こんなワインが出てくるなんて!・・1978年もののエルミタージュですよ・・しかもシャーヴ!・・良く持っててくれました。
でも、最初のお話しは違ったんですよね・・。
「・・あの、シャーヴのキュヴェ何とかの1978年ものが有るんですよ・・」
「えっ?・・ホントですか?・・いるいる!ちょうだい!・・でも普通のエチケットじゃなくて・・」
「・・そうそう、シャーヴの普通の奴とは全然違いました!」
と言うのでいただいてみたところ・・
「・・あれ?」
そうなんですよ・・到着したのは1978年ものでは有りましたがキュヴェ・カトランでは無く、普通のエルミタージュでした。
ちょっとカッカリしたんですが、それでも1978年ものですからね~・・。期待が高まります。
「(・・社長さん、惜しくなって差し替えたんじゃないか・・?)」
などとゲス的に勘ぐってしまいましたが!
そうなんです。こちらも以前エージェント業をされていた会社の社長さんのセラーに入っていたもので、コンディションは見るからに・・
「かなり良い!」
です。
外観からはエチケットの向かって右下に、わずかな破れ(欠損無し・・ノリで直る程度)が有る位です。あと、ネガティヴなことを言うなら、
「個人セラー貯蔵にはアリガチな、コルクの下辺りにわずかな澱が固着している」
ことが挙げられます。
まぁ、ここは上手く貯蔵することで解消できる可能性は有りますし、しっかり固着していれば、注ぐ時に注意して注ぐことで回避が可能な場合も有ります。
また、まぁ・・わずかでは有りますが、キャプスュルのトップが凹んでいます。許容範囲かな・・と思われますが、抜栓時はキャプスュルを完全に剥いてコルクの状態をしっかり確認してから抜栓に臨むべきでしょう。
色合いは良い感じに熟したブルゴーニュワインのような官能的な感じです。非常に美しく、照りが有ります。液量もしっかりです。ここまで入ってるのは奇跡レベルです。
因みに、アドヴォケイトは1997年のテイスティングで96Points、飲み頃2000年から2025年 と評価しています。この頃のアドヴォケイトのローヌワインの評価は妥当なものが多いと思います。ブルゴーニュワインは・・です。
また、ザ・ワイン・セラー・インサイダーでは2017年1月のテイスティングで同じく96Points と評価していますので、これ、かなり期待できるんじゃないでしょうか!
色合いも現行ヴィンテージのエルミタージュのように「濃厚」では有りません。ブルゴーニュ的にやや淡く見えます。熟したローヌの偉大なワインは、素晴らしいブルゴーニュのピノ・ノワールに寄って行く印象を持っていますが、さぁ・・どうなりますでしょうか!
是非下記の写真などご覧いただき、もう二度と出会うことは無いに等しいこのエルミタージュ1978年、リーズナブルですからご検討ください。
こちらもこのような古酒の代品も無く、品質保証は致しかねますので、ご自身の責任においてお買い求めくださいませ。



