
フランス語で「Ambre(アンブレ)」は英語で「Amber(アンバー)」なのでしょうから、「Orange(仏オラーンジュ・英オレンジ)」とは異なる意識で造られたのでしょう。
しかしながら卵型のコンクリートタンクで仕込んだという手の凝りよう・・大分費用も掛かったでしょうから・・本気なんでしょうね。
まず・・色を見てください。非常に美しいです。輝いています!そして瑞々しさが伝わって来るかのような透明度!
味わいは・・これを言うと勘違いされるかもしれませんが・・
「滅茶苦茶美味しい、果実感までしっかり備わった超高級ウーロン茶!」
です・・。いや、これ、最高の誉め言葉のつもりですよ。
お客様にお茶の好きな方がいらして、時折、超高級なものや、中々入手できないものなどもいただいたりして飲ませていただいてました。
お茶なのにフルーティで繊細・・香りが滅茶複雑だったりしたんですよね。
なので、それに匹敵するような見事なバランスでした。
飲み口としますと、「少し甘みを感じる」もので、ドゥミ・セック位かな?・・と思います。ただしその甘味も、酸としっかり結びついているものと、黒蜜のようなニュアンスでノーズで感じられるもので有って、非常に秀逸でした。
見た感じだけですと、
「酸化を許容した白ワイン」
とか、
「So2を使いたくないのね?」
と思いたくなってしまうかもしれないんですが・・
「そのようなビオ系白ワインとは全く異なる!」
と言って良いでしょう。
そのような系統はほとんど、ドライでは有ってもお茶やウーロン茶以外には果実はほぼ感じませんしね。
また、トラペさんの言葉には、
「他のワインでマリアージュしにくい食事に滅茶合う可能性が有る」
とのことです。これは・・判りますね・・伝わって来ました。ほんのり甘いリースリングとおでん・・なんてマリアージュ、大好きですし、そこに精緻なウーロン茶の風味が入ったら最高でしょう。
今までに無かった「アンバー」な「ゲヴェ」です!是非飲んでみて下さい。お勧めです!