エグリ=ウーリエ
エグリ=ウーリエ
フランス Egly-Ouriet シャンパーニュ
● 豊かで複雑な表情がとても素晴らしい、ピノ・ノワール中心のシャンパーニュを醸すレコルタン、エグリ=ウーリエの上級キュヴェです。熟すと凄いですね~。VPなら5年置きたいところです。ですがもうどうにもならないほど価格が上がってしまっていまして、ブローカーものも若干ですが扱っています。
造りの確かさから言えば、まだまだ安いと言えるのかもしれませんが、毎年のように出し値が上がるようで・・・エージェントさんも困ってます・・が、我々も困りますよね。
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RMの中で最初に最高生産者の評価を得た、ピノノワールの魔術師、完璧主義者と呼ばれる造り手です。1900年設立、アンボネイに居を構え、12haのほとんどの畑がアンボネイのグランクリュです。
●2018 Coteaux Champenois Cuvee Grands Cote Vieille Vigne Ambonnay Rouge
コトー・シャンプノワ・キュヴェ・グラン・コート・ヴィエイユ・ヴィーニュ・アンボネイ・ルージュ
【ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス誌は何と98ポイント!・・!!! GRANDIOSE (グランディオーズ)!!! の文字が躍っています!】
クラシック音楽をやられていた方ならご存じの方も多いかと思います。譜面にフランス語の「 Grandiose(グランディオーズ) 」、もしくはイタリア語の 「Grandioso(グランディオーソ)が書いて有ると、楽団に入って間もない・・とか、初見の演奏なら・・ちょっとビビると言いますか、周りの楽器がどう出てくるか・・指揮者がタクトをどう振ってくるか・・などをおそるおそる感じながらの演奏をするんじゃないかと思うんですね。
このグランディオーズ、グランディオーソは、直訳だと・・雄大な・・とか威厳・・とかの意味になるかと思うんですが、音楽ですと「壮大な・・存在感を出して・・」みたいな意味だったと思います。なので、
「壮大な・・ってたって、いきなりデカい音を出しゃ良いってもんじゃないし・・」
と・・悩む訳でして、周りの様子を見ながら・・いや、聞きながら、指揮者の様子を伺いながら、ビビりつつ、目立ち過ぎないように・・出音を割らないように・・決して音を外さないようにと・・却って「壮大な」にならなかったりしたような記憶がちらっと有ります。
エグリのシャンプノワーズは、勿論ピノ・ノワールなんですが、本当に滅茶壮大・・です。まぁ・・ワインが若いと、ドミニク・ローランのバリックが相当強烈ですけど・・。その凄い個性を持っている樽に全く負けないほどの、物凄いパワーを持ったピノ・ノワールをその樽に詰め、
「数年後に飲んでね・・」
と言うメッセージ・・と言いますか、間違えてリリース直後に開けてしまったりしますと、
「・・残念・・まだ早かったね・・」
と、このワインに言われてしまう始末なんですね。
ただし、ワイン自体は滅茶ピュアでして、ドミニク・ローランのバリックでその強烈にピュアで濃密なピノ・ノワールを、より柔らかく導いているのは間違いありません。
で、かの「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」誌は98ポイントと、ブルゴーニュの凄いピノ・ノワールたちを上回るような評価をしている訳ですが、
「シャンパーニュが最高の赤ワインと競争できることを示している!」
とか、
「この素晴らしいピノノワールは、純粋さと洗練さで表現されている!」
とか・・と最大限の言葉で賛辞するとともに、その最後の締めくくりとして、フランス語で、
「!!!グランディオーズ!!!」
つまり、「超巨大だ!」と言っている訳ですね。
まぁ、noisy的には、やはり収穫年より10年・・は待って欲しいと思います。それだけ待つに値する凄いピノ・ノワールです。以前はテイスティングさせていただき販売していたのですが、
「・・この価格でも本当にギリギリ・・」
なほど、仕入れ価格も上昇しています。ご検討くださいませ。
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