ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フィス

トラペ・ペール・エ・フィス

フランス Domaine Trapet Pere et Fils ブルゴーニュ
● 2022年ドメーヌ・トラペの第2弾です。

 まぁ・・失敗しました。だって・・余りに・・

「トラペの白、A.C.ブルとA.C.マルサネ・ブランが今飲んで超絶に美味しい!」

のが、第1弾後に判ったんです・・。なので、こんな状況なら無理して昨年の2021年ものよりも安く・・まではしないで、「昨年と同じ」までに留めておけばよかったかと・・ちょっと反省はしています・・が、安い方が良いですよね。

 また、何と94ポイントまで付くほどマルサネ・ルージュが評価高いです。ビックリですが、流石にそれは付け過ぎとしても近いほどのポテンシャルは確認していますし、ル・メイ・フランゲも同じ価格ですから安くて美味しいので、是非ご検討いただけましたら幸いです。

 因みにトラペさんは、2022年ものをこのように表現しています。


「 2022年は年明けから比較的温暖な気候が続いていたが、4月に入るととても寒くなって何度か霜が降りた。幸いにも2021年のような大きな被害は受けずに済み、5月に入ると気温が急上昇して葡萄の成長も早くなって2003年を彷彿させるような早熟傾向となった。

 開花期も平均より2週間早く、2003年に次いで2番目に早熟なヴィンテージとなった。6月に入っても暑い日が続いて乾燥していたのでこのままだと水不足に陥るかと思われたが、6月下旬に記録的な大雨が降って結果的にこれが2022年ヴィンテージが素晴らしくなった大きな要因の1つになった。

 7月に入るとさらに気温が上がり、何度も猛暑の波が襲ってきて気温が41℃まで到達する日もあった。8月になっても非常に暑く乾燥した日が続いたので葡萄に大きなストレスを与えるのではと心配したが、7月中旬に少しにわか雨が降ったことに加えて近年の温暖化の影響で葡萄自身が気孔を閉じて猛暑から身を守る術を知っていたようで、ゆっくりではあったが葡萄の色付きは進んでいった。

 色付き前に少しウドンコ病が見られたくらいで葡萄の健康状態は良好で、収穫は9月6日から開始した。気候だけを見れば2020年のような重厚感のあるワインになるかと思われたが、思ったよりも自然糖度は低くて酸も残ってくれたのでコート ド ニュイらしい骨格のあるリッチでバランスの良いワインになっている。」

 そう・・2022年ものはポテンシャルが凄く高い分、アイテムにより・・暖かくなるまで待つ、もしくは2~5年待つ(上級キュヴェ)が求められます。メディアは、「ポテンシャルと今の状態の違い」を嗅ぎ取った評価にはなっておらず、

「おらの評価が全て」

みたいな評点ですので、このようなポテンシャル点が今飲んで点とは異なることを前提にしていませんので悪しからず・・。

 なお、次回新着発行時までの特別価格になりますので、どうぞよろしくお願いします。



 2020年もの100ポイント、2021年もの99ポイント、2022年もの99ポイントと、半端無い評価を持続しているドメーヌ・トラペのシャンベルタンG.C.ですが、ベースの2022年村名ジュヴレ=シャンベルタンでさえ・・エレガント系のピノ・ノワール大好きな noisy の心を揺さぶる素晴らしい出来になったと感じています。

 ようやっと・・と言いますか、「余りに(不当に?)弱い円」の時代の終わりを感じさせるように、対ユーロ、対ドルの修正段階に入ったと思われる為替の値動きですが、物価の上昇がサラリーの上昇の前に始まっていますから、ワインファンの方々もマインドが弱くなっているように感じています。フィネスさんもかなり頑張って値付けされているのが判りますが、

「トラペのワインのポテンシャル上昇とジュヴレのトップ生産者に登り詰めた状況を反映した価格」

になっていますので、値上げは避けられないところです。

 余りに素晴らしい出来映えと、納得できる値上げ幅であることは感じますが、それでも消費者マインドを考慮しますと・・何とか対応しないといけないと言うことで、2022年もののトラペのご案内につきましては、

「普段よりもさらに5%ほど下げ、ほとんどの2021年ものよりも値下げした価格で限定期間(1週間)ご案内!」

させていただくことにしました。短い期間のみでその後は通常の新着価格ほどに上げさせていただきますので、ぜひご検討をいただきたいと思います。

 とにかく一度、どんなキュヴェでも・・この・・濃度と柔らかさ、美しさに満ちた素晴らしいトラペ2022年を飲んでみていただきたいと思います。超お薦めします!

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 圧巻の2021年ものドメーヌ・トラペをご紹介させていただきます。もっとも・・

「あまりに入荷が無く、テイスティング出来たのは史上最低数に留まってしまった」

ことをお詫び申し上げます。

 ですが、飲めたアイテムからは、2021年もののドメーヌ・トラペが如何に凄いか・・良く判ったんですね。

 1859 の村名を飲んでしまいましたが・・いや、マジで素晴らしいです!・・もはや・・放ってはおけない素晴らしさに感動しました!

 また、その入荷量の少なさは、

「質にこだわったからこそ少なくなった」

と理解しました。ぜひご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
 
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 満を持して2020年のドメーヌ・トラペをご紹介させていただきます。長くトラペのワインと向き合ってきました。昨年ご紹介させていただきました2019年ものは、

「流れるような美味しさ、美しさの、トラペとしてのすべてがマッチした美味しさ」

を感じさせてくれました。


 2020年ものは、ヴィンテージ背景を実直に現した非常に濃密なスタイルのブルゴーニュワインが多いので、

「・・さあ・・2020年こそはトラペの真骨頂が試されるヴィンテージに違いない!」

 そう思ってテイスティングに臨みました。


 ある種、過大だと思えてしまう果実の風味は、いずれマッチングするとは言え、「すぐに飲むのはやめよう」と言わざるを得ない多くのブルゴーニュの生産者に有って、

「やはりトラペはトラペだった!」

と素直に喜べる半端無い仕上がりを確認させていただきました。


 2020年と言う、少雨にたたられ、最後に救済の雨が降って何とか救われ、その結果として「マンモスな果実味」と「長寿」を得た素晴らしいヴィンテージに有って、ドメーヌ・トラペは、

「ビオディナミが途轍もない、信じられないほどのパワーを与えてくれたに違いない!」

 そう思えるほど、

「完璧!」

としか思えない・・しなやかで美しく流れるような見事なアロマと味わいを達成しているんです。


 左の写真はこのコラムを書いている数時間前に開けた・・それまで休めていた、2020年ものの村名ジュヴレ=シャンベルタンの、少し大きめのサイズにカットした写真です。

 深紅を基調とした美しいアナログ的なグラデュエーションはしっとりと落ち着いた外観を見せ、強さも弱さも見せつけない、ただただ美しい姿をしているように思います。

 何一つ過不足無く、ジュヴレ=シャンベルタンとしての完璧な味わいを感じさせてくれるんです。鉄っぽさ、血っぽさ、獣っぽさを精妙なアロマ、そして精緻なバランスで飲ませてくれます。

 その表情は洗練され、尖った部分は全くなく、それでも2020年と言う厳しかったヴィンテージがくれた恩恵と造り手の熱情をしのばせてくれます。

 メディアはこれをして「完璧」となぜ言えないのだろうか・・と疑問さえ感じています。


 飲めた他のアイテムにも同じものを感じます。残念ながら余りに少ない上級アイテムには手を出せませんでしたが、

「村名でさえ・・この完璧さを感じさせる仕上がり!」

です。

 ドメーヌ・トラペにとっては凄いヴィンテージになりました。そして唯一と言って良い「真のビオディナミ」のジュヴレのドメーヌが、その真骨頂を見せた年でも有ります。2020年のトラペを飲まずに何を飲めと言うのか・・と言いたい・・是非飲んでみてください。超お勧めします!

■ドメーヌより
 2019年から2020年に掛けての冬は温暖で雨が多く降ったので、地中に多くの水を蓄えることができた。4月に入っても夏のような気温だったので葡萄畑は早熟傾向で5月中旬には開花が始まった。病気はあまり見られず、ウドンコ病が少し発生したくらいだった。7月は平均の2倍以上の日照量があって非常に暑く乾燥したので、日中の暑い時間を避けて涼しい早朝に畑仕事をするようにした。乾燥によって収穫量が少なくなる心配があったが、8月中旬に恵みの雨が降ってくれたおかげで葡萄の成熟は一気に進み、8月26日から収穫を開始した。収穫された葡萄は健康で素晴らしい成熟をしており、心を奪われるほどの出来だった。ブルゴーニュらしい酸味がワインにフレッシュとメリハリを与えており、なおかつパワフルで豊かな味わいの2020年は正に規格外の出来と言えるだろう。


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 感動的な味わいでした。2019年もので・・ついに・・ビオディナミ転向後、20数年を掛けて自身のワインの味わいを完成させたと言えます。その答えとなるキュヴェは、実は・・ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フェスの2019年もの全てで確認出来ます。勿論そのトップはシャンベルタンが究極の姿をしていると思いますが、どのキュヴェを飲んでも・・

「そのアペラシオンでトップの質感を持っている」

とご理解いただけるでしょう。そしてその上で、

「実はドメーヌ・トラペの根本は、この20数年間何も変わっていなかった。」

とも・・知るでしょう。トラペの畑、葡萄、醸造を取り巻く全ての環境が変化、成長、熟成するのに20数年と言う年月が必要だっただけなのでしょう。

 そして2019年もので初めて造った「キュヴェ1859」・・。このワインをもし飲むことができるなら、「トラペの根本は何も変わっていない」ことを教えてくれます。そして、この類稀な美しさ、フィネス・・・「質感」と言う言葉が、ワインを言葉にする時に最も重要だと思い知るでしょう。是非この「圧巻な質感」に触れてみて下さい。


 ついにブルゴーニュワインのトップに並んだのは間違いないと言えます。
左はラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌の2019年ミレジムのページです。早々たる顔ぶれに驚きますが、・・まぁ、確かにあのクロ・デ・ランブレイの100点取得にはビックリ・・。常連である「トラペ」の100点は、むしろもう珍しくは有りません。

 ただし・・2019年もののトラペは、ある意味「お化け並み」の質感を持っていると感じました。「物凄い質感!」・・これに尽きるかと。

 シャペル=シャンベルタンのツヤツヤとしたミネラリティに包まれた物凄い要素の質感。村名に至っては、キュヴェ1859の完璧と思えるようなバランス。これはいつもの年なら「オストレア」に混ぜられている葡萄で仕上げたものらしいんですが、もう・・べらぼうに旨いです!・・そして、仲間?を奪われたオストレアの縦伸び系の見事な味わい!

 また下級クラスも凄いです。マルサネの赤、白は・・とてもマルサネとは思えない質感を感じさせてくれますし、いつも美味しいコート・ド・ニュイ=ヴィラージュはキュヴェ1859を一回り小さくしただけ・・みたいな味わいなんですね・・これ、いつもはそれなりに沢山いただけるんですが、2019年ものは抑え込み失敗・・今回ご紹介分だけです。

 パスグラのア・ミニマも凄いです。いつも美味しいので、

「評価が低過ぎる!」

と言い続けて来たのが少しは効いたのか?・・何と、あのジャスパー・モリス氏が89点!・・在り得ないですね。あの人はいつも87とか86とか・・でしたから。まぁ、2018年ものにティム・アトキン氏が90点付けたのが効いたのかもしれません。

 このブルゴーニュのトップクラスのワインの中では、実は・・

「トラペのワインが一番リーズナブル・・」

と言う事実に驚かれるかもしれませんが、左のLRVF誌でもトラペの2019シャンベルタンは、価格を書いてないロマネ=コンティをはじめ、ルソーが2000ユーロ、ルロワが10000ユーロで、このところ価格が上がってしまって手の出なくなったクロ・デ・ランブレイが480ユーロとほぼ同様な500ユーロになっています。

 どのキュヴェも非常に少ないので、

「兎に角、何でも良いから1本でも!」

飲んでみて下さい。

 最高のヴィンテージの、ブルゴーニュ最高のドメーヌのワインです。お勧めします。

■ドメーヌより
 2019年は春は温暖で気温が20℃くらいになる日もあったが、4月になると気温が低下し、2016年や2017年の霜の被害を思い出させるような天候だった。4月末になると一旦気温が上昇して回復傾向に向かったが、5月になると再び気温が低下。6月も気温の乱高下があり、安定しない気候が続いた。7月にようやく夏らしい気候になって葡萄の成熟も進んだが、今度は酷暑が続いて葡萄は水不足のストレスにさらされることになった。それでも我々の畑の古木は健気に耐えて、小さいながらも果皮が厚く、酸味もしっかりとしたほぼ完璧に近い葡萄が収穫できた。魅惑的で豊かな果実のアロマ、たっぷりとしながらも絹のように滑らかな舌触り。昔を思い起こせば目が覚めるほど素晴らしかった1929年や豪華絢爛だった1959年、最近で言えば豊かで輝いていた2009年を連想させるほどで、繊細かつエネルギッシュな味わいは正に「9」が付くヴィンテージにふさわしいワインと言えるだろう。

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 2018年のドメーヌ・トラペです。いや~・・ビックリです・・。どうしてこんなに変われるのか・・劇的な変化を遂げた2018年でした。

「・・そんなこと言ったって、トラペはトラペでしょ?・・誰だって飲めば判りますよ・・」

とおっしゃるかもしれませんが、いや~・・・もしブラインドで出されたら、絶対外すと思いますよ。

 noisy 的には、

「攻撃された ナマコ が取る行動!」

みたいなものに感じられまして・・はい・・。


 ナマコは危険を感じると、

「内臓を身体から出して逃げる」

そうです。そうやって内蔵を食べさせて逃げ切るのかな?


 で、2018年もののドメーヌ・トラペは2016年以前のキュヴェと比較しますと、内臓と皮が逆転しちゃってます。

 つまり、

「マンモスなクリスタル風ミネラリティが表面に、愛らしくふっかふかに優しい果実味は完全エキス化され中心部へ」

と移動しています。これは、noisy がテイスティングしたキュヴェ、全てにおいて言えることなんですね。


 ですので、

「まるで メオか、ヴォギュエか、ルーミエか?」

みたいな感じがしていまして、noisy の脳も相当に揺れています・・。


 そして、シャルドネも全く同じなんですが、非常に理解しやすい味わいになっていますので、

「・・そんな訳ないでしょ・・でも確かめるにはすぐに美味しく飲めないとなぁ・・」

とおっしゃる方にはシャルドネを、

「それは面白い!」

と思われましたら、早い段階でさくっと飲むのでしたら「村名ジュヴレ以下」、早い段階で時間を掛けて飲めるのでしたら「村名オストレア以上を」お勧めいたします。


 ほんと、目が離せない・・ですよね。凄い状況になって来ました!是非ご検討くださいませ。

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 2017年のドメーヌ・トラペのご案内です。2013年に続き、またまたトラペがやってくれちゃいました・・。また価格が上がるか・・と懸念も有りますが、海外のワイン販売サイトをアチコチ見てみると、異変が起こってます。トラペの下~中級キュヴェが軒並み完売になってるんですね・・。どう言うことなんでしょう?

 実は、ル・ギィド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス誌(旧クラスメン)が、2017年シャンベルタン/トラペに20点満点を付けちゃったんですね。勿論、他のワインもそうですよ・・写真はこちら。
 あの村名アレアでさえ、17点と言う高い評価でした。

 ル・ギィド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランスは以前はクラスメンでしたし、現在も月刊のル・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスを出版していますので、皆さんももうお馴染みかと思います。


 で、noisy も2017年ものは気合を入れてテイスティングに臨んだ訳です。2015年は本当に美味しく、2016年ものもその延長で厳しかった年を乗り越えました。まぁ、noisy的には2016年の方が好きかもしれませんが・・。

 2017年もののドメーヌ・トラペは・・もう以前のトラペとはかなり異なっています。これは、ユベール・ラミーの2017年でも同様のことを言ってますので、

「・・お~い・・またかよ・・」

と思われるかもしれません。

「もう作り話は・・いらないよ・・」


 でも、そうじゃないんです。


 トラペの柔らかで優しい作風。それはおそらく皆さんも認めるところでしょう。それが好きか嫌いか・・も人それぞれです。

 しかし2017年ものは、そんな安易な言葉では表現できない、いや、間違っているとさえ感じるほど、全体的な印象は異なったものとなって感じられるはずです。

 noisy 的には、それは2017年特有のものなのか、単なる偶然の産物なのかは判断できていません。

 要約してしまうと・・こんな感じかと思います。

「2017年のドメーヌ・トラペは、それまでの彼らのワインそのものを透明感の高いミネラリティの透過性カプセルで包み込んだ!」

と言えます。


 なので・・もう、全然違って感じられてしまうんですよ・・今までのトラペのワインと。それが顕著なのが下~中級キュヴェです。もしブラインドテイスティングで出されたら、全く当たらないと・・思いますよ。noisy も散々迷って・・当てられるかどうか・・と言うところかと思います。

 素晴らしいミネラリティのヴェールを得て、柔らかでエレガントな液体は光り輝いています。

 だから、海外でも今まで散々残っていた下級キュヴェがすでに完売しているんじゃないか?・・などと思っている訳です。

 そして、20点満点のシャンベルタンですが、フィネスの担当さん、K君によりますと・・

「ルーミエのミュジニーより旨い!」

と言って憚りませんでした・・(^^;;・・マジか~?・・どっちも飲ませろよ~!・・


 と言う訳でして、このマンモスな量ながら滅茶苦茶美しいミネラリティを衣に得たトラペですが、これがこの先も続くのか、それとも2017年と言うヴィンテージの特徴なのか?・・と言う疑問は先送りすることになりますが、少なくとも2017年のトラペが驚くほど変わって、しかも驚異的に美味しいのは間違い在りません。・・ちょっと煽った感じに取られるかもしれませんが、

「騙されたと思って、パスグラでもA.C.ブルでも白でも・・飲んでみてください。」

とお伝えしましょう。

 勿論ですが、noisy も未だ飲めていない1級以上のクラスも、「ル・ギィド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」がこれほどに高い評価をしていますので、間違い無いと思われます。

 貴重な、しかも分岐点的なヴィンテージになった2017年かと思われます。是非ともご検討くださいませ。

■生産者のコメント
 2017年は春から暖かく早熟で3月末にはすでに葡萄の葉が開いている畑もあったほど。4月末には2016年同様、霜の気配が漂ってきたが藁を燃やして煙幕を張ることで霜害を回避することができた。5月になっても暖かい気候は変わらず開花期も問題なく経過。7月は猛暑で中旬には色付きも始まり、まるで2009年を彷彿させるような早熟具合だった。7月末に雨が適度に降ったことで葡萄の果皮が厚くなり、8月の天気が良好だったおかげで種も果梗も良く熟して完璧と言って良いくらいの健康状態になり、2017年が素晴らしいヴィンテージになるであろうことは疑いようもなかった。気品がありつつも豊かな味わいで、すでに優雅さと偉大さを醸し出している。エネルギーに満ち溢れ、かつエレガントなワインは舌が肥えた愛好家さえも惹きつけるだろう。
━━━━━
 ジュヴレのビオ生産者、ドメーヌ・トラペです。しなやかで優しい、美しいワインで尖った部分が無いです。


 1868年から6世代にわたってジュヴレ シャンベルタンでワイン造りを続けているこのドメ ーヌは、代々少しずつ畑を増やしていき、現在では13haの畑を所有しています。現当主のジャンルイ氏は物腰柔らかく穏やかな人物で、1996年からビオディナミを導入して自然を最大限に尊重したワイン造りを行っています。

 畑の手入れはビオディナミで化学肥料や除草剤は一切使用していません。ジャンルイ氏の
「ビオディナミにおいて、人間の役割は葡萄が安定して育つように支えてあげることが大事で、畑仕事と選別をしっかりやれば、あとは葡萄が勝手に良いワインになるように働いてくれる。」

という言葉の通り、クォーツ(水晶)の粉末を定期的に畑に撒くことで土壌の活性化を促し、植物のエネルギーを引き出して病気に負けない木を育てることを目指しています。葡萄の木の仕立ては片翼式ギュイヨ、コルドンロワイヤルで春に厳しい摘芽を行い、凝縮した葡萄のみ収穫しています。樹齢も高いものが多く、植え付けも1ha当たり約12000株以下にし、収量を抑えることによって品質のレベルを高める努力をしています。

 収穫は全て手摘みで行い、畑と醸造所でそれぞれ選別し、醸造所では除梗前の房の状態と除梗後の粒の状態での2度に渡る選別が15人で行われます。除梗は約30%で、開放桶で低温浸漬を行い、3~4週間かけてゆっくりアルコール醗酵をさせます。必要に応じて櫂入れを行い、空圧式圧搾機でプレスした後にワインは樽へ移され、樫樽で15~18ヵ月熟成されます。樽は主にトロンセ、アリエ、ヴォージュ産のものが使われています。

 収穫は全て手摘みで行い、畑と醸造所でそれぞれ選別し、醸造所では除梗前の房の状態と除梗後の粒の状態での2度に渡る選別が15人で行われます。除梗は約30%で、開放桶で低温浸漬を行い、3~4週間かけてゆっくりアルコール醗酵をさせます。必要に応じて櫂入れを行い、空圧式圧搾機でプレスした後にワインは樽へ移され、樫樽で15~18ヵ月熟成されます。樽は主にトロンセ、アリエ、ヴォージュ産のものが使われています。


2022 Chambertin Grand Cru
シャンベルタン・グラン・クリュ

19374
自然派
赤 ミディアムボディ
フランス
ブルゴーニュ
ジュヴレ=シャンベルタン
ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フィス

■メディア情報
◇2022年もの
 96~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
 98+ Points la Ruvue du Vin de France
 95~97 Points Robert Parker The Wine Advocate
◇2021年もの
 96~99 Points Drink from 2030~2040 Jasper Morris - Inside Burgundy
 96~98 Points Vinous
 97 Points John Gilman
 95 Points Decanter
◇2020年もの
 99 Points Decanter
 95~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
 98 Points John Gilman
 96~98 Points Wine Advocate
 95~97 Points Vinous
 93~95 Points Burghound
◇2019年もの
 20/20 Points La Revue du Vin de France
 96~98 Points The Wine Advocate
 96~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy

■エージェント情報
 ピノ・ノワール種100%。所有面積は約2haでそのうち約1haを馬で耕作しています。1957~64年に植えた区画と1番古い木のある区画、その他に1945年、1985年、1992年に植えられた区画が3つに分かれており、土壌は泥灰土や粘土石灰質です。骨格がしっかりしていて色々な要素が凝縮していますが、10年以上経たないとその真価を見ることは出来ません。
750ML 在庫  1   ご注文数   本
¥173,800 (外税) 
【ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン誌はアルマン・ルソーと痛み分けの98+ポイント!因みにルーミエさんのエシェゾーは96ポイント、ミュジニーは97ポイントでミュジニー超え!・・2月一杯までの期間限定価格です!】
 メディアの評点は、テイスターの好みやテイスティングのタイミング、そしてそのボトルコンディションなどが有りますので、あくまで参考にすべきものではありますが、少なくともこのようには言えます。

「毎年テイスティングしていると、例えトップキュヴェをテイスティングできなくても在る程度の想像が付く」

んですね。

 2021年ものの端正で美しく、何一つ過剰さが無く不足も無い姿に驚きを感じさせられましたが、2022年のトラペは、

「焦点がバッチリ合った美味しさと美しさ!」

を感じますので、これほどまでに素晴らしいのになんで評価は上がらずに下がったりするのだろうと・・疑問にも思ったりしています。

 左の写真は「ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス」に掲載された2022年のコート・ド・ニュイのワインの部分ですが、左側のエシェゾーやシャンボール・レ・クラはご存じルーミエさんです。掲載できなかった2022レ・ザムルーズは99ポイント、リュショット=シャンベルタンは98+ポイント、ボンヌ=マールは98ポイント、ミュジニーは97ポイントでした。

 クロ・ド・ベズもリリースできるアルマン・ルソーさんは、2022クロ・ド・ベズが99ポイントとトラペの2022シャンベルタンを僅かに凌駕、しかしルソーさんのシャンベルタンも98+ポイントと痛み分けの評価でした。

 まぁ・・0.5ポイントも変わらずに「プラス」分の違いですから、ほとんど「趣味の世界の僅かな差・・いや、それさえ無い可能性」が高いです。

 因みにD.R.C.はどうだったかと言いますと、ロマネ=コンティが99+ポイント、ラ・ターシュが99ポイントで、その他のアイテムはトラペのシャンベルタンがうっちゃりました。

 凄いですね・・2022年ブルゴーニュを代表する偉大なワインだと想像されます。残念ながら飲めませんので評論家評をもとに書かせていただきました。

 なお、このプライスは・・もうこれ以上は下げられないところまで下げちゃいましたので、2月末までの限定期間のみの価格になります。それを過ぎますと上げさせていただきます。

 因みに2021年シャンベルタンは新着価格で¥173.400で完売していますが、世情を鑑みて値下げ断行のため、2021年ものよりも安くなっています。ぜひご検討くださいませ。


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【ドメーヌ・トラペはシャンベルタンG.C.のトップの座を得たか?】

 リューディ・シャンベルタンは約13ヘクタールほど有りますし、クロ・ド・ベズもシャンベルタンと名乗れますのでその約15ヘクタールを合わせますとグラン・クリュとしては非常に大きい畑です。

 ですが意外にもドメーヌとしてシャンベルタンをリリースできる造り手は少なく、現在も高い評価を得ているペロ・ミノにしても、ピエール・ダモワから借りているままのようです。

 このところのドメーヌ・トラペのワインは、以前の・・優しいが集中力不足・・のような部分が無くなり、ビオの生産者としても、シャンベルタンの生産者としても、誰の眼にもトップ生産者として見られるようになっています。

 ワインサーチャーでは2021年の世界中のワインのトップ10をテイスターを集めてその合計で決めたそうですが、2021年ものは

「ドメーヌ・ルロワのシャンベルタンが98ポイントで第一位」

だったそうです。

 因みに2位はロマネ=コンティだったと記憶していますが間違っていたら申し訳ありません。さらに因むと・・

「これはブルゴーニュのトップを決めるものでは無く、世界中のワインのトップ10」

と言うことですから、

「ブルゴーニュ人気は世界的なものになった」

とも言えるかと思うんですね。

 で、2021年もののトラペを飲んだ限りでは、やはりトラペは毎年成長が著しく、

「これが2021年なのか?」

と思えるような素晴らしい仕上がりをしています。

 ジャスパー・モリスさんは上値99ポイントで最高値、ニール・マーティンさんは上値98ポイントで次点です。

 ではアルマン・ルソーさんのシャンベルタンはどうかと言いますと、2021年ものはジャスパーさんが上値97ポイント、ティム・アトキンさんが97ポイントと若干後塵を拝しているようです。

 あとはどうでしょう・・ご兄弟のロシニョール・トラペさんはジャスパーさんが上値96ポイント、ティム・アトキンさんが95ポイントでした。

 濃い系ですとディガ=ピィさんがアドヴォケイトで97ポイント・・因みに2020年ものはアドヴォケイトで100点満点でした。

 加えてペロ・ミノさんは借りている畑ですが対抗馬になりそうです。ジャスパーさんが上値98ポイント、ティム・アトキンさんが98ポイントです。

 あとは・・最近は復活したらしいフェヴレさんちのシャンベルタンに、ジャスパーさんが95ポイント、ティム・アトキンさんが96ポイント・・そんなところでしょうか。

 ですのでこうなってくると、これからはドメーヌ・ルロワさんちのシャンベルタンと良い勝負が出来るようになっている?・・とのかもしれません。


「並べて飲んでみたいが、ルロワはさすがに・・手を出し辛い・・」

と思ってしまいますよね。

 まぁ・・ワイン屋も同じです。昔からルロワさんのワインを扱わせていただき、飲ませていただいてましたが、

「こんなに高くなるとは思わなかった・・」

「いずれ落ちてくるだろうから、その時に!」

と思っていました。ですが・・上がる一方!・・結局手を出せなくなりました。今もまったく変わっていないのかもしれません。ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。








 以下は以前のレヴューです。
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【もはや誰も目の前にいない・・ビオディナミこそがブルゴーニュの救世主であることを証明した2020年!メディアの凄い評価も幾分まばらですが、今までの最高の出来は間違い無いでしょう!】


 トラペ本人が「規格外の出来だった!」と言ってる訳ですから、これはもう・・造り手としては過去最高だと言っているに等しい訳です。

 ですがメディアも評価者によっては、良く判らないと言いますか、不当なんじゃないかと思えるほどの低いポイントも見受けられます。上値が95ポイントは・・絶対にありえ無いでしょう。noisy もその辺を確かめるべく、

「シャンベルタン...開けるか・・?」

と気持ちも高ぶりましたが、余りに入荷が少ないので今のところは自重、何とか海外メディア評価の分析をして自身をなだめています。

 まぁ・・トラペがここまで来るとは思っていなかった・・と言いますか、

「飲んでいて判っている(つもりの)生産者だったからこそ、そう思ってしまう・・」

訳ですよね。

 ですから未だに・・

「トラペ?・・ん~~・・」

と食指の動かないブルゴーニュファンの気持ちも判らなくはないんですが、そうこうしている内に、アルマン・ルソーはとんでも無い高値になった上、地下に潜ってしまいましたし、オリヴィエ・バーンスタインも高価格、高価値政策でとんでも無い価格になってしまいました。

 ですが・・

「2019年で追いついたように見えたオリヴィエ・バーンスタインでさえ、2020年ものはトラペを超えられなかった!」

と言う現状が有るんですね。因みに上記にも記載した海外メディア評価を掲載しますと、

◇2020 Domaine Trapet Pere et Fils Chambertin Grand Cru
 99 Points Decanter
 95~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
 98 Points John Gilman
 96~98 Points Wine Advocate
 95~97 Points Vinous
 93~95 Points Burghound
◇2019 Domaine Trapet Pere et Fils Chambertin Grand Cru
 20/20 Points La Revue du Vin de France
 96~98 Points The Wine Advocate
 96~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy

みたいな感じです。オリヴィエ・バーンスタインになりますと、


◆2020 Olivier Bernstein Chambertin Grand Cru
 95~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy

◆2019 Olivier Bernstein Chambertin Grand Cru
 96~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy


 まぁ・・オリヴィエ・バーンスタインの評価をしているメディアは多く無いので、ジャスパー・モリスさんの評価だけの比較になってしまいましたが、2019年は全くの同評価、2020年は上値で1ポイント勝ち越しです。微妙なところでは有りますけどね。


 地下に潜って久しいアルマン・ルソーさんはどうかと言いますと、

◆2020 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Grand Cru
 95~97 Points Robert Parker The Wine Advocate
 96~100 Points Jasper Morris - Inside Burgundy

◆2019 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Grand Cru
 20/20 Points La Revue du Vin de France
 96~98 Points Robert Parker The Wine Advocate
 97~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy

◆2020 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Clos-de-Beze Grand Cru
 96~98 Points Robert Parker The Wine Advocate
 95~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
 99 Points Tim Atkin

◆2019 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Clos-de-Beze Grand Cru
 20/20 Points La Revue du Vin de France
 95~97 Points Robert Parker The Wine Advocate
 96~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy


 ジャスパー・モリスさん的にはアルマン・ルソーが微妙な差でうっちゃった・・でもアドヴォケイトは1ポイントほどトラペがリードしていると・・見えないでしょうか。


 2020年もののトラペは何を飲んでも凄い味わいです。ただし、

「凄いワインの凄い味わいを凄いと思わせないのが凄い・・のがトラペ!」

です。


 もしお財布に少しでも余裕がおありでしたら、

「この規格外の出来のシャンベルタン2020年!」

仕入れておくべきでしょう。お勧めします。



 以下は以前のレヴューです。
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【ついにアルマン・ルソーに追いついた!そしてラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌も100点満点評価で称えています!】

 すみません・・流石に飲めていませんで・・2ケース位販売できるのなら飲めるかと思いますが、

「ルロワのシャンベルタン、ルソーのシャンベルタン、トラペのシャンベルタンが100点!」

で並んでいるのは豪勢ですよね。因みにアドヴォケイトは2018年ものより1ポイント積み上げ、98ポイントのようです。


 で、ルロワは1万ユーロ・・だから200万円はしない位?、ルソーは1/5だから40万円しない位・・まぁ、ロマネ=コンティはプライスは入って無いですが・・100点ですので、とんでもない価格になってしまうでしょう。


 一応、グランクリュまで飲ませていただいた感覚で申し上げますと、

「2019年のトラペは、ドメーヌ・トラペの完成形!」

だと確信しています。

 シャンベルタンが無理ならジュヴレ=シャンベルタンで良い訳です。一貫しています。色合いも上から下までソックリですから・・。

 そして、「質感」が物凄いので・・圧巻かと思います。今回はマグナムも有ります。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【アドヴォケイトは上値97ポイント!・・以下は以前のレヴューです。飲めていなくてすみません・・】

【またまた満点獲得!・・でも前回とは様相がクッキリ異なると感じます!】

 シャンベルタン20点、シャペル19.5点、ラトリシエール19点と、看板ワインが軒並み高得点で評価された2017年です。しかしながら、すでにその傾向は3年ほど前より見えてはいた・・としても、2017年ものは2016年以前のものとは、中々に同列には語れない・・と言うのが、2017年のトラペをテイスティングしてきた(・・今もしていますが)noisy の意見です。

 この傾向はユベール・ラミーと全く同様でして・・いや、ラミーは超密植効果が表れ出て来たと推察されますが、それ以外の造り手、例えばデゾネイ・ビセイなどにもその、

「光沢のあるツヤツヤとしたクリスタル風のミネラリティ的ヴェール」

は感じている訳です・・2017年を飲んでない方には俄かにには信じられないでしょうけど。


 しかし、2016年のトラペの、実に素晴らしく「柔らかでエレガント」な味わいは、noisy的にも大好きでしたが、海外のメディアは2015年ほどには評価せず、

「ん?・・どう言う事?・・一者位、飛びぬけた評価が有っても良いんじゃない?」

などと思ったものです。


 ワインの本場、しかもブルゴーニュワインですから・・現地のル・レヴュ・デュ・ヴァン(ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン)が高い評価をしたことは、肝に銘じておかなければなりません。今ひとつワインのエレガンスを理解しているとは思えない、肥えたものが大好きな方々の評価とはちょっと違う、ロマネ=コンティやラ・ターシュと言った化け物を見つけ出し、造り出したフランス人ですから。

 そんな意味でも、また、noisy のテイスティングから得た印象からも、

「2017年のトラペは外せない!」

と・・言えるかと思います。


 この、今までの自身の作風をも包み込んでしまったミネラリティの存在・・これが満点、そして満点近い評価の因子で有ると感じています。是非・・トライしてみてください。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【滅茶苦茶評価が上がっています!】

 2008年ものから目を付けていたオリヴィエ・バーンスタインはいつの間にかシャンベルタン、クロ・ド・ベズまでも造り始め、2015年ものの頃には98Points~ などと言う、とんでもない評価を得るようになってしまいました。

 2016年のリリース時には、アルマン・ルソー並みの20万円近くの上代を付け、さらにはルソーを価格でも抜くつもりだと息巻いていると聞いて・・何だかな・・と思い始めてしまいました。

 確かにバーンスタインのワインは美味しいが、完璧さを誇るが故の「鼻に付く感じ」をどこかで感じていたのも事実です。

 そんな意味においては、そんな「意思の発露」などは微塵も感じさせない、ニュートラルなスタンスのトラペのワインに魅かれると言うのも無理のないことなのかもしれません。

 2016年のシャンベルタンは、確かに価格も上昇していますが、それでもバーンスタインの2015年ものにも遠く及ばない値付けで、ジャスパー・モリスの96~98 ポイントをはじめ、アドヴォケイトの95~97ポイント、アラン・メドーの93~96ポイントと、10年以上前のトラペの評価とは雲泥の差が生まれています。

 いつか飲みたいな・・と思いますが、ここまでくると簡単には開けられないワインになってしまっています。15000円ほどで購入できた昔が懐かしい!・・まぁ、そればっかり言ってますが、時の経つのは避けられないのと同時に、ブルゴーニュワインの高騰も・・、しかし品質もついて来ているのも確かだと思われます。


 以下は以前のレヴューです。
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 もう、シャンベルタンやミュジニー、ヴォーヌ=ロマネのグラン・クリュは、須らく「大台」を超えて行くと思われます。言ってしまえば、ボルドーのように生産本数が多く無いんですから・・

 今までは、

「ブルゴーニュを愛するのは日本人が最も多い」

と思われていましたが、昨今は中国人がブルゴーニュの美味しさに気付いてしまったもんですから・・日本の人口ほどの超大金持ちが存在する大陸へ、ブルゴーニュワインが向かって行ってしまうのは、もう止められないかもしれません。


 1998年の正規品、バック・ヴィンテージです。タンザーさんが93ポイント付けています。そろそろ飲み始めても良い感じでしょう。ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
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【徐々にトラペの素晴らしさが認知されてきたようです!!物凄い評価です!】

 もう、かなり世界のテイスターたちがドメーヌ・トラペの素晴らしさを言い始めており、非常に高く評価しています。2014年のトラペは凄いです。

 もっとも、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌は2013年のトラペのシャンベルタンに20点満点、ラトリシエールに19.5点としていましたので、もしかしたらシャンベルタンは僅かに下がったと言えるかもしれません。

 しかしラ・ルヴェ誌は2014年のシャンベルタンは19.5ポイントですが、ラトリシエールも19.5ポイントですから誤差の範囲と言えるかもしれません。

 noisy は、1級以上はさすがに飲めなかったものの、それ以下をほぼテイスティングし、また新たな境地を開き始めたドメーヌ・トラペの姿を確認しました。それはよりナチュラルに、自然に、エレガントに、健康的に、しかしそれ以前のものを何も捨てない・・と言う、強い意志です。

 特にジュヴュレ=シャンベルタン・オストレアの素晴らしさは特筆もので、確かにティム・アトキンさんはその辺りを理解できなかったようでは有りますが、飲んでいただけるのなら、さらに進歩したトラペをご確認いただけるでしょう。

 トップワイン、上級ワインは数、価格の関係でサクッとは飲めませんでしたので、各テイスティング評価機関のポイントを元にご紹介します。

 シャンベルタン2014年はティム・アトキンさんが96ポイント、アドヴォケイト95~97ポイント、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス 19.5/20ポイントと言う、誰からも文句のない仕上がりです。より高域の美しさを得た2014年かと想像しています。

 シャンベルタン1999年は古酒です。ほんの少量の入荷です。ラ・ルヴェ誌は19/20ポイントと高評価かつ・・飲み頃を迎えたシャンベルタンです。貴重です。

 ラトリシエール=シャンベルタン2014年はティム・アトキンさんがシャンベルタンと同様の96ポイント、ラ・ルヴェ誌もシャンベルタンと同じ19.5/20で、これは非常にお買い得です。

 シャペル=シャンベルタン2014年はティム・アトキンさんの評価しか見当たらず、93ポイントでした。2005年の古酒も少量届いており、こちらはベタンヌさんのところが18/20ポイント 飲み頃予想 2017~2030です。飲んで良い時期に入ったと・・言うことなのでしょう。

 1級群は、
2014 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・クロ・プリュール ティム・アトキン94ポイント
2014 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・プティ・シャペル ティム・アトキン95ポイント
2014 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・キャピタティム・アトキン 94ポイント

と、軒並み凄い評価です。2014年は各キュヴェを混ぜたアレアを造らず、上記キュヴェを仕込んだようです。


 2014年ドメーヌ・トラペは、下級のみのテイスティングでしたが、その凄さは充分に伝わってきました。是非ともご検討いただき、お早めにご注文くださいませ。お勧めします!




 以下は2013年もののレヴューです。
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 このところのトラペのワインはちょっとおかしい・・いや、単に「おかしい」のでは無く「異常においしいことがおかしい」と言うべきだろうか。例えば先だってご案内できた2011年のマルサネ・ブランを飲まれた方なら、たっぷりと理解できただろうし、おそらく「少し高いかな?」と思って手を出さなかったに違い無い「パストゥグラン・ア・ミニマ2013年」を飲まれた方なら、そのディテールの美しさと余韻の奏でる、緩やかで長い放物線に感動を覚えるでしょう。また、書き切れなくてまだ案内できていない2013年のマルサネ・ルージュをもし飲まれたのなら、フーリエのワインを赤さをやや暗くして、さらにナチュラルに向かわせたような・・しかもピュアさを全くないがしろにしない美味しさにビックリされるかもしれない。

 2013年のシャンベルタンは、ラ・レヴュー・デュ・ヴァンと言う長い歴史を誇り信頼の厚い評価本で、ドメーヌ・ルロワの「シャンベルタン」「ラトリシエール=シャンベルタン」と共に満点の20点を得ています。因みに満点はルロワ2点、トラペ1点のみで、シャンベルタンの指標とも言うべきルソーは19.5点で次点、トラペのラトリシエールは19点と言う結果でした。昔のジャン=ルイ・トラペを知るものにとっては、晴天の霹靂とも言うべき事態かもしれませんが、上記のように昨今のワインを飲まれているのであれば、全く当然とも言えるかもしれません。

 まぁ、価格は確実に上昇していますので、値段成り・・と言ってしまえばそれまでですが、ルロワのシャンベルタンやルソーのそれと単純な比較をすると、コンディションも含め、妙な納得が可能かと思います。

 今回はマグナムも有り、また、天候不順により収量を減らし、しかも造り手の技量を発揮した上での忍耐を迫られた2013年ヴィンテージですので非常に貴重だと言えます。ご検討くださいませ。