ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・ロベール・シリュグ

ロベール・シリュグ

フランス Domaine Robert Sirugue ブルゴーニュ
● 2020年のシリュグです。お伝えしていました通り2018年で激変・・艶やかでフレッシュさを残した滑らかで香しい液体へと変貌してきましたが、2020年は集大成のような素晴らしい出来になったと感じます。

 2019年ものも滅茶美味しかったんですが、2020年ものはさらに完成度が上がっています。2019年もののご紹介時にはまだ見つけられなかったんですが・・なんと!

「ついにロベール・シリュグも海外メディアが評価をし始めた!」

ことが判りました。


 なんとまぁ・・やはりあの方が2019年ものを評価していまして・・ジャスパー・モリス氏です。2019年もののグラン=ゼシェゾーに「93~96 Points」と、初登場??としましては
異例の高評価をされていました。

 またセラートラッカーでは、これも昨年ご紹介させていただいた2020年パスグラ・ロゼに89ポイントと評価されていまして、これもまたとても高い評価と言えます。

 まぁ、単に高い評価と言うよりも、

「飲んでさえいただければ当然受け入れられるべき姿をしていた!」

と言えるでしょう。


 Noisy wine としましては非常に少ない入荷の中、村名までは何とかテイスティングさせていただきご紹介させていただきますが、

「(テイスティング出来たワインは)どのワインも素晴らしく美味しく飲める!」

と申し上げておきましょう。それも相当高いレベルで仕上がっています。

 無理に凝縮感を上げず、遅熟させずに美しい酸のレベルを保った見事な仕上がりです。是非飲んでみてください。お勧めします!

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 2019年のロベール・シリュグをご紹介させていただきます。昨年、「2018ヴィンテージで大転換した!」とお伝えさせていただきましたが、先般届いた2019年もののテイスティングでしたのでその言葉に間違いは無かったと確信できました。

「2019年もの・・滅茶旨いです!」

と申し上げておきましょう。


 そもそも、エージェントさんの担当さんから、

「2019年、最高に旨いです!」

と言われていたんですが、まぁ・・大変革を実現した2018年ものでしたので、「さもありなん・・」と思っていました。ただし昨今は日本への直行船便が無く、輸入されるタイミングが、

「全エージェントさんがほぼ一緒」

のようで、9月の予定もパンパン・・Noisy wine は理解できるまでテイスティングしますので時間も掛かり、大変な状況でした。


 ヴォーヌ=ロマネV.V.2019年は・・逸品です。これは本当に素晴らしいです。濃密さもあるのにエレガンスを喰っておらず、しなやかさとアロマの立ちが実に心地良い・・黒い果実と赤い果実の雰囲気がどこかジャイエ系のようにも感じられ、以前のような「乾いたテクスチュア」はどこにもなく、「しっとりと滑らかなテクスチュア」に大変身しています。

 ヴォーヌ=ロマネ村名2019年は、V.V.をそのままスケールダウンした感じですが、よりエレガントさが強調されている感じでこれも良いです。V.V.を飲んでから村名に行っても全然OK!・・より赤果実が際立った美味しさを感じさせます。

 面白いのがラドワ・ビュイッソンです。少しジュヴレ的に大きな構造で、エレガントな美味しさを持ちつつ、熟成させても面白いだろうな・・と思わせるポテンシャルを感じました。

 A.C.ブルやパストゥグランも、2018年以降の「柔らかな酸と滑らかなテクスチュア」が健在で、2019年ものの健康的で丸っとした果実感が素晴らしく、最高の食中酒となりうると感じます。

 残念ながらシャンボール=ミュジニー・レ・モンビエ、1級のプティ・モン、グラン=ゼシェゾーは入荷数量的に飲めませんでしたが、下から上のクラスまでキッチリと仕上げてくれるようになったことを考え併せれば、相当に良い仕上がりになったことが想像されます。

 A.C.ブルもアロマも高く濡れたテクスチュアで実に美味しいので、これ、是非飲んでみて下さい。ロゼもエレガントでフラワリーなアロマが素晴らしいです!是非ご検討くださいませ。


◆生産者によるヴィンテージレポート
 2019年はこれまでの様に9で終わる偉大なヴィンテージのひとつとなるのに大いに値します。かなり穏やかだった冬のおかげで生育サイクルは早く始まり早期の発芽となりました。しかし春になると、近年ブルゴーニュでは寒さが定着しています。4月5日の朝霜は、村や区画、その場所の気温、成長段階により差はあるものの、被害を受けました。

 5月中葡萄の樹は順調に成長し、6月の初めまで熱波が続きました。その後、強い突風と強い冷え込みがフランス全土に留まりました。それらは開花を部分的に妨げ、花ぶるいと結実不良も多く見られました。夏には暑さから水不足でしたが、8月の数回の雨が葡萄の樹の発達を助け、ヴェレゾン(葡萄が成熟するにつれ、緑色だった実が黄緑色から紫色へと色付いていく事)を促しました。8月下旬と9月上旬は良好な状態で順調に成長を続け、理想的な健康状態が収穫まで続きました。

 収穫は9月24日に始まり、とてもスムーズにはかどりました。そして私たちは予想を上回る結果に心を躍らせました!発酵はパーセル毎に差はあるものの、それぞれ大変、順調に行われました。ミルランダージュ(粒の大きさの不揃い)があった為、普段より少し時間を要しましたが。デリケートなルビー色で、ワインは優美そのもので、しなやかなタンニンと心地よいフレッシュさ、魅惑的な赤く小さなベリーの香りが食欲をそそり、ブルゴーニュファンの心を揺さぶるに違いありません。2019年産の欠点をあえてあげるとすれば、収穫量が平均年を下回ったことだけなのです。チャーミングでエレガント、気品のあるこの2019ヴィンテージを日本の皆様が楽しんで頂く事を我々も心待ちにしています。


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 2018年のロベール・シリュグをご紹介させていただきます。

 まぁ・・おそらく誰も言わないと思いますので、この際、ハッキリと断言させていただきます。

「2018年のロベール・シリュグは大転換点となった年!今までのシリュグのワインに感じていたであろう不満が大幅に縮小!活き活きとしたディテールが前面に出て来て、瑞々しく、エレガントさに磨きが掛かった!」


 リアルワインガイドも新型コロナでフランスに出張れず、ワイン屋はただ値段を幾らにするかだけを考えてネットに上げるだけですから、

「激変!」

並みの変化をお伝えするのは おそらく noisy だけでしょう(・・えへん!)


 冗談はともかく、ではその・・

「今までのシリュグに対する不満とは何か?」

 ですよね?


 ここもハッキリ書いておきましょう。

1.比較して価格が高い

 まぁ、蔵出し価格も上がってはいますが、インポーターさんの問題も在ったと思いますよ。細かくは言いませんが・・昔は安くて美味しいA.C.ブルで売れていたんですから。

2.リリース直後は硬い

 時折、バッキバキでしたよね・・なので noisy は、昔は1年以上経ってから仕入れてました。今はリリース直後の割り当てじゃないと仕入が困難です。

3.キュヴェ別の差がさほどハッキリ伝わってこない

 これは2.にも繋がりますが後述します。

4.購入店によって味が違う

 ・・・リアルワインガイドのレヴューと全く印象が違うなど・・です。劣化でしょう。管理の良いお店を自身の感性で選別しましょう。

 やはり一番異なるのは、劣化を除けば・・栽培にマンパワーが入れられるようになったこと、醸造に近代設備が入ったこと、新たなメンバーが増え、そして力を付けて来たことですが、

「So2 の量が大分減っている!」

ことが大きいと思われます。

 So2 の使用量は、ただただ減らせばよいと言う訳には行きません。減らせるだけの下地が必要なんですね。不良果実を使用しないで済む、健全な葡萄を選別できるようになる・・もっと言ってしまえば、畑仕事に力が入れられるようになったので良質な葡萄を収穫できていることが、So2 を減らせるようになる下地になる訳です。

 そして、若者がドメーヌを継承しようとしています。シリュグ家はベルトー家、ジェルベ家とも仲が良いし、血縁でも繋がっています。ニコラ・フォールのニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ゼルビュはおそらく・・ここの家のもの・・でしょうし、若いニコラやアメリーから、相当なパッションやテクノロジーの啓発も受けているはず・・。

 さらにはニコラ・フォールからD.R.C.風の畑仕事も見せられているでしょう。そんなところが、アルノー・シリュグに影響しない訳が無く、彼の本格的なドメーヌへの参画によって、2018年もののドメーヌ・ロベール・シリュグが変わったのかと推測しています。


 2018年のシリュグは非常にエレガントです。アルコール度はほぼほぼ13度。非常に瑞々しい味わいです。余韻には超絶に美味しい水のような余韻が長く続きますが、その純な味わいには心を打たれるものが有ります。

 そしてテクスチュアはとても柔らかいです。今までのシリュグのワインの硬さはどこに行ったのか?・・と思えるほど・・です。これはA.C.ブルを飲んでも気付くレベルです。

 インパクトは、以前よりは劣っているように感じるかもしれません。何せ美しい接触感ですから、今までのように、「ガツン」とは来ないし、口内を押し広げるように拡大して行くようなニュアンスは全く在りません。

 そして・・ディテールの美しさ・・これは相当に素晴らしいレベルの上品さです。

「・・やれば出来るじゃん・・!・・(^^;;」

と思ってしまいました・・旨いです!村名ヴォーヌ=ロマネ!・・しなやかで清楚です!・・シャンボール=ミュジニー・レ・モンビエ!


 とにかく・・2018年のドメーヌ・ロベール・シリュグは大注目です。

「え~?・・また大変身したの~?・・ホント?・・なんか、最近はそればっかり!」


 ・・そう思われても仕方が無いです。そもそもお勧めをご紹介している訳ですから・・。それに、今までと全然違うと思ったら・・そしてそれがこれからも続くと感じられたら、それを言わずにご紹介など、出来ないですから・・信じるも信じないもあなた次第・・でも飲めばきっと、

「なるほど!」

と思っていただけると確信しています。


 ドメーヌの転換点をしっかり見ることが出来る、素晴らしい2018年ものを是非ご検討いただきたいと思います。お勧めです!

 ロベール・シリュグは、プティ・モンやグラン・エシェゾーなど、ウ゛ォーヌ・ロマネの壮麗なポートフォリオを誇る。その背景には、ウ゛ォーヌ・ロマネの農家の入り組んだ縁戚関係がある。

 シリュグ家はまず、ジャイエ家の流れを組んでいる。アンリ・ジャイエの父ユージン・ルイ・ジャイエの長兄ジャン・フランソワ・ジャイエの娘が、シリュグ家に嫁いだという歴史がある。

 シリュグ家はまた、ウ゛ォーヌ・ロマネのジェルベ家ともつながっている。1947年にドメーヌ・フランソワ・ジェルベを設立したフランソワは、ロベール・シリュグの姉妹スザンヌと結婚した。

 夫妻から生まれたマリー・アンドレとシャンタル姉妹は、ドメーヌ・フランソワ・ジェルベを継承した。マリー・アンドレはフィサンのドゥニ・ベルト―と結婚し、生まれた1人娘がアメリー・ベルト―である。アメリーは父ドゥニからドメーヌ・ベルト―の畑を受け継ぎ、母マリー・アンドレからジェルベ家の畑も継承した。両方を統合して、2015年にドメーヌ・ベルト―・ジェルベが誕生した。

 アメリーは、フィサンとウ゛ォーヌ・ロマネ両方の畑からワインを造れる幸運な醸造家だ。要するに、シリュグ家とベルト―家の関係は深い。ロベール・シリュグもベルト―・ジェルベも、プルミエクリュのプティ・モンを造っている。ロベール・シリュグは現在、ロベールの息子のジャン・ルイとカトリーヌ夫妻が、子どものアルノーに実権を譲りつつある。アルノーもアメリーも、全房発酵を導入したエレガントでセイバリーなワインを造っている。

 共通する地盤を有する両家の次世代当主が、時代の変化を映すエレガントなワイン造りを志向しているのが興味深い。瓶詰めを控えた2018を試飲した。収穫は9月5日に始めた。チャーミングで、キレのある仕上がりだ。
WINE REPORT 山本昭彦氏評 

 1960年創業の非常に小規模なワイン生産者。化学薬品を使用しない害虫対策など人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、地球環境に配慮した高品質ワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。(平均樹齢は35年~40年)働くスタッフにも女性が多く、ワインにも女性らしい繊細さが表れています。収穫は40人もの人員を動員し、全て手作業で行っています。(100%除梗)

 近年、クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げました。それが功を奏し、新たなファンの獲得につながっています。最近の試みとしては収穫した葡萄をなるべく潰さないよう醗酵槽に入れ、果汁を疲れさせないようポンプの使用を避け、バケツでの移動に切り替えたり、ピジャージュの回数を減らすなど、より昔ながらの手法に切り替えている事などが功を奏しています。人為的な介入を制限することで本来のポテンシャルを十分に発揮し、純粋でエレガント、ジューシーで果実味溢れるスタイルを見事に表現しています。

 数年前からDRCが現在使用しているものと同じ選別機械を導入したことにより、ヴィンテージの出来に関わらず、雑味や青味のない甘く熟した果実だけを選別できるようになり、品質が飛躍的に向上しました。その味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手として注目を集めています。


2020 Bourgogne Passetoutgrain
ブルゴーニュ・パストゥグラン

17129
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・ロベール・シリュグ

■エージェント情報
 これまで地元消費のみでしたが、需要に応える為、海外にリリース。2.5haの畑があり、8000本程度生産可能。ガメイ38%、ピノ・ノワール62%。程よいチャーミング゙さと柔らかな果実味が魅力的。
■ Wine Report 山本昭彦氏
深い香り。1/3ピノ・ノワール 2/3ガメイ。2015年はPN100%だった。しかし、ドメーヌが考えるフルーツ感が欲しいからガメイを入れている。PNはACブルゴーニュを名乗れない区画。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥3,090 (外税) 
【今やシリュグのパスグラは、2000年代のシリュグのA.C.ブルを超えたと言って良いです。・・こんなにパスグラが美味しかったら・・どうしたら良い・・?】
 激旨です!・・もはやA.C.ブルは昔の村名クラスの美味しさ以上(シリュグの場合は特に)、パスグラはA.C.ブルの美味しさに追いつき、追い越したんじゃないか・・とさえ思えるような、

「滅茶心地良い美味しさ!」

を感じさせてくれる素晴らしいワインに成長してしまいました!

 何せシリュグのパスグラは、ピノ・ノワールの配合が多いのが特徴でして、通常は7割ほど・・まれにピノ100%の時も有ったほどの配合率の高さを誇ります。

 こんなことを言いますと「散々持ち上げておいて梯子を外すの?」などと思われるかもしれませんが、2000年代はシリュグのA.C.ブルは、こんなに高質じゃなかったですよ。もっと「乾いていて」「硬くて」・・だから半年~1年は寝かせてから仕入れしていた位です。その頃になりますと条件をくれましたから、A.C.ブルでも千円台が可能だったんですね。

 でも今やシリュグのA.C.ブルの標準小売価格は、

「5.500円」

です。

「・・どっひゃ~・・」

です。信じられない・・(^^;; まぁ、その分「質は物凄く上がっている」と言うことなんですね。


 ですからこのパスグラはその少し後ころの価格と同様ですんで、さらにその頃よりも確実に「濡れて密度が高い味わい」ですから・・充分に納得いただけると思うんですね。


 グラスの写真を是非ご覧ください。

「・・美しい色彩!」

でしょう?・・ガメで薄まった感じの味わいなんて、想像できないじゃないですか・・。

 2019年ものや2018年ものの写真もございますんで、是非比較してみてください。より濃密で複雑そうな色彩をしていると思いませんか?

 まぁ・・最近はnoisy も、お店にいらっしゃるブルゴーニュワインファンのお客様の普段飲みには、パスグラをお勧めしているのも有り、新着でも大いに押しているのも有りで、パスグラ人気が高まっているとヒシヒシ感じます。

 シリュグさんのワインには、まぁ・・昔からのイメージも払しょくできずに有りまして、上級キュヴェは良いけれど下級キュヴェは1年落ちで・・と言うのが本人も拭いきれないので、ついつい毎年、開けてチェックをしている訳です。

 そして・・

「なんだ・・相当旨いじゃん!」

と納得するんですね。

 そろそろそれは卒業しないといけないかもしれません。

 美味しさは価格以上!・・A.C.ブル以上にエレガントで精緻、ミネラリティもたっぷりな見事な出来です。

「パスグラじゃブルゴーニュの美味しさを堪能できない」

と思われていらっしゃる方こそ、この「酸っぱくない」「A.C.ブル以上」のパスグラを飲んでみていただきたいと思います。超お勧めします!非常にお買い得です!




 以下は以前のレヴューです。
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【美味しいです!ガメのふんわり感+ピノ・ノワールの精緻さを上手に表現出来ています!】

 見た感じ、ガメが入っているって判らないような美しいルビーな色合いですよね?

 A.C.ブルは見た目、もう少し濃い目では有りますが、凄くピュアでまろやか、しかもマッチョさなど無い素晴らしい味わいですが、敢えて言うなら、

「ブルゴーニュらしいやや強めの酸の味わい」

は少ないと言え、一般的にはその方がウケが良いとは感じますが、「酸の美味しさ」と言う部分を好まれる方もいらっしゃるかと・・。


 そんな向きには最高の選択になります。価格もよりリーズナブルですしね。

 現在、パストゥグランとか、コトー・ブルギニヨンと言うクラスのワインは、以前のA.C.ブルゴーニュ・ルージュの立ち位置にビッチリと嵌っています。A.C.ブルゴーニュは品質がさらにアップし、以前の村名や準村名格のワインの品質に、より近くなったと感じます。

 ですのでこのパストゥグラン・ルージュは、

「他のA.C.ブルと比較しても・・下手をすれば凌駕しているかも?」

と言えるかもしれないと思っています。トラペのア・ミニマも滅茶美味しいですよね?

 この下部に、以前のヴィンテージのパスグラのグラスの写真が有りますので、是非2019年のルージュと比較してみて下さい。きっとこう思うはずです。

「(・・げっ!・・全然違うじゃん・・)」


 薄くて酸っぱいパスグラでは有りません。充実した美味しさを感じさせてくれます。是非飲んでみて下さい。お勧めします。


 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶美味しい!硬さの無くなったしなやかさが、果実本来の美味しさをスムースに感じさせてくれます!アロマもスピード早く、相当にナチュラルです!】

 どうでしょう?・・この「潤い」を感じさせる見事な色合い!・・まるでしなやかささえも目に見えるようじゃないですか・・。

 そうなんですよ・・2018年のロベール・シリュグは滅茶しなやかで、滅茶上品で、滅茶瑞々しいです!・・どれもこれも・・。

 なので今まですと、一抹の硬さを感じながらも、

「おそらくお客様が飲まれる頃にはだいぶ柔らかさも出て来ているはず!」

と言う予想を胸において、レヴューを書いていた訳ですね。


 そもそもシリュグさんちのワインが甘かったことは一度もないですから、残糖による滑らかさ、角を消した味わいにはならない訳で、そこに硬さが入ってくると・・年によっては、「しばらく置いた方が良い」と言う判断もあった訳です。

 ですが2018年ものには、それは言わなくて良いし、しかもアルコール分は13度と・・理想の仕上がりです。

 1/3ほど入ったガメのスタイリッシュさと、2/3のピノ・ノワールの質的な美味しさがちょうどバランスしているような感じで、実に旨いです。

 グラスの写真も2014年まで遡れますから、是非比べてみて下さい。どれだけ違うか!・・目でも判ると思います。価格も出していますので非常にリーズナブルかと。是非飲んでみて下さい。お勧めです!


 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶美味しいです!今すぐ飲むならA.C.ブルより旨い!この瑞々しく美しい酸の余韻に触れてみてください!】

 べらぼうに旨いです!・・ってパスグラでもそこそこの価格になってきてしまいましたが、この出来じゃ・・仕方が無いと思いますよ。薄くて平板で酸っぱいだけのパスグラじゃ在りません。

 以前のA.C.ブルと比較しても、総合的にみて、全く劣らないと思います。味わいレヴューは・・以前とまったく同様のことを書いてしまったので・・消しちゃいました。以下の以前のレヴューをご参考にされてください。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【いや~・・これで充分!・・と思ってしまうに違いありません。温かみの有るヴォーヌ=ロマネ的味わいが、ややひんやりとした冷涼感に包まれています!】

 美味しいですね~・・パキッとした硬さが有った・・むしろその硬さがシリュグのワインの特徴でも有った訳ですが、それが嘘のように、濡れて色っぽさと女性的な柔らかさを感じさせてくれます。

 ACブルゴーニュよりも冷涼感が有り、その意味ではメオ=カミュゼのワインが持つエレガンスが見事な冷涼感にも相通じるものが有りました。

 昨今の安価バージョンのブルゴーニュ・・・例えばコトー・ブルギニヨン、グラン・ドルディネール、パストゥーグラン、アリゴテの品質向上は凄いですよ。他のコラムでも書きましたが、

「狭い土地・畑でどうせ造るんだから、ブルゴーニュらしい品質の高いものを」

と言う認識なのでしょう。


 もっとも、まだまだ意識の低い生産者もいますから、noisy が扱う様な造り手に限ったことでは有ります。

 色合いもこれですよ?・・かなりのものでしょう?・・赤い小果実をイメージ出来、しかも骨格もしっかり、非常にドライながらも旨みがしっかり感じられ素晴らしく旨いです。是非飲んでみてください。お勧めです!


 以下は2014年、初登場時のパストゥーグランのレヴューです。
━━━━━
【日本初上陸?!初めて飲みました!・・ガメイ1/3、ピノ・ノワール2/3が織りなすエレガンスに注目!】

 「わおっ!」

な味わいです。素晴らしいと思います。ブルゴーニュ・ピノ・ノワールに負けてないどころか、

「ん~・・こっちの方が好きかも!」

と言わせられ兼ねないほど、中盤以降の立ち去る姿の美しさ、エレガンスが素敵です。

 色合いも素晴らしいですよ。本当にACブルゴーニュに負けてないです。現時点の美味しさオンリーじゃACブルを喰っちゃうかもしれません。

 上質なわずかにやや黒いチェリーな果実味(ベリーじゃ無い・・と言うことは、もっと濃いめ)を持ち、絶妙なバランスの中域、その膨らみ、フィネス有るミネラリティを振りまきつつ、柔らかな印象を感じさせる余韻。ドライで酸っぱく無い、見事な味わいでした。

 実は時間が取れずにACブルと一緒にテイスティングしてますから、このポテンシャルの高さは身に染みて感じています。2014年の健康的で充実した味わいは、少しのガメが入ることによって、より高みへバランスを持って行ったようです。

 このパストゥグランもどうやら初上陸でしょうか。是非お早めにどうぞ!リーズナブルです。そして、けっして「薄~い」「弱さを感じる」味わいでは有りません。お勧めします!