
良いでしょう?・・この写真、ちょっと真実を伝えられたかのように思っています。確実にスポーレンのような豊かな太い味わいでは無いです。もっとエレガントですが、結構「硬質」です。透明感も凄いんですが、白さも半端無い。柑橘フルーツも実に「凛々しく」美しいです。実は noisy、良く判るんですよ。写真が見当たらずに、結果、時間を相当に置いて2本も開けちゃってますから・・はい。
シュナンブールのように、やや遅れて・・タイムラグでフルーツを感じさせてくれると言うよりは、もっと直接的です。透明・白なミネラリティと同時に柑橘・果実をたっぷり、凛々しく感じさせてくれますので、どんな方で有っても・・
「美味しくない!」
なんて思わないと思うんですよね。
そのうえで、酸の美しさも際立っています。酸っぱいんじゃなくて酸が美しいと感じる・・実はこれ、そんなにしょっちゅうは感じることでは無いんですよ。普通なら、
「酸が強い」
とか、
「弱い」
とか・・バランスが良くて、
「ちょうど良い」
としか思わないんですね。
ですが、酸が実に美しい・・と感じてしまうのは、やはりミネラリティの組成と量、ベクトルが外に向いているか?・・によるんじゃないかと感じています。
これ、相当に美味しいです!・・シュナンブールとどっちが白眉か?・・考えてみたんですが、どっちも相当に美味しい・・でも相当に違いが有ります。言ってみれば、ハキハキとしっかり目を見て話してくれるシュロスベルクと、少し考えながら・・視線を外しながら話してくれるシュナンブールでしょうか。
どちらも美味しい、素晴らしいリースリングでした。トラペ・ダルザス、飲まないと損と・・思っています。是非飲んでみて下さい。お勧めします!