ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
ログイン  パスワード  
  
Stop! reload  2025.05.22 
Last Update 2025.05.22  


■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
頻繁なリロード禁止のお願い
 大変お世話になっております。切実なお願いです。
 ページのリロードが必要以上に行われるようになっています。サーバーへの過大な負荷でページ更新が滞る状況になっていますので、頻繁なリロードはお止めくださるようお願いいたします。
 また、「503 Server is busy」のエラードギュメントページが表示され、一定時間アクセスが制限される場合がございます。いずれ元に戻りますが、そのようなことにならないようお願いいたします。
詳細ページ
■新着情報メールサービスのご登録
 Noisy wine の新着情報メールサービスにご登録いただきますと、ご登録いただきましたメールアドレスに「タイムリーに」更新情報をお届けいたします。希少性のあるワインをご希望でしたら登録必須のサービスです。

■お届け情報他
 現在以下の宛先に対し新着情報メールをお届けするすることが出来ません。世界情勢を反映してか、各社様メールのフィルターを厳しくしています。申し訳ありませんが gmail.com や yahoo.co.jp (yahoo.comは厳しいです) などのフリーアドレスに変更をご検討の上、再登録をお願いいたします。不明な方は最下段中央の「e-mail to noisy」よりお問い合わせください。

■新着情報メール不達の宛先(新規登録も出来ません)
icloud.com nifty.com  me.com mac.com  hi-ho.ne.jp tiki.ne.jp  enjoy.ne.jp docomo.ne.jp  plala.or.jp rim.or.jp  suisui.ne.jp teabreak.jp outlook.com outlook.jp hotmail.co.jp hotmail.com msn.com infoseek.jp live.jp live.com
etc.
noisy のお奨め
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・レッドワイン 424ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い赤ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・ホワイト 340ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い白ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
WEBの情報書込みもSSLで安心!


 Noisy Wine [NOISY'S WINE SELECTS] のサイトでは、全ての通信をSSL/TLS 情報暗号化通信し、情報漏洩から保護しています。
◆◆Twitter 開始のご案内

 時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
https://twitter.com/noisywine

ジャン=ルイ・シャーヴ

ジャン=ルイ・シャーヴ

フランス Jean-Louis Chave ローヌ
● 2019年のドメーヌもの、2018~2020年の・・一応ネゴスもののジャン=ルイ・シャーヴをご紹介させていただきます。

 どうやらもの凄いヴィンテージになったようで、海外メディアは最高と散々に持ち上げた2003年の再来・・のような言い方をしているようです。

 アドヴォケイトは2003年のジャン=ルイ・シャーヴ・エルミタージュに100点満点を付けていますが、2019年ものもバレル・サンプルの段階で97~100点と、2003年と同様・・まぁ2018年ものとも同様に、100点満点と言うことになります。エルミタージュ・ブランも・・満点は付きませんでしたが最高98点まで付いています。

 noisy も多くのキュヴェを飲ませていただきました。レベルが非常に高いところでの評価になりますので、どうしても下のキュヴェのネガティヴさを拾ってお話しすることになってしまうのが申し訳ないほど、例えば2020年のモン・クールでさえ・・滅茶美味しいんですね。

 まぁ、ドメーヌものの赤白エルミタージュと、サン=ジョセフのクロ・フロランタンとサン=ジョセフの出来、完成度、質感が「圧巻レベル」なので、

「決してそこと比較しない!」

ことを前提にレヴューを書かせていただきました。

 2019年もののドメーヌものはどれを飲んでも納得いただける・・長い熟成にも耐え、物凄い質感を感じていただけると思います。

 2018年ものの一応ネゴスのエルミタージュ赤白は、ようやく他者のエルミタージュのトップ・クラスと比較可能な感じでして、もしドメーヌものが無ければもっと高い評価が付けられるんじゃないかと思えるほどの出来栄えでした。2018年もののドメーヌものも赤は上値100点でしたが、それを彷彿させる素晴らしい味わいです。

 2020年ものの一応ネゴスものですが、これもまた・・素晴らしいです!こんな価格で飲めることに幸福感を感じられる、完成度の高い味わいでした。モン・クールで充分旨いので・・是非飲んでみて下さい。

 また、全体を通してですが、最近はどんどんナチュラル感が増しているように思います。以前はもっと「カッチリ」していたんですが、何せ「しなやか」でふんわり感が出て来ていますから、ナチュラルな造りへ移行しているのは間違いないようです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!

■ドメーヌによる2019年ヴィンテージの開設
 エルミタージュの2019年は1月から3月までとても温暖で日照時間が長かった。春は雨が多く畑仕事が忙しかったが、6月には熱波が襲来し暑く乾燥した。7月初めに雹混じりの嵐に見舞われたが大きな被害が出ることはなかった。嵐の後は再び熱波が襲来して暑くなり、8月には適度に雨も降ってくれたので葡萄は水不足に悩ませられることなく、どんどん成熟していった。収穫は例年より少し早めの9月11日から始め、乾燥の影響で粒が小さく果皮は部厚く果梗まで熟した素晴らし葡萄が収穫できたが、その分収穫量は多くない。白はとてもリッチだがロクールとぺレアの古木のニュアンスが強く出ていてフレッシュで素晴らしいバランスがある。赤は極めてパワフルで深みがありタニックではあるが、柔らかく絹のように滑らかで長熟できるヴィンテージになっている。

-----
 2018年のジャン=ルイ・シャーヴをご紹介いたします。2017年も素晴らしかったですが、2018年ものは海外メディア評価はさらに上を行っており、

「もう・・これ以上の評価は付けられない・・どこかの日本のメディアのように ↑ を付けるしかない!」

と言うような状況です。

 それはトップ・キュヴェのエルミタージュ・ルージュだけに留まらず、エルミタージュ・ブランも100点じゃないだけ・・みたいな評価ですし、サン=ジョセフに至っては、ブルゴーニュに当てはめるとグラン・クリュ並みの評価になっちゃってます。ブレンドのサン=ジョセフ2018が95点、独立したクロ・フロランタンは96点です。

 noisy も入荷数の見込めるエルミタージュ・ルージュを(自費で・・しつこい・・)飲ませていただきましたが、いやはや・・こんなエレガンスを海外メディアも理解できる下地を持っていることを再確認したような感じです。「確かに2017年より上」です。・・どこが違うか・・・?・・誤解を恐れずに・・ざっくり言ってしまえば、

「2017年ものはパワフルさを想像させるが、2018年ものは上質さだけが残る」

 そんなニュアンスでした。・・まぁ、ざっくり・・ですので勘違い無きようお願いいたします。

 そんな訳で、片っ端から栓を抜く訳には行かない数の少ない2018年ものです。お早めにご検討くださいませ。

-----
 ローヌの偉大な生産者、ジャン=ルイ・シャーヴの2017年のドメーヌ・ラインが到着です。いや~・・凄いです。全房の雄、グラムノン的ピュアさと、どこかラヤスを感じさせる官能感をも得た素晴らしい味わいです。圧巻と言って良いです・・何てったって、ドメーヌもののエルミタージュ赤白も飲んじゃいましたから・・。

「まるっとお見通しだい!」

と言いたいと思ってます。素晴らしい出来でした!

 因みに昨年末の香港のオークションでは、

1923 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約133万円
1952 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約112万円
1945 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 1本 約265万円
1978 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約280万円
1978 エルミタージュ・ルージュ マグナム 1本 約180万円
1991 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約225万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 1本 約93万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン マグナム 1本 約200万円
2003 エルミタージュ キュヴェ カトラン 6L 1本 約490万円
1998 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約315万円
2000 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約265万円
1990 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約450万円
1991 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約385万円

で落札されたと言うニュースが流れていました。

 でも3年ほど前には、Noisy wine でも 1978年のエルミタージュ・ルージュを7万円ほどで販売させていただきましたが、6本で280万円って、1本だと47万円・・何となく泣きたくなってきました・・。

■ドメーヌ情報
 2017年は2016年よりも天気は良かったが、5~10月まで雨がほとんど降らずに暑く乾燥した影響で2016年ほどではないが収穫量は少ない。スパイシーかつチャーミングで近年の中では飲みやすい仕上がり2018年も乾燥したが夏に雨がしっかり降ったおかげで葡萄は良く熟した。収穫量もそこそこでまだ若いがオイリーでエネルギッシュな味わいになっている。


 1481年に立ち上げられ、6世紀にわたってエルミタージュのワインを造り続けているこのドメ ーヌはモーヴの町に居を構えています。16代目現当主であるジャン ルイ シャヴ氏は温厚で真面目な性格で、畑での仕事を第一に考えています。所々に設置してある電灯の下に行かないとテイスティングコメントも書けないほどの漆黒と静寂に包まれた地下蔵から屈指のワインが生まれます。
 エルミタージュに使われる葡萄の畑は合計28haで赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまで待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。

 白は8割は樽で残りはステンレスタ ンク、赤は樽のみで醸造され、18~24ヵ月間熟成されます。エルミタージュに使われる葡萄の畑は赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまでじっくり待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。白は8割は樽で残りはステンレスタンク、赤は樽のみで醸造され、18~24か月間熟成されます。

「エルミタージュはアサンブラージュのワインである」
 というジャン ルイ氏の信念に基づき、区画ごとに醸造されたワインは試飲が繰り返し行われ、最後に神業の如きアサンブラージュによって仕上げられます。J.L. CHAVE SELECTION

ジャン ルイ シャヴ氏の「ドメ ーヌでは偉大なワインを、ネゴシアンではおいしいワインを」という想いに基づきながら、ドメ ーヌワインと同じように造られています。葡萄を買ったり、ドメ ーヌで使わなかったワインを使ったりと、テロワールを活かしながらもリーズナブルで飲みやすいワインを目指しています。


2022 Saint-Joseph Rouge Offerus / J-L.Chave Selection
サン=ジョセフ・ルージュ・オフェリュス ジャン=ルイ・シャーヴ・セレクスィヨン

18630
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
サン=ジョセフ
ジャン=ルイ・シャーヴ

■メディア情報
◇2021年もの
 91 Points CellarTracker
◇2020年もの
 91 Points CellarTracker
◇2019年もの
 93 Points Wine Spectator
■エージェント情報
 シラー種100%。葡萄の樹齢は古いもので80年の花崗岩土壌で、エルミタージュの丘の南側にある「Mauves(モーヴ)」と「Tournon(トゥルノン)」の区画はタンニン、スパイス、パワーを与え、ストラクチャーや深みを生み出し、丘の北側にある「Serrières(セリエール)」の区画はエレガントさ、ピュアさ、透明感、凝縮感を与えています。テロワールの要素が良く出ていてバランスが良く、白胡椒やハーブの香り、繊細で酸味が豊か、華やかで飲みやすい仕上がりになっていますが、シャヴ氏は一般受けするような味わいにするのではなく、品種やテロワールの特徴を表現することを重視し、シラー種の青い野菜のような風味を大切にした造りを目指しています。リリース当初は100%他の生産者の葡萄を使っていましたが、現在は100%ドメーヌの葡萄を使用しています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,780 (外税) 
【ドメーヌもののサン=ジョセフの2020年が非常に高いので、この・・実は100%ドメーヌ所有のセレクスィヨン2022年もかなり高評価が期待できます。めっちゃ良い香り!】
 ドメーヌものでもリリースのあるサン=ジョセフですが、例えばドメーヌものの海外メディアの評価は・・こんな具合です。

2022年サン=ジョセフ ドメーヌ
◇2021年もの
 93 Points Decanter
 90~92 Points Jeb Dunnuck
◇2020年もの
 96~97 Points Vinous
 94~96 Points 2023~2035 The Wine Advocate
 94 Points Decanter
 93+ 2022~2037 Jeb Dunnuck
◇2019年もの
 93~95 Points Vinous
 94 Points Decanter
 94 Points Jeb Dunnuck
 94 Points Robert Parker's Wine Advocate

 やはりエレガントに仕上がった2021年ものは海外メディアには酷評気味で、濃密な2020年ものが非常に高く、濃い目でバランスの良い2019年ものがそれに続く感じです。

 2022年ものは濃密に仕上がっていますから・・ドメーヌものも、そしてこのセレクションのサン=ジョセフ・オフェリュも2022年ものは、そのうち高い評価が付くことになるでしょう。

 何せ・・めっちゃ香ります!・・そしてその香りが何ともエレガンスを含んだもので、フラワリーな香水のようでも有り、官能的で妖艶さも含んでいるんですね。

 テクスチュアの伸びも滑らかで良いです。クローズ=エルミタージュのような「流れるような中域」みたいな感覚では無く、より「抑揚・起伏」が有ってダイナミックでも有ります。酸の美味しさ故でしょう。

 この辺りはかなり好みになるかと思いますので、クローズ=エルミタージュの流れるような味わい・・比較するならサン=ジョセフの方が抑揚が有り情熱的です。

 まぁ・・どうでしょうか、noisy 的には結構高い評点を付けると思いますよ。・・今は言わないでおきますが、きっと高い評価が出ると期待していますので、もし出なかったら・・来年書きます。

 因みに Noisy wine としますとこのオフェリュは2001年から扱っていまして・・いや、フィネスさんものでは無いんですけどね・・良く知っている訳です。その頃からすでにとても美味しかったですが、まだ買い葡萄だったはずです。今は100%ドメーヌ所有です。

 そして価格ですが・・お客様は・・高くなったなぁ・・と思っていらっしゃるかもしれませんが、

「2001年ものは約3500円で販売させていただいていた」

んですね。

 この2022年もの・・21年も経過していますが、新着価格で4780円予定ですから、

「ほぼ20年で25~30%ほどしか上がっていない」

んですね。

 ぜひこの精緻でドライ、良く香り妖艶さもある2022年サン=ジョセフ・オフュリュ、飲んでみていただきたいと思います。お薦めします!




 以下は以前のレヴューです。
-----
【複雑性、ミネラリティの伸びやかさ、適度なボディの膨らみと美しい余韻・・素晴らしいです!】

 上値で97ポイントまで付いているドメーヌものの2020年サン=ジョセフも・・リーズナブルながら残っているので、サン=ジョセフって・・まだ余り周知されていないのかな・・と感じている今日この頃です。そもそもローヌ自体が知られていないのかも・・などとも・・。

 例えば北ローヌ(ローヌは大きく分けて北と南に分かれます)の場合、地図上のローヌ河の左側が右岸、右側が左岸です。これは上流から下流・河口を見て右、左と言いますが、ボルドーも勿論同様ですから・・判りやすい・・いや、逆転する感じですから勘違いしやすいかもしれません。

 ローヌ川上流の右岸にローヌの至宝、コート=ロティ、その下流(南)の白の至宝コンドリュー(シャトー・グリエを含む)、その下流がサン=ジョセフ、コルナス、サン=ペレイと続きます。もう・・もの凄いアペラシオンが連なっているんですが・・きっと思い当たるでしょう。

 左岸の方は右岸のサン=ジョセフの対岸(少し南東)にエルミタージュが、その周りにクローズ=エルミタージュが存在します。有名なアペラシオンはそれだけ・・(小さいのは有りますが・・)左岸は少ないんですね。エルミタージュだけ・・と思っていても通常は問題無いかもしれません。

 で、このサン=ジョセフですが、上流にコンドリュー、下流にコルナスと言うロケーションですし、対岸がエルミタージュと言う訳でして・・悪い訳が無いだろう?・・的なものが有りますが、

「至宝コート=ロティと偉大なエルミタージュ」

の存在が、むしろサン=ジョセフの周知に難を与えているのかもしれません。

 ですが、エルミタージュほど豪放磊落では無く、クローズ=エルミタージュほど硬く無く、コート=ロティほど冷たく無く・・

「実は・・良いとこ取りなんじゃないの?」

 と思ってはいるんですね。

 こちらは2020年ものですが、上記のようにドメーヌものが上値97ポイントと言う凄い評価を得ている訳ですから、悪い訳も無いんですね。それに、

「セレクスィヨンではあるものの、実は100%ドメーヌもの!」

です。

 加えて・・サン=ジョセフで最高の葡萄が出来ると言われる「トゥルノン」..ここは急傾斜の崖が有って・・そこが良いと言われていますが、このセレクスィヨンはそこの葡萄も使用しています。

 滑らかさを見せるツヤツヤな石灰がテクスチュアを高めています。果実感も適度に有り熟度は高く、でもドライで甘く無く、複雑性は見えるような感覚、そこに僅かにワイルドな獣のようなニュアンスがスパイス的に絡み、やがてやや官能さを見せるに違いない・・と思えるようなカプセルを抱えているように感じます。

 まぁ・・ドメーヌものは97ポイントですから、このセカンドワイン的存在のオフェリュスが悪い訳も無いんですね。今飲んでもそれなりにこなしてくれる包容力も有ります。飲んでみてください。お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
-----
【基本、ネゴスのサン=ジョセフがこんなに出来が良くて・・どうするの?・・と思ったら何と自家畑になっていました!】

 年々ドメーヌもの葡萄の比率を高めているジャン=ルイ・シャーヴ・セレクスィヨンです。このサン=ジョセフ・オフェリュスは、以前の情報だと60%が自家所有の畑産とのことでしたが、

「現在は100%自家所有畑!」

と言うことなんですね~・・。あっと言う間に畑を入手されたんですね・・。まぁ、これだけでもビックリなんですが、

「ドメーヌもののサン=ジョセフとちょっとスタイルが異なる」

んですが、

「・・ハッキリ言って・・言うほど差が無い・・と言いたくなるほど美味しい!」

です!ホント、困っちゃいますよね。


 ドメーヌもののサン=ジョセフは、どちらかと言うと「エキス系」で、綺麗に出たエキスがエレガントなアロマを放出する感じです。

 で、ドメーヌもののサン=ジョセフ・クロ・フロランタンはむしろ「果実味たっぷり系」なんですが、そのたっぷりな果実味が見事に上品なんですね。


 このネゴスの方はですね・・そのクロ・フロランタンタイプでして、果実の風味がバッチリ載った、濃密な味わいなんですね。そこにちょっとサン=ジョセフらしい野性味とスパイス、フラワリーなアロマが感じられる・・そんなイメージです。

 しかも・・

「今飲んでも最高に美味しい!」

のは、ジャン=ルイ・シャーヴのコート=デュ=ローヌ・モン・クールと同様でして、

「今飲んで良し、10年寝かせて良し」

と判断しました。

 高いレベルで仕上がった素晴らしいサン=ジョセフでした。是非飲んでみて下さい。お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【ドメーヌもののサン=ジョセフに肉薄!・・と思わせるほどの出来です!・・美しい!美味しさ・ポテンシャルと価格が比例してない極致のひとつです。】

 やはりこのサン=ジョセフ・オフェリュス・ルージュの写真もどこか「白飛び」気味の写真になっちゃってます。おそらく・・いや、違うかな・・

「被写体(ワイン)の反射が結構ある」

じゃないかと思うんですよね・・。確かに寄った写真は難しいんですけど、それにしても他の写真じゃ、このようにはならない・・撮る時には結構、そうならないように気を付けているんですが、そうなっちゃう時が有ります。

 色合いは濃密で輝いています。濃密では有りますが、濃くて辛くはならない・・むしろ、瑞々しさを感じます。シラー種は、時にスパイシー過ぎて細身に感じられたり、暴れているように思われる時が有りますが、全くそんな素振りは見せません。

 クリスタル的なミネラリティが、この果実の濃密さをコーティングしているかのようです。この気は3年ほど前から有ったように思いますが、年々その美しさ、果実を保護しているような感じが増して来ています。それが最高潮に達したのが2019年?・・ではないかと思っています。

 なので、非常に滑らかな舌触りから、高質なシラーの厚みの有るニュアンスが零れて来ます。おそらくポテンシャルの10%以下しか表情に出ていないのでしょうが、それを想像させないほど完成されたバランスでした。

 ちょっとこれじゃ・・安過ぎないか?・・と言う懸念は有ります。まぁ、ラヤスの、デ・トゥールのワインも、少し前まではそう思っていました。

「美味しさと価格が比例しないワイン・・」

 そんなジャンルに入ったかのような、素晴らしいサン=ジョセフです。ご検討くださいませ。



以下は以前のレヴューです。
-----
【超本格派!素晴らしい質と出来です!】

 すみません・・どこを探しても2015年ものの写真が見当たらないんですが、飲んでいますんで・・はい。2016年ものの写真だけで我慢してください。因みに、2016年ものの下に在る写真は2014年ものです。

 比較にならない位に、色合いの質が違っています。まぁ、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールですと2014年ものの色合いが美しく見えてしまいますが、こと、ローヌになってきますと異なりますよね。

 透明感の強い色合いは、やはり葡萄が水分と一緒に吸い上げたミネラリティの質を現しているはずです。透明感がしっかりしていると、それは一般にはクリスタルっぽいものが多い・・です。複雑性に富んだミネラリティで有れば、鉄分などは赤色に出てしまいますが、複雑で有ればあるほど、単純な色合いにはならないでしょう。

 ドライで濃密であり、深い構造を埋め尽くせるだけの充分な要素を育んでいる深い味わいとアロマが放たれます。

 2015年ものはだいぶ練れて来ています。2014年ものの美しいエキスは称賛にあたいしますが、2015年ものの深さ、複雑性にはかなわないかもしれません。

 2016年ものは・・そこに素晴らしくピュアさが増えています。これは2016年もののジャン=ルイ・シャーヴにすべて共通しています。2015年ものにも同様に有りますが、2016年ものがさらにピュアであることは間違いありません。この若々しさが嫌味にならないほどに要素が充実しており、バランスしているんですね・・。この価格で・・ビックリです!

 しかし、どちらが良いか・・は好みかな?・・と思います。幾分2016年ものは安くなったので・・お買い得かと思います。是非飲んでみてください。超お勧めします!今飲んでも充分に美味しいです!

 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【こちらも素晴らしい!飲み頃を迎えた(はず)の2012年と、迎えつつある2014年!是非飲んでみてください!】

 こちらも2年前位に飲んだ2012年ものの写真が有ったはずなんですが・・見当たらず、どうしちゃったのか・・すみません。2014年ものは今年の7月入荷です。

 余りにドメーヌもののサン=ジョセフが素晴らしいもので、大きな期待を持ってセレクスィヨンのサン=ジョセフ・オフェリュスをテイスティングしました。

 シャーヴさんはエルミタージュも美味しいんですが、このサン=ジョセフも抜群ですね。しかも価格が非常にリーズナブルです。

 そして、さすがにドメーヌものの質感の高さ、仕上がり度には及ばないかなぁ・・と思うんですが、自分のどこかに・・

「・・こっちも結構、負けてないんじゃないか?」

とも・・。


 まぁ、同時に開けて飲めば、ドメーヌものの素晴らしさに及ばないのは一目瞭然なのでしょうが、そうしない限りは判らないかもしれません。

 おそらく皆さんが想像されるよりも大柄で、とてもまとまっています。2014年もの・・と言うのがタイミング的に良いのかもしれませんが、ドメーヌものの妖艶さを少し抑え気味にし、むしろ紫の色合いをより濃く持ち、カシス的な果実を加えた感じで落ち着きの有る味わいです。より、しっとり感が高い・・と言うべきでしょうか。

 2012年ものは入ってから随分と経過していまして、このタイミングですと、かなり合っているかもしれませんし、2011年ものもとても美味しかったですので、皆さんもその素晴らしさを覚えていらっしゃるかもしれませんね。是非ご検討くださいませ。


以下はサン=ジョセフ・オフェリュス2011年のコメントです。
━━━━━
【素晴らしかった2010年を超えた!】

 2010年のオフルがとても美味しかったので、再度注文しようとすると・・・、

「すみません・・・終わっちゃいました・・」

とフィネスさんのK君。

 ありゃりゃ・・と思っていたところ、

「・・2011年なら有るんですけど・・。出来がとても良いですよ」

とおっしゃるもんで、

「じゃぁ2011年でも良いか・・」

と注文しちゃいました。


 で、早速テイスティングしてみると・・・いや、凄く良い。スバ抜けた旨さ!エキスが集中しているのに、パワハラなところは全く無く、まさにフィネスたっぷりに旨いんです!

「良かったぁ・・2011年にして~・・」


と思っていたところに、お客様から

「2010年オフルが完売のようだけどまだ有りますか?」

 とお問い合わせが入ったので、2011年なら入荷してますと書こうかと・・伝票を見たところ・・

「・・ぎえ~!」

 どう頑張ってみても15%は値上げしないとならない仕入れ価格になってました・・(T.T

 まぁ、ワインのポテンシャルから言えば、味わいは異なるにしてもコート=ロティ並のものが有りますんで、それでもかなりのお買い得なんですが、元々2010年の販売価格がね・・・かなり安いですから、お客様もご納得いかないとね~。

 2010年と2011年のこのオフルですが、色合いを是非比べてみてください!・・ほとんど同じ場所、おなじ露出で撮れていると思われますが、2011年ものはより赤い!・・そしてクリアな色合いです。酸の美しさが際立っています!

 年々自社畑を増やしており、このセレクスィヨンの方もドメーヌと言っても変わらないほど、ほとんどが自社畑だそうで、その影響がヴィンテージ以上に出ているのかもしれませんね。素晴らしいシラーです!品の有るシラーを飲まれたことが無いとするなら、おそらくぶっ飛ぶと思います。飲んでみてください!旨いです!


以下は2010年もののレヴューです。
━━━━━
【これは旨い!!そして本当にローヌ?と思わせるほど冷ややかでピュアなエキス系の味わいです!超お奨め!】

 サン=ジョセフの赤です・・と言うことは「シラー」ですね。位置的にはエルミタージュ、クローズ=エルミタージュの対岸西側に存在するアペラシオンです。

 おそらくですが、非常に大柄でマッチョなワインを想像されるかもしれません・・・

が、それは間違いです。しっかりとしたエキスが出ていて、濃さそうに見えるかもしれませんが、写真のように少し透けて見えるような赤黒の色合いで、多くのエルミタージュがマッチョ&パワフルであるのとは全く正反対です。

 そして、時折感じるローヌワインの雑さとか、香りの違和感などは全く有りません。非常にしなやかで、まるでピノ・ノワールのようなエレガントさ、酸のレベル、ミネラリティの風味を感じさせてくれます。


 スパイシーさも有るんですが、ブラインドで出したらきっと

「・・・これってピノ・ノワール?・・バランス良いね~!」
とおっしゃる方が何人もいらっしゃると思いますよ。

 それほど酸の美しさ、伸びやかさが有ります。そして、決してジャミーじゃないんですよ・・。あくまで冷ややかです。

 そして、トッピングのように存在する・・この気品あるスパイスこそ、優れたコート=ロティーに通じるような、まだ成長途中の要素なんですね。

 このバランスで非常に旨いんですが、5年ほど寝かすと・・・だいぶ官能さも出てくると思います。ピュアでしなやかでエキス系で酸美しい・・でもこれはローヌワインなんですね~!・・一推しなんですけどね~・・売れるかな?・・判らないな~!でも是非飲んでみてください!非常に旨いです!