【ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン誌はアルマン・ルソーと痛み分けの98+ポイント!因みにルーミエさんのエシェゾーは96ポイント、ミュジニーは97ポイントでミュジニー超え!・・2月一杯までの期間限定価格です!】

メディアの評点は、テイスターの好みやテイスティングのタイミング、そしてそのボトルコンディションなどが有りますので、あくまで参考にすべきものではありますが、少なくともこのようには言えます。
「毎年テイスティングしていると、例えトップキュヴェをテイスティングできなくても在る程度の想像が付く」
んですね。
2021年ものの端正で美しく、何一つ過剰さが無く不足も無い姿に驚きを感じさせられましたが、2022年のトラペは、
「焦点がバッチリ合った美味しさと美しさ!」
を感じますので、これほどまでに素晴らしいのになんで評価は上がらずに下がったりするのだろうと・・疑問にも思ったりしています。
左の写真は「ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス」に掲載された2022年のコート・ド・ニュイのワインの部分ですが、左側のエシェゾーやシャンボール・レ・クラはご存じルーミエさんです。掲載できなかった2022レ・ザムルーズは99ポイント、リュショット=シャンベルタンは98+ポイント、ボンヌ=マールは98ポイント、ミュジニーは97ポイントでした。
クロ・ド・ベズもリリースできるアルマン・ルソーさんは、2022クロ・ド・ベズが99ポイントとトラペの2022シャンベルタンを僅かに凌駕、しかしルソーさんのシャンベルタンも98+ポイントと痛み分けの評価でした。
まぁ・・0.5ポイントも変わらずに「プラス」分の違いですから、ほとんど「趣味の世界の僅かな差・・いや、それさえ無い可能性」が高いです。
因みにD.R.C.はどうだったかと言いますと、ロマネ=コンティが99+ポイント、ラ・ターシュが99ポイントで、その他のアイテムはトラペのシャンベルタンがうっちゃりました。
凄いですね・・2022年ブルゴーニュを代表する偉大なワインだと想像されます。残念ながら飲めませんので評論家評をもとに書かせていただきました。
なお、このプライスは・・もうこれ以上は下げられないところまで下げちゃいましたので、2月末までの限定期間のみの価格になります。それを過ぎますと上げさせていただきます。
因みに2021年シャンベルタンは新着価格で¥173.400で完売していますが、世情を鑑みて値下げ断行のため、2021年ものよりも安くなっています。ぜひご検討くださいませ。
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【ドメーヌ・トラペはシャンベルタンG.C.のトップの座を得たか?】 リューディ・シャンベルタンは約13ヘクタールほど有りますし、クロ・ド・ベズもシャンベルタンと名乗れますのでその約15ヘクタールを合わせますとグラン・クリュとしては非常に大きい畑です。
ですが意外にもドメーヌとしてシャンベルタンをリリースできる造り手は少なく、現在も高い評価を得ているペロ・ミノにしても、ピエール・ダモワから借りているままのようです。
このところのドメーヌ・トラペのワインは、以前の・・優しいが集中力不足・・のような部分が無くなり、ビオの生産者としても、シャンベルタンの生産者としても、誰の眼にもトップ生産者として見られるようになっています。
ワインサーチャーでは2021年の世界中のワインのトップ10をテイスターを集めてその合計で決めたそうですが、2021年ものは
「ドメーヌ・ルロワのシャンベルタンが98ポイントで第一位」
だったそうです。
因みに2位はロマネ=コンティだったと記憶していますが間違っていたら申し訳ありません。さらに因むと・・
「これはブルゴーニュのトップを決めるものでは無く、世界中のワインのトップ10」
と言うことですから、
「ブルゴーニュ人気は世界的なものになった」
とも言えるかと思うんですね。
で、2021年もののトラペを飲んだ限りでは、やはりトラペは毎年成長が著しく、
「これが2021年なのか?」
と思えるような素晴らしい仕上がりをしています。
ジャスパー・モリスさんは上値99ポイントで最高値、ニール・マーティンさんは上値98ポイントで次点です。
ではアルマン・ルソーさんのシャンベルタンはどうかと言いますと、2021年ものはジャスパーさんが上値97ポイント、ティム・アトキンさんが97ポイントと若干後塵を拝しているようです。
あとはどうでしょう・・ご兄弟のロシニョール・トラペさんはジャスパーさんが上値96ポイント、ティム・アトキンさんが95ポイントでした。
濃い系ですとディガ=ピィさんがアドヴォケイトで97ポイント・・因みに2020年ものはアドヴォケイトで100点満点でした。
加えてペロ・ミノさんは借りている畑ですが対抗馬になりそうです。ジャスパーさんが上値98ポイント、ティム・アトキンさんが98ポイントです。
あとは・・最近は復活したらしいフェヴレさんちのシャンベルタンに、ジャスパーさんが95ポイント、ティム・アトキンさんが96ポイント・・そんなところでしょうか。
ですのでこうなってくると、これからはドメーヌ・ルロワさんちのシャンベルタンと良い勝負が出来るようになっている?・・とのかもしれません。
「並べて飲んでみたいが、ルロワはさすがに・・手を出し辛い・・」
と思ってしまいますよね。
まぁ・・ワイン屋も同じです。昔からルロワさんのワインを扱わせていただき、飲ませていただいてましたが、
「こんなに高くなるとは思わなかった・・」
「いずれ落ちてくるだろうから、その時に!」
と思っていました。ですが・・上がる一方!・・結局手を出せなくなりました。今もまったく変わっていないのかもしれません。ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【もはや誰も目の前にいない・・ビオディナミこそがブルゴーニュの救世主であることを証明した2020年!メディアの凄い評価も幾分まばらですが、今までの最高の出来は間違い無いでしょう!】
トラペ本人が「規格外の出来だった!」と言ってる訳ですから、これはもう・・造り手としては過去最高だと言っているに等しい訳です。
ですがメディアも評価者によっては、良く判らないと言いますか、不当なんじゃないかと思えるほどの低いポイントも見受けられます。上値が95ポイントは・・絶対にありえ無いでしょう。noisy もその辺を確かめるべく、
「シャンベルタン...開けるか・・?」
と気持ちも高ぶりましたが、余りに入荷が少ないので今のところは自重、何とか海外メディア評価の分析をして自身をなだめています。
まぁ・・トラペがここまで来るとは思っていなかった・・と言いますか、
「飲んでいて判っている(つもりの)生産者だったからこそ、そう思ってしまう・・」
訳ですよね。
ですから未だに・・
「トラペ?・・ん~~・・」
と食指の動かないブルゴーニュファンの気持ちも判らなくはないんですが、そうこうしている内に、アルマン・ルソーはとんでも無い高値になった上、地下に潜ってしまいましたし、オリヴィエ・バーンスタインも高価格、高価値政策でとんでも無い価格になってしまいました。
ですが・・
「2019年で追いついたように見えたオリヴィエ・バーンスタインでさえ、2020年ものはトラペを超えられなかった!」
と言う現状が有るんですね。因みに上記にも記載した海外メディア評価を掲載しますと、
◇2020 Domaine Trapet Pere et Fils Chambertin Grand Cru
99 Points Decanter
95~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
98 Points John Gilman
96~98 Points Wine Advocate
95~97 Points Vinous
93~95 Points Burghound
◇2019 Domaine Trapet Pere et Fils Chambertin Grand Cru
20/20 Points La Revue du Vin de France
96~98 Points The Wine Advocate
96~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
みたいな感じです。オリヴィエ・バーンスタインになりますと、
◆2020 Olivier Bernstein Chambertin Grand Cru
95~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
◆2019 Olivier Bernstein Chambertin Grand Cru
96~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
まぁ・・オリヴィエ・バーンスタインの評価をしているメディアは多く無いので、ジャスパー・モリスさんの評価だけの比較になってしまいましたが、2019年は全くの同評価、2020年は上値で1ポイント勝ち越しです。微妙なところでは有りますけどね。
地下に潜って久しいアルマン・ルソーさんはどうかと言いますと、
◆2020 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Grand Cru
95~97 Points Robert Parker The Wine Advocate
96~100 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
◆2019 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Grand Cru
20/20 Points La Revue du Vin de France
96~98 Points Robert Parker The Wine Advocate
97~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
◆2020 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Clos-de-Beze Grand Cru
96~98 Points Robert Parker The Wine Advocate
95~99 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
99 Points Tim Atkin
◆2019 Domaine Armand Rousseau Pere et Fils Chambertin Clos-de-Beze Grand Cru
20/20 Points La Revue du Vin de France
95~97 Points Robert Parker The Wine Advocate
96~98 Points Jasper Morris - Inside Burgundy
ジャスパー・モリスさん的にはアルマン・ルソーが微妙な差でうっちゃった・・でもアドヴォケイトは1ポイントほどトラペがリードしていると・・見えないでしょうか。
2020年もののトラペは何を飲んでも凄い味わいです。ただし、
「凄いワインの凄い味わいを凄いと思わせないのが凄い・・のがトラペ!」
です。
もしお財布に少しでも余裕がおありでしたら、
「この規格外の出来のシャンベルタン2020年!」
仕入れておくべきでしょう。お勧めします。
以下は以前のレヴューです。
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【ついにアルマン・ルソーに追いついた!そしてラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌も100点満点評価で称えています!】 すみません・・流石に飲めていませんで・・2ケース位販売できるのなら飲めるかと思いますが、
「ルロワのシャンベルタン、ルソーのシャンベルタン、トラペのシャンベルタンが100点!」
で並んでいるのは豪勢ですよね。因みにアドヴォケイトは2018年ものより1ポイント積み上げ、98ポイントのようです。
で、ルロワは1万ユーロ・・だから200万円はしない位?、ルソーは1/5だから40万円しない位・・まぁ、ロマネ=コンティはプライスは入って無いですが・・100点ですので、とんでもない価格になってしまうでしょう。
一応、グランクリュまで飲ませていただいた感覚で申し上げますと、
「2019年のトラペは、ドメーヌ・トラペの完成形!」
だと確信しています。
シャンベルタンが無理ならジュヴレ=シャンベルタンで良い訳です。一貫しています。色合いも上から下までソックリですから・・。
そして、「質感」が物凄いので・・圧巻かと思います。今回はマグナムも有ります。是非ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【アドヴォケイトは上値97ポイント!・・以下は以前のレヴューです。飲めていなくてすみません・・】
【またまた満点獲得!・・でも前回とは様相がクッキリ異なると感じます!】 シャンベルタン20点、シャペル19.5点、ラトリシエール19点と、看板ワインが軒並み高得点で評価された2017年です。しかしながら、すでにその傾向は3年ほど前より見えてはいた・・としても、2017年ものは2016年以前のものとは、中々に同列には語れない・・と言うのが、2017年のトラペをテイスティングしてきた(・・今もしていますが)noisy の意見です。
この傾向はユベール・ラミーと全く同様でして・・いや、ラミーは超密植効果が表れ出て来たと推察されますが、それ以外の造り手、例えばデゾネイ・ビセイなどにもその、
「光沢のあるツヤツヤとしたクリスタル風のミネラリティ的ヴェール」
は感じている訳です・・2017年を飲んでない方には俄かにには信じられないでしょうけど。
しかし、2016年のトラペの、実に素晴らしく
「柔らかでエレガント」な味わいは、noisy的にも大好きでしたが、海外のメディアは2015年ほどには評価せず、
「ん?・・どう言う事?・・一者位、飛びぬけた評価が有っても良いんじゃない?」
などと思ったものです。
ワインの本場、しかもブルゴーニュワインですから・・現地のル・レヴュ・デュ・ヴァン(ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン)が高い評価をしたことは、肝に銘じておかなければなりません。今ひとつワインのエレガンスを理解しているとは思えない、肥えたものが大好きな方々の評価とはちょっと違う、ロマネ=コンティやラ・ターシュと言った化け物を見つけ出し、造り出したフランス人ですから。
そんな意味でも、また、noisy のテイスティングから得た印象からも、
「2017年のトラペは外せない!」
と・・言えるかと思います。
この、今までの自身の作風をも包み込んでしまったミネラリティの存在・・これが満点、そして満点近い評価の因子で有ると感じています。是非・・トライしてみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【滅茶苦茶評価が上がっています!】 2008年ものから目を付けていたオリヴィエ・バーンスタインはいつの間にかシャンベルタン、クロ・ド・ベズまでも造り始め、2015年ものの頃には98Points~ などと言う、とんでもない評価を得るようになってしまいました。
2016年のリリース時には、アルマン・ルソー並みの20万円近くの上代を付け、さらにはルソーを価格でも抜くつもりだと息巻いていると聞いて・・何だかな・・と思い始めてしまいました。
確かにバーンスタインのワインは美味しいが、完璧さを誇るが故の「鼻に付く感じ」をどこかで感じていたのも事実です。
そんな意味においては、そんな「意思の発露」などは微塵も感じさせない、ニュートラルなスタンスのトラペのワインに魅かれると言うのも無理のないことなのかもしれません。
2016年のシャンベルタンは、確かに価格も上昇していますが、それでもバーンスタインの2015年ものにも遠く及ばない値付けで、ジャスパー・モリスの96~98 ポイントをはじめ、アドヴォケイトの95~97ポイント、アラン・メドーの93~96ポイントと、10年以上前のトラペの評価とは雲泥の差が生まれています。
いつか飲みたいな・・と思いますが、ここまでくると簡単には開けられないワインになってしまっています。15000円ほどで購入できた昔が懐かしい!・・まぁ、そればっかり言ってますが、時の経つのは避けられないのと同時に、ブルゴーニュワインの高騰も・・、しかし品質もついて来ているのも確かだと思われます。
以下は以前のレヴューです。
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もう、シャンベルタンやミュジニー、ヴォーヌ=ロマネのグラン・クリュは、須らく「大台」を超えて行くと思われます。言ってしまえば、ボルドーのように生産本数が多く無いんですから・・
今までは、
「ブルゴーニュを愛するのは日本人が最も多い」
と思われていましたが、昨今は中国人がブルゴーニュの美味しさに気付いてしまったもんですから・・日本の人口ほどの超大金持ちが存在する大陸へ、ブルゴーニュワインが向かって行ってしまうのは、もう止められないかもしれません。
1998年の正規品、バック・ヴィンテージです。タンザーさんが93ポイント付けています。そろそろ飲み始めても良い感じでしょう。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【徐々にトラペの素晴らしさが認知されてきたようです!!物凄い評価です!】 もう、かなり世界のテイスターたちがドメーヌ・トラペの素晴らしさを言い始めており、非常に高く評価しています。2014年のトラペは凄いです。
もっとも、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌は2013年のトラペのシャンベルタンに20点満点、ラトリシエールに19.5点としていましたので、もしかしたらシャンベルタンは僅かに下がったと言えるかもしれません。
しかしラ・ルヴェ誌は2014年のシャンベルタンは19.5ポイントですが、ラトリシエールも19.5ポイントですから誤差の範囲と言えるかもしれません。
noisy は、1級以上はさすがに飲めなかったものの、それ以下をほぼテイスティングし、また新たな境地を開き始めたドメーヌ・トラペの姿を確認しました。それはよりナチュラルに、自然に、エレガントに、健康的に、しかしそれ以前のものを何も捨てない・・と言う、強い意志です。
特にジュヴュレ=シャンベルタン・オストレアの素晴らしさは特筆もので、確かにティム・アトキンさんはその辺りを理解できなかったようでは有りますが、飲んでいただけるのなら、さらに進歩したトラペをご確認いただけるでしょう。
トップワイン、上級ワインは数、価格の関係でサクッとは飲めませんでしたので、各テイスティング評価機関のポイントを元にご紹介します。
シャンベルタン2014年はティム・アトキンさんが96ポイント、アドヴォケイト95~97ポイント、ラ・ルヴェ・デュ・ヴァン・ド・フランス 19.5/20ポイントと言う、誰からも文句のない仕上がりです。より高域の美しさを得た2014年かと想像しています。
シャンベルタン1999年は古酒です。ほんの少量の入荷です。ラ・ルヴェ誌は19/20ポイントと高評価かつ・・飲み頃を迎えたシャンベルタンです。貴重です。
ラトリシエール=シャンベルタン2014年はティム・アトキンさんがシャンベルタンと同様の96ポイント、ラ・ルヴェ誌もシャンベルタンと同じ19.5/20で、これは非常にお買い得です。
シャペル=シャンベルタン2014年はティム・アトキンさんの評価しか見当たらず、93ポイントでした。2005年の古酒も少量届いており、こちらはベタンヌさんのところが18/20ポイント 飲み頃予想 2017~2030です。飲んで良い時期に入ったと・・言うことなのでしょう。
1級群は、
2014 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・クロ・プリュール ティム・アトキン94ポイント
2014 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・プティ・シャペル ティム・アトキン95ポイント
2014 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・キャピタティム・アトキン 94ポイント
と、軒並み凄い評価です。2014年は各キュヴェを混ぜたアレアを造らず、上記キュヴェを仕込んだようです。
2014年ドメーヌ・トラペは、下級のみのテイスティングでしたが、その凄さは充分に伝わってきました。是非ともご検討いただき、お早めにご注文くださいませ。お勧めします!
以下は2013年もののレヴューです。
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このところのトラペのワインはちょっとおかしい・・いや、単に「おかしい」のでは無く「異常においしいことがおかしい」と言うべきだろうか。例えば先だってご案内できた2011年のマルサネ・ブランを飲まれた方なら、たっぷりと理解できただろうし、おそらく「少し高いかな?」と思って手を出さなかったに違い無い「パストゥグラン・ア・ミニマ2013年」を飲まれた方なら、そのディテールの美しさと余韻の奏でる、緩やかで長い放物線に感動を覚えるでしょう。また、書き切れなくてまだ案内できていない2013年のマルサネ・ルージュをもし飲まれたのなら、フーリエのワインを赤さをやや暗くして、さらにナチュラルに向かわせたような・・しかもピュアさを全くないがしろにしない美味しさにビックリされるかもしれない。
2013年のシャンベルタンは、ラ・レヴュー・デュ・ヴァンと言う長い歴史を誇り信頼の厚い評価本で、ドメーヌ・ルロワの「シャンベルタン」「ラトリシエール=シャンベルタン」と共に満点の20点を得ています。因みに満点はルロワ2点、トラペ1点のみで、シャンベルタンの指標とも言うべきルソーは19.5点で次点、トラペのラトリシエールは19点と言う結果でした。昔のジャン=ルイ・トラペを知るものにとっては、晴天の霹靂とも言うべき事態かもしれませんが、上記のように昨今のワインを飲まれているのであれば、全く当然とも言えるかもしれません。
まぁ、価格は確実に上昇していますので、値段成り・・と言ってしまえばそれまでですが、ルロワのシャンベルタンやルソーのそれと単純な比較をすると、コンディションも含め、妙な納得が可能かと思います。
今回はマグナムも有り、また、天候不順により収量を減らし、しかも造り手の技量を発揮した上での忍耐を迫られた2013年ヴィンテージですので非常に貴重だと言えます。ご検討くださいませ。