ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ

シルヴァン・パタイユ

フランス Domaine Sylvain Pataille ブルゴーニュ
● 久しぶりのシルヴァン・パタイユ、2021年もののご案内です。(ランセストラルだけ2020年も有ります。)

 2020年もののシルヴァン・パタイユはしつこく「どうなった?」と尋ねていたのにしっかりハブられてしまいましたので入荷は無く、テイスティングさえ途切れてしまいましたが、限定キュヴェで数も少ないとは言え、赤白とも飲んでみましたら・・

「あら・・」

と。

 2019年ものまでの、基本・・ピュアでミネラリティのコーティング有り・・のようなシルヴァン・パタイユは、どうやら卒業したんじゃないか?と感じました。

 村名のマルサネはメディア評価で93ポイントまで有り、そのポテンシャルを正当に評価している思いますが・・いや、確かにそうなんですが・・

「スタイルがギルベール・ジレ風に?」

と・・ちょっと表情に多層感が出て来まして、まぁ・・

「今頃2021年を持って来ている(2022年はリリース済のはず)」
「各キュヴェで仕込み方が違う」

と言うのを差し引いても、どこかシルヴァン・パタイユ自身の考え方、そしてやり方に変化が出た・・エポックな2021年ものになったか?・・と感じています。

 因みに似ている部分が有ると思ったのは赤のマルサネで、アリゴテはそれなりに遠い姿です。しかし、アリゴテの出来も半端無いので、

「半端無い同士で、自分の頭の中で比較」

してみますと・・幾つかの共通点も見当たると言う・・そんな感覚でした。

 ちょっと目の覚めるテイスティングでした。もちろんですが、飲めなかった区画名付きやランセストラルも非常に高い評価をメディアからいただいているようですので、ぜひお試しいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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 ようやくシルヴァン・パタイユの2019年ものの2回目が入荷です。お待ちいただいていた方も多かったと思いますが、すでにもう一社の輸入元は昨年の夏ごろに輸入済みと言うことで、そこからさらに半年も経過しています。

 その間に為替は悲惨なことになってしまっていますし、到着したと言うので話しを聞くと、もうお話しにならないような量の割り当てにしかならないとのこと。全部合わせても30本無い・・と言うことで、すみません・・これではまったくお手上げ、何も出来ません。

 と言うことで、ほぼ店頭に並べるだけになってしまいました。お詫び申し上げます。


 ・・と書いていたんですが、何とか1本...飲みました。流石シルヴァン!・・と言える見事なワインでした。

 まぁ、誰もこんなことは言わないと思いますが、良質な葡萄を得た2019年、シルヴァンのワインは相当に変化しました。「ラ・モンターニュ」を飲ませていただきましたので、ご興味のある方はぜひコラムをご覧くださいませ。その他のアイテムはとてもじゃないが少な過ぎて飲めませんでした。


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 グレートイヤー間違い無しの2019年、プロフェッサー・シルヴァンのワインがどんなポテンシャルで仕上がってくるかと固唾をのんで待っていました。2019年もののシルヴァン・パタイユは、どうやら・・

「2回に分けての入荷」

になったようで、今回は、「アリゴテ」「シャルドネ・メシャロ」「ブルゴーニュ・ルージュ」「マルサネ」の4アイテムのみです。

「その他のはいつ来るの?」

と担当さんに聞くと、

「・・いや、まだ樽の中でボトル詰めしてないって言うんですよね・・」

と返されたので、

「・・んな訳あるかい!・・もう収穫から2年以上経過してるんだから・・」

と言っておきました。醸造は1カ月も経てば終了しますから、長期熟成するにしたってボトルに詰めないとアヴァンギャルドな味わいになってしまいます。


 で、今回も・・余り数は確保できませんでしたが、全てのキュヴェをしっかりテイスティングさせていただきました。(ホント、中々儲けさせてくれないので・・と言うか、出費が多くて利益が少ないです。)

 そうしましたら・・

「2018年までのパタイユはもう忘れてください!」

と言いたくなるほど、このベースラインの4アイテム、滅茶苦茶美味しいです!


 とにかく・・テクスチュアも冷ややかです。それにワインが冷えていてもちゃんと香るし味わいも表情も深い・・。冷旨系の酸のバランスが凄いんですね。10度位で飲み始めても大丈夫なんじゃないでしょうか・・。Noisy wine のセラーが13度、そこから気温0~5度程度の外に出て、車で自宅まで・・なので12度位にはなっていたと思います。その状態でも、ドライで豊かで複雑な表情をしっかり確認できました。

 アリゴテの超複雑にして繊細な味わいには驚かされましたし、メシャロの超フリンティ―な味わいにもビックリ!コスパが最高なブルゴーニュ・ルージュに、

「もう・・これで良いんじゃない?」

と言いたくなるような素晴らしい「A.C.マルサネ」にも脱帽です。


 2019年のシルヴァン・パタイユ、お待ちの方も多いと思いますが、2018年もののように数は多く有りません。是非お早めにご検討くださいませ。


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 2018年のシルヴァン・パタイユが到着です。素晴らしい2017年もの・・早くから美味しかったですし、2016年以前のワインのポテンシャルも凌いでいました。

 2018年ものですが、ラシーヌさんの入荷が2回に分かれるようでして、いつもよりとても少ないです。バラ入荷のアイテムも結構有ります。まぁ・・ランセストラルでさえバラ買いしたことなど無いんですが、文句を言っても始まらないので・・。

 シルヴァン・パタイユの2018年赤は、素晴らしかった2017年をさらに凌ぐ「密度の高い味わい」と「マンモス級のミネラリティ」で圧巻です。

 例を挙げますと、例えば2017年のマルサネ村名赤は、他店様はどうか判りませんが、入荷直後から滑らかでちょうど良いバランス、見事な出来でしたので・・異常なほど販売させていただきました。

 ですが、2018年ものは・・もうポテンシャルが確実に「ランセストラル寄り」に近付いておりまして、複雑性も高く素晴らしい味わいです。

 そしてそのトップ・キュヴェ、ランセストラルですが・・

「圧巻!」

です。ほぼ・・ボンヌ=マールに匹敵すると思います。抜栓して、グラスにノーズを寄せただけで・・

「うぉっ!」

っと・・変な声が出ちゃうと思います。

 その他クロ・デュ・ロワもロンジュロワも・・例年に以上の仕上がりを確認しています。確実に密度とミネラリティが上で、アルコール分も13~13.5%と必要以上に強くならず、長い寿命を持っています。

 もう、「マルサネとは思えない・・」は止めましょう。存在感のある凄いワインたちでした。


 一方、白ですが、こちらはビオ系の雰囲気が出て来ました。今まではさほどビオを意識しないで飲めたと思うんですが、

「So2を出来る限り使用しないで造ることが可能だった2018年!」

と言うことなのか、醸造時に使用する量が極端に少ないか、ゼロだと思われます。

 左の写真は「ブルゴーニュ・シャルドネ・ロゼ」ですが(ロゼと書いて有っても白です)、僅かに色落ちした上で、やや黄色の強い色合いをしているのが判るかと思います。

 なので、ナチュラル感が増し、美しいバランスの多めの酸を持っていますので、果実のリアル度も急激に増しています。樽の関与も伺わせず、余分な化粧も全く無い・・その上で、とても自然な味わいなんですね。


 さらにその上で、決して「アヴァンギャルドな味わい」にはなっておらず・・

「これからのブルゴーニュワインの指標となって行くに違い無い、見事な味わい!」

になっています。


 とても良い出来になったと思います。これはやっぱり飲まないと!・・圧巻のランセストラルも滅茶空茶良いですが、中間クラスのマルサネでも、相当にランセストラルに寄った「集中した味わい」を見せてくれます。是非ご検討くださいませ。


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シルヴァン・パタイユの2017年が到着しました。いや~・・素晴らしい出来です!・・今までで最高の出来は間違い無いでしょう!

 ・・しかも、今までは入荷が無かった「アリゴテ」が入って来ました!・・これはコラムを是非ご覧ください。きっと飲みたくなってしまうはずです。

 それに、シルヴァンが祖父から受け継いだ初めての、そして唯一の畑、「ラ・モンターニュ」も初めて入荷しました!・・これがまた泣ける味わいです。非常に深いものが伝わって来ます。

 そして、トップ・キュヴェのランセストラルは今回まだ入って来ておらず、これだけ後になるようです。

 さらには、何故かプライスが「かなり下がってます」。有難いことですね。しかも、

「今までで最高の出来!」

はnoisy が保証します。健全なのに見事な「ヴァン・ナチュール」ですよ。ヴァン・ナチュールを意識しようとしなければ、普通のブルゴーニュワインです。

 でももし意識したら・・

「・・これは相当に凄い出来だ!」

と言うことが伝わって来るでしょう。


 熟度が高く、まろやかで、しかし酸はちゃんと有って、マルサネと言うアペラシオンをしっかり意識し、しかも各クリマ毎に異なるフレーヴァーや表情に心が躍ると思います。

 もし迷われたら・・もしくは、今までシルヴァン・パタイユのワインに触れたことが無いとしたら、

「村名のマルサネ・ルージュで充分!」

感動していただけると確信しています。


 素晴らしい仕上がりです。是非飲んでみてください!一推しです!   
コート・ドールの北端、ディジョンの南わずか数kmに位置するマルサネ。とかく、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの高質なものと比べられて、骨格や厚みが乏しく、評価されることが稀な地域。

 しかしながら、この地でも世代交代のさなかに、素晴らしい造り手が登場しました。まさに、「呉下の亜蒙にあらず」(三国志演義)で、旧容を一新しての登場です。温暖化に伴い、コート・ドール北端のこの地は、好ましい環境に変化していることもあり、一昔前のイメージをがらりと変えてしまうような、マルサネのご案内です。

 シルヴァン・パタイユ(33歳)は、シュノーヴ村に数代続くブドウ栽培の家に生まれました。小さな頃から祖父のそばに張りつき、畑で遊び、セラーで樽をころがすのが何より好きで、自然にワイン造りの道に入りました。しかし、自ら醸造・ビン詰をしたのは、シルヴァンの代になって初めてのことです。1997年から醸造コンサルタントを始め、1999年に1haに満たない大変古い畑(マルサネ・ルージュ・ラ・モンターニュ)を祖父から引き継ぎ、2001年にドメ ーヌ・シルヴァン・パタイユを興しました。

 醸造コンサルタントとしての才能は評価が高く、現在15ものドメ ーヌで、コンサルティングを行っていますが、自身のドメ ーヌの栽培面積は15haあります。ほとんどの畑は、賃借契約ですが、コンサルタントの仕事のおかげで、人脈に恵まれ、樹齢の高い恵まれた畑を契約しています。

 2008年からは一部ビオディナミで栽培を始め、野生酵母で発酵、清澄をせず、軽く濾過をしてビン詰をします。味わいの奥に温かさとエネルギーを感じさせ、ミネラルがしっかりと味わいを支え、緯度の高さからくる涼やかさがあります。派手で濃縮された技巧的なピノ・ノワール酒とは程遠くて、バランスがよく、美しい果実味を備えた繊細な味わいが身上です。亜硫酸の使用量も大変低いため、一口味わっただけで、自然派の考えで造られた完成度の高いワインであることがわかります。とりわけ、樹齢の高い最上のプロットから生まれる《ランセストラル》は、シルヴァンの腕の素晴らしさを感じとることができます。全梗で、2年に及ぶ醸造で造られ、マルサネよりはるかに格上のワインと、ブルゴーニュの専門家の間でもっぱらの評判です。

 良いコンディションを保ち、持ち味を存分に発揮できるように、注意深く扱えば、きっとブルゴーニュの新たな味わいが目の前に現れ、驚きに満ちた喜びを感じることができること、間違いありません。私は、このワインの到着を、毎日心待ちにしていました。通関が切れ次第、スタッフ一同で味わうことを楽しみにしています。だって、本当はピノ・ノワール酒が大好きなのに、なかなか、心に響く味わいに出会えなかったのですから。
合田泰子


≪合田泰子のラシーヌ便り_no89 3月号より≫
■ドメ ーヌ解説
 幼い頃からトラクターに乗ったり、セラーの中でバリックを転がして運ぶことを夢に描き続けてきたシルヴァン・パタイユは、その夢を現実とするためにボーヌの専門学校で醸造を専攻した後、ボルドーの学校で醸造を学びます。卒業してからの4年間を醸造コンサルタントとして複数の(有名な)ブルゴーニュのドメ ーヌで務めます。1999年にわずか1ヘクタールの小さな畑ですが古樹の植わった畑を購入し独立します。2001年に正式にドメ ーヌ・シルヴァン・パタイユを設立。ゆっくりと着実にドメ ーヌをつくり上げ、現在15ヘクタールを所有しています。

■栽培
 シルヴァンはドメ ーヌを立ち上げた当初から、手作業で草刈りなどの耕作をおこない、それは環境への配慮のみならず土壌により健康的な栄養バランスをもたらすと信じてきました。2007年から有機栽培を実践し2008年から試験的にビオディナミ栽培に取り組んでいます。

■醸造
 若く知的なシルヴァンは細部にまでとても敏感で丁寧であり、各キュヴェはそれぞれのキュヴェごとに分けて取扱い、非常に注意深くヴィンテッジ・コンディションを考察します。したがって、彼にとって一般論でワイン醸造をすることは不可能です。彼は、全房を発酵させて樽(バレル)や大樽(フーダー)で熟成させて赤ワインとなる、自然酵母の存在をを強く主張しています。真のテロワールを表現するため、熱心に醸造を勉強し、多様なドメ ーヌのメソッドや醸造哲学を調べ、実験や試作を柔軟に行うなど、努力を少しも怠りません。


2021 Bourgogne Aligote
ブルゴーニュ・アリゴテ

18883
自然派
白 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ

■エージェント情報
品種:アリゴテ・ドレ100%
植樹:1930年代~1961年
位置:標高250m、東向き
土壌:粘土、泥炭岩、石灰岩、砂利
醸造:木樽とステンレスタンクで醗酵。古樽で1年の熟成
 Champ Forey と les Auvonnes の畑のブレンド。アリゴテを語らせると、止まらないシルヴァン。エントリーレベルのアリゴテながら、単純さや飲みやすさだけでない、要素を備えている。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥5,200 (外税) 
【激複雑!・・素晴らしいです!・・今飲んでも旨いですが・・2~3年の熟成で大きく成長するでしょう!】
 いや・・もし売れなければ即引っ込めることにしましたので・・凄いですね~・・今や、アリゴテで海外メディアを軒並み悩ませているに違い無い、パタイユの・・ベースのアリゴテです。

 noisy もクロ・デュ・ロワとかレ・シャルム・オ・プレトルとか・・アリゴテの上級キュヴェを以前に飲みましたが、ぶっ飛びましたので・・はい。ま、そうは言ってもいただけないので販売できません。

 常識や過去に囚われがちのガチガチな頭の方が多いメディアのブルゴーニュ担当テイスターたちを、散々に悩ませているに違い無いのがパタイユのアリゴテです。

 もう・・彼らは普通に点を付けたら86~88点です。しかしながら、凄いのは判る・・んですね・・だから迷う。

「どれだけ上げたら良いのか判らない」

訳です。法律家なら、

「判例が無い」

から比べられない・・んですね。

 ですから、アリゴテ・クロ・デュ・ロワなど、95ポイントを付ける全く正当な素晴らしいメディアもいれば、同じワインに88ポイントで対応しているメディアもいる訳です。

「ワインとしての正当な評価をしているのは・・どっち?」

と突っ込みたくなりますが、きっと自身では正当な評価をしているつもりなのでしょう。

 2019年もののグラスの写真と比較しても、明らかに複雑性と・・

「複雑さが直で匂って来そうな色彩!」

が見受けられる全貌です。

 もはや「複雑」の一言で片付けられない、半端無いアロマです。コルクを抜いた瞬間から、柑橘系の果実が弾けます!・・が、そこにはすでに、石や濃い煙、一瞬・・ドイツのリースリングかと思ってしまうような・・ほんのりとぺトロールのようなアロマも差し込みます。

 液自体はそれほどまでに「ねっとり」していないのに、口内に入ると・・しっかりと充実した酸のパレットが、口蓋をしっかりグリップします・・から、オイリーでも有る・・が、普通のシャルドネのオイリーさと質と桁がちょっと違うんですね。

「捕まえた!・・」

と思うとまたそこから柑橘・・。中域は適度に締まりつつ限定解放・・余韻も充分に長いです。凄いですね・・。果実も橙色まで有ります。

 ギルベール・ジレのアリゴテも半端無いですが、パタイユの場合は「ピュアさ」をたっぷり持った上での「緊縛の世界」を持っています。ギルベール・ジレはパタイユほどのピュアさは・・奥に仕舞い込んであり、さらなる「超緊縛の世界観」を感じさせてくれます。

 まぁ・・この緊縛の世界・・みたいなニュアンスは、同時比較しないまでも飲んでみないと伝わらないかなぁ・・と思います。

 これ、この価格なら・・とんでもなく滅茶安いです。そして、

「捕まえた!・・」

と感じたその瞬間から・・むしろ内向的になるので、

「今飲んでも滅茶旨いが、実は解放されるまでには2~3年掛かる!」

と思っていただいて結構です。

 楽しいですね~~・・こう言うの!・・アリゴテが旨いんですよ・・ホントに!・・皆さんにもギルベール・ジレのアリゴテもぜひとも飲んでみて欲しい・・そして、頭の中で比較してみてください。緊縛合戦・・凄いです。お薦めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【激旨、氷のアリゴテ!・・いや・・参った!】

 「・・一体・・どうしたんだ?・・」

 何が起こったのか、良く判らなかったんです。以前、もう相当前にラシーヌさんでシルヴァン・パタイユのアリゴテの、畑別に仕込んだアイテムをテイスティングさせていただきましたが、その時脳裏に刻まれた感覚に、かなり近いものを思い出していました。・・まぁ、どうしたんだ・・の後にメロディが付いて、♪ヘイヘイ、ベイビー♪ も同時に流れて来ましたが・・。

 ブルゴーニュ・シャルドネ・メシャロのコラムでも書きましたが、いや~・・圧巻です・・何がって?・・そう、それが・・

「複雑なニュアンスが!」

です。

 それも滅茶細やかな・・でも超細いテグスのような糸がくんずほぐれつに、でも一本の糸として成り立っていて、それらが数本より合わさっている感じのテクスチュアで感じられました。

「・・ん~・・シルヴァン・パタイユの畑名無しのアリゴテって、確かに凄く美味しいんだけど、もっと単純だったはず・・」

 そう・・思いませんか?


 酸は弱くは無いが、強調して「強い」と言うレベルでは無く、シャルドネでもこのレベルは有り得る位で、敢えて文句を言うような感じでは有りません。その「酸の旨味」がこのパタイユの特徴でも有りまして、

「冷えていても表情、味わいをちゃんと感じさせてくれる」

「なので、滅茶冷たいと感じてしまう」

訳なんですね。


 で、これは今回ご紹介させていただいた2019年もののシルヴァン・パタイユの全てのキュヴェに言えることで、2018年までのワインが持っていた表情を、少なくとも50%、下手すれば100%近く増やしたかのような感覚に陥ってしまいます。

 グラスの色合いを見れば、黄色がしっかり入った色合いをしていますから、バレルファルメンテーションを経て生まれたキュヴェとイノックスでしょうか・・それの絶妙のブレンドじゃないかと思います。

 非常に伸びやかで、アロマも複雑に入り組んでいます。ラシーヌさんで飲ませてもらったレ・ゾヴォンヌ・オ・ペペやシャン・フォレのアリゴテのキュヴェを思い出させる、ちょっと半端無い仕上がりでした。滅茶苦茶リーズナブルです!・・これは何とか・・無理を言って36本の入荷です!是非とも飲んでください。

「アリゴテだから・・」

とかの観念は不要です。飲んだら理解できる・・ワインの不思議です。超お勧めです!

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【2018年ものも呆れるほどの美味しい!やっぱり必飲!アリゴテの古木は太く繊細にテロワールを伝えてくれます!】

 素晴らしいです!・・マッタリと、ジンワリと、気品と神妙な果実を漂わせながら、精妙な静けさと瑞々しさを長く感じさせてくれます。

 一般に良く有る「単純な方のアリゴテ」とは、全く異なるカテゴリーだ・・とさえ言いたくなります。

 まぁ、単純な言葉では「濃い」です・・が、やはりそれでは伝わらないでしょう。

 あの凄い密度のシャルドネをリリースしているユベール・ラミーのオート=デンシテに匹敵するかのような「密度」のある味わいです。全ての要素がそのまま圧縮されているような感じなんですが、違和感などまるでなく、とても自然です。

 果実感もちゃんと有るんですが、これもまた神妙・・言葉が難しいですが、通常だと、

「柑橘フルーツがてんこ盛りで・・」

と言ってしまうところ・・そうはならないんですね。果実感がたっぷりだと、それ一辺倒になってしまうことを伝えてしまいそうに思えるんです。なので、そんな言葉にはならない。しかし、凄く感じます。

 勿論ですが蜜、これもドライな味わいの中にアロマとして非常に上品ながら密度の高い蜜を表現しています。

 余韻がまた・・素晴らしいです。熟成を重ねて行けば、コシュ=デュリが造った素晴らしいアリゴテに張り合うところまで行くでしょう。

 今回は24本の入荷です。これ以上はいただけそうも有りません。ですが・・皆さんに是非とも飲んでいただきたい!

「こんなアリゴテが有ったんだ!」

「これがアリゴテなんて信じられない!」

と、きっと感嘆されると思います。ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【凄いです!品種で飲むはもう止めましょう!古木のアリゴテならでは!・・そしてマルサネのテロワールならでは!・・必飲です!】

 心躍る、見事な白ワインです。相当に古い樹も有るようですよ。複雑でふくよか、そして繊細です。酸はしっかり有りますが、その酸の美味しさと言ったら・・ビックリですよ。

 相当前の話しになりますし、今まで何度か書いています。また、リアルワインガイドの紹介記事には、コラムにもしっかりこのアリゴテや、区画名付きのアリゴテ・・「ラ・シャルム・オ・プレトル」「クロ・デュ・ロワ」なども掲載されています。(リアルワインガイド第64号参照)

 で・・実はnoisy も、そんな区画名付きのアリゴテをラシーヌさんで飲ませていただいています。3年前位だったか・・な?・・いや、驚きました。

「声も出ないほど繊細で複雑、精妙な表情!」

 のアリゴテだったんですね。


 まぁ、以前から「品種は関係ない」と言うスタンスでは有りましたが、関係無いと言い切ってしまうよりは、

「アリゴテならではの凄い味わい!」

とも言い換えることが出来る・・もしくは、そうで無ければいけないか?・・とも感じてしまいました。


 確かに、物凄い「ブルゴーニュ・アリゴテ・クロ・デュ・ロワ」から見れば、この区画名の付かないアリゴテは、格下で有るのは間違い在りません。

 しかし、「繊細」と言う言葉に「超」とか、「激」とかと言う修飾子をつけるか、留まるかの違いで有って、凄いアリゴテで有ることには違いは在りません。

 ちょっと・・余り良い写真とは言えませんが、グラスの写真はものの見事に淡い緑に覆われています。旨味をしっかり形成したたっぷりな酸の美味しさに繊細な果実の表情が伺える出来です。

「飲まずにはいられない!」

と言い切りたいと思います。


 残念ながら・・これも割り当てになってしまいましたので、追加は出来ません。今後、区画名付きのアリゴテの入荷が叶うかどうかは判りませんが、少なくとも、

「マルサネのロケーションの古木のアリゴテの凄さ!」

に、まず触れていただき、未来に期待していただきたく思います。是非ご検討くださいませ。マンモスに美味しいアリゴテです!