【果実の温冷バランス、メリハリ、まとまり、構成力にびっくりしました・・!ナチュラルでめちゃピュアクリーンです。】[ oisy wrote ]
[ oisy wrote ] ようやくずっと気になっていたトラペ・・いや正確には抜栓仕立てのトラペをテイスティングすることができました。
というのも、いつもnoisyのテイスティングした残りが抜栓から数週間後に回してもらえるんですが、その中でも特にトラペのピュア感が際立っているように感じていました。
しかしピュアである分、抜栓から時間が経つとかなり味わいは変化している形跡があり、抜栓仕立てはどんな味わいなんだろう・・・と却って興味を引き立てられていたわけです。
そんな念願のトラペをテイスティングした感想は・・・
「ピュア&ナチュラルな造りを目指したスタイルとしての理想系!!」
だと思いました・・・
ナチュラルを目指せばただ一つの工程を取ってみても、様々なリスクが発生し得るわけで、どこかしらにネガティブな要素の欠片がに存在してしまう・・・そんなネガティブさや味わいにバランスに崩れたところが見当たらないんですよね。これにはかなり驚きました。
noisyの2022ヴィンテージコラムを見ると、味わいのバランスやスタイルはほぼ変わらずに踏襲しているものと感じます。昼間暑いアルザスは緯度感に対してゴージャスになりがち・・・らしいですが、このア・ミニマは「果実のインパクトは強い」ものの「酸はキリリ!」です。
たしかにミネラリティはコーティングではなく、「まとわりつく」感覚。上手なシェフのペペロンチーノの油と水分がうま~く乳化して、パスタに絡みついているような感じです。皮を剥いたリンゴのような白い果実をベースに、柑橘やそこはかとなく南のフルーツの存在感。
果実の温冷のバランス、出るとこは出て、出なくていいところは存在すら感じないメリハリ、全体のまとまり、味わいの構成力、多品種の混醸とは思えない統一感・・この価格帯では群を抜いた完成度だと思いました。
「A Minima(ア・ミニマ)」はフランス語で「最小限に」または「必要最低限で」という意味らしいですが、「できるだけシンプルに」「干渉を最小限に抑えて」というニュアンスも加わるようです。きっと子育てにしても、ワイン造りにしても「干渉を抑える」ということが一番難しいんでしょうが・・不思議なことに、このワインを飲むと「ア・ミニマの哲学」が静かに伝わってきます。
やっと会えたフレッシュなトラペ・アルザスはやっぱり・・・いや想像以上に旨かった・・!ご検討くださいませ!
[ noisy wrote ] 以下は以前のレビューです。
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【トラペ・ダルザスのベース・キュヴェですが、2022年と言うことも有ってか・・滅茶旨し!・・noisy wine には初のお目見えです!】
マルセル・ダイスにも「ヴァン・ダルザス・ブラン」が有りまして、長らく定番で扱わせていただいておりました。
ですが大分高くなっちゃいまして・・それともう一つ・・
「背が高くて中々入れて置けるスペースが取れない・・」
「発送時に梱包に苦労する」
と言う・・(^^;; まぁ、二次的な問題なんですけどね。やはり背の高いボトルを仕舞えるスペースは限られまして、
「そこはすでに埋まってしまっている」
と言うのも有るんですね。なのでこのところ2~3年は仕入れられていないんです。
で、このア・ミニマ・ブランですが、レッキとしたアルザスA.O.P.の白ワインです。ヴァン・ド・フランスとか・・では有りませんで地方名ワインです。
アルザスで取れる葡萄を数種、セパージュしたものになります。
まぁ・・・初めての扱いなので・・ちょっと慎重に・・と言いますか、取りあえず眉に唾をつけておいてテイスティングしたんですが・・いや・・トラペ・ダルザスは・・
「スタイルが一貫している!」
のに驚きました。

飲んだ感覚は上級キュヴェとほぼ変わらないんですね。
豊かで柔らか、果実表現がしっかり有って、その周りをミネラリティが保護しているような感じ。ミネラルで完全にコーティングと言うのではなくて、
「まとわりつく」
感じです。
ですから、表現が穏やかなんですね。穏やかだけれどちゃんと表現されている。そして柔らかい。柑橘も有れば豊かな南のフルーツもそこはかとなく・・いる。当然ながらミネラリティも高く、余韻まで美しく減衰量を整えながら消えて行く・・。
ですから、有りがちな・・
「刺々しい表現」
や、
「暑苦しい感じ」
が無いんですね。
アルザスは結構に昼間は暑いので、ゴージャスな感じは出るんですね。でも、その表情がエグイと・・ちょっと冷めてしまうでしょう?・・その辺のエレガンスが、
「この何年かでトラペ・ダルザスが完成形に!」
なったんじゃないかと・・ハッキリとは気付きませんでしたが・・(^^;;
いや、とにかくですね・・ブルゴーニュのように2022年ものがズラリと揃う訳では無く、未だに、
「2015~2017年のグラン・クリュ」
が届く訳ですよ。
ですから・・
「2022年にトラペ・ダルザスは完成形になった!」
などとは言えないと言いますか、判らなかった!・・と言うのが正解なんですね。
このア・ミニマ・ブラン、是非飲んでみてください!・・そして気に入ったらスポーレンを・・ゾンネングランツを、シュナンブールを飲んでみてください。白ワインファンになっちゃうかもしれませんが、それも良いと思います。お勧めします!