした。

 しかしその過程でオリヴィエの写真を数枚発見、その・・

「白髪さに・・」

 迂闊にもちょっと涙が滲んでしまいました。


 そうだよなぁ・・このコラムの写真は若すぎるよなぁ・・と。おそらく彼も49歳とか・・そんな感じなんでしょう。noisy よりもだいぶ若いですが、髪は少し薄くなり、ほぼ真っ白・・僅かに黒髪が混じる感じでしょうか。しかしとても健康そうで、とても締まった顔をされていました。

 そうですよね・・1999年で27歳ですからもう・・。おそらくあと十数年、十数回の仕込みが出来るかどうか・・と言うところに来ているのでしょう。この2019年ものを飲むと、

「オリヴィエ・ジュアンの最高の出来!」

を理解できます。


 しかし、もっと出来るんじゃないか?・・と思わせるような「フリ」も、この2019年ものを飲むと感じます。何せ、noisy的には、

「もっともアンリ・ジャイエの味筋に近かった男」

だった訳ですから。


 その意味でも、この3年間ほどの変化はnoisyにとっても重要です。どんなになって行くのか・・オリヴィエもトラックの最後の一周をどう回って行くのか・・見守りたいと思います。お客様もとても楽しめる造り手の一人だと認識していただき、トライしていただけましたら幸いです。

 
-----
2018年のオリヴィエ・ジュアンをご紹介させていただきます。フルラインナップとまでは行かないのですが、やはり好きなんですよね・・中々セールスは厳しいんですが止められない・・。やはりジャイエ的な果実の付きの良さと、黒~赤果実のバランス、そして3~5年経過した時の甘美な味わいは2018年ものも普遍であると判断しました。是非ご検討くださいませ。

 2017年のオリヴィエ・ジュアンです。すみません・・2016年ものは色々有って、飛ばしてしまいました。やはりモレとシャンボールは2016年、厳しいだろう・・特にモレは・・などと考えていたら、そうなってしまいました。

 2017年ものは、2015年ものをテイスティングして感じた、

「果実味系からエキス系への転身」

をさらに増大させていると感じました。めちゃドライなんですね・・冷涼感も漂ってきました。そして、

「リアルワインガイド誌の評価がジャンプ・アップ!」

していますよ。


 全アイテムほぼほぼ・・1.5~2.0点も上昇しています。シャルム=シャンベルタンは96+ですし、1級ラ・リオットは95、1級リュショは94+とグラン・クリュ並みの評価です。

 それでも1級は1万円ちょっとですから、非常にリーズナブルに感じるはずです。


 味わいが変わって来たと言うのはどういうことなのか?・・と勝手に想像してみるに、ジュアン本人は、さほど意識変革は無いんじゃないかな?・・と感じます。それは「激変」とか、「急変」と言うようなことでは無いことにも表れています。おそらく2010年以降、徐々に甘さを控え、ドライな味わいに変貌していっただけなのかと思います。天候の変貌や環境の変化に対応し、普段の生活をして行く上で、そのように導かれたのかな・・と感じています。あくまで推測です。

 noisy 的にも好ましい出来事ですし、リアルワインガイド誌の評価がジャンプアップしたと言うことは、おそらく皆さんもより高い評価をされるに違いないと思っています。

 ただし・・このところは結構在庫を抱えて来ましたので、仕入れを減らしてしまいました。結果論ではありますが、失敗したかも・・と言う気持ちが有ります。上のキュヴェはもう買えないですから・・はい。

 しかしながら、村名のクロ・ソロンも非常に美味しいですし、90点のA.C.ブルもリーズナブルです。94+、95と絶好調の1級2アイテムと含めまして、是非ともご検討いただけましたら幸いです。

━━━━━
 オリヴィエ・ジュアンの2015年をご紹介します。素晴らしい出来栄えだった2009年・・・。運転資金取得目的の利益度外視プライスを付けるどーしようも無いネットショップに叩き売られていて、とても販売は苦労してました。素晴らしいワインなのに、結局造り手を育てる方向には中々向かわない、申し訳ないドメ ーヌでした。

 どーしようも無いショップさんは運転資金を得る目的ですから、都合マイナスにならなければ良いし、経費なども出来るだけ掛けない方向になってしまいます。釣った魚に餌をやらない的な考えなのでしょう。コンディションが良いはずもなく、結局は造り手の評価を下げる方向に動きます。お客様にとっては安い方が良いのは事実・・しかし、安すぎるのは何かしらの問題が有ると考えるべきでしょうね。ですので、そういうショップさんに流すならもう買わない・・と言うことも有りますよ。

 まぁ、そうは言いながらも入荷数でアイテム当たり1ケースに満たない数量しか無いと、さすがにnoisyも飲むわけにも行かないので、どーしようも無いショップと大差無いと言われても返す言葉が有りませんが、素晴らしいヴィンテージになったと思われるオリヴィエ・ジュアンの2011年を、取り合えずはご紹介できたことに安堵しています。少ない年は、例年以上に、収穫減以上に減らされるものです。毎年、出来るだけ飲んでご紹介してきましたが今回も申し訳有りませんがリアルのポイント中心でのご紹介になります。

只一、我慢できずにモレ・サン=ドニ・クロ・ソロンを開けました。オート=コートでさえ・・12本なので・・・

 で、やっぱり感じたことは、

オリヴィエ・ジュアンのワインの味わいは、アンリ・ジャイエ的な懐かしくも温かい果実味が中心!

 明らかにエマニュエル・ルジェよりもアンリ・ジャイエ的です。アペラシオンの違いは有っても・・です。もっとも神様のパーフェクトなバランスなワインまでには達しては居ない・・とは思いますが、この味わいは妙にクセになってしまいます!

 価格的には、昨今のレートが災いして上昇しています。申し訳ないけれど・・これはもうどうしようも無く。頭を抱えてしまいます。

 ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系です。1999年、当時26歳だったオリヴィエ・ジュアンは、曽祖父が創業したこのドメ ーヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始しました。
 醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあります。清潔に手入れが行き届いた彼のカーヴには醸造設備や樽が効率的に配置され、不自然な温度管理等をせず極めてナチュラルなワイン造りを実践しています。
 また、ドメ ーヌ継承後直ちに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました。ブルゴーニュ地方は、ちょっと雨が降ると翌日の畑を見るのが怖いほどビオ栽培は難しいところですが、「できるだけ畑にいて、問題が起きそうになったら即対処します」。その言葉通り、たとえ土日の雨の日でも、モレの畑を通りかかれば、ただひとり黙々と働く彼にしばしば会うことができます。
 「趣味は仕事です」真面目一筋。(しかし、来日時に一緒にカラオケに行った時は相当羽目を外してくれました)。
 近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造り手が現れる日が来ました。

所在村 Arcenant
醸造家 Olivier Jouan
所有畑面積 8.5ha
ドメ ーヌ継承年 1999年
栽培における特記事項 ビオロジー(1999年から。Ecocert認証)
醸造における特記事項 天然酵母のみで発酵、澱引きはビン詰め前に1回のみ、SO2の使用は最小限
販売先 フランス国内80%(個人のワイン愛好家、ワインショップ)、輸出20%(スイス、カナダ、アメリカ、日本)
掲載実績のある海外メディア 「Guide Hachette」、「Bourgogne Aujourd'hui」
参照できる日本のメディア 「リアルワインガイド ブルゴーニュ」(堀晶代著)P31、「リアルワインガイド」第14号P54とP62


2020 Morey-Saint-Denis 1er Cru la Riotte Vieilles Vignes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・ラ・リオット・ヴィエイユ・ヴィーニュ

17520
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
モレ=サン=ドニ
ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン

◆◆◆メディア情報
◇2020年もの
リアルワインガイド第79号 今飲んで92 ポテンシャル96 飲み頃予想 2030~2055

◇2019年もの
リアルワインガイド第76号 今飲んで93+ ポテンシャル95+ 飲み頃予想 今~2045
■エージェント情報
 ラ・リオットはモレ・サン・ドニ村の中心部に位置。0.3ha。樹齢約60年のVV。新樽比率50%。「ラ・リオットは、骨格が大きく、長期熟成型のワインを生むテロワールです」(オリヴィエ・ジュアン)。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥14,590 (外税) 
【まさにグラン・クリュ並みの仕上がり!質感、エレガンス、起伏の美しい姿、素晴らしいです!】
 2枚目の写真..是非ご覧ください。1枚目だとちょっと・・noisy の意思とはかけ離れた感じに撮れてしまっています。1枚目はグラスの右横から右下の、反射の少ない僅かな部分だけ・・が欲しかった訳ですが、いつまで経っても写真が上手くならない・・と言いますか、のんびり撮っていると、どこからともなく無言の圧力をヒシヒシと..身体の右側から感じる訳です。

「(・・こんなに夜遅くになっていつまでのんびり撮ってるんだ!)」

 まぁ・・写真を撮り終わらないと食事が出せない訳でして、ただでさえ食卓を占領している数十本の飲み残しボトルの怒りをも引き起こしかねないので戦々恐々としている中での撮影となる訳です。なので、何とかその辺はご容赦いただき、2枚目を中心にご覧ください。

 何とも美しい絵です。「赤」が実に良い!・・グラン・クリュ・クロ・サン=ドニ真東(正確に言いますとクロ・ド・ラ・ロシュを名乗れるレ・シャビオの真下)のラ・リオットですから、よけいにその赤が映えるのかもしれません。エッジの色彩などは1枚目にもしっかり見えます・・ので、2019年もののこのラ・リオットと比較していただけますと良くお分かりになるんじゃないかと思います。

 ミネラリティの存在がその赤をさらに冴え冴えと見せてくれているかのようです。そしてそれはアロマ、味わいにもしっかりと出て来ていまして、素晴らしく小粒の高貴なチェリーのリアルな姿が想起させられます。

 キュッとしまっているものの、やはり「Ω」を感じさせる球体感がパレットに拡がります。しかし・・それだけに終わらず、クロ・デ・ランブレイなどに感じられる少しワイルド系なフレーヴァーの卵・・だったり、品のある有機物の想起は人それぞれに複雑に感じられるでしょう。

 そもそもクロ・サン=ドニは、モレ=サン=ドニ村の名前の元になった畑です。まぁ・・そもそもは「モレ」なのでしょうが、聖人「サン=ドニ」の名を分けていただいた「クロ・サン=ドニ」からさらに分けていただいたと思われます。因みに古い本によりますと村がモレ=サン=ドニの何なったのは、1927年1月19日だと言うことですが、村人たちの思いとは裏腹にクロ・サン=ドニは、

「最も知られていないニュイのグラン・クリュ」

であるのは残念では有ります。

 ですがやはりここの畑は、優れた造り手が良い年に出会うとモンスターワインになるのは判り切ってはいることで、その下部に接するこの「ラ・リオット」もまた、近い組成からの複雑な表情を得やすい1級でもあるはずです。

 やはり赤い色彩は、単純にも「鉱物由来」でしょうから、ヴォーヌ=ロマネに存在する「レ・ルージュ(G.C.エシェゾー及び1級)」も同じで、似た成分を持ち合わせているのかもしれません。まぁ・・鉄分ですともう少し赤錆っぽい枯れた感じかとは思いますし、ジュヴレ的でもないです。

 リアルワインガイド第79号では、過去最高と思われるポテンシャル96ポイントと評価していますが、それが妥当だと思える見事なバランスをしています。

 やはり2020年らしいとは思えないミネラリティを全体に行き渡らせたような素晴らしいテクスチュアが果実にしっかり溶け込んでいて、その球体感を支えています。エレガントさを失わない濃密さが有り、しかし甘くはないがエキスが締まって何とも良い感覚、安易にジューシーなどと言いたくない質感です。

 その果実も赤がしっかり感じられる・・「赤中心」だとハッキリ言いたいほどの果実感が有り、今飲んでも滅茶美味しく飲めてしまう・・しかしそうして欲しく無いと言うような、相反する感覚が交錯します。リアルワインガイド第79号は2030年から・・としていますが、それは本当に良く判る・・が・・待てないだろうなぁ・・と・・(^^;;

 まぁ・・良いんじゃないですか・・仕上がる前に飲んじゃっても・・要素はすでに素晴らしい表現をしてくれるはずです。(^^;; ただし、本質が容易に確認できるようになるには、やはり最低5年は育てて待たないといけないかな・・と思います。

 過去最高間違い無し・・美しい赤さを愛でてください。お勧めします!

 以下は以前のレヴューです。
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【リアルワインガイドは何と過去最高点?の95+点!・・エレガント系のエキス味系に舵を切ったオリヴィエ・ジュアンのトップ3の一つです!】

 いつも飲めなかった1級ラ・リオットです。この辺りをテイスティングでバンバン開けていると、全く帳尻が合わなくなってしまうので、

「何年か計画で・・」

開けるしか方法が無いんですね。

 まぁエージェントさんに協力していただけるのなら・・そうしていただきたいところでは有るんですが、

「テイスティングするのはワイン屋の勝手」

と思われているようで、例えその影響でそのワインが売れるようになったとしても、noisy のところには一銭も入って来ないどころか、最終的には

「入荷数の減少」

で返礼してくれるので困ってしまう訳です。


 このオリヴィエ・ジュアンも、毎年のようにもう少し何とかしたいと思いつつも、中々上手く行かないのは、

「すべてのキュヴェをテイスティング出来ない・・何らかの理由があった」

からだと思うんですね。ワイン自体は凄く良い訳ですから。


 で、ようやっと売れ筋の「ラ・リオット」のテイスティングに漕ぎつけ、グラスの写真も撮れました。


 どうでしょう?・・今飲んで、美味しく飲めそうな風に見えるでしょうか?


 不思議ですよね・・閉じているのが目に見えるかのようじゃ有りませんか?・・そう、本当に閉じているんですよ。

 それでも要素は凄いですね。全く味わいは開いてこないのに、ある程度のバランスを見せ、アロマがまた鉱物的なものの塊のようなものを放出しています。果実的なものはかなり少ないです。

 構造は実に深いです。ここはクロ・ド・ラ・ロシュを名乗れるレ・シャビオの真下にある畑ですが、言ってしまえば親父さんデュジャックの風味はゼロ、息子さんデュジャックに近い感じはそれなりに・・します・・(^^;;

 村名三兄弟に通じるようなミルランダージュの影響はほとんど感じられませんが、僅かながらも付いていたかもしれません。

 それでも相当にポテンシャルはあると感じました。流石!・・1級ラ・リオットです。

 因みに・・リアルは「今から2045」と言う飲み頃の発表です。noisy 的には

「少なくとも3年は寝かせるべき」

と思います。2025年から・・飲むべきでしょう。そうしますと、

「94+ ~(95+ ?)」

としておいた方が良かったかも・・と編集長も思い直すかと・・(^^ それは冗談ですが、最近は本当に忙しくてリアルワインガイドのテイスティングにも出られず恐縮です。おとといはリーチイン冷蔵庫の修理(基板からリレーを外して付け替えて組み上げる)、昨日はプリンタが壊れて発送伝票が出せなくなったのでその対処...プリンタ修理は今後の課題、そして今日は新着記事の打ち込みと月末、年度末の伝票、締めなど・・明日は井戸水の蛇口の交換などなど、思いついたことを書いただけでも、

「・・良くやってるわ・・」

と自分でも思います。是非ご検討くださいませ。お勧めします!



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【こちらはテイスティングできませんでした・・申し訳ありません・・】

 ネットのワイン屋も、ページを作ってワインだけ売っていれば良かった時代はもう、とうに終わっています。こうしている今もまたサーバーが攻撃されています。勿論・・迎え撃ってますので大丈夫ですが・・(^^;;

 それに先日はクレジットカードの取次様に「蹴られて」しまう状況が起きました。お客様には大変なご迷惑をお掛けしまして誠に申し訳ありませんでした。

 もう、その対応でドタバタしておりまして、何とか復旧はしていますが・・。要は、

「取次様が何も言わずにセキュリティーサーバーを追加したため、環境が変わって接続できなくなった」

と言うことだったんですね。

 なので、お客様のお支払方法の変更対応は勿論ですが、Noisy wine のサーバーの調整、プログラムの調整など、本来はやらなくて良い、もしくは、どう変わるかが判っていれば前以て対応して済んでいたはずなんです。

 ですので、お客様には、もしクレジットカードの手続きが上手く行かない場合は、「一旦銀行振込にしてご注文を確定」させてください。ご迷惑をお掛けいたしますが、当方にて修正いたしますのでよろしくお願いいたします。

 こちらのラ・リオットはクロ・ド・ラ・ロシュに近接、ジュヴレ側の1級ですので、シャンボール側のレ・ルショとは違いますよね。簡単に言えばパワフルです。そしてナトリウムっぽいミネラリティも有る感じ・・白っぽいと言った方が判りやすいかもしれません。今回は飲めていませんので申し訳ありません。新型コロナで、リアルワインガイドも含め、海外に出られないのは・・本当に困ります。どうぞよろしくお願いいたします。


 以下は以前のレヴューです。
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 【オリヴィエ・ジュアンの看板、二つの1級も以前のシャルム=シャンベルタンと同様の評価です!】

二つの1級、ラ・リオットとレ・リュショも非常に高い評価です。リアルワインガイド誌第67号において、ラ・リオットV.V.がポテンシャル95、レ・リュショV.V.がポテンシャル94+と、以前のシャルム=シャンベルタンと同様の評価にまで上り詰めています。

 1級ラ・リオットは、グラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュを構成するリューディ、レ・シャビオの直下に接しています。下部に有る分、豊かな味わいになりますが、たっぷりな鉱物系のニュアンスを持つ、比較的パワフルな味わいです。クロ・ド・ラ・ロシュ的なニュアンスはさほど無い・・と考えがちですが、裏に・・奥に回っている、もしくは豊かに感じる要素に隠れている、骨格的要素に回っているとも言えます。長い熟成を経て、むしろ果実が失せて来てからこそ、その全貌が見えるかもしれません。

 1級レ・リュショはモレの村の南端、グラン・クリュ・クロ・ド・タールとグラン・クリュ・ボンヌ=マールの二つの下部に接する素晴らしいロケーションです。レ・リュショの下部には、ルーミエさんの1級ビュシェール(クロ・ド・ラ・ビュシェール)が接していますし、シャンボール1級レ・センティエとも接しています。

 ですので・・悪い訳が無い・・(^^;; 昨今のルーミエさんのクロ・ド・ラ・ビュシェールは、以前の野暮ったさは全く無く、完全に村名シャンボールを凌駕しています・・まぁ、シャンボールは1級も混ざっていた時期も有りますので一概に比較はできないとしても、

「熟したら美味しいがリリース直後はテクスチュアがざらつく・・」

と思ってました。最近のヴィンテージはホント、素晴らしいですよね?


 そんな畑ですから悪い訳が無く、94+ と言う評価も納得の行くものです。反対にレ・リュショやラ・リオットの出来の良いワインを他に探せ・・と言われたら、非常に困難です。

 まぁ、モレ=サン=ドニと言う村のワインは、コート・ド・ニュイで最もリーズナブルですので、

「いつの間にかエレガント系に寄って来たオリヴィエ・ジュアンの1級からは目が離せない!」

と言って良いかと思います。是非ご検討くださいませ。