ドメーヌ・ポンソ
ポンソ
フランス Domaine Ponsot ブルゴーニュ
●2011 Morey-Saint-Denis 1er Cru Cuvee des Alouettes
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・キュヴェ・デ・ザルーエット
【これはリーズナブル!・・もうこのようなプライスで購入出来ることは無いでしょう!】
あの、余りに美味しいポンソの2012年サン=ロマン・メサンジュ白の売れ行きが今一つ芳しく無いのが不思議でしょうが無いんですが、どこかで超安売りでもしているのでしょうか。コンディションも良いし、ポンソのメサンジュだとするならかなりリーズナブルなんですが・・。
ならばと、ちょうど良い具合にブローカーから入手できた、ポンソたる所以の判る素晴らしいワインをご紹介します。モレ1級のキュヴェ・デ・ザルーエットです。
このワインは元々、グラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュの若木・・いや、そう書いてしまうと正確では無いかと思いますが、グラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロシュを構成するリューディ・モン・リュイザン(部分)の若木と、グラン・クリュを名乗れない1級格付の部分、モン・リュイザンをブレンドして造り始めたと記憶しています。
今では1級格付部分のモン・リュイザンのみで造られているとアナウンスされていますが・・どうでしょうね。クエスチョンマークは付いてます。ローラン・ポンソはその昔アリゴテにこだわっていて、古い樹を持っていたんですが、植え替えをしなくてはならないほど実を付けなくなったのでしょう。その時にピノ・ノワールを植える決断をしたんですね。白はアリゴテって・・もうINAOにバレてしまってますから、今までのようにモレ1級じゃリリース出来ないんですよ。なのでそうせざるを得なかったんでしょう。
ただし、このザルーエットの元々のコンセプトは「モン・リュイザン」だったはずなんですね。特級と1級を混ぜるので、格落ちさせて1級を名乗っている訳です。
そして、このモン・リュイザンはクロ・ド・ラ・ロシュの構成畑でも有る・・もんだから、非常にややこしい・・。コアなブルゴーニュワインなら誰でも知っているんでしょうが、そこまでじゃない方は余りご存知ない・・と言う訳ですね。でも今でもグラン・クリュの若木を使用しているかどうかは不明です。
まぁ、余り知らない方が良い・・と思われていたのでしょうが、昨今はもう2万を超えるような価格になってしまいまして・・簡単には飲めないワインになっちゃいましたし、昔のグラン・クリュ並みの価格です。
でも、今回は何故かちょっとだけ昔の価格で入手出来ちゃいましたので・・
「ポンソのピノの本質を理解するのにはちょうど良いアイテム!」
と言えるでしょう。
残念ながら多くは購入できませんでしたので、涙を呑んでテイスティングはパスしました。コンディションは良いです。ご検討くださいませ。
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