シルヴァン・パタイユの、ある意味トップのワインだと思っているフルール・ド・ピノです。こちらはローラン・パタイユの仕入れで、おまけみたいな形でいただけたので、非常に少ないです。テイスティング分?・・みたいな数です。
1本ずつテイスティングしてしまいますと販売可能なのは6アイテムの入荷で3本になってしまいますので、コンディションを確かめるためにテイスティングしたのみになります。どうぞよろしくお願いします。
以下は以前のレヴューです。
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【少なくて飲めませんが、メディアの半分は低めの評価でもSNSのセラートラッカーは5人中、2人が95ポイント、1人が94ポイントと凄い評価です!】 このところは少ない入荷で高価なアイテムをテイスティングし過ぎていまして・・ようやっと少しだけいただけたシルヴァン・パタイユ2021年も非常に少なく、テイスティングするに至らないアイテムばかりになってしまいました。まぁ・・2020年ものもご案内も無くほとんど飛ばされましたので、もう続けられないかな・・と諦めるしか無いかもしれませんね。
格別な風味を持つ唯一無二のマルサネ・ロゼ、フルール・ド・ピノの2021年ものです。メディアの多くは92点止まりですが、それでも、
「クリスチャン・ウォルター 92~93 ポイント」
「ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス 92 ポイント」
と、高目の評価をするメディアも有ります。
個人のレヴューが集まるセラー・トラッカーでは5人中、2人が95ポイント、1人が94ポイントとグラン・クリュ並みの評価をしており、また残り2人も91ポイント、90ポイントとしていまして、アヴェレージで93ポイントほどです。
ラシーヌさんのテクニカルでは「全量の50~60%を圧搾前に24~48時間マセレーション。ブルゴーニュ樽とドゥミ・ミュイで20ヵ月間の熟成。」と記載されていますが、ヴィノスの評価文では「3~4日間スキンコンタクトさせて直接圧搾し、48hLのフードルに入れる」と有りますので、製法は若干変わって来ているかもしれません。
そんなことを言う理由ですが、2019年ものまでは何とかテイスティングしていたシルヴァン・パタイユの印象と、テイスティング出来た2021年ものからの印象がピッタリとはマッチしないんですね。
以前のシルヴァン・パタイユは、まぁ・・時折ブレは有ったものの、基本的にはピュアで美しいエキスからの味わいとピュアでエレガントなアロマが特徴でした。
しかしながら2021年ものは、もう少し表情が出易くなって来ていまして、官能さとか複雑性とか・・そんなものが今まで以上に感じられたんですね。
ですので、若い段階ではピュア一辺倒から表情の有るものへと・・変わって来ていますので、このフルール・ド・ピノもまた、そんな一面が見えるかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【大人気の、「ピノ・ノワールの繊細な香味」だけを表現した見事なワインです!】-----以前のレヴューです。
6本のみの入荷です。申し訳ありません・・飲めておりません。
ピノ・ノワールの粋・精だけを優しく抽出したかのような、「一般的なマルサネ・ロゼ」とは、全く異なる上質な味わいを毎年みせてくれています。
年内にもう一度入荷の可能性は有りますが確実では有りませんので、お早めにゲットされることをお薦め致します。
以下は以前のレヴューです。
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【大人気のロゼです!・・しかも価格が大幅ダウン・・シルヴァンの他の2017年ものを見る限り、凄い仕上がりと予想しています!】
どう言う風の吹き回しなのかは判りませんが、4本しか無かった2016年ものは7490円でしたから15パーセントも安くなっちゃいました。
でも・・それは良いんですが、滅茶苦茶少なかった2016年よりは増えたとは言え、最大3ケースは仕入れていた頃から比べれば、
「焼石に水・・」
の入荷数です。
この、超繊細で、「ピノ・ノワールの精」だけを抽出したかのような、見事なアロマに惚れてしまっている方は結構いらっしゃいますので、今回は数を減らせず、テイスティングは回避しました。
おそらくですが、この、滅茶安くなった価格を見ても、
「・・えっ?・・マルサネ・ロゼでしょ?・・そんなの、有り得ない!高過ぎる・・」
と思われる未経験者の方が大勢いらっしゃるはずなんですね。
きっちりと管理されたこのワインの見事なフレーヴァーに触れさえすれば、価格にも納得してしまうことは必定です。是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【2015年ものも結局飲めずに終わりましたが、それでも何ケースか入荷しました。2016年ものは4本のみです。】 まぁ、騙されたと思って買ってみる・・相手の希望に乗っかってみると言うようなことは、余裕が無ければできないことでは有りますが、興味も無ければその気にさえならない訳です。
「マルサネのロゼ?・・はぁ~??!」
と言うような反応は当然です。充分理解しています。
それでもnoisy の甘言に乗ってしまって飲まれた方は、幸せだったはずですよね・・。ピノ・ノワールの精を口にしているかのような、超絶にエレガントなアロマと滑らかな液体を身体で感じられる訳ですから・・。普通なら、
「こんなに高いロゼなんぞ、売れる訳が無い!」
んです。noisy だって飲んでなきゃ売ってませんよ。でも、飲んじゃったら売りますよ・・(^^;; ワイン屋ですからね。良いものは良い!・・駄目なものはダメ!1円でも高いワインもあれば、100万円だって超絶に安いと言えるワインも有る訳で、少なくともその品質判断と値踏みに掛けては自信を持っている訳です。
だから、noisy が買うと他のショップさんもみんな買うので・・noisy さん、扱ってください・・などと言われてしまう訳です。
いや、できればそ~っとしておいてください・・と言う気なんですね。まず noisy の姿をご覧になられた方と言うのは、ご近所さんや新着ご注文のワインを取りにいらっしゃる方を除いては、もうほとんどいらっしゃらない訳で、
「どんな姿をしてるのか・・歳は?・・風貌は・・?・・変人と言うのは本当か?」
などと、興味津々の方もおられるようでは有りますが、いたって普通・・髪は長いですが、腹がちょっと出ているだけです。まぁ、着膨れはしてるかもしれませんが、そんなに太っちゃいません・・いや、そんなことはどうでも良い・・。美味しいワインを美味しいと言っていただけることに嬉しさを感じる・・だけの話しです。
でも、今回のフルール・ド・ピノ2016はそんな数ですので・・すみません、お一人様1本限定とさせていただきます。貴重ですよ。お早めにどうぞ!
以下は以前のレヴューです。
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【テイスティングが間に合っていません。】 何年にも渡ってご紹介させていただき、
「ん~・・ビックリしました。こんなワインが有ったんですね・・」
と、皆さんを驚かせてきたフルール・ド・ピノです。
ピノ・ノワールの粋・香気成分を見事に閉じ込めたと言える、香りのワイン・・です。言わばシャンパーニュの、「ブラン・ド・ノワール」的な味わいだと思いますが、味と言うよりも「香り」に重きを置いたものとお考え下さい。普通のマルサネ・ロゼだと思ってしまうと・・とんでも無い間違いになってしまいます。
今までのワインの概念を覆すような衝撃が有るかもしれません。残念ながらテイスティングが間に合わず・・・計画に無かったものですので・・次回以降に飲めるようなら飲み、レヴューを書く時間が取れましたら、追加で書きたいと思っています。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。ご参考にされてください。
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【こんなワインは飲んだことが無いはず!ピノ・ノワールのアロマの粋を閉じ込めた超絶に美しいブラン・ド・ノワールです】 何にも似ていない、世界にたった一つしかないワインでしょう。テイスティングが間に合っていませんが、このワインだけは絶対に毎年飲みたい・・と思わせる魔力のようなものが有ります。
リアルワインガイド第56号は90+~91 今~2033 と、noisy にとってはやや控えめな感じがしますが、「樽からの試飲」であったことも影響しているかもしれません。それにそもそも、唯一無比な美味しさ・・と言うのは、ポイントにはそうは現れて来ないのかもしれませんし・・。
noisy にとっては、おそらく限りなくグラン・クリュ並みの評価をすると思いますが、それが世間一般に通用するかどうかは微妙です。
しかしながら、
「この凄いブラン・ド・ノワールを美味しく無いと言うブルゴーニュファンがいるとは思えない」
ですし、
「必ず納得させてしまう魔力を持っている!」
とさえ思っています。
もう少し早く到着していれば・・と思うのですが、仕方が有りません。今回はテイスティング無しでご案内しますが、もし追加できるようでしたら、追ってテイスティングレヴューをアップいたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。ご検討くださいませ。
以下は2013年までのフルール・ド・ピノのレヴューです。
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【・・これはマルサネ・ロゼと言うにはエレガント過ぎる!正にピノ・ノワールの粋です!】
素晴らしいワインでした・・・「ロゼ・ド・ノワール」です!呆れるほど美しく、エレガントでフィネスに満ちています・・・・本当に・・呆れます!
もし、「マルサネ・ロゼ」と言う部分に引っかかるものをお感じでしたら、それを是非とも削除してください・・。
そして、「フルール・ド・ピノ」と言うワインなんだと。
むしろフリーランを用いたロゼ・シャンパーニュであって、でもガスは無いと思っていただいた方が近いと思います。
色は味わいを写すものです。実に深遠な美しい色をしたロゼです。グラデュエーションが見えてくるような・・気がしないでしょうか?
素晴らしいピノ・ノワールの「香気」を集め、極上の色の付いた白ワインに仕上げています。
なので、普通のマルサネ・ロゼだと思ってしまうと、ちょっとビックリされるかと思いますし、何よりもまず、
「高いから買おうとは思わない」
に違い無いですよね? 素晴らしいブルゴーニュ・ル・シャピトルよりも高いんですから・・・あのランセストラルのすぐ下の価格かな?・・・とにかく絶対価格では高価ですが、このフィネスに触れたら・・
「ロゼ・シャンパーニュより安いしお買い得!」
と思っていただけるに違い有りません!
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2012 Marsanney Rose Fleur de Pinot Domaine Sylvain Pataille 香り、味ともにクリスタルのような石灰ミネラルをダイレクトに感じたのは驚いきました。
僕個人的な経験で高貴なロゼをテイスティングできたのは初めてかもしれないですが、ツヤツヤでピチッとした大量の酸とキンキンとした塊ミネラルを一番わかりやすいのはロゼかもしれないと思った。
ものすごく透明感があり伸びやか。
ボトルも一番太く力の入れ具合を感じます。━━━━━
以上は Oisy コメントですが、誉めてるのかどうか・・みたいな言葉も有って受け取り難いにしても、
「このところのパタイユのテイスティングではどのワインが一番良かった?」
と聞くと・「一つだけは難しいけど・・・フルール・ド・ピノ」
などと申しております・・・。判ってるのか判って無いのか・・(^^;;
ですので、noisy も非常に強くお奨めします。
素晴らしいピノ・ノワールです!
因みに以下は2013年もののレヴューです!
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【・・これはマルサネ・ロゼと言うにはエレガント過ぎる!正にピノ・ノワールの粋です!】
このワインはホント・・素晴らしいです。正に、
「ピノの花!」
と言う名前に相応しい・・
「フルール何とか」と言う副名の付いたワインは沢山有るんですが、少なくとも「フルール・ド・ピノ」と言う名前はこのシルヴァン・パタイユで打ち止めにして欲しい・・その位思ってしまいます。
ものの見事な香りです。いやらしさのない、まっこと「無垢」なアロマです。色付きも2012年に比べると淡いですね。まるで「桜」のような色合いです。ピノ・グリも混ぜているようですので、余計に淡くなるんでしょう。
また、「ワインにとってのミネラルとは、非常に重要な・・と言うか、それがまず第一義なんだ」と言う事を教えてくれるワインでも有ります。
前にも何度も書きましたが、どこぞの著名な学者さんが、「ワインにミネラルなど入っていない」などとほざいてましたが、このフルール・ド・ピノと、並のマルサネ・ロゼを飲み比べさせるべきでしょう。まぁ、そのような方はそれでも自説を崩さないと思いますが、本当にそのように分析しているのなら味音痴ですし、判っていて自説を訂正しないのなら学者としてどうなの?・・ということにもなります。
このフルール・ド・ピノには、非常に細やかで連続している石灰系ミネラリティが多く含まれ、それが細やかなテクスチュアを感じさせてくれています。そして、「花」の名に相応しい、実にエレガントな僅かに赤色を混ぜ込んだアロマを優しく振り撒いてくれます。非常に「純粋無垢」な味わいで、一切の化粧をしていない「すっぴん美人」と言えます。
noisy は好む、好まざるに関わらず、単に今晩のオカズが「秋刀魚の塩焼き」だったので、大根おろしに例の紫峰醤油を垂らし、合わせてみました。・・これがね・・全然、臭みも無く、秋刀魚のやや淡白さとほんのりとした苦味とバッチリ合っちゃうんです。魚が臭く感じない・・・たんぱく質の崩壊時の香り、醤油などの穀類を醸造して熟成させたものの香りに合わせられるということは、ワイン自体がピュアで、ピュアでないものがほぼ無い・・と言うことかなと思うんですね。
まぁ、もちろんですがその辺は、人それぞれの感覚が有りますんで、全ての方に当てはまるとは言い切れませんが、これはnoisy的には「有り」です。
その上で、エレガントで有り、エキスがたっぷりの味わいながら、
「どうだい?・・美味しいだろう?」
とは聞いて来ないんですね~。
2012年も旨かったですが、2013年、さらに無垢さに磨きが掛かったように思います。是非この素晴らしい村名ワイン・・飲んでみてください。超お奨めです!