
リリースされたばかり、新酒状態のヴェルトリーナー、ローゼンシュタイクです。いつもの通り、絶妙な旨さのバランスです。
幾分、到着がいつもより早いのかな?・・その分、若々しくもフレッシュな旨さがより感じられる構成ですが、徐々に旨味やコクが増してくるでしょう。
また、エチケットが随分とシンプルになり、垢抜けた感じになったように思います。見た目の高級感は・・減ったようには感じますが・・(^^;;
いや、これでも昔は結構苦労したんですよ。何せ・・
「段ボール箱に仕切りも何も無く、ただワインだけが交互に重なっている」
状態で輸入、国内配送される時代も有ったんです。
なので、エチケットはボトルの当たりで傷が有ったり・・してましたが、昨今はだいぶ改善されました。見た目も大事ですよね。
味わいはいつもの「ローゼンシュタイク」です。もう・・充分っちゃ充分です。半端に飲むタイミングが難しいシャルドネよりも、ガイヤーホフのローゼンシュタイクの方が頼もしいかもしれません。
より深い味わいをお望みでしたら、今回は「ホーハーライン」も入ってますので、そちらもぜひご検討くださいませ!
以下は以前のレヴューです。
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いや~・・さすがオーストリア随一の自然派の造り手、ガイヤーホフです。2016年とリリースされた直後ですが・・もう滅茶美味しいです。
溌剌としたフルーツが全開ですね。白桃、グレープフルーツ、淡い色の柑橘がバッチリです。酸もしっかり出ていますが全く酸っぱくは無く、非常に良いバランスです。甘く無く、辛過ぎない味わいで、少し白色感の有る中程度の石灰石を感じさせるミネラリティ、中域がぷっくりと膨れていて余韻も長いです。時間の経過と共にシャッキリとキレの良い味わいが少しずつネットリ、滑らかさを増して来ます。
またそれと同時にブルゴーニュのシャルドネのような高貴なニュアンスも感じられます。短い時間での変化の度合いが大きいのでかなり楽しめますね。
比較的安価なワインですが、それを感じさせない充実した見事な構成です。しばらく置いて熟させても旨いでしょう。万全です!ファンが多いのも頷ける仕上がりでした。是非飲んでください。一推しです!
以下は2011年のローゼンシュタイクのコメントレヴュー文です。
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2011年のローゼンシュタイクは、余りの美味しさ、ポテンシャルの高さにnoisyも舞い上がってしまいました。かなりの数量を扱わせていただき、皆さんにも、
「オーストリアにこんなに旨い自然派ワインが有ったんだ!」
と認識していただけたと思っています。
100年に一度とも言われるヴィンテージだったようで、ま~・・・一口目から旨いこと、香ることったら無いです。
さすがにそんなグレートイヤーの2011年よりも旨いなどとは申しません。比較すればわずかに、濃度的には落ちるのは否めませんが、通常のヴィンテージ以上の美味しさ、仕上がり具合だと思いますので、現在飲むと比較的サラリとクイクイ飲め、半年以上寝かせると旨みがとグラがさらに出てきて、高級ワインたる由縁を表現してくれるでしょう。
まだ暑さの残る季節ですし、またこれから魚介が美味しくなってきますから、こんな爽やかなニュアンスのあるヴェルトリーナーも、食卓にはピッタリかと思います。是非是非、ご検討くださいませ。
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【ベラボーに旨い!ブラボー!】 のっけから・・ダジャレですみません・・。でもこれは買っておいてください!すっげ~旨いです!・・・今まではシュタインライトンの二番煎じ的存在だったんですが、2011年のローゼンシュタイク・・・勿論、シュタインライトンにはポテンシャル的には叶わないですが、冬の食にピッタリ!そして単体で飲んでもベラボーに旨いんですよ・・・。
ポテンシャルど~こ~じゃ無いんです。ポイントも無意味・・。ただ、素晴らしいヴィンテージが与えてくれた恩恵を、考える脳を必要としない美味しさが包んでしまうんです!
コメントはシュタインライトンを少し軽くしたもの・・で良いでしょう。こんなにウルトラスムースで、帰ってくる余韻・・アロマが心地良いんだから、考える必要が無い!とにかく飲んでみるべきワイン・・オーストリアワインの素晴らしさを、再認識・・いや、初認識するかもしれません!一推し!