ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィス

セラファン・ペール・エ・フィス

フランス Domaine Serafin Pere et Fils ブルゴーニュ
● セラファンの蔵出しバックヴィンテージをご紹介させていただきます。勿論、フィネスさんの輸入です。noisy も全部は飲めませんでしたが、何アイテムか、状態を確かめつつ味わせていただき、その状態の良さと、親父さんセラファンらしいスタイルを堪能させていただきました。

 それに、今はもう造っていない(日本に入っていないだけか?)ブルゴーニュ・ブランも有ります。蔵出しですから・・何と2007年と2004年ものが有り、

「何?・・17年もののA.C.ブル・ブランを売る・・?」

などと、古酒嫌いのブルゴーニュワインファンが聞いたら卒倒しそうな古いワインのオンパレードです。


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 2018年のセラファンです。いや~・・デラ旨いです!・・やはり女性が入ると違いますね~・・でも、

「女性的なワインに大きく舵を取るか?」

とも思い始めていた noisy に、ちゃんと釘を刺してくれました。

 クリスチャン・セラファンらしさはそのままに、ミネラリティの増大でテクスチュアの良さ、滑らかさ、伸びの良さを増大・・男が働き女性が助ける・・みたいな、夫唱婦随か陽唱陰和か・・そんな、新生ドメーヌ・セラファンの本当の姿を、

「頑張ってテイスティング!」

をさせていただき、

「これ以上寄るのは無理な写真!」

でご覧いただきます。


 いや~・・シャンボール1級レ・ボード..とんでもないワインでした!他のワインも本当に超お勧めです。是非新生ドメーヌ・セラファンをご存じないブルゴーニュワインファンにこそ、飲んでいただきたいと思います。

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 2017年のセラファンのワインが到着です。

 2016年のセラファンは、エキス系の美しいワインへの転身か?・・と思わせるような、それまでもそのフリは有ったにせよ、パワフル型のピノの美味しさから、美しい味わいをその姿にまとわせていました。

 2017年もその傾向が強まるのかな?・・と思いきや・・

 そうじゃなかったんですね。2016年とほぼ同様のスタイルでしたので、パワフル系の面影を残しつつ、綺麗なエキスを抽出しています。

 しかしながら、これはどうでしょうか・・非常に瑞々しいんですよね。余韻の中に・・いや、最後に感じる、清冽な水の如くの残像が、テイスティングさせていただいたどのワインにも感じられます。

 健康的で美しく、しかしパワフル系の下地をも感じさせてくれました。

 今飲むのでしたら、確実に「村名ジュヴレ=シャンベルタン」です。次に「村名ジュヴレ=シャンベルタンV.V.」、そして「A.C.ブルゴーニュ・ルージュ」でしょう。上のキュヴェは3年ほど置いてからのお話しがベストかと思います。

 特に村名ジュヴレは・・今までで最高じゃないか?・・と思えるくらいにバランスが良いです。次世代にバトンを確実に渡したクリスチャン・セラファン、是非ご堪能くださいませ。


■ドメーヌより
 2017年は2016年同様4月に霜害の恐れがあったが藁を燃やして煙幕を張ったおかげで被害は最小限で済んだ。天候は順調で暑かったが度が過ぎるほどではなく、早熟なヴィンテージで畑作業は手間が掛からなかった。葡萄のクオリティは素晴らしく、収穫量も2009年と同じくらい取れたので近年のヴィンテージと比べれば豊作と言って良いだろう。例年よりも口当たりは柔らかくチャーミングな赤い果実味と塩味を感じるほどミネラルが豊か。古木由来のエレガントで凝縮した旨味、酸味のバランスが抜群でピノノワールらしいヴィンテージになっている。
━━━━━
クリスチャン・セラファンさんの2016年が到着しました。昨年の2015年ものから始まったと思われるセラファンさんのワインの、

「早く飲んでもかなり美味しいワインへの変貌」

を確かめるべく、2016年ものの到着を楽しみにしていたんですが・・・・


「・・残念ながら生産量が激減!?」

と言う状況のようで、2015年ものの入荷から比べても目も当てられないほどの惨状ぶりです。


 まぁ、最初から少ないキュヴェでは有りますが、3~4年寝かすとジュヴレ村名と区別の付かないACブルは・・

「たったの2本!」

と言う状況で、その他のワインも1/2から分母が増えて行くだけの・・惨状です。


 村名ジュヴレも6本と言う状況ですし、上級ワインは1~2本ですから、

「・・こりゃぁとても飲めたもんじゃないか・・」

とは思ったものの、上記のようにクリスチァン・セラファンさんのワインの変貌を確かめるべく・・また、すでに引退同様らしい彼の集大成となるかもしれないワインの質を確かめるべく、

「とりあえず1本は開けよう・・」

と決めました。


 そこでアイテムを決めなくてじゃいけない訳ですが、ACブルは2本、村名ジュヴレといつも滅茶美味しい村名ジュヴレV.V.が6本ずつ・・と言う状況ですから・・

「V.V.は美味しいのは当たり前だから・・村名ジュヴレにしよう!」

と言うことにしました。


 そんな感じですので、テイスティングが少なくて申し訳ないのですが、素晴らしかった2015年は「すっからかん」な状況でして、実は人気も高いので・・ご容赦くださいませ。

■エージェント情報2016年

 2016年は霜や病気の被害が大きく、例年の半分くらいしか収穫することができなかった。葡萄の粒も小さくジュースの量が少ないこともさらに生産量の減少に拍車をかけてしまったが、収穫できた葡萄のクオリティはとても高かった。ヴィラージュ物は通常新樽率は70%ほどだが、2016年は葡萄の状態が素晴らしかったので、1級や特級同様に新樽率を100%で醸造している。濃厚な色調と赤い果実のアロマ、凝縮した果実味でストラクチャーもしっかりしており、どちらかというと長熟タイプ。チャーミングさもあるので飲むこともできるが、少し寝かせておきたいヴィンテージ。


━━━━━
 クリスチャン・セラファンさんの2015年が到着です。巷での評判もかなり良いようです。この2~3年の間にも、

「早く飲んでも美味しさの伝わってくるスタイル」

がさらに助長されており、2015年の葡萄の熟度の高さがさらに追い打ちを掛け、

「こりゃぁ・・良いなぁ・・」

と思わせてくれるものになっています。


 村名ジュヴレと村名ジュヴレV.V.を開けてみましたが、現状でどちらも美味しく飲めてしまうほどの仕上がりで、

「ジュヴレ特有の官能感を生む新樽による酸素接触をしつつ、あるタイミングでは何らかの酸素遮断をもしているか?」

とも思えるような生き生きとしたスタイルです。


 まぁ、2015年の葡萄がとても健全だったことの証なのでしょうが、

「構造も大きく、それを埋める要素も多大」

と言うことは、2015年ものはドメーヌ・セラファンとすれば近年でも最高の仕上がりになったと判断出来ると思います。それとともに、

「やはりクリスチャン・セラファンはブルゴーニュワインの基本のキ」

で有り、

「御年78歳にしてまだ進化している」

ことに驚きを感じます。


 記念すべき2015年だと思われます。ぜひご検討くださいませ。



━━━━━
 フィネスさんのドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィス2014年が登場です。2012年までのクリスチャン・セラファンさんのワインは昔と変わらず、クラシカル・・・いや、今でこそクラシカルな造りなのかもしれませんが、新樽をしっかり使用し適度な酸化を促した、ジュヴレならではの妖艶さを持つエキスたっぷりのワインでした。

 新樽を多用するため、どうしても樽の要素がワインに溶け込むのに時間が掛かる傾向にあり、しかもワイン自体が非常にしっかりしているため、リリース直後は少し硬い仕上がりでした。それでも4~5年経ったワインはビックリするほど高質で複雑性に富み、官能感たっぷりの素晴らしいものでした。

 2013年がリリースされ、ある程度数量のいただけたワインをテイスティングしましたが、

「・・ん?・・セラファンもだいぶ変わってきたか?・・」

と思わせるような仕上がりで、特に村名ジュヴレの美味しさに惹かれました。何と・・樽の香りが強く硬いはずの仕上がりを見せるもの・・とばかり思っていたのに、

「思った以上にソフトで滑らかなテクスチュア。官能感はそのまま。ピュアで非常に旨い。」

ワインだったんですね。どうしちゃったんでしょう・・。

 因みに2014年は2013年ものより少し多めにいただきました。入荷の数量から村名ジュヴレと村名ジュヴレV.V.のみのテイスティングですが、2013年ものがリリース直後からジュヴレV.V.の官能さと柔らかい味わいで、村名ジュヴレより飲めたのに対し、2014年ものは、村名ジュヴレの方がリリース直後の時点で美味しく飲めるのには、

「セラファンも徐々に変化している」

と感じています。

 2014年ジュヴレV.V.は、ま~・・日本酒で言えば「新酒」のような状態で、まだ結構荒さを感じますが、ポテンシャルに関してはジュヴレ村名をかなり凌駕していました。4~5年でかなり良い状態になるでしょう。

 その他のキュヴェは少なくて飲めませんが、2014年と言う良いヴィンテージを反映して、セラファンらしいクラシックで大柄なジュヴレになっていることでしょう。ご検討くださいませ。



 1947年、スタニスラ・セラファン氏によって創設されたこのドメーヌは、現当主である息子のクリスチャン氏によって1960年代から徐々に発展を続けてきました。最初に所有した畑はジュヴレ=シャンベルタンの村名で当初はネゴシアンにワインを売っていましたが、1970年から徐々にドメーヌワインとして販売するようになり、1987年には100%ドメーヌ元詰めワインになりました。1990年代にはジュヴレ=シャンベルタン村以外にシャンボール=ミュジニー村やモレ=サン=ドニ村の畑も手に入れ、現在では約5.3haの畑を所有しています。

 葡萄栽培においては自然環境を尊重して、健康で良質な葡萄を作ることを大事にしています。葡萄の木が病気の被害に遭った時の薬剤の使用は出来るだけ最小限に留め、雑草を取り除く際は除草剤は使わずに耕作することで雑草を掘り起こし、さらに土の中に空気を入れることで微生物の活動を活性化させるようにしています。芽掻きや剪定をしっかり行うことで生産量を抑制し、非常に凝縮した葡萄を作っています。

 収穫は全て手摘みで腐敗した葡萄や干からびた葡萄などをしっかり選別し、除梗は約70%行います。ステンレスタンクに入れられた葡萄は醗酵前に低温で浸漬してピノ・ノワールの色とアロマを出し、自然酵母によってアルコール醗酵が始まります。醗酵温度は最高35℃で時間をかけてゆっくり行われます。また、櫂入れをしっかり行なって、アロマやタンニンを引き出します。その後、ブルゴーニュクラスは50%、ジュヴレ=シャンベルタン ヴィラージュは70%、それ以外は100%の新樽率で14~20ヵ月間熟成してノンコラージュ、ノンフィルターで瓶詰されます。また、使用された新樽の一部は毎年エルミタージュのジャン=ルイ・シャヴへ譲渡されています。

 


2011 Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes
ジュヴレ=シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ

16258

赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィス

■リアルワインガイド第45号
90~91 ポイント 飲み頃予想 2016~2033

■エージェント情報
 ピノ ノワール種100%。「Vignes Belles(ヴィーニュ ベル)」、「Le Fourneau(ル フルノー)」、「En Champs(アン シャン)」など7区画に畑があり、広さは約1haで樹齢は約60年です。果実味、酸、旨味が凝縮していて、タニックな男性的イメージのワインです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥14,890 (外税) 
【完熟状態?・・バランスの良いふっくらとしたボディ、滑らかなタンニン、赤黒果実が美味しいです!】
 2011年は数量は少なかったはずなのに、どうしてドメーヌに残っていたのか・・残していたのかもしれませんが、ちょっと希少かもしれません。

 noisy が飲ませていただいたのは、到着して間もなくで、中々休養は与えられない状態では有りました。写真でも完全には透明度が出ていない感じに見えるかと思います。

 ですので、少しは荒れていたはずなんですが、荒れていると断言するほどには雑な部分は無く、僅かにテクスチュアがガサっとしている感じのみで、良い熟成を感じさせてくれました。まさに、

「親父さんセラファン」

の力強くもクラシカルな、そして新樽をしっかり使うタイプの味わいです。


 ちょうど良い熟成をしておりパワフルさを失ってはいませんので、古酒デビューを果たすにも良いヴィンテージかもしれません。リアルワインガイド第45号も、

「今飲んで 90ポイント ポテンシャル 91ポイント 飲み頃予想 2016~2033」

と、飲み頃のど真ん中に入って来ていますね。

 是非ご検討くださいませ!美味しいです!


以下は以前のレヴューです。
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【激旨!セラファン的ジュヴレを味わうなら是非V.V.を飲んでみて下さい!・・優しく包んでくれる見事なジュヴレです!】

 2017年ものは、

「すぐ飲むのはちょっと待って!」

と書いてましたが、2018年ものは、

「すぐ飲むのも・・OK!」

と書き換えなくてはなりません。2018年ものは早飲みもOKで、しかも熟成も長く可能な仕上がりなんですね。

 noisy は基本的に、テイスティングが終了するまでは、インポーターさんの資料には目を通しません。それは余計な情報で思い込んでしまうことを防ぐ意味と、

「新着を書き始めるまで、単に時間を取れないだけ」

と言う両面が有ります。

 なので、今・・この文を読んで・・納得した訳ですね・・


 2018年の年明けは雨が多く温暖な気候だったが2月から3月に掛けてはとても寒くなった。4月になると徐々に暖かく春らしい陽気になってきて葡萄の成長も加速していった。夏になると気温がどんどん上昇して酷暑と言われた2003年に匹敵するくらいの高い気温の日が続いた。夏の日照時間の長さのおかげで葡萄の成熟は最上と言っても過言ではないほどになり、いわゆる「ピノノワールらしさ」は影を潜めているが、とてもフルーティで新樽を強めに使う我々のワイン造りにはとてもマッチした葡萄だった。現在でもすでに飲めるほど味わいは整っているが、真価はまだ出ていないので愛好家の方々には辛抱強く待って欲しいヴィンテージと言えるだろう。


「現在でもすでに飲めるほど味わいは整っているが、真価はまだ出ていないので愛好家の方々には辛抱強く待って欲しいヴィンテージ」

 そうなんですよ・・そう言いたかった訳です。・・さっさと目を通しておけば良かった・・と言うか、この資料が今ようやく見つかった・・だけでも有ります。

 なので、

「いつものセラファンの充実したG.C.V.V.の味わいに、さらなるミネラリティの増大がこの良く肥えた味わいを魅力的なものにしている!」

と言えます。


 今飲んでも良く、15年置いても良い・・25年はたっぷり持ちます・・そこまで引っ張ったら「見事な官能感溢れるトロットロの味わい」になっているはず・・是非飲んでみて下さい!・・超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
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【すぐ飲むのはちょっと待って!・・しかし、官能的なセラファンさんのジュヴレの神髄をしっかり持っています!】

 2015年もの以来のテイスティングです。村名ジュヴレが偉~い美味しいので、相当期待してテイスティングに入りました。アドヴォケイトは、村名に80点台、このV.V.に91点付けていましたんで、

「村名が89点でV.V.が91点?・・ホントか?」

みたいなノリです。あの味わいが89点で正しいのなら91点はとんでもない評価に思えてしまいます。

 色合いも実に素晴らしいです。2015年ものが消し飛んでしまうほど綺麗です。

 飲んでみると・・

「なるほど~・・!」

でした。


 到着時の味わいだけを見るのであれば、2015年ものが良いです。圧倒的に美味しかったと思います。2017年ものは・・

「まだ落ち着いてない!」

し、

「まだ完全には仕上がり切っていない!」

と言えます。


 これは2017年のセラファンさんのワインの特徴でしょう。まだ「エルヴァージュ中(介護中?子育て中?)」だと思っていただけると間違いないかと。

 すなわち、非常に良い状態で葡萄を収穫できたんじゃないかと推測します。なので、もう少し瓶熟を取らないとまとまらない感じです。

 しかしながら、ポテンシャルは2015年と同様か、それ以上。ピュアさは2015年以上、瑞々しさも2015年以上です。官能感はほぼ一緒。まさにエロティックなジュヴレのアロマは健在で、

「味わいは仕上がっていないがアロマは仕上がっている」

と言う状態です。


 この状態で飲んでしまうと、良く判らないんじゃないかと思いますので、どうしても早飲みしたい方は3カ月ほどお待ちください。待てる方はやはり3年かな?・・その辺の感覚がアドヴォケイトと一緒になってしまって残念ですが・・そこは間違いないでしょう。

 素晴らしい出来の、実に「健康的でエロティックな」ジュヴレV.V.です。是非セラーでエイジングしてください。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2016年ものはACジュヴレのみのテイスティングですので、是非そちらのコラムもご覧ください。】

【もはや「ブラボー!」としか言えない・・クリスチャン・セラファン流スタイルを変えずにまだ進化を続ける・・正に化け物です!】


 これは滅茶苦茶旨いです!・・それにしても、誰にも似ていない、正にクリスチャン・セラファンの世界を見事に描き切っています。

 2014年もののグラスの写真と比べてみてください。2014年ものも滅茶旨かったですが、2015年ものは完全に凌駕しています。

 まったくのドライで残糖感は無し、しかし見事に大きな構造を、見事に複雑な要素を詰め込んだカプセルで埋め尽くしています。

 多くの生産者さんの場合、そのカプセルは「ミネラル」ですが、セラファンさんの場合はそれに加え「タンニン」もその役目をしていると思われます。

 まぁ、ボルドーワインは結構、そのパターンが多いんですが、ブルゴーニュの場合はそんな量のタンニンは無い場合がほとんどですから。

 しかし、クリスチャン・セラファンのV.V.はそこが違うんですね。滅茶質の良い、ホンワカしたタンニンが結構有るんですね。でも、それがブルゴーニュワインのエレガンスやフィネスを損なわないどころか、しっかりと、

「ピノ・ノワールです!」

と主張しています。


 言わば、村名ジュヴレの密度を倍ほどに上げただけ・・なのかもしれませんが、複雑さは倍×倍、存在感も同程度ほど大きく感じられてしまいます。

 口に含むとピノの高貴さに加え存在感が一気に大きく感じられます。

「おお~っ!」

と言いたくなる感じです。


 そこから口内で膨れ上がり、ほんのりとそのタンニンを感じさせます。ベルベッティです。赤や紫の果実に加え、黒っぽい果実がふんだんに・・ビターに感じられ、口内の感覚器官全てをフルに活動させます。中盤からは美しさが増してくるようです。厚みを感じさせながら収束に向かいますが、やや太めのスパイス感がノーズに抜けて行きます。

「・・大柄だな~!」

と感じていただけるでしょう。


 いつもの年なら、

「でもまだ少し渋いか・・」


と書くと思うんですが、2014年ものの時もそうでした。


「いや、今でも美味いんじゃない?」


 近年のクリスチャン・セラファンのワインに共通の感覚です。今までなら、

「村名3年、村名V.V.は5年、寝かしてください。滅茶、甘美で素晴らしい成長をしますよ。」

と言っていたものです。


 2015年ものは、

「今なら飲んでも良いよ!」

と言えるのが嬉しいところです。78歳にして現役、姪っ子さんとともにまだワインは進化をしています。クリスチャン・セラファン、究極のヴィンテージになったと思われます。ぜひご検討くださいませ!お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【クリスチャン・セラファンの看板ワイン、ジュヴレ=シャンベルタンV.V.と、希少な上級キュヴェのご案内です!2014年ジュヴレV.V.はいつ飲めばいい??】

 まぁ・・この色合いを見ればご納得でしょう・・。長年ワインに接していると、色を見るだけで有る程度までは想像出来ちゃいますよね。

 2013年ものV.V.の、非常に美しいエキスたっぷり系なしなやかワイン・・是非2013年ものの色合いをご覧ください。ストレートな美しい色合いをしています。

 2014年ものV.V.は・・・どうでしょう?・・全然違うでしょ?・・もう、色からして「官能感バリバリ」じゃないですか。


 そうなんです・・。まさに、

「クリスチャン・セラファン、ここに有り!」

の味わいです。


 ジュヴレの偉大なテロワール、力強く、鉄っぽく、大きな構造をたっぷり感じさせてくれる素晴らしい仕上がりです!


 でも・・全然早いですね。2013年ものは美味しく飲めたんですが、2014年ものはようやくワインとして成立したところ・・で、瓶熟期間が不足しています。やや渋さからのエッジも感じますし、パレットも少しイビツです。

 しかしながら、ワインのポテンシャルとしますと村名ジュヴレを遥かに超えたものが感じられます。

「出し切った・・やり切ったぞ!最高のワインだ・・」

と言っているかのようです。そして、


「あとはお前に任せたぞ・・」

と言っているようにも感じます。


 パッキパキに硬いのでは無く、柔らかさも充分に有るけれど、その程度ではポテンシャルがとても隠し切れない・・と言うことなんですね。すなわち2013年ものは素直に美味しいが、2014年の能力には届かなかった・・と言うことです。


 2013年もののようにリリース直後から素晴らしい!・・と言えなかったのは残念では有りますが、それでもその美味しかった2013年ものを完全に置いてきぼりにするポテンシャルが有りました。少なくとも2年、出来れば3年以上おいてから、この出来の素晴らしい2014年ものをご堪能ください。


 また、上級キュヴェも数アイテム届いています。申し訳ないのですが、とても飲めるような数量では無く・・申し訳ございません。多くいただけるようになったら是非、

「20XX年、クリスチャン・セラファン完全ガイド!」

みたいに出来れば・・と思っています。ご検討くださいませ!!



━━━━━
【セラファンも美しいエキス系ワインに変身か?!】

 どうよ~?・・この色合いですよ~?決して淡いとは言わないですが、こんなに黒味の少ない赤い色のニュアンスをバッチリ残し、テーブルクロスが透けそうなセラファンのV.V.を見たことが有るでしょうか?

 まぁ、ペロ=ミノのような真っ黒さだとは言わないですが、セラファンのV.V.はそれなりの黒味と、もう少しの色の濃さはふつうに有ったと思うんですけどね。V.V.の付かないジュヴレ村名が繊細且つエレガントでめちゃ美味しかったので、数は少なかったんですが、売れ筋のV.V.を飲んでみる気になったんですね。それにフィネスさんとのお取引も復活したので、途切れがちだったセラファンのテイスティングもしないといかんな~・・と言う気も有りました。でもまぁ、やはり高価になってきましたので、飲んで販売してると経営的にはちと厳しいですけどね・・。

 昨今は多くのエージェントさんにも言えることですが、在庫を余り増やさないために、基本アソートメントと言うか、割り当てと言うか・・、ワイン屋さんの希望するようには購入できなくなっています。

「ジュヴレは必要だけどシャンボールはいらない・・できればACブルは大目に・・」

なんてことはほぼ不可能です。

 それも生産量が少ない高価なブルゴーニュならまだ良いんですが、2千円とか3千円、下手すれば1円台のワインでも、

「ご希望者が多いので3本ずつです。」

などと平気で割り振っていらっしゃる・・。こちらにしてみれば、

「・・はぁ?」

です。個人のお客様でもその位は購入されるでしょ!って話しで、

「初めての生産者で1軒辺り3本ずつ割り振って、とにかく右から左に流せって?」

みたいに思っちゃうんですね。

 まぁ、販売先を絞ってしまうと在庫になる可能性が大きくなるので仕方ないのは頭では判るんですが、千円台のワインを3~4本いただいたところでね・・色んな意味でロスにしかならないと思うんですけどね・・。ワイン屋さんも飲まず、だから何も知らず、ただエージェントさん発行の定型文を読むか貼り付けるかで仕事を終わらせるんですね。ちゃんと飲んでるのはお客さんだけ。その方が声を上げれば、ネット上ではそれが「そのワイン、その生産者の本質」になってしまう可能性大です。勿論それが正しければですね、何の問題も無いですし、声さえ上がってこない・・と言うことにもなりかねません。誰もが他の人に自分の意見を大声で言いたい方ばかり・・なはずが無いんですね。

 なので結局はそのワインの幻だけが独り歩きしてしまうんです。自費で飲むんですからせめてその分くらいは面倒みて欲しい・・と思うんですけどね。そんな訳なので結局、キャンセルして入ってこないようになる場合が結構多いんです。非常にツライ世の中です。


 愚痴になっちゃいましたが、セラファンは少ないですがちゃんと紹介したいので、何とか開けた2013年の2本目、ジュヴレV.V.です。

 やはり2013年のセラファンは絶妙に旨いです。綺麗だし、ちゃんと膨らむし、樽臭く無いしで言うこと無しです。しかしながら今飲むことを考えれば、ジュヴレ村名をお勧めします。このV.V.の方は村名のみのキュヴェには無い、輝かしい未来に花咲くべくのタイムカプセルをまだしこたま抱えています。凝縮感たっぷり有りますが、エレガンスを損なうものでは無いにせよ、

「ん~・・勿体ないかな~・・」

と言う気になっちゃうんですね・・。貧乏性ですから・・いや、性はいらんか・・。


 なので、今飲むならめちゃ旨い「村名」を推します。3~5年でさらなる高みを覗いてみたい方はこのV.V.をセラーに仕舞ってください。官能さが出てきたら確実に超1級並みなパフォーマンスを見せてくれるでしょう。

 因みにですね・・最近、あちこちの評価機関のポイントを見てみると2013年のブルゴーニュのポイントが高いですね。いつの間に付け替えたんでしょうね・・付け替えてないのかどうか、アドヴォケイトとかタンザーさんとかサトクリフさんとかを普段余り気にしてないので判りませんが、リリース前に散々脅かされたと・・うっすら覚えているのがトラウマ状です。

 後になったら2013年はグレートイヤーとか言われるかもしれません。非常に美しいワインです。是非ご検討くださいませ。

 またその他のキュヴェはさすがに開けられませんで・・すみません。息子はフィネスさんの試飲会で飲んでる可能性が有るんですが、まだとてもコメントなど書ける能力を得ていませんで・・。普段のセラファンさんの「リキミ」みたいなものが無い、ナチュラルな味わいのヴィンテージだと思います。