時期的に少し早いのでしょうか。海外での評価も1級クラスは見当たったんですが、グラン・クリュクラスは覗けませんでした。ただ、1級セシェで93~94ポイントが多いので、凄い出来だった2016年とは少なくとも同レベルなのかと思います。
エージェント情報ではこのレ・クロ2017年に、ヴィノスが「94~96Points」、ブルゴーニュに厳しいアラン・メドーのバーガウンドが「93~95Points」と、上々の評価を得たことを知らせてくれています。
noisy 的には、今まで超クラシックだったヴァンサン・ドーヴィサのワインは、親類でもある「ラヴノー」のピュアで硬質なミネラリティに包まれたようなテッカテカに輝く味わいに、非常に似て来ていると感じています。
今回も少量ですので、是非お早めに・・お求めください。
以下は以前のレヴューです。
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アドヴォケイトで、
「わお!絶妙な余韻が1分以上もたなびく!」
と激賞された2016年ものレ・クロです。レ・プリューズも欲しいんですけどね・・なかなか難しいですね~。
少ないので何か1本以上、お買い上げください。
以下は以前のレヴューです。
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【正規エージェント分!!レアです!】 世界的な人気で入荷が非常に少ないドーヴィサのレ・クロです。アラン・メドーのバーガウンドは92~94Points、ガローニさんは93~95Points でした。10~15年経ったこのレ・クロ2015年を飲んでみたいものです。
因みにこのヴァンサン・ドーヴィサさんちは、ある意味・・レ・クロとかプルーズとかのグラン・クリュ、そして幾つかのプルミエ・クリュの畑はそれなりに広く、生産量もそれなりには有るんですね。大昔はACシャブリの畑は無かったと思います。なので、シャブリ村名が実は超レアでして・・(^^;; それなりに有るレ・クロはレアでは無いんですが、やはり人気生産者の人気になる所以の畑ですから、レアになっちゃうんですね・・。お早めにご検討くださいませ。
以下は以前のコメントです。
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シャブリらしいシャブリと言えば、ヴァンサン・ドーヴィサを置いては右に出るものはいないでしょう。本当に素晴らしいシャブリです。・・・飲めばその意味が判りますよ。
村名のシャブリで・・・充分っちゃ充分です。比較早めに飲めるようになりますので、手が出しやすいでしょう。今飲むなら、ゆっくり、じっくりと時間を掛けて味わってみてください。シャブリの真髄の一端に出会えます。
2014年はさすがに素晴らしい仕上がりのように見受けられました。2013年もののように、抜栓直後からソフトさとピュアさを現してくれるような優しい仕上がりでは無く、幾分閉じこもりながらも、時間の経過で僅かながら解れてくる、漏れてくる・・と言うような感じです。ポテンシャルの高いヴィンテージです。
ラ・フォレは通常少なくとも約3年ほどかかります。村名シャブリには無い表情の豊かさ、奥行きの深さが有ります。しかしながら、これもリリースから1~2年はかなり無口なはずです。頑固さは次にご紹介のレ・クロに続きます。
グラン・クリュ・レ・クロは少なくとも5年~10年は寝かせてください。今抜栓しても無駄です。ほぼ何も出てこないでしょう。グラン・クリュのシャブリは10年寝かせてようやく開き始めるのが通常です。時折シャブリ・グラン・クリュが不当に低い評価をされている場合が有りますが、99%は間違いです。ミネラリティが超豊富な上に若すぎてポテンシャルを採り切れないんですよ。前後左右正体不明の硬さが有ります。その訳は勿論ミネラルの豊富さです。シャブリの良い区画のワインは、表情の元になる要素がミネラルとの結合している場合がほとんどです。なので、その結合が緩み、もしくは切れるまでの時間を経ないものを若くして飲んでしまって、
「シンプル・シャブリより不味いじゃん!」
と文句を垂れる訳ですね。
ですので、最低でも5年間はシャブリ・グラン・クリュの栓を抜いてはいけません。もし抜いてしまって何も出てこなくても、その責任は抜いた方に有ります。そういうものだと覚えてくださいね。年間に何度か、
「ヴァンサン・ドーヴィサのレ・クロを飲んだら滅茶苦茶素晴らしくて、探しているんですけれどお持ちじゃないでしょうか?」
と聞かれます。
そう言う方は、しっかりと熟成させたレ・クロを飲まれた方です。言葉が無いほど激変します。是非とも飲まないで・・・熟成させてください。決して高くは有りません。ご興味の有る方へ。
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【!!】 一般的な認識と思われるリアルワインガイド的な評点を考えれば、村名90点、プルミエ91~92位が上限になるかと思われます。特別にビオ的な、とてもニュートラルな味わいを持っているシャルドネでは有りません。
しかし、これほどまでに真のシャブリ的なシャブリは、シャブリ地区ではほぼ壊滅状態・・・と言える状況をほとんどの方が知ってはいません。
また、もう好い加減にして・・・とお客様が言いたくなるほど、
「シャルドネのポテンシャルを計りきれない方が多い」
と常日頃お伝えしていますから、まあ、その性かどうかは判断付かないにせよ、
「いや・・・シャルドネの本当の素晴らしさ、ポテンシャルにようやっと気が付きましたよ・・」
とおっしゃられるお客様が少しずつ増えてきました。
そうなんですね。早く飲んで美味しい・・・のなら、誰でも気が付くことです。でも、それは、とても良く出来ているシャルドネにとっては、自身の可能性の5~20%ほどしか見て貰っていないんです。
一番判りやすいのは、シャブリ・・・と言うアペラシオンを見るのであれば、単にシャルドネという範疇の中での見方も必要ですが、シャブリのワインの範疇での比較をするべきでしょう。
よく出来たシャルドネには、簡単には見通せないポテンシャルが有りますし、適切な苗木と、畑固有の酵母が醸したシャブリには、圧倒的な深みと他の地区には無い表現を持っています。その代表格と言えるのがこのヴァンサン・ドーヴィサなんです。
そりゃあ、アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールのワインは素晴らしいですよ。孤高の美しさを持つ大好きなワインです。でも、残念ながらド・ムールのワインはシャブリの代表格には成れないんです。
いずれにせよ、凄いワインだ・・という認識をしていただけましたら、ちょっと見る目が変ると思います。是非ご検討ください。