エグリ=ウーリエ
エグリ=ウーリエ
フランス Egly-Ouriet シャンパーニュ
● 2023年もギリギリに押し詰まってしまいましたがようやっと・・年1回のエグリ・ウーリエが入荷しました・・大変お待たせいたしました。
もはや全世界で大人気になったエグリ・ウーリエで、その勢いはあのジャック・セロスやサロンを彷彿させますが、価格もまた凄いことになっています。昨年ご紹介させていただきました2013年ミレジメもアドヴォケイトで100点・・でした。今回ご案内の2014年ミレジメは今のところ97ポイントということのようです。
一方、実はトップ・キュヴェなのに今一つの評価・・と言いますか、評価が人により結構に割れていた「ブラン・ド・ノワール」が、今回ご紹介の2016年ベースが・・
「98+ ポイント!」
と、限りなく100点満点に近い評価で前年ものの2015年ベースと同評価でして・・こちらも・・
「ズンズン価格が上昇!」
しています。
今回は何とかテイスティングしたいと、V.P.を飲ませていただきましたが、ま~・・
「・・こりゃぁ・・世界中で売れる訳だよな・・」
と・・強く感じました。細かい部分はコラムをご覧ください。
また、フランシス・エグリ本人が、
「21世紀最高のシャンパーニュ!」
と言った2008年ミレジメのマグナムも1本だけ・・入荷しています。高いですが・・激希少です。
なお、クリスマスも過ぎてしまいましたので、今回ご紹介分につきましては、かなり無理をした価格設定になっています。年明け以降は無理だと思いますので、ぜひこの機会に・・ご検討いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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いや~・・参りました・・。グレートイヤー2008年に続き、なんと2013年のミレジメも100点満点ゲットです!・・これ、ついさっき・・気付きました。
まぁ、日本はそれでも昔からエグリ・ウーリエのワインはちゃんと入って来ていました。でもその途中・・結構に販売には苦労していました。ワイン同様に、
「きちんと育てて飲むことを要求される超本格派シャンパーニュ!」
だからです。
日本には正規代理店が有りましたから、世界の他の国ほどの飢餓感が無かったんですね。「いつでも買える」みたいなニュアンスだったんじゃないかと思います。ですが、この1~2年の間に国内も状況が大きく変化しています。
海外の飢餓感が伝染・・と言いますか、アロケーションを海外に振り分けられているような感じなのでしょう。入ってくる量が減り、価格は毎年上昇していました。そんな中での一昨年の、
「2008年ミレジメがアドヴォケイト初のシャンパーニュ100点!」
を成し遂げた訳です。・・あ~ぁ・・やっちまったな・・です。
それでも何とか・・昨年の2021年も乗り切りました。しかしエグリ・ウーリエのシャンパーニュの動きは、今までとかなり変化していました・・足が速いんですよ。軒並み無くなってしまった訳です。
そしてついさっき、何の気なしに・・ネットをアチコチサーフしまして情報を集めていたところ、
「・・あれ?・・マジですか・・えっ?・・2013年もアドヴォケイト満点??・・」
皆さんはご存じないかもしれませんが、昨年の2019年もので、あのユベール・ラミーのクリオ=バタール=モンラッシェが100点、そして名立たる超大物たちと並ぶ評価を得ましたので、2020年もののユベール・ラミーは凄いことになってしまいそうだとエージェントさんから連絡をいただいています。
言ってしまえば、エグリ・ウーリエはラミーの先を行っていた訳で、まさに・・
「シャンパーニュのトップ!」
に躍り出た・・いや、踊り出されたと言った方が良いのかもしれませんね。
今回の Noisy wine の割り当ては、大きく減りました。まぁ・・その代わり、100点ワインが2アイテムも有りますから・・それに、
「ブラン・ド・ノワール・クレイエール」
もまたアドヴォケイト98+ポイントと、物凄いことになってしまっています。
残念ながら以前のように飲めるほどは入荷しませんので、価格で何とか頑張っています。この先は・・もし為替が落ち着けば一時的に落ち着いたとしても、おそらく上がる一方だと思います。ご検討いただけましたら幸いです。
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豊かで複雑な表情がとても素晴らしい、ピノ・ノワール中心のシャンパーニュを醸すレコルタン、エグリ=ウーリエの上級キュヴェです。熟すと凄いですね~。VPなら5年置きたいところです。ですがもうどうにもならないほど価格が上がってしまっていまして、ブローカーものも若干ですが扱っています。
造りの確かさから言えば、まだまだ安いと言えるのかもしれませんが、毎年のように出し値が上がるようで・・・エージェントさんも困ってます・・が、我々も困りますよね。
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RMの中で最初に最高生産者の評価を得た、ピノノワールの魔術師、完璧主義者と呼ばれる造り手です。1900年設立、アンボネイに居を構え、12haのほとんどの畑がアンボネイのグランクリュです。
●N.V. Champagne Brut 1er Cru les Vignes de Vrigny Brut 2019based dg2023
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー・ブリュット 2019Based dg2023
【弟が出来たプルミエ・クリュのヴリニー・・売れ行きはどう変化するのか、ちょっと見ものです。】--以前のレヴューを使用しています。
今気付きましたが、レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニーもグラスの写真が無かったんですね・・。何度も飲んではいるんですが、写真は撮れないタイミングで飲んでいるのかと思います。今回は「弟分」が出来ましたので、そっちに気を取られてしまいました。
ピノ・ムニエ100%です。今回分は2016、2015、2014年をセパージュしているようです。ドザージュはいつもと同じで1gの超辛口・・エクストラ・ブリュット同等だと思ってください。
ピノ・ムニエなので、若いうちはタイトで比較的スッキリした味わいです。もっとも口内ですり潰しながら飲んでみると、そこに凝縮した旨味が拡散すると言うか、まだこれから崩壊して出てくるはずの表情の卵がある感じ?・・がするかと思います。
なので、やはり3~5年もしますと酸も丸くなり、旨味も増え、中域の押し出しが出てくるんですね。まぁ・・だいぶ上がって来てしまいましたが、それでもまだリーズナブルです。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【今回のエグリ・ウーリエは到着直後でテイスティングは間に合っていません。申し訳ありません。】
何とか年末年始に間に合ったエグリ・ウーリエです。ここ2年ほどは年末に間に合わず、しかも価格高騰も有ってご案内出来なかったエグリ・ウーリエです。在庫も・・すっからかんになってしまいました。何せ値上げもしなかったので、超リーズナブルな価格になっていたのが幸い?したのでしょう。本当に何もなくなってしまいました。
ところが・・ですね・・2008年もののミレジメに、アドヴォケイトが100点付けちゃったんですね。シャンパーニュの100点満点は・・少ないですよ。それにモンターニュ・ド・ランスはピノの支配率が高いですから、中々に高評価は出辛い感じも有ります。
最も、長い貯蔵を簡単に出来る超大手は別ですよ。レコルタン・マニピュランではそんなマネはできません。ですが、エグリ・ウーリエと言えば、ワイナート誌第21号のシャンパーニュ特集で、N.V.部門のトップを、N.V.1998年で、あのジャック・セロスと共に分け合ったことが思い出されます。
1級のヴィーニュ・ド・ブリニーはピノ・ムニエ100%、2015年を50% 2014年を30% 2013年を20%セパージュし、ドザージュ2g/Lで仕上げた、ピュアで非常にドライな味筋です。高名なRMとしては非常にリーズナブルな値付けでして、エージェントさんはこれだけを買われる方が多く、割り当てをするのに苦労していると・・言っておられます・・(^^;
ブリュット・グラン・クリュは、トラディションからの名称変更です。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%のセパージュ、2014年が50%、2013年が20%、2012年が20%、2011年が10%、ドザージュは3g/Lで非常ドライです。とてもバランスが良く、早くから美味しいです。エグリ・ウーリエからコメントが有り、
「This 2014 base brut is truly delicious.The best quality ever on this cuvee.」
稚拙ですが訳させていただくと、
「2014年ベースのこのシャンパーニュは本当に美味しい!今までで最高のクオリティに仕上げることが出来た!」
とおっしゃってます。・・狙い目ですかね。noisy 的には飲み頃を問わないで済むこの旧トラディションが好みでした。(熟したV.P.は格別ですが)
V.P.は長期熟成されたキュヴェで、勿論グラン・クリュのみです。今回は2009年、2010年、2011年の葡萄を仲良く1/3ずつ使用しています。配合はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。バレル・ファルメンテドだと思いますがその後はタンクに移され、7年間、澱と共に熟成させてその後澱引きをして、ほんの僅かのリキュールを加えます。非常に高質なシャンパーニュです。もう飲めるとは思いますが、3年~5年寝かせますと・・素晴らしいです。・・あ、シャンパーニュは出来る限り「立ててセラーに」入れる工夫をしてくださいね。
G.C.レ・クレイエール・ブラン・ド・ノワールはご存じ、エグリ・ウーリエの看板とも言えるキュヴェです。非常な古木(73年?)由来のアンボネイのピノ・ノワールです。2012年が60%、2011年が40%で、72カ月澱と熟成され、ドザージュ3g/Lとかなりのエクストラ・ブリュット系です。アドヴォケイトはどうやら97ポイントと言う評価のようです。充分以上に高評価では有りますが、ミレジメ2008年の100点満点は・・余りに凄いですよね。ですが、常に高評価を得ているのはこのレ・クレイエールですよ。
一応、書いておきましょうか・・。2008年のミレジメは「アドヴォケイト100点」と言う化け物です。シャンパーニュの100点満点評価を探してみてください・・これが如何に凄いことなのか、良く判ると思います。テイスターとしましても100点を付けるのには恐怖は存在します。noisy的にこのところの満点シャンパーニュは、やはり2008年サピエンスです・・が、コンディションの良く無いアイテムも有るようで・・
「全然よく無かった・・」
とおっしゃった方に出会ったのにはビックリしました。でも、よほどコンディションが悪かったのかな?・・と理解するようにしています。
と言う訳で、久しぶりに仕入れが叶ったエグリ・ウーリエです。是非飲んでみてください。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【3アイテム!飲んでみてください!正規物です。】
強い個性を発揮するアンボネイのピノ・ノワールを手懐けるには、もう少しの時間が必要なのかもしれませんが、グラン・クリュならではの気品と完成度の高さが、飲む人の心を掴んでしまうでしょう。
一応、全てのエグリ・ウーリエのアイテムをテイスティングしましたが、プルミエ・クリュとグラン・クリュの差はかなりありました。GCトラディスシヨンとの上代の差は¥1000しかありませんので、noisy的にはトラディスィヨンを選んでいます。
トータル的な評価を言いますと、やはりこのエグリの良さは主体であるピノ・ノワールのエレガンスとその個性にあります。酸はかなりしっかりあり、果皮接触により抽出されたブラン・ド・ノワールならではの多彩なニュアンスが散りばめられています。
シャンパーニュ・ブリュット・プルミエ・クリュ・レ・ヴィーニュ・ド・ヴリニー
これはこなれています。・・・というより、今とっても美味しいです!泡の滑らかさ、細やかさは元より、ピノ・ノワールの旨味、気品を素直に感じられる状態です。でも・・・数が無い!
シャンパーニュ・ブリュット・トラディスィヨン・グラン・クリュ
グラン・クリュでベースとなるべきアイテム。これで充分に旨い。重さの無い濃厚さとエレガントがガス。かなりドライで酸の強さを感じるが、これはしっかりしたシャンパーニュにとても必要な事項であり、果実感と旨みを生む。透明感のあるベリーと赤や白い花、ボディは分厚いが鈍重さは見当たらない。そしてとてもエレガントに長い。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%というセパージュ。
シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・グラン・クリュ
合田康子さん一押しのVP。V.P.とは長期熟成の意味。淡いラズベリーのニュアンスと木の実、バター。複雑性はトラディスィヨンよりも確実に上で、また確実に旨みがある。酸味がとてもしっかりしているため、トラディスィヨンよりも旨み、膨らみがあるV.P.をより美味しく感じてしまう。どちらを選ぶかは、お財布と相談。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。
やっぱり世間を賑わすだけのことはありますね。しかしながら、少し若いのかな?というのが正直な印象です。出来るだけセラーで休ませることと、移動直後は我慢すること・・・それが、この素晴らしいピノ・ノワール主体のシャンパーニュ・グラン・クリュを美味しく飲む秘訣でしょう。飲んでみてください。お薦めします!
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