【昨今のポンソは高くなってしまって安易に手が出ませんが・・こちらはBBR社より入荷でコンディションも良く、価格も今となってはかなり安いです!】

非常にコンディションが良いと見える2001年のグリオットです。キャプスュルに止めるテープが付いた最新仕様の姿になっています。日本の正規品では有りませんが、定評の有るBBR入れで非常に綺麗です。もっとも左の写真のように6本木箱で届いていますので、エチケットなどにわずかな傷が付いている場合も有りますので、その辺りはご了承ください。
最新ヴィンテージのポンソのグリオットは6万以上・・しかも単品での購入が出来たり出来なかったりですから、グリオットが欲しいと思っても簡単には購入できないパターンが多いです。6万はね~・・ちょっと厳しいですよね・・。2004年までは何とかアソートメントも仕入れ、2005年は価格の上昇があったものの単品で仕入れが出来ましたが、2006年から異常に価格が上がってしまって、
「ん~・・もう無理かな~・・」
と諦めてしまっていました。
そもそもグリオット=シャンベルタン自体、その生産量は極少量で年産1400ケースほど、本数換算で16800本ほどのようです。それも、違う造り手で全て合わせた本数・・・なんですね。なので、フーリエ、ロティ、ジョセフ=ドルーアン、シェゾー(ポンソ)で、後はネゴスがシェゾーかどこかから手に入れるくらいかなと・・思います。超絶に数の無いグラン・クリュです。
あのマット・クレイマーさんも、
「ポンソの最高傑作と言えるのはグリヨット=シャンベルタンで、ポンソ流のしなやかさそのものといった感があり、その名のとおり野生のサクランボ(=グリヨット)の風味を満喫できる。」
と「白水社 ブルゴーニュワインがわかる」で述べています。
もっとも、「不安定だ」とのコメントも添えられていますが、やはりそこは
「自然派ワインが何たるか」
を理解できなかった時代のアメリカンな品質管理が問題だったと、今では理解できます。何せ、
「蔵で飲むと滅茶苦茶凄いのに、市場に出たものにはガッカリ」
みたいなことを書いています。まぁ、アメリカンな品質管理に問題が有ったことは明白ですし、その頃の日本でも大して変わらない管理だったでしょうから、
「エレガントで繊細なエキス系ピノ・ノワール」
は、簡単に壊れてしまっていたのでしょう。
また今回は価格的にも非常にリーズナブルで2001年はそろそろ飲み頃かと思いますが、まあまあのヴィンテージに素晴らしいワインを造るポンソならではのパフォーマンスを見せてくれるはず・・です。価格も安いでしょ?ポンソの、す~っと入ってから旨みや、えも言われぬブケが還ってくるような、透明感の有る美味しさ、凄さを見せてくれると期待しています!是非ご検討下さいね。