【このキュヴェはおそらくアンリがボトル詰めまでは・・やっていない?・・でも、やっていた可能性も残ります・・】
2016年に亡くなられたアンリ・ボノーのノーマル・シャトーヌッフです。運良く購入出来ました。
しかし数量は僅かです。また今回も正規では無く、ブローカー仕入れですが価格的にはリーズナブルかな・・と思います。ずっと音信不通だった正規さんとはようやく連絡が取れ、少しずつネゴシエーションが進むと思いますので、上手く行けばアンリ・ボノーの正規品も仕入れられるようになるかもしれません。
アンリ・ボノーと言えば、言わずと知られたシャトーヌッフの両巨匠の片割れです。下手をすると7年以上も樽の中にワインを入れたままにしておくので、エージェント泣かせの代表格でも有りました。
そして、どの「樽」がどのキュヴェになるのか・・は、アンリが出荷前に決めていました。なので、樽にチョークでキュヴェ名が入るまで、ノーマルになるか、マリー・ブリュリエになるか、レゼルヴ・ド・セレスタンになるかは判らなかった訳です。
寝かせるうちに、その樽は少しずつ数を減らして行きます。出来が気に入らなかった樽をネゴシアンに販売してしまうから・・です。
なので、ノーマルとマリブリ、セレスタンの差は、実際の販売価格ほどの差が有るか?・・と聞かれますと・・
「差は有るが、その評価が妥当なものかは微妙かも・・」
と、個人的には感じています。
実際、アンリ自身の販売価格の差は、本当に余り変わらないと想像され、ノーマルとマリブリの差は2~3ユーロだと思いますよ。
なので、個人的にはノーマルを沢山欲しい・・(^^;; 安いし、エルヴァージュで相当に良くなる可能性を秘めているから・・です。何せ、
「アンリ・ボノーが最後まで売らずに残したキュヴェ」
だからです。
その辺は、ワイン屋であるnoisy と、メディアの評価者たちとは、少し意識は異なるかもしれません。
アンリ・ボノーが気に入らずにさっさと売ってしまったキュヴェが、たまにネゴシアンからそれとなく情報が入り、とても安い価格で販売したことが有ります。
「・・たまげるほど美味しくて、どこが気に入らなかったのか、今でも判らず・・」
です。
ラヤスも旨いがボノーも滅茶美味しい・・これが真実です。是非この機会にご検討くださいませ。
あ・・そうそう・・余りメディアもテイスティングしないノーマルでは有りますが、マリー・ブリュリエとの差は僅かで有り、その2013年マリー・ブリュリエは、アドヴォケイト 92~94 Points、ヴィノス 91~94 Points でした。出来ることならセレスタンまで揃えて水平をしてみたい!・・いかがでしょう?