
良く出来たピノ・グリとゲヴェは、味わい的には結構に良く似ていて、noisy も迷うことが結構に有ります。若い時分の比較なら、まぁ・・そんなに外すことも無いと思うんですが、この2014年みたいに普通よりも4年遅れで届いたキュヴェなどは、相当に難しいですよ。奥に有る骨格の太さと、漂うアロマ、ブケなどから探って行くにせよ、難問で有ると個人的には思っています。
で、スズキさんが有名になった年だったですかね。もうそんなに前の話だったでしょうか。揮発系の香りを付けられてしまうと言うので、
「へえ・・知らなかった~・・」
とビックリしたものです。
ほんのりと蜜っぽいニュアンスに、スパイシーな果実・・優しい味のライチとか柑橘ですよね。それが何とも良い感じにアクセントと言うか、ワンポイントになっていて、トラペらしい優しい味わいにマッチしていて実に旨いです。味わいはリンゴ・梨系でアロマがそれらに柑橘を多めにトッピングした感じです。
今回はヴィンテージの若い同じ畑のゲヴェが有るので、ちょうど飲めたんですが・・
「あの新しいゲヴェと・・このピノ・グリを嗅ぎ分けられないのか?」
と、簡単には答えは出ないような感じでは有りましたが、どちらも美味しいのは間違い無い・・特にこの蜜っぽいのに甘い訳では無い感じに、質の良さを感じました。美味しいので是非飲んでみて下さい。お勧めします!