【4千円のA.C.ブルとしますとトップ・クラス間違い無し!氷の表情を持ったつやつやなミネラリティと、氷を割って飛び出してくる素晴らしい果実酸の味わい!】

このシルヴァン・パタイユさんですが、以前は・・Oさんと言うインポーターさんの扱いだったんですね。結構前の話しでは有ります。noisy も何となくは飲んでいたんですが・・酸っぱかった・・それに硬かった・・(^^;; なので、スルーしていました。
それが、ラシーヌさんが扱い始めてちょっとして飲んでみると・・随分と良くなっていたんですね。価格も安かったし・・。2012年か2013年ものの頃の話しです。
で、本格的に扱い始めたら・・どんどん美しく伸びやかな味わいになって来た訳でして、あ、途中、少しビオ風に寄り過ぎて、揮発酸も出た時も有りましたがそれも一過性で終了、お客様のパタイユに対する見る目も変化して行き、今に繋がっている感じです。
ですが・・それは2018年ものまでの話しです。2019年ものは別物です。物凄く・・旨い・・です。
パタイユのワインは、残糖を嫌う、どこまでも完全エキスのワインです。なので、豪奢な味わいには決してならず、どこまでも美しい・・エキスが酸素を得て表情を変える、複雑性が多彩な表情を生んでいます。
2019年ものは、その「極致」ともいうべき素晴らしさでして、2018年までのシルヴァン・パタイユとは・・その彼らしいニュアンスはそのままだとしても、表情のディテールは別格です。それはピノ・ノワールも当然ながら、アリゴテも、シャルドネも・・です。なので、
「2019年のパタイユを飲んだら、その多彩な表情に相当に驚く!」
と思います。

また、マルサネ・ルージュのコラムにも書きましたが、ま~・・滅茶苦茶「冷たい」です。氷のキュヴェ・・とさえ言いたい位・・ひややかです。
自宅に持ち帰るのが夜の12時を回ってからになりますから、車で向かっている間にもさらに冷えてしまいます。
しかし!・・それでも旨味の載ったエキスからの表情が見事に多彩・・です。これほどまでにA.C.マルサネが多彩、多弁だったとは・・と思えるほどです。
そして、そのエキスから見事な果実感が飛び出して来ます。甘みは無いのに辛くない・・平板にならずにぷっくりと膨らんでいる・・余韻も滅茶瑞々しく長い・・です。
ただし、このクラスはラシーヌさんから多くのショップさんやレストランさんに行っていると思われ、Noisy wine も12本だけです。なので・・お早めにご検討くださいませ。
ベースのキュヴェながら、素晴らしい「氷の表情と氷のポテンシャル」を持っています。超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【何故か非常に少ない、ベースのピノ・ノワールです・・】 え~・・飲んでません。ほぼ割り当てになってまして、それでも何とかしろ!・・と言えばいただけたのでしょうが、その分、他を減らされると困るので、何も言わないようにしました・・(^^;; パタイユの一番下のワインですから、ある意味、一番彼を理解するのに重要なアイテムでは有りますが、そうは言ってもね・・マルサネの上のキュヴェは沢山欲しいじゃないですか!
なので、今回noisyは、ここはスルーするしかなくなってしまいました。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のヴィンテージより転載しています。
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【シルヴァン・パタイユの素晴らしいベース・ピノ・ノワールの2アイテム!!・・でも結構な違いも有る!!】
シルヴァン・パタイユの2013年が到着し始めました。今回はベースの2アイテム、ACブルとACマルサネのピノ・ノワールをご紹介します。前年の2012年ものは非常に多くのセールスをさせていただき、有難うございました。2013年ものもチェックを入れつつ、ご紹介させていただければと思います。
今回の2アイテムは、
「ん~・・これは比較しつつのご紹介が面白いかも!」
と思いますので、話は前後するかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
まず・・色を見て比べてみてください。ちょっとチェックして、どう違うかを判断してみてください。
上のブルゴーニュ・ピノ・ノワールは少々ですが澱が舞っているかもしれませんが、やや黒味が強く、何となく透明感が薄く「白っぽく」、本当に何となく「オレンジ色」が見えるかもしれません。
下のマルサネ・ルージュは、非常に透明感のある、あっけらかんとした美しさが見えるかもしれません。
まぁ、写真ですので、その時の露出が微妙に違ったりで、安易には比較できない部分では有りますが。

で、この透明感の違いが・・ものの見事に味わいに現れているんですね。
どちらもシルヴァン・パタイユらしい、恐ろしいほどに美しい、化粧っ気のない、純なワインです。他の生産者には真似の出来ない美味しさを造り出しているといえるでしょう。
そのパタイユのワインにしても・・ACブルとACマルサネは違います・・まぁ、若干・・少々・・と言うことなんですが、人間って、そんな細かい部分も実はちゃんと検出しちゃうんですよね。
マルサネは、全くの「無垢で純」な味わいです。思いっきりの純な「美しさ」を描いています。抜栓直後は少し硬めなんですが、15分ほどで柔らかさや表情を増してくれます。いつもの・・シルヴァン・パタイユの味筋です。
ACブルは、いつものシルヴァン・パタイユの味筋では有るんですが・・・
「一点の曇りも無い・・いや一点だけ曇り有る味わい」
がします。
実は色合いにもほんのちょっとだけ現れているんですが、全くの純な状態では無く、ほんのわずかな・・微細な「揮発酸が動いた」ニュアンスを持っているんです。
でもそれは・・ほんの少し・・なんです。また、その影響は非常に微細で、これからも動くとは思えないものでした。
ところがです!・・話しはここからが大事なところなんですが、おそらく、この状況で2本を比較して飲むと仮定すると?・・
「ほとんどの方がACブルを美味しいと言うはず!」
なんです。
実は色合いにもほんのちょっとだけ現れているんですが、全くの純な状態では無く、ほんのわずかな・・微細な「揮発酸が動いた」ニュアンスを持っているんです。
でもそれは・・ほんの少し・・なんです。また、その影響は非常に微細で、これからも動くとは思えないものでした。
ところがです!・・話しはここからが大事なところなんですが、おそらく、この状況で2本を比較して飲むと仮定すると?・・
「ほとんどの方がACブルを美味しいと言うはず!」
なんです。
このACブル、比較するとより柔らかさと複雑性、滑らかさを持っているんです。それに若いので、抜栓後、ややハードなテクスチュアと変化に時間が掛かるマルサネより、よりポテンシャルが高く、複雑でミネラリティも高く、美味しいと・・思うはずなんですね。
真っ白な中に黒いものが有ると非常に目立ちます。「あ・・あるな」と感じるんです。シルヴァン・パタイユのような、全くの「真っ白さ」の中に何かがあるとすると・・感じる訳ですね。
でも、そのバランスがまた・・素晴らしいんですよ。なので・・ACブルの方が旨い!・・と思われると感じています。
直近で旨いACブル、時間を掛けつつゆっくり楽しむ美しいACマルサネ・・と言う理解でよいと思います。
2013年も非常に優れたワインに仕上げたシルヴァン・パタイユです。是非とも・・比べて飲むと面白いですが、お好みの方だけでもOK!是非是非飲んでみてください。一推しの生産者、シルヴァン・パタイユの2013年です!ご期待ください!
【ピノ・ノワールの持つフィネスの塊!素晴らしい!!】
何しろ・・・村名よりも高価なACブルゴーニュですからね・・・。皆さんの反応はどうなのかと、興味は尽きることが有りません。
通常の感性であれば・・
「¥5000近くもするブルゴーニュ・ルージュ?しかもマルサネの生産者?・・・いらん!」
となるところでしょうが、飲んじゃったら・・・ね・・
「・・げげっ!・・・おっ?・・・そうゆうことか!」
と気付かれるでしょう。
そうなんですよ・・・。このル・シャピトルは、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールのフィネスに特化して、
「ブルゴーニュを表現した!」
ワインなんです!
決してマルサネを・・もしくはマルサネの生産者たるものが造ったブルゴーニュ・ルージュ・・そんな側面は二の次なんです!

恐ろしいほどフィネスの塊です。これはブルゴーニュ・ピノ・ノワールであり、マルサネ・ルージュでは無いんです。
むしろ、「ブルゴーニュ・ル・シャピトル・ルージュ」以外の何ものでも無く、
「マルサネより、クロ・デュ・ロワより凄いフィネスを持つ、よりポテンシャルの高い畑。それがたまたまACブルゴーニュしか名乗れなかっただけ」
なんです・・・。
ま・・・飲まないと理解できないかもしれません。理解が遅れているマルサネの村の畑では起こりえた訳です。
圧倒的なフィネス・・・是非包まれてみてください・・。ライバルは・・実はマルサネ・ロゼ!フルール・ド・ピノです!
これも高いんだ!・・でも・・この二品は外せないと思いますよ。
カテゴリー・キラーとなったこのワインは、飲む価値が高いです。是非是非・・トライしてほしいと思います!ちなみにリアルでは評価の対象とはされていません。無かったのかもしれませんが・・!ご検討くださいませ!
【シルヴァン・パタイユが・・ついに登り詰めたか!?!これは絶対飲みましょう!!】
いや・・もうビックリです。おとついに到着して・・待ち切れなくて、昨夜飲んじゃいましたが・・
「・・・すんごい!」
実はこのマルサネ・ルージュ・・・次回以降にご案内予定の「ブルゴーニュ・ルージュ」より格下・・よりリーズナブルなワインなんです。
なのに、あの2011年のシルヴァン・パタイユの超絶な美しさはそのままに、
「エキスをさらに昇華し濃密に!」
した見事な液体だったんです!
シルキーなテクスチュアを具現化している見事な石灰系ミネラリティをベースに、美しい実を持った濃密なベリー、全く嫌味のないハイトーンなスパイス、美味しい岩清水を飲んだ後のような身体に染み入ってくる余韻・・・
慌てて買い足しました・・(^^;; これほどまでに素晴らしいと、今までのマルサネって・・・何だったんだろうと・・・再度このアペラシオンの意味合いを自身の感覚の中で再構築しなければならない状況になってしまいました・・・。
「超絶に美しいジュヴレ?・・いや、シャンボール?」
奇しくも、徳丸さんも今月発行のリアルワインガイド48号で(・・・買ってね~!)書いてましたが、4月にシモン・ビーズ他から薦められて訪問して・・・ランセストラルを飲んで、その素晴らしさにぶっとんだ!・・そうです。
ランセストラル12年は来月になるかな・・・何せ価格もべらぼうに高いので・・でも、しっかり飲んでご案内する予定ですのでお楽しみに・・・
いや、その前に是非、この一番リーズナブルな「マルサネ・ルージュ」を飲んでみて、noisyの感覚に同意できるかお確かめいただくのが良いと思いますよ。ブルゴーニュの生産者は一旦火が付くと入手困難になってしまいますから・・ね・・。
とにかく一度、このどこまでも超絶に美しく濃密なエキスにやられちゃってみてください・・素晴らしいです!一推しです!
(申し訳有りませんが新着発行の本日追加オーダーしていますので、ご注文が集中した場合は発送日が遅れる場合がございます。ご容赦ください。)