● フェルジーナがイギリス風なビールを造り始めたと言うので、珍しいことも有って仕入れてみました。日本のビールのように「がぶ飲みタイプ」の、さらにマイルドにしたような日本風のピルスナーでは無く、ロンドンパブ風の「常温で」「味わいつつ」飲むエールタイプです。

まぁ、イギリスは緯度が高いですから、常温と言っても日本の夏をイメージしての常温とは訳が違いますが、それでも彼らは日本人のように「キンキンに冷やして飲む」ことは絶対にしないでしょう。因みに真夏の・・8月の最高気温は、東京と比べると10度も低く摂氏20度ほど、最低気温で比べると何と15度も低いです。
ワイン屋では有りますが、同じ醸造酒であるビールですから、「味わって飲むタイプのビール」は扱うべきかな・・と思っての仕入れです。
また、全アイテムをテイスティングしました。風味が有って味わいも香りも濃く、エキセントリックでした。残糖的甘味は全く在りません。
因みに以下の写真は、キャンティ・クラシコのランチャの畑です。今回のビールとは関係ありませんのであしからず・・。
■エージェント情報
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キャンティ・クラシコの老舗「フェルシナ」が何故ビール? 日本でも人気のクラフト・ビール。ここ数年、イタリアでも注目が集まっています。最大手「バラデン」に代表されるクラフト・ビールですが、小さな 造り手がどんどん出てきています。そのほとんどがベルギー・ビールに影響を受けたもの。味わいの個性が強く、ビール単体で飲んで美味しいタ イプであり、ワインのように食事を前提としたものではありませんでした。
ベルギーではなく、繊細なイギリス・ビールの影響 そんな中、フェルシナが出会ったのがイギリスのパブ文化のエール・ビールの進化版でした。強烈な個性よりもバランスを重視し、ワインのように 食事とマリアージュすることができるビールです。例えばホワイト・ビールでも小麦の分量を抑え、フルーティーすぎず、苦味と小麦のスムーズさ をバランスさせた「ゴールデン・エール」は白身魚や豚、ウサギ料理まで合わせられます。「ポーター」もギネスほど強くなく、トマト煮込みや赤ワ イン煮込みに合わせられるもの。ワインの生産者だからこそのクラフト・ビール。ぜひ、お試し下さい。目から鱗ですよ。