
今回は2012年ものと2013年ものが一緒に到着したんですが、2012年ものは3本しかなく・・他も全然多く無く、
「どうしろっちゅうの?」
と言うような感じの数量でしてテイスティングするのも気が引けてしまい、半年近くそのまんまになってしまいました。その間にもお客様から、
「ボルガッタ、入ってないですか?」
とのお問い合わせも有り、少しずつ減ってしまいましたが・・昨年末に2013年ものをテイスティングしました。
いや、とてもいい感じです。何と言いますか、内向きベクトルに仕上がりがちなワインは完全に外を向いており、アンフォラ変換されているかのようです。とは言え、アンフォラは使用していません。どうやっているんでしょうね?
口内でやや粒感のある粒子がテカテカと輝いているように感じられます。縦構造も実にしっかりしていますし、横方向へも適度な拡がりを感じます。
非常に美しい果実感!・・と言うよりは、味わいが深い小果実・・と言ったイメージで、舌の上で口蓋に押し付け、その複雑性を確かめたくなります。
ビオ系のバルベーラとしますと、ナチュラル感は大、ピュア感は中、開放感はバッチリ!・・と言う感じです。旨いですね・・。
2012年ものの方は飲んでいませんで・・でも、50年以上の樹齢のバルベーラの複雑性を持った深い美味しさをたっぷり感じさせてくれると思います。飲んでみてください。お勧めします!