

● 久し振りになってしまったド・ラ・サンソニエールです。循環型農業を実践し、自らを「ラ・フェルム(ファーマー・農民)」と名乗っています。自然な柔らかさに満ちた彼のワインを悪く言う人はいないでしょう。
1990年がファースト・ヴィンテージ。80年代に甘口ワイン造りの魅力にとりつかれ、ボルドーで学んだあとフランス各地で醸造を経験する。「ボルドーではラ・トゥール・ブランシュとスデュイローでスタジエをしたが、ボルドーの人工的なワイン造りではなにひとつ学ぶことはなかった」という。現在は10haの畑すべてでビオディナミを実践する。「ボヌゾー」では最高の評価を受けているが、他の白ワインはもちろん、ロゼも素晴らしい。2002年にカベルネ・ソーヴィニョンとガメの栽培をやめ、シュナン・ブランに植えかえた。
栽培 エコセール、デメテール取得
デメテールを取得するにはビオディナミ法に従わなければならない。ワインはもちろんの他、 リンゴジュース(リンゴの栽培)、小麦粉、蜂蜜、オイル・・などもデメテールを取得している。
栽培品種 シュナン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、グロロー・グリ、
カベルネ・フラン
自社畑面積 10ha
醸造 大小4つの垂直型木製のプレスを使い分けている。10haの畑すべてでビオディナミを実践。225リットル樽で熟成、いずれも補糖しない。