【久しぶりのアンブラ!やっぱり素晴らしいデイリーです!・・正にフィネスたっぷり。バルコ・レアレで充分!・・と思ってしまう自分がいます・・】

すごく良く出来たデイリーです。甘く無いし、超エレガントです。
でも、そう言うと・・
「つまりはちょっと物足りない、薄~いワインなんじゃないの?」
とへそを曲げる方も多いかと。
まぁ、濃いワインがお好きでそれを求めるのであれば、バルコ・レアレは用無しですね。それは間違い無い。
しかし、料理の邪魔をせず、しかも、ワインとしっかり対話が可能・・と言うような意味合いなら、
「バルコ・レアレがピッタリですよ。」
と言える可能性は大きいでしょう。
下の二つ目の写真は以前ご紹介させていただいた2012年もののバルコ・レアレですが、また色合いが違うでしょう?ちょっと深い色合いになっています。その分、ただエレガントなだけでは無く、しっかりとした深み有る構造をしていますから、ワイン単体でも美味しいし、マリアージュさせてもGood・・です。
フランスですと、例えばローヌのデステザルグ協同組合のワインが、時に・・
「このプライスでこのポテンシャル?・・信じられん・・」
と言うような素晴らしいワインをリリースしてくれます。今ならコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・シニャルグ2016年など・・ぶっ飛びの味わいですよ。エキスバッチリ、それで・・あのプライスですからね。
イタリアだとこのワイン、バルコ・レアレがそんな立ち位置にいると思います。最も、リリース直後からバランスが良くて美味しいので、
「安くて良いワインだね・・」
で終わってしまいそうですが、でも結構・・いや、それなりに熟成の可能性も感じられます。徐々に官能的になって行くと思いますし、noisy 的には、
「ん?・・So2、少ないんじゃない?」
と感じています。・・いや、測った訳じゃ無いですが・・。
じわ~っと旨味が拡がってきますし、さらに徐々に膨らみも増して来ます。ぜひ毎晩のお供に!ご検討くださいませ。安くて美味し!お勧めです!
以下は以前のこのワインと上級ワインのレヴューです。
━━━━━
【ん!こっちでもいいじゃん!・・と思っていただけると思います!】
アンブラのカルミニャーノ・サンタ・クリスティーナ・イン・ピッリ の格下のカルミニャーノです。セカンド・ワインだと思っていただけますと・・・外れないです。
カルミニャーノ・サンタ・クリスティーナ・イン・ピッリ は、非常にお客様の「受け」も良く、いつも早めの完売になってしまいます。
今回もさっさとカルミニャーノがなくなってしまったので、「仕方なく・・」仕入れたのがこちらです。
味筋は上級キュヴェのカルミニャーノとほとんど同様です・・が、ふくよかさとか、濃度とか、滑らかさはどうしても劣ります。
現状で、ややタイトで硬めの抜栓直後では有りますが、10~15分もするとボディが軟化し、香りもベリーっぽく放出されてきます。
「なんだ・・カルミニャーノ、そっくりじゃん・・」
と思っていただけると思いますが、この春からはかなり全開になってくる・・そんなタイミングです。
何しろこのご時勢に・・この価格ですから・・。キャンティより、より赤く、石灰的なミネラリティもよりしっかり有ると思います。飲んでみてください!お奨めします!
以下は上級の「カルミニャーノ・サンタ・クリスティーナ・イン・ピッリ 2009のコメントです。
━━━━━
【キャンティよりもしっかり充実した味わい!文句の無い仕上がりです!】 中域がしっかり充実した飲み応えの有る味わいが特徴のカルミニャーノです。そしてしなやかさも有りますから、どこか中域が空虚に感じることが有るキャンティよりも、より上級なんじゃないかと思ってしまうかもしれません。
今までは余りご紹介していなかったんですが、意外に?業務店さんの扱いが有るので、しにくい部分も有ったんです。このカルミニャーノは、少し熟し始めてくると、実に良い感じになってきます。カベルネがサンジョヴェーゼにブレンドされていることに、その辺りの理由が有りそうなんですが、若い内は中心に「芯」のように存在していた、少し硬いかベルネが、サンジョヴェーゼの、やや空虚な部分に侵入してくると・・とても美味しく感じるんだと思います。
本来はもっと高い価格なんですが、このワインに限っては安く入荷していますので、限定数でご案内させていただきますね。是非飲んでみてください。ワンランク上のデイリーです!お奨めします!