
美味しいです~!・・この位の価格で飲めるんですから・・有難いですね~・・
面白いのは南ローヌ地方のシャトーヌッフのクロ・デュ・カイユが造るコート・デュ・ローヌ・ル・カイユとの違い・・でしょうか。ドメーヌは単純にはヌッフと北部ローヌ地方のエルミタージュの違いですが、
「瑞々しさに溢れるル・カイユと濃密ながらしなやかで流れるような深みのジャン=ルイ・シャーヴ」
かと・・。
そもそもクロ・デュ・カイユは昔はもっと黒み掛かった「濃い」味わいに振れていたと思いますんで、あくまで「最近の作」の違いです。
また南ローヌの石ころだらけだったり砂質だったり・・がそれなりに多いヌッフ近辺と、北ローヌのエルミタージュ近郊は多彩ですが粘土質が主体、稀に花崗岩質かな・・と思いますが、そんな違いも在るかもしれません。
この「モン・クール」は赤い色合いが何ともセクシーで、適度に濃密、また昨今のジャン=ルイ・シャーヴがナチュラルな美味しさを見せるようになって来ていますが、この「セレクスィヨン・シリーズ」も全く同様、このモンクールにもそれが顕著に現れています。

ですので飲んでいて楽しい・・ですよ。同じローヌで有りながら、テロワールの違いも感じられますし・・何より、
「ポテンシャルを考えればとんでもなくリーズナブル!」
です。
まぁ、このクラスは余り海外メディアも評価しませんし、仮に評価したとしてもクラスを見て評価してしまいますので、余り良い情報にはならないかと思います。
2020年のモン・クール・・素晴らしいです!是非飲んでみて下さい!超お勧めです!
以下は以前のレヴューです。
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【今回到着分は全て息を飲む美しさ!・・シャーヴもまたよりナチュラルに、より滑らかに、よりミネラリティ高いワインになって来ました!実に秀逸!】
寄った写真だからじゃ・・おそらく「無い」ですよ。この美しく輝く「照り」をご覧ください。透明感溢れるミネラリティが適度な果実の凝縮を包み込んで輝いているように見えてしまいます。
今回の到着分は、実は結構に前にテイスティングが終わっています。ご案内のタイミングの問題だけで8月最後の新着でのご案内になっていますが、
「仮に真夏に飲まれたとしても、全然ツラくならない冷ややかさ!」
が有った上で、
「濃密な果実をドライに、ミネラリティ豊かに、よりナチュラルに」
表現出来てしまっているんですね。これは本当にビックリしました。
ジャン=ルイ・シャーヴほどの造り手ですから、どこかにマイナスに感じる僅かなポイントを、むしろ常に探されるようなポジションにいらっしゃる訳です。2500円ほどのワインでも・・おそらくそうなってしまう訳ですね。
でも・・死角はもはや「無い」んじゃないか?・・この「モン・クール」は滅茶美味しいですし、サン=ジョセフもクローズ=エルミタージュも、そしてリリースが遅いのでヴィンテージは前になりますが、エルミタージュの赤白も、モノの見事に、
「冷ややかで濃密・・で、ミネラリティ・・で、よりナチュラルに」
なっているんです!
もし、ジャン=ルイ・シャーヴ・セレクションの各キュヴェに、どこかネガティヴな部分を・・もしくは、価格の割りに大したことは無いと感じられた経験がお有りのようでしたら、是非下級キュヴェでも良いので、飲んでみて下さい。
「滅茶美味しいしリーズナブル!」
そう思っていただけると思います。ご検討くださいませ!超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【グラムノンのピュアさシャーヴが持ち合わせている精緻な構成の融合!?・・見事な味わいです!】
良い色彩の写真が撮れました・・何だかちょっと嬉しいです。でも映り込んでしまっている貧相な食事は見ないでください・・(^^;; 何しろ毎日深夜の撮影ですから・・
「社長はワイン、飲まれるんですか・・?」
などと、店にいらっしゃった初めてのお客様に尋ねられますが、何とお答えしたら良いのか、今でも一瞬、言葉に詰まります。
「飲まない日は有りません・・」
などと言うには、少し気を付けて偉そうに聞こえないようにしないと・・などと考えてしまうし、
「まぁ・・適当に・・」
などと言ってしまったら、完全に嘘になっちゃうかな・・とも思いますし・・。
昨今はこのようなグラスの写真をアップしているのも有ってか、海外からのアクセスが非常に多いんですね。日本語で書いた文ですから、意味は判ってないんだと思うんですが、
「Oh!..So crazy!・・Midnight drunker!」
位は言ってるかもしれません。少なくとも、「Cool!」は無いでしょう。
しかし話しは飛びますが、好意的な方々ばかりがアクセスしてくるのではなく、何とかサーバーに侵入しようとするクラッカーも滅茶苦茶多いんですね。物凄いですよ・・。データベースに侵入できれば様々な情報が得られるでしょうし、侵入してバックドアを仕掛けておけばデータは駄々洩れですから。
なので、うちのサーバーは様々なトラップを仕掛けて有りますし監視もしており、悪戯をちょっとでもしようものなら、自動でアクセスすらできないようになってしまいます。悪戯をしたアドレスからは二度とアクセスできません。自分がシャットアウトされないようにしないといけないくらいです。
ジャン=ルイ・シャーヴと言えば、北ローヌの王と呼ばれる「エルミタージュ」の最高の生産者ですが、この、一番下のワインである「コート=デュ=ローヌ・モン・クール」の最新年、2017年ものを飲むと、
「もう、単にエルミタージュのトップ生産者・・だけと言うレベルにとどまらない」
と言わずにはおられません。
この赤紫のやや濃いめの非常に美しい色合いには、精緻さと官能感とピュアさが映り込んでいることが見えるかと思います。
精緻さは元々ジャン=ルイ・シャーヴが持ち合わせていたものです。官能感はこの1~2年で強く感じるようになってきました・・ラヤスっぽさと言っても良いかもれません。そしてピュアさは、まるで「グラムノン」のワインのようなニュアンスですよ。
「単なるコート=デュ=ローヌがこんなに美味しくてどうするの?」
と言いたくなってしまいますが、2014年より以前のジャン=ルイ・シャーヴには余り感じることが無かった「官能さ」もしくは「人間臭さ」が、持ち合わせていた精緻さに加わり、さらにはピュアさがさらに増長して、まるでグラムノンのようなふっくらとしたピュアさになっていますので、
「無敵!」
と言えると思います。
またそれはこのモン・クールにとどまらず、昨今のセレクスィヨンやドメーヌものにも同様に感じられます・・何と言っても、ドメーヌのエルミタージュも、セレクスィヨンのそれも、セレクスィヨンも上から下までしっかりテイスティングして来ましたので、自信を持って、
「凄い!」
とお伝えすることが出来ます。
さりとて余り数量はいただけませんので、是非・・昨今のもの凄いジャン=ルイ・シャーヴ・・飲んでみてください。超お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【素晴らしいバランスです!年々ピュアさとナチュラル感を増してきていましたが、遂にドメーヌものと全く同じニュアンスに到達しています!】
以前より非常にクリーンでピュアな味わいが特徴のシャーヴ・セレクスィヨンでしたが、2016年ものをつらつらとテイスティングしていて確信しました。
「2016年のシャーヴ・セレクスィヨンは、ドメーヌものと全く遜色が無くなった!」
「この柔らかなボディ、甘みの無いドライでピュアな表情は、セレクスィヨンを今までで最高の品質にした!」
と言うことなんですね。
今までもこの「モン・クール」はリーズナブルでポテンシャルも高く、超お勧めのキュヴェでしたが、それがもう、ピュアさは磨きに磨かれ、ナチュラルさは最も望ましい方向に高められ、頂点に達したと言えます。
これを飲んでしまうと、
「とてもクリーンで・・」
などとは言っていられない・・。このクリーンと言う言葉には、・・いや、一応 noisy的にはですよ、どこか蔑視感が混ざる訳です。僅かながらではあるが工業的なニュアンスも有るんじゃないか?・・と言うような意味合いです。
ところがこの2016年ものを飲めば・・ま~・・「完璧!」です。理想像です。
「濃密なのに甘く無い!」
「ナチュラルなんだけれど滅茶苦茶ピュア!」
なんですね。
某、ローヌの最大手のコート・デュ・ローヌが売れないそうです。そりゃぁ・・そうなってしまうだろう・・と素直に想像がつきます。手を抜き過ぎ・・なんじゃないかと思いますよ。
そりゃ、大変なのは判ります。上のキュヴェではじいたものを下に、さらにその循環が有る訳ですから、一番下はどうしてもその辛さが入り込んでしまうんですから。
しかし、シャーヴ・セレクスィヨンにはそんなネガティヴさは微塵も有りません。テッカテカに光り輝いています。是非飲んでみてください。素晴らしいです!一推し!
以下は以前のレヴューです。
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【いつも完璧!と感じてしまう全方位に丸いパレットです!時にチェリーさえ感じる涼やかさが良いです!】
上の写真が2013年、下が2015年です。いつも美味しい「モンクール」です。
2015年は「モンクール」の文字が上に来ましたね。非常にバランス良く、涼やかです。モンクールについては何故だかヴィンテージによる差は少ないように思いますし、年を追うごとに「緻密」なテクスチュアになってきています。
薄く無く、甘く無い、ブラックチェリー的なニュアンスです。エルミタージュの造り手ですが、大柄なエルミタージュっぽくは無く、むしろサン=ジョセフとかの緻密なニュアンスですね。
言ってしまえば、
「・・モンクールで充分旨い・・」
ものですんで、シャーヴらしい精緻さ、クリーンさが充分堪能できます。
おそらくですが、完全主義者的な潔癖さを感じますので・・そうなんじゃないかな~・・と。

色合いも実に美しいですよね。2013年ものと2015年ものを比較しても、ほとんど差は無いですし、照り、輝きともに素晴らしいです。
いつもご紹介しようと思いつつ、
「・・ん~・・まだ季節的に暑いかな~」
「他のアイテムが多いから後で・・」
などと思っている内に、1年、2年と経過しちゃったんですね。
若い美味しさがバッチリの2015年、落ち着いてきた2013年、どちらも美味しいです。ご検討くださいませ。