ドメーヌ・トロ=ボー
トロ=ボー
フランス Domaine Tollot-Beaut ブルゴーニュ
● 「トロ=ボーのシャルドネは泥棒しても探せ!」
とまで言われた(嘘!)ワインが入ってきました。本当に少ないワインです。高騰しているブルゴーニュ・グラン・クリュに有って、ポテンシャル対コストでもまだまだ滅茶苦茶安いと思います!この機会に是非飲んでみてください。
■ 1921年にはドメーヌ元詰めをしていたと言われるブルゴーニュでは珍しい記録を持つ。トロ家とボー家の姓を合わせてドメーヌ・トロ=ボーを名乗り、ショレ・レ・ボーヌに本拠を置く。
ドメーヌはアンヌ・グロの夫、ジャン・ポールと従妹同士のオリヴィエ、ナタリーで回っている。白ワインはコルトン=シャルルマーニュとブルゴーニュ・ブランのみでどちらも貴重。
●2013 Corton-Charlemagne Grand Cru
コルトン=シャルルマーニュ・グラン・クリュ
【絶品のシャルドネです!!超希少!!】
トロ=ボーのコルトン=シャルルマーニュと言えば、おそらく・・・本当にブルゴーニュがお好きな方で、しかもシャルドネ好きで有ったとしても、そうは沢山、飲む機会が多い方は少ないでしょう。そして、トロ=ボーのコルシャルが全開になった時の素晴らしい表情に出会った方は、さらに少ない・・・しかしながら、一度でもそんな場面に出くわしてしまうと、コルシャルの底力、ポテンシャルを思い知るんです。
noisyも何度かそんな場に居ました。マロン・グラッセそのものかと思えるような、芳醇な香りと、滑らかでトロリとした舌触りの、いつまでも口内でエレガンスを発揮してくるポテンシャルには唖然とさせられました。94年のマグナムは、
「まだか・・・まだか・・・もう駄目なのか?・・・いや、そんなはずは、まだだ・・まだか?・・・ん?・・来たか・・?・・来た?・・・・・・来た~!!!!」
まぁ、びっくりするようなパフォーマンスを見せてくれました!今でも思い出す、素晴らしい時間でした。
それに、トロ=ボーさんちのACブルゴーニュは、まぁ・・若い内にさっさと飲んでしまうとそれなりの美味しさ、特にどうこう思うことなく、印象もさほど強く無く飲み終えてしまうと思いますが、良い環境で熟成出来ると・・
「・・あれ?・・間違えてコルシャル開けちゃったか?」
と焦ってエチケットを確認する羽目になると言う・・ことにもなろうかと。
因みにアドヴォケイトはもう・・決まって92Points と言う評価です。2013年も2014年もですね。他の評価機関も概ね93Points ほどです。2014年ものはアラン・メドーのバーガウンドが93Pointsでした。
まぁこの辺りの評価は、ボルドーやローヌに比較してブルゴーニュワインの評価が低かった時代を引き摺っている感じがします。だいぶ変わってきましたけどね。それでも基本的にはまだ10年ほどしかブルゴーニュワインは熟成しない・・と考えている、経験の少ない評価者が評価している性、もしくは、日本人的な微生物発酵系の匂いに敏感な感性が不足している性・・などと邪推してしまいます。
先だっても、シャルドネの熟成について色々と経験からのお話しを、長くワインを飲まれていらっしゃるお客様とさせていただきましたが、基本的に連中は忙しさからか大した検証をしていないし、結局さしてブルゴーニュワインが好きでは無いんじゃないか・・と言うような結論になった感じです。まぁ・・それが正しいとは限りませんけどね。
昨今のグラン・クリュのプライスを見比べればまだまだリーズナブルだと思います。ぜひご検討くださいませ。
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