ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ジャン=ルイ・シャーヴ

ジャン=ルイ・シャーヴ

フランス Jean-Louis Chave ローヌ
● 2019年のドメーヌもの、2018~2020年の・・一応ネゴスもののジャン=ルイ・シャーヴをご紹介させていただきます。

 どうやらもの凄いヴィンテージになったようで、海外メディアは最高と散々に持ち上げた2003年の再来・・のような言い方をしているようです。

 アドヴォケイトは2003年のジャン=ルイ・シャーヴ・エルミタージュに100点満点を付けていますが、2019年ものもバレル・サンプルの段階で97~100点と、2003年と同様・・まぁ2018年ものとも同様に、100点満点と言うことになります。エルミタージュ・ブランも・・満点は付きませんでしたが最高98点まで付いています。

 noisy も多くのキュヴェを飲ませていただきました。レベルが非常に高いところでの評価になりますので、どうしても下のキュヴェのネガティヴさを拾ってお話しすることになってしまうのが申し訳ないほど、例えば2020年のモン・クールでさえ・・滅茶美味しいんですね。

 まぁ、ドメーヌものの赤白エルミタージュと、サン=ジョセフのクロ・フロランタンとサン=ジョセフの出来、完成度、質感が「圧巻レベル」なので、

「決してそこと比較しない!」

ことを前提にレヴューを書かせていただきました。

 2019年もののドメーヌものはどれを飲んでも納得いただける・・長い熟成にも耐え、物凄い質感を感じていただけると思います。

 2018年ものの一応ネゴスのエルミタージュ赤白は、ようやく他者のエルミタージュのトップ・クラスと比較可能な感じでして、もしドメーヌものが無ければもっと高い評価が付けられるんじゃないかと思えるほどの出来栄えでした。2018年もののドメーヌものも赤は上値100点でしたが、それを彷彿させる素晴らしい味わいです。

 2020年ものの一応ネゴスものですが、これもまた・・素晴らしいです!こんな価格で飲めることに幸福感を感じられる、完成度の高い味わいでした。モン・クールで充分旨いので・・是非飲んでみて下さい。

 また、全体を通してですが、最近はどんどんナチュラル感が増しているように思います。以前はもっと「カッチリ」していたんですが、何せ「しなやか」でふんわり感が出て来ていますから、ナチュラルな造りへ移行しているのは間違いないようです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!

■ドメーヌによる2019年ヴィンテージの開設
 エルミタージュの2019年は1月から3月までとても温暖で日照時間が長かった。春は雨が多く畑仕事が忙しかったが、6月には熱波が襲来し暑く乾燥した。7月初めに雹混じりの嵐に見舞われたが大きな被害が出ることはなかった。嵐の後は再び熱波が襲来して暑くなり、8月には適度に雨も降ってくれたので葡萄は水不足に悩ませられることなく、どんどん成熟していった。収穫は例年より少し早めの9月11日から始め、乾燥の影響で粒が小さく果皮は部厚く果梗まで熟した素晴らし葡萄が収穫できたが、その分収穫量は多くない。白はとてもリッチだがロクールとぺレアの古木のニュアンスが強く出ていてフレッシュで素晴らしいバランスがある。赤は極めてパワフルで深みがありタニックではあるが、柔らかく絹のように滑らかで長熟できるヴィンテージになっている。

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 2018年のジャン=ルイ・シャーヴをご紹介いたします。2017年も素晴らしかったですが、2018年ものは海外メディア評価はさらに上を行っており、

「もう・・これ以上の評価は付けられない・・どこかの日本のメディアのように ↑ を付けるしかない!」

と言うような状況です。

 それはトップ・キュヴェのエルミタージュ・ルージュだけに留まらず、エルミタージュ・ブランも100点じゃないだけ・・みたいな評価ですし、サン=ジョセフに至っては、ブルゴーニュに当てはめるとグラン・クリュ並みの評価になっちゃってます。ブレンドのサン=ジョセフ2018が95点、独立したクロ・フロランタンは96点です。

 noisy も入荷数の見込めるエルミタージュ・ルージュを(自費で・・しつこい・・)飲ませていただきましたが、いやはや・・こんなエレガンスを海外メディアも理解できる下地を持っていることを再確認したような感じです。「確かに2017年より上」です。・・どこが違うか・・・?・・誤解を恐れずに・・ざっくり言ってしまえば、

「2017年ものはパワフルさを想像させるが、2018年ものは上質さだけが残る」

 そんなニュアンスでした。・・まぁ、ざっくり・・ですので勘違い無きようお願いいたします。

 そんな訳で、片っ端から栓を抜く訳には行かない数の少ない2018年ものです。お早めにご検討くださいませ。

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 ローヌの偉大な生産者、ジャン=ルイ・シャーヴの2017年のドメーヌ・ラインが到着です。いや~・・凄いです。全房の雄、グラムノン的ピュアさと、どこかラヤスを感じさせる官能感をも得た素晴らしい味わいです。圧巻と言って良いです・・何てったって、ドメーヌもののエルミタージュ赤白も飲んじゃいましたから・・。

「まるっとお見通しだい!」

と言いたいと思ってます。素晴らしい出来でした!

 因みに昨年末の香港のオークションでは、

1923 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約133万円
1952 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約112万円
1945 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 1本 約265万円
1978 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約280万円
1978 エルミタージュ・ルージュ マグナム 1本 約180万円
1991 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約225万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 1本 約93万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン マグナム 1本 約200万円
2003 エルミタージュ キュヴェ カトラン 6L 1本 約490万円
1998 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約315万円
2000 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約265万円
1990 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約450万円
1991 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約385万円

で落札されたと言うニュースが流れていました。

 でも3年ほど前には、Noisy wine でも 1978年のエルミタージュ・ルージュを7万円ほどで販売させていただきましたが、6本で280万円って、1本だと47万円・・何となく泣きたくなってきました・・。

■ドメーヌ情報
 2017年は2016年よりも天気は良かったが、5~10月まで雨がほとんど降らずに暑く乾燥した影響で2016年ほどではないが収穫量は少ない。スパイシーかつチャーミングで近年の中では飲みやすい仕上がり2018年も乾燥したが夏に雨がしっかり降ったおかげで葡萄は良く熟した。収穫量もそこそこでまだ若いがオイリーでエネルギッシュな味わいになっている。


 1481年に立ち上げられ、6世紀にわたってエルミタージュのワインを造り続けているこのドメ ーヌはモーヴの町に居を構えています。16代目現当主であるジャン ルイ シャヴ氏は温厚で真面目な性格で、畑での仕事を第一に考えています。所々に設置してある電灯の下に行かないとテイスティングコメントも書けないほどの漆黒と静寂に包まれた地下蔵から屈指のワインが生まれます。
 エルミタージュに使われる葡萄の畑は合計28haで赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまで待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。

 白は8割は樽で残りはステンレスタ ンク、赤は樽のみで醸造され、18~24ヵ月間熟成されます。エルミタージュに使われる葡萄の畑は赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまでじっくり待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。白は8割は樽で残りはステンレスタンク、赤は樽のみで醸造され、18~24か月間熟成されます。

「エルミタージュはアサンブラージュのワインである」
 というジャン ルイ氏の信念に基づき、区画ごとに醸造されたワインは試飲が繰り返し行われ、最後に神業の如きアサンブラージュによって仕上げられます。J.L. CHAVE SELECTION

ジャン ルイ シャヴ氏の「ドメ ーヌでは偉大なワインを、ネゴシアンではおいしいワインを」という想いに基づきながら、ドメ ーヌワインと同じように造られています。葡萄を買ったり、ドメ ーヌで使わなかったワインを使ったりと、テロワールを活かしながらもリーズナブルで飲みやすいワインを目指しています。


2019 Hermitage Rouge Magnumbottle
エルミタージュ・ルージュ・マグナムボトル

16884
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
エルミタージュ
ジャン=ルイ・シャーヴ

◆◆◆世界一リーズナブルな満点ワイン?
■海外メディア情報
Barrel Sample: 97~100 Points Robert Parker's Wine Advocate
Barrel Sample: 97~99 Points Jeb Dunnuck
Barrel Sample: 97 Points Decanter
96~98 Points Vinous
■エージェント情報

 シラー種100%。樹齢は古いもので80年にもなります。砂質と粘土質土壌で輪郭を与える「Peleat(ペレア)」、プダングという礫岩土壌で酸と繊細さを与える「Beaume(ボーム)」、小砂利、赤土、白土土壌でタンニンとスパイシーさを与える「Hermite(エルミット)」、小石土壌で凝縮感を与える「Meal(メアル)」、木目の細かい花崗岩土壌でパワーを与える「Bessards(ベサール)」、ミネラルを与える別区画の「Bessards(ベサール)」など、6~7区画の葡萄をアサンブラージュし、それぞれのテロワールの特徴を損なわずに仕上げています。とても綺麗な酸があり、果実味とタンニンのバランスも取れていてスパイシーながら複雑味も感じられます。10年以上熟成させると真価を発揮します。
1500ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥60,900 (外税) 
【まるでとても優しく美しい・・化け物!ただただこの上質さにずっと振れていたいと思わせます!】
 その昔はPK100点..はそんなに無かったですし、有ってもボルドーが基本・・そこにローヌがポチポチっと・・と言うような状況でした。

 なので「PK100点」は物凄い勲章だったんですが昨今はどうでしょうかね。このジャン=ルイ・シャーヴの銘品「エルミタージュ・ルージュ」も、

「100点取って当たり前」

みたいな状況ですから、99点止まりとかだと・・ワイン屋さんのため息が聞こえて来そうな感じにも思えて来ます。実際、97点とか・・99点とか、100点とか・・飲んでみてもそんなに変わる感じはしないですが・・。

 ですがこの2019年もの・・圧巻でした。劇的に優しいんですよ。つやつやっとして、まるっと、するんと・・入って来ます。そして滅茶上質なアロマと、膨らみ方と、余韻の長さ・・その質感ったら・・。

 基本的にブルゴーニュ人な noisy でさえ、グッと引き寄せられてしまう魅力に満ち溢れています。

 細かいことを言うなら、最高の葡萄を最後まで・・まるで圧を掛けずに仕上げた上質さ・・でしょうか。職人が長い時間を掛けて磨き出した硬木のみごとな木目・・とも言うべきテクスチュアでしょうか・・。


 海外メディアのレヴューを読んでみると、

「グレートな2003年の再来云々・・」

のような書き方をしているのを散見します。2003年ものもPK100点ですし、滅茶暑い年で・・フランスでは随分と亡くなった方が出たヴィンテージでした。

 表情の出方がエレガントでありつつ、しかも複雑性が多分にあるのに・・安易にはそんな側面を見せて来ないので、この2019年ものもまた長い寿命を持っていると思われます。

 今飲んで良し・・20年後も問題無いグレートワインでしょう!・・しかもまだこんな価格ですからね。いずれ手の出ない価格まで上昇してしまうとは思いますが、

「もっともリーズナブルな100点ワイン!」

であることも持続中・・もしご興味がございましたら是非ご検討くださいませ!




 以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいです!・・2018年ものはアドヴォケイトで上値100ポイント!・・流石です!・・またアドヴォケイトによる各畑別の評価も面白い!】

 海外メディア評価が100点じゃないと余り販売が思わしくない・・なんて、そんな造り手はジャン=ルイ・シャーヴ以外に他には存在しないでしょう。でも2018年ものはちゃんと上値で100ポイント、それもローヌ、ボルドーでは指標とされるアドヴォケイトがその評価者です。

 加えてジェブ・ダナックさんも上値100ポイントですから、これはもう・・

「文句のつけようが無いパーフェクト評価!」

と言って良いかと思います。


 なのでnoisy も、このところは「定点観測アイテム」になっている至高のエルミタージュ2018を飲ませていただきました・・。非常においしゅうございました・・。今飲んでも飲めてしまうんですよ。

 何とも・・まるで極上のメルロのようでも有り、果汁を含まない果皮のエキスをいただいているようでもあり・・あ、でも上質でお高いメルロのような黒っぽい果実と言うよりは、もっと紫や赤の果実寄りですけどね。これがもう・・熟して来れば上質な官能感を得て、さらに大いなる感動をいただけるだけ・・と言う事ですね。今も充分以上に美味しいです。

 で、ちょっと面白かったのは、海外メディアも・・noisy のように製品をテイスティングしている訳では無いんですね。最終的なバッティング(ブレンド)前の樽からの樽別テイスティングに呼ばれた時にテイスティングし、評価したのが判ります。

 アドヴォケイトやヴィノスなどは、畑毎に評価・評論をしていますが、アドヴォケイトはさらに、

「畑毎に評点まで出している!」

のが判ります。

 ペレア Peleat(92-94)、 レ・ボーム Les Beaumes(95-97)、ル・メアル Le Meal(94-96)、 レルミテ L'Ermite(98-100)、レ・ベサール Les Bessards(98-100)と言う訳ですよ。

 ル・メアルやレルミテは他の生産者も単独で詰めていますので良くご存じのはず・・。noisy的にちょっと面白いのはレルミテ、レ・ベサールが98~100と言う評点であって、それ以外が少し下の評点になっている・・しかしながら総合評価が 97~100 Points であると言うことです。

 やはり如何に著名テイスターで有っても、ドメーヌの親分の目の前で自分でブレンドする訳には行かないですからね・・(^^;;

「それぞれの質感、味わいを覚えていて、自分の経験に当てはめつつ、ドメーヌがどのようにバッティングするかを想像しつつ、自身の頭の中で完成させて評点を付ける!」

 訳ですね~・・。

 これ、もし初心者だったら、結構にプレッシャーのはずですよ・・。どんなに著名なテイスターでも、例えMWの資格を得ていたとしても、

「最初は誰もが初体験がある初心者」

 なんですから・・。

 2枚目の写真は相当に寄って撮ったものです。余り上手く撮れませんですみません・・でも雰囲気は判るかな?・・と思うんですね。

 超上質な質感が目に飛び込んでくると思うんです。分析すれば・・極上のタンニンが有ってエキスが物凄くて総体としても超美しいのは間違い在りません。しかし、そんなことがどうでも良いとまず思わされてしまう・・余韻も非常に静かに長く品の良さがたなびく・・それでいて、まるで何事も無かったかのような静かな空間を創り出す・・そんなニュアンスなんですね。

 今飲んでも美味しく飲めます。数か月で完全に落ち着くでしょう。5年経ったら滅茶美味しく、15~20年もの間はピーク近辺を彷徨うでしょう。

 まぁ、エルミタージュ・ブラン2018も凄い評価をされていますが、サン=ジョセフも凄い評価で・・しかし、リーズナブルな上に数が無いので、

「noisy のテイスティングはある程度数の入荷が見込めるトップ・キュヴェのエルミタージュになってしまう」

 のが、noisy のいつもぺったんこの財布に優しく無いのが残念では有ります。

 世界一リーズナブルな100点ワイン、いかがでしょうか。是非ともご検討いただきたい逸品でした。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
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【集中しつつ肉厚・・ながらも実にしっとりとした超高質なカシスやカカオ・・。清楚と妖艶の相反するキャラクターで悩殺されます!】

 昨年の2016年に続き2017年もテイスティングさせていただきました。

 非常に濃密なんですがエレガンスもしっかり有ります。タンニンの質が物凄く上質、そして酸のレベルもきちんと有り、それでいて「エッジ」が見つけられないほど滑らかなんですね・・。

 まぁ、敢えて言えば2016年ものとの差がさほど見当たらない・・(^^;; 位ですね。

 造り手紹介欄でも書きましたが、「キュヴェ・カトラン」と言うスペシャル・キュヴェが存在しますが、これはもう滅茶苦茶レアでして、今までには1度しか販売したことが有りませんが、

「キュヴェ・カトランって・・一体、どんな風になっちゃってるんだろう?」

と思わざるを得ないような、ある種のパーフェクトさを感じさせてくれる2017年エルミタージュ・ルージュでした。


 そもそもそんな「完全さ」を感じる高レベルなワインはほとんどの場合、「相反するもの」を持ち合わせているような気がします。

 それは、強烈<-->エレガンスであったり、エレガンス<-->妖艶 でも有ったりします。ブルゴーニュ・ピノ・ノワールが持つネガティヴさ、飲み頃とかに対する気難しさだけが欠如しているので、どうやっても「肯定感」しか受け取れないんですね。

「・・いやいや・・そんなこと言ったって、強過ぎるでしょう?」

と思われるかもしれません。

 しかしながら、これを飲んでもそうは感じ無いんじゃないかと思いますよ。余りに上質で優しく滑らかです。良い印象がいつまでも長く持続しますから・・そんなことを感じる暇がない性かもしれません。

 2016年ものとの差がほぼ判らない・・と書きましたが、2017年ものはとても「おしとやか」なのは間違いありません。それでもこれだけのパフォーマンスを見せてくれる訳ですから、

「・・飲み頃を見てみたい!」

と言うような欲にも駆られてしまいます。


 上記にも書きましたが、1978年の、おそらく飲み頃のエルミタージュ・ルージュは1本47万円で落札されていますから、それだけの価値が有る・・いや、むしろ現在の状況を「プレミア」や「何らかのプラスアルファ」をほぼ無しに評価されてのことかとも感じます。

 流石にこのワインを40年も寝かせてから飲むことは非常に困難かと思いますが、

「いつ開けても、いつ飲んでも、おそらくいつも滅茶美味しいはず!」

なのは間違い無いでしょう。素晴らしい経験でした。是非ご検討くださいませ。



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【無敵のワイン!・・すべてを包み込んでしまう包容力と全方へ向いた表情のベクトルが圧巻です!マンモス・ピュア・クラス・エルミタージュ!】

 2014年、2015年ものに続き、何とか100点には成らなかった・・と言うしかない、物凄い評価の2016年ものを飲ませていただきました!・・(^^

 このクラスになってしまうと、あ~だこ~だと言うのが野暮!・・と言うレベルになってしまうんですが、仮に2014年も2015年も2016年も同じポイント評価だったとしても、

「ジャン=ルイ・シャーヴは少しも留まらず進化している!」

と言いたいと思います。特にこの2016年ものを飲んでそのように感じていますし、2017年もののコート=デュ=ローヌ・モン・クール(セレクスィヨンもの)も全く同様です。


「ピュアさと官能さが精緻さにてんこ盛りされた!」

と言わざるを得ません。


 ピュアさはグラムノン並み、官能さはラヤス並み・・です。精緻さは元々ジャン=ルイ・シャーヴに完璧に備わっていました。そして果実の充実度はもう・・半端無いですから、

「ドメーヌ・ジャン=ルイ・シャーヴのエルミタージュは無敵!」

と言いたくなってしまうんですね。


 そして先だって、1978年のエルミタージュを販売させていただきましたが、言ってしまえばもう40年以上も前の収穫ですが、色合いからはまだまだ元気で、熟成から官能感も出てきているのであろう・・見事にエロティックな色合いが有りました。へっちゃらで半世紀以上、持ってしまうワインなんですね~・・。

 因みに上値で99ポイント付けたジェブ・ダナックさんはこのように言っています。

「私は瓶詰め前に混合されている別々の3つのタンクから2016エルミタージュを味わうことができました。3つのサンプルすべてが、素晴らしい純度の果実、全身、前方の、継ぎ目のない、上品な食感、および古典的な構造のミネラルを示しました。これは最高級のオートクチュールであり、他のどこからも得られないだろう純粋なクラスです。」

 まぁ、noisy は「ピュアさ」と書いていますが、ダナックさんは pure class =純粋な階級? と書かれており、言いたいことは同じだと思います。このマンモスなピュアさまでは、2013年以前のエルミタージュに備わっていなかったし、それ以降でも2016年ものがトップクラスのピュア・クラスだと感じます。

 素晴らしいエルミタージュでした。金字塔と言って良いと思います。是非飲んでほしい・・お財布が許せば!・・いや、カミさんか?・・ご検討くださいませ。


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【2015年ものエルミタージュは偉大なヴィンテージ!!・・まっこと素晴らしいです!】

 美味しいですね~!・・これは参ってしまいます。極上のメルロ的な超滑らかな舌触り・・そこから超ド級の厚みと、何とも言えぬ細やかな表情が漏れて来ます。

 2014年ものも非常に美味しかったですが、何だろう・・・緻密さとフィネスにおいてでしょうか。100点付けたくなるのも理解出来ます。

 まぁ、このような評論家の方々は、著名なワインはリリース前に飲んで評価し発表するパターンが多いので、ある程度幅を持たせた評価になる訳でして、リアルワインガイド的な「今飲んで98」「ポテンシャル100」と言うのとは、ほとんどの場合において異なります。「98~100」と言うのは、98点か99点か100点のどれか・・と言うことですね。

 非常に美味しくて・・スイスイ入り無くなりますが、いつまでも存在しているかのような感じなんですね。普通のローヌワインですと、

「果実がどうの、スパイスがどうの、パレットがどうの・・」

と言いたくなるんですが、もう、全て埋め尽くされてますから・・しかもそれがフィネスたっぷりなんですよ。最高級の甘く無いチョコレートを下の上で融かしている感じが感覚的に近いかもしれません。果実的な訴えも膨大にあるんですが、そのひとつひとつは極上ながら表情のほんの一部分に過ぎません!

 ジャン=ルイ・シャーヴにはキュヴェ・カトランと言う幻のエルミタージュが有るんですが、noisy もお目にかかったことは無く、勿論飲んだことは無いんですが、こっちの方向性を持っているのかなぁ・・と暗愚な想像をしてしまいました。

 素晴らしい出来でした!評価の良いヴィンテージは足が速いです。是非ご検討くださいませ!

 


 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【偉大なエルミタージュ!!2014年白はティム・アトキン氏96Points、アドヴォケイト95Points!2014年赤もティム・アトキン氏96Pointsです!】

 ジャン=ルイ・シャーヴさんちのエルミタージュ(最近は L' が付いてるのでレルミタージュですが・・)は、アドヴォケイトでもパーフェクトを何度か獲得していますんで、発表されると市場から姿を消す・・市場価格もさらに高くなると言う、生き物のようなプライスで目立ってしまうワインです。


 しかしその本質は、果実感と複雑性がたっぷりで、エレガンスが有って、美しいパレットを描き、余韻も非常に長い・・・しかし、非常に濃厚かと言えばそこまでは無く、決して持っている要素全てを一気に感じさせるような、エゴイスティックなワインでも無い・・・しかし、ラヤスほどの繊細さ・淡さで勝負しているものでは有り得無いので有って、言ってみれば・・


「中庸を磨きに磨いてのトップワイン」

ということなのかもしれない・・などと思っています。


 中庸と言う言葉自体は余り良くない言葉なのかもしれませんが、シャトーヌッフ・デュ・パプに例えてみると、

「官能に振れたアンリ・ボノー、繊細さのラヤス、濃厚且つ精密なボーカステル」

というような印象からは、

「その、どのベクトルにも触れるべき触手を持った、イソギンチャクのようなエルミタージュ!」

と言えるかもしれません。

 この、「果皮 プラス 果皮の周りの肉 対 果汁 のバランス」が、他のワインと圧倒的に異なるニュアンスは、限りなく「果皮 プラス 果皮の周りの肉」が多いことによって生み出されていることに気付かれるでしょう。そして複雑精緻なニュアンス、完全無欠の孤高さに大きな魅力を見ると思います。

 今回は同じように高評価のブランも入っていますので、是非ご検討いただければと思います。