● ジョアネス・ヴィオロ=ギュイユマール2020年の2回目のご案内です。入荷したアイテム、全てテイスティング完了いたしました!
実にエレガントで旨味たっぷりのエキス、しかも2020年ながら濃密さに溺れることなく・・美しい姿を見せてくれるのには驚きました。
そして、すでに・・
「ポマールのトップに並んだ!」
と・・言って良いと思います。細かい部分は「2020 ポマール1級レ・ゼプノ」に書かせていただきましたので是非ご覧くださいませ。どれを飲んでも素晴らしいです!・・後は飲むタイミング・・今飲んで滅茶美味しいものを目指すなら、
「2020 ポマール村名アン・ブレスキュル」
で充分です。どうぞよろしくお願いいたします。
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ドメーヌ・ティエリー・ヴィオロ=ギュイユマールも世代交代になり、息子さんのジョアネスが承継し、ドメーヌ・ジョアネス・ヴィオロ=ギュイユマール、もしくは単にドメーヌ・ヴィオロ=ギュイユマールに名称変更になったようです。2020年ものをご紹介させていただきます。
ヴィオロ=ギュイユマールはポマールに2軒あり、以前はクリストフとティエリーの兄弟が競い合っていました。ティエリーの息子さんがジョアネスで・・イケメンですね~・・2015年位から本格的に手伝っていたようです。ツイッターの書き込みなどを見ると2012年を最後に自身の書き込みが無いので、その後辺りからワイン造りに没頭していたのかもしれません。

noisy も時折、親父さんティエリーのワインを仕入れて販売させていただいてました。親父さんのポマールワインはエレガントでコクが有って美味しいんですが、若い時のテクスチュアやバランスが今ひとつでして・・5年位熟成させるとテクスチュアも良くなって丸みと押し出しが出て、バランスが取れてくるんですね。
で、少し前からジョアネスさんの名前に変更になったのを知っていたんですが、まぁ・・このところの世界的なブルゴーニュブームのお陰で Noisy wine もてんやわんやの大騒ぎになってしまいまして、
「ヴィオロ=ギュイユマールクラス(10アイテムほど)をリリースと同時に扱うのは大変!」
な状況だったんですね。
さりとて2020年もののオファーをいただきまして、やはり・・やるべきだろうと・・決心した訳です。
実はこのヴィオロ=ギュイユマール、日本には10アイテムほどしか入って来ていませんが、ポマールの数キュヴェに加えてボーヌ1級クロ・デ・ムーシュの赤と白やムルソー、コルトン=クロ・デュ・ロワまで持っている大ドメーヌなんですね・・。
なので、
「・・もし、もう少しでもギュイユマールのワインが垢ぬけてくれたら・・凄いことになるかも!」
と思っていた訳です。それを今回、確認させていただきました!

左の写真は彼のツイッターからいただいてきました。いずれエージェントさんから良い写真が有ったら変更させていただきますが、いや・・きっとモテるでしょうね~~・・
それよりもワインですが、親父さんのワインから比較しますと、各段にテクスチュアが良くなりました。外交的でふんわりとしたアロマがスピード感高く感じられます。
嬉しいのはA.C.ブルのピノ・ノワリアンが滅茶美味しいんですよ・・。安くは無いですが高くは無いと思います。それに、やはり看板のポマール・リュジアン2020年・・凄い香りです!これはもう・・惚れちゃいますね。
今のところ、全ては飲めていないんですが、2回に分けてご紹介させていただく予定で、
「すべてテイスティングしてご紹介!」
させていただく予定です。ですので、少し五月雨的なテイスティングになりましたが、そのお陰でジョアネスのワインの傾向が判って来ました!
やはり若い方が入ると・・変わりますね。それも良い方向へと向かっています。元々隠れ自然派だった訳で、その自然派度も若手が頑張ることによって、さらに増して来ていると思います。
注目のドメーヌだと思います。
リアルワインガイド第81号もリュジアンには上値95+ポイント、アドヴォケイトは(93-95)+ ポイントと、
「カッコの外にプラス!」
と言う、おそらく「それ以上の可能性が有る」ことを示唆しているようにも見受けられます。是非飲んでみてください。お勧めします!
なお、Youtube にジョアネス自身が出て説明しているビデオがアップされていました。是非ご覧ください。字幕を日本語にしますと、何となく・・何を言っているか判ります。
ドメーヌ・ジョアネス・ヴィオロ=ギュイユマール■エージェント情報

所有畑はポマールを中心に僅か6ha、そしてその大部分がフランス国内の熱心な愛好家へ販売されるためメディア露出が少ないドメーヌ。40年近くのキャリアを持つベテラン醸造家のティエリーは20年数年前に生死をさまよう交通事故に会い、70回以上にも及ぶ手術を経て現在でも足に後遺症が残るという壮絶な過去を持つ。事故の経験が彼の人生観を変え今日の自然なワイン造りへと繋がっている。
ワイルドな外観とは反対にワインのスタイルは繊細で優美さを表現したエレガント系ポマール。淡めな色調にチェリーや苺が薫り、旨みがふんんわりと詰まったワインは従来のマッチョで重たいポマールのイメージを覆す。1999年以来ビオロジックを行っており、ヴィンテージと畑の個性を最大限尊重し、人的なテクニックを排した極力ナチュラルな醸造を行っている。新樽を好んで多く使用するが購入後4年間天日干ししてから使う事で、過度な樽香が付くのを避けている。清澄、フィルターは基本的行わない。
現在は父の引退を受けて数年来一緒に手伝っていた息子のジョアネスへ正式に代替わり。父のスタイルを継承しつつ、更なる洗練されたナチュラル路線へと進化を遂げている。2019年よりドメーヌ名とラベルも一新。