【仕上がり具合でグラン・クリュ内第一位!!・・これほどまでにエレガンスとフィネスを感じさせてくれるゲヴェに出会ったことは有るでしょうか?!】

いや~・・めちゃくちゃ・・美味しい!・・素晴らしいです!・・スポーレン、惚れちゃいます~~!
ゲヴェ好きにも堪らないと思いますが、そんなことを言わずとも・・
「白ワインとしても凄いバランスを持っている!」
と、
「今!」
感じさせてくれる、素晴らしいグラン・クリュです。こりゃぁ・・ワイン会に出したら・・みんな持って行ってしまうかもしれませんね~・・。
しかもドライな味わいなんですが・・
「絶妙の甘み!」
を持っています。
ドライなんだけど・・甘く無いんだけど・・甘みは完全に無い訳では無いと思います。その僅かな甘みがまぁ・・いや、無いんですけどね・・甘みとして感じていないはずだ・・と言うバランスをしているんです。
ですから、滅茶優しいし、とんでもなく複雑ですし、有り得ないほど繊細です。

そして、
「とても豊かだ!」
なんて絶対に言いたくないんですが、その繊細な表現が幾つか合わさっての・・総合的な豊かさと言いますか・・いや~・・
「トラペ・ダルザス・・来たんじゃない?」
と思わせるにふさわしい見事な表情でした。
「こりゃぁもう・・ボトルを抱えて飲んでしまうぞ・・」
と思っちゃいますが、それさえもさもありなんと・・感じていただけると思います。
細かいことは言ってもしょうがない・・そんなレベルに「今」有ります。この冬、クリスマスやお正月、お誕生日、ワイン会に是非、お供させてください。素晴らしいです!
以下は以前のレヴューです。
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白ワインの写真は本当に難しくて、どの写真も本当に気に入らない・・で、この写真は、
「トラペのワインは山ほど有って、しかも字が小さいから後で判らなくなる」
とばかりに、チェックしやすいように「寄って」撮った写真なんですね。
そうしたら、結構に色が見やすい・・判りやすいでしょう?・・これなら、
「お~・・それなら豊かそうな、ちょっとオイリーな味わいでしょう・・。」
と判りますよね。何が幸いするか判りません。でも、
「あれ?・・結局、昔の写真に・・結構近くない?」
と思ってしまったのも事実です。
しかし少なくとも、同じくグラン・クリュだとしてもスポーレンって、こんなに黄色がしっかり入っていて、透明感の高いクリスタル風に輝くミネラリティが多い・・と言うのは気付きますよね。
で、もう何日も掛けてトラペ・ダルザスのワインをテイスティングしている訳ですが、noisy のiphone の調子が悪いのか、「撮ったはずの写真が見当たらない事件」が立て続けに起きていまして、結果、2本目を開けたキュヴェが2アイテムも有った・・ことは流石に黙ってはいられません・・??
でも、トラペのアルザスを開けても、家族の誰も文句を言わないんですよ。毎日のように飲んでいるんですよ?・・普通なら、
「・・あら・・また同じ顔!」
ってカミさんに言われてしまいますし、何より飽きてしまうでしょう?・・普通なら?
しかし、飽きないんですね。どれもが特徴が有ってしかも美味しい。前年のものを飲んでいても、確実にそれを超えているのもしっかり伝わって来るんです。
黄色味のしっかりしたリッチな味わいに、最近の・・と言っても遅れて届いていますから2015年ものですが、以前のスポーレンよりも確実に透明なミネラリティが高いです。それだけに酸味もしっかり感じられる・・なので果実酸に繋がり、果実感もしっかりしてくる・・そんな感じです。
「豊かな味わいのスポーレン!」
覚えておいてください。バナナとか、グレープフルーツとか、蜜とか・・そこにスパイシーなライチとか・・そんな有機物が高貴にしっかり感じられるグラン・クリュ・スポーレンのゲヴェでした。
以下は以前のレヴューです。
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【精緻さに凄みを感じさせない静かなる凄み・・が凄いと思います・・!】
これ、5千円もしないのなら滅茶素晴らしいと思います。
ポテンシャルの高いゲヴェは、以前はもっとトゲトゲしく、しかしその棘の向かうベクトルの大きさが滅茶大きい・・ゆえにポテンシャルがある・・とずっと思って来ました。
しかし、やはりワインは様々なバランスから成り立っています。15年経過すればバランスしてくる・・と言うのは、当たっていたとしても結構に問題かと。そこからの飲み頃期間が短すぎるとするなら、それはポテンシャルが高いとは言い切れないんじゃないかと、この10年ほどは思っている訳です。
黄色い果実や様々なハーブ、有機物と無機物の香りが悩ましいも狂おしいのがゲヴェですが、一段とミネラリティの存在を大きくしてきた昨今のトラペにあって、ほんのりと熟が入って来たこのスポーレンの美味しさは格別でした!
ちょっと暗い写真になってしまいましたが、・・いや・・ダイニングのライトが切れてしまいまして、まだ買いに行ってないんですね。三密は避けたい・・でもホームセンターは、
「できるだけいらっしゃらないでください!」
状態だそうで、ちょっと困ったことになってます。
甘みは無い訳では無いが、言及するほどでは無い、ある意味「ベストなバランス」です。この辺りが「センス」だと思うんですね。飲み人のことが常に頭に有り、目の前の材料としっかり向き合えるからこそ、このような・・
「安いがかなり高質で、かつ、美味しいと思えるワイン」
が生まれるのでしょう!旨いです!是非飲んでみて下さい。