【バルベーラとクロアティーナによるお得なロッソ!・・マグナムでこんなプライスです!冷やし目で飲んでも味わいが沈まない・・外交的さに注目!】

I.G.T.のヴァル・ティドーネ・ロッソです。フリッザンテと言うほどにはガスは無く、スティルに近いイメージですね。
で、これがまた・・滅茶リーズナブルなんですね~・・。マグナムサイズですから、ブティーユの2倍の1500ML入って・・このプライスですよ。ビックリでしょう?
3Lのバッグ・イン・ボックスはさらにこの倍の量・・ですから、5千円のB.I.B.とほぼ同じ価格ですね。
味わいも非常にバランスが良いです。自然派を名乗るワインに多い、「揮発酸が強くてもお構いなし」なワインでは無く、ナチュラル感を感じさせつつも、アヴァンギャルドなお酢系のアロマは全くと言って良いほど感じません。
まぁ、最近は高額なビオワインでも、菌や酵素の動きが全く止まってない・・ちょっと開けておくと一気にお酢になってしまいそうなアイテムも散見どころかかなり見受けられる状況の中、もしマグナムサイズがそんな性質だったら、
「翌日飲もうと飲み残して冷蔵庫に入れておいたワインがお酢感バリバリに!」
なんてことになりかねませんよね?
まぁ、その手のワインの味わいは、例え口入れ直後はその特徴が見受けられたとしても、後口はどんなワインでもほぼ一緒になってしまいます。それを美味しいと言う方もいらっしゃいますから、それはそれで良いのかもしれませんが、もしそのようであるとするなら、売り手としてはそれをちゃんと伝えなくてはならないと思うんですけどね。
ましてや、そのようなビオ系のワインの保存温度は、ショップでも15度を切ることは稀ですから、少しずつその揮発酸の存在は大きくなってしまいます。リリース後10年も経過すれば酵母は完全に死滅するのでどうなっているか判りませんが、少なくとも酵素として残った部分も有ると思いますから、アルコール分を喰って酢酸を生成するとするなら、マイルドなお酢+熟成ワインの姿は変わらないのかもしれません。
こちらはそんな危険性の無いリーズナブルなプライスでのフリッザンテです。イル・ヴェイのバルベーラ単独のものを、少しだけライトにしてスムーズな飲み口にしたような味わいで、赤い果実にミディアムライトなミネラル感と適度にマイルドなスパイス感が嬉しい、バランスの良い味わいです。是非飲んでみてください。お勧めします!