ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
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■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
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ジャン=ルイ・シャーヴ

ジャン=ルイ・シャーヴ

フランス Jean-Louis Chave ローヌ
● 2019年のドメーヌもの、2018~2020年の・・一応ネゴスもののジャン=ルイ・シャーヴをご紹介させていただきます。

 どうやらもの凄いヴィンテージになったようで、海外メディアは最高と散々に持ち上げた2003年の再来・・のような言い方をしているようです。

 アドヴォケイトは2003年のジャン=ルイ・シャーヴ・エルミタージュに100点満点を付けていますが、2019年ものもバレル・サンプルの段階で97~100点と、2003年と同様・・まぁ2018年ものとも同様に、100点満点と言うことになります。エルミタージュ・ブランも・・満点は付きませんでしたが最高98点まで付いています。

 noisy も多くのキュヴェを飲ませていただきました。レベルが非常に高いところでの評価になりますので、どうしても下のキュヴェのネガティヴさを拾ってお話しすることになってしまうのが申し訳ないほど、例えば2020年のモン・クールでさえ・・滅茶美味しいんですね。

 まぁ、ドメーヌものの赤白エルミタージュと、サン=ジョセフのクロ・フロランタンとサン=ジョセフの出来、完成度、質感が「圧巻レベル」なので、

「決してそこと比較しない!」

ことを前提にレヴューを書かせていただきました。

 2019年もののドメーヌものはどれを飲んでも納得いただける・・長い熟成にも耐え、物凄い質感を感じていただけると思います。

 2018年ものの一応ネゴスのエルミタージュ赤白は、ようやく他者のエルミタージュのトップ・クラスと比較可能な感じでして、もしドメーヌものが無ければもっと高い評価が付けられるんじゃないかと思えるほどの出来栄えでした。2018年もののドメーヌものも赤は上値100点でしたが、それを彷彿させる素晴らしい味わいです。

 2020年ものの一応ネゴスものですが、これもまた・・素晴らしいです!こんな価格で飲めることに幸福感を感じられる、完成度の高い味わいでした。モン・クールで充分旨いので・・是非飲んでみて下さい。

 また、全体を通してですが、最近はどんどんナチュラル感が増しているように思います。以前はもっと「カッチリ」していたんですが、何せ「しなやか」でふんわり感が出て来ていますから、ナチュラルな造りへ移行しているのは間違いないようです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!

■ドメーヌによる2019年ヴィンテージの開設
 エルミタージュの2019年は1月から3月までとても温暖で日照時間が長かった。春は雨が多く畑仕事が忙しかったが、6月には熱波が襲来し暑く乾燥した。7月初めに雹混じりの嵐に見舞われたが大きな被害が出ることはなかった。嵐の後は再び熱波が襲来して暑くなり、8月には適度に雨も降ってくれたので葡萄は水不足に悩ませられることなく、どんどん成熟していった。収穫は例年より少し早めの9月11日から始め、乾燥の影響で粒が小さく果皮は部厚く果梗まで熟した素晴らし葡萄が収穫できたが、その分収穫量は多くない。白はとてもリッチだがロクールとぺレアの古木のニュアンスが強く出ていてフレッシュで素晴らしいバランスがある。赤は極めてパワフルで深みがありタニックではあるが、柔らかく絹のように滑らかで長熟できるヴィンテージになっている。

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 2018年のジャン=ルイ・シャーヴをご紹介いたします。2017年も素晴らしかったですが、2018年ものは海外メディア評価はさらに上を行っており、

「もう・・これ以上の評価は付けられない・・どこかの日本のメディアのように ↑ を付けるしかない!」

と言うような状況です。

 それはトップ・キュヴェのエルミタージュ・ルージュだけに留まらず、エルミタージュ・ブランも100点じゃないだけ・・みたいな評価ですし、サン=ジョセフに至っては、ブルゴーニュに当てはめるとグラン・クリュ並みの評価になっちゃってます。ブレンドのサン=ジョセフ2018が95点、独立したクロ・フロランタンは96点です。

 noisy も入荷数の見込めるエルミタージュ・ルージュを(自費で・・しつこい・・)飲ませていただきましたが、いやはや・・こんなエレガンスを海外メディアも理解できる下地を持っていることを再確認したような感じです。「確かに2017年より上」です。・・どこが違うか・・・?・・誤解を恐れずに・・ざっくり言ってしまえば、

「2017年ものはパワフルさを想像させるが、2018年ものは上質さだけが残る」

 そんなニュアンスでした。・・まぁ、ざっくり・・ですので勘違い無きようお願いいたします。

 そんな訳で、片っ端から栓を抜く訳には行かない数の少ない2018年ものです。お早めにご検討くださいませ。

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 ローヌの偉大な生産者、ジャン=ルイ・シャーヴの2017年のドメーヌ・ラインが到着です。いや~・・凄いです。全房の雄、グラムノン的ピュアさと、どこかラヤスを感じさせる官能感をも得た素晴らしい味わいです。圧巻と言って良いです・・何てったって、ドメーヌもののエルミタージュ赤白も飲んじゃいましたから・・。

「まるっとお見通しだい!」

と言いたいと思ってます。素晴らしい出来でした!

 因みに昨年末の香港のオークションでは、

1923 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約133万円
1952 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約112万円
1945 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 1本 約265万円
1978 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約280万円
1978 エルミタージュ・ルージュ マグナム 1本 約180万円
1991 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約225万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 1本 約93万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン マグナム 1本 約200万円
2003 エルミタージュ キュヴェ カトラン 6L 1本 約490万円
1998 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約315万円
2000 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約265万円
1990 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約450万円
1991 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約385万円

で落札されたと言うニュースが流れていました。

 でも3年ほど前には、Noisy wine でも 1978年のエルミタージュ・ルージュを7万円ほどで販売させていただきましたが、6本で280万円って、1本だと47万円・・何となく泣きたくなってきました・・。

■ドメーヌ情報
 2017年は2016年よりも天気は良かったが、5~10月まで雨がほとんど降らずに暑く乾燥した影響で2016年ほどではないが収穫量は少ない。スパイシーかつチャーミングで近年の中では飲みやすい仕上がり2018年も乾燥したが夏に雨がしっかり降ったおかげで葡萄は良く熟した。収穫量もそこそこでまだ若いがオイリーでエネルギッシュな味わいになっている。


 1481年に立ち上げられ、6世紀にわたってエルミタージュのワインを造り続けているこのドメ ーヌはモーヴの町に居を構えています。16代目現当主であるジャン ルイ シャヴ氏は温厚で真面目な性格で、畑での仕事を第一に考えています。所々に設置してある電灯の下に行かないとテイスティングコメントも書けないほどの漆黒と静寂に包まれた地下蔵から屈指のワインが生まれます。
 エルミタージュに使われる葡萄の畑は合計28haで赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまで待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。

 白は8割は樽で残りはステンレスタ ンク、赤は樽のみで醸造され、18~24ヵ月間熟成されます。エルミタージュに使われる葡萄の畑は赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまでじっくり待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。白は8割は樽で残りはステンレスタンク、赤は樽のみで醸造され、18~24か月間熟成されます。

「エルミタージュはアサンブラージュのワインである」
 というジャン ルイ氏の信念に基づき、区画ごとに醸造されたワインは試飲が繰り返し行われ、最後に神業の如きアサンブラージュによって仕上げられます。J.L. CHAVE SELECTION

ジャン ルイ シャヴ氏の「ドメ ーヌでは偉大なワインを、ネゴシアンではおいしいワインを」という想いに基づきながら、ドメ ーヌワインと同じように造られています。葡萄を買ったり、ドメ ーヌで使わなかったワインを使ったりと、テロワールを活かしながらもリーズナブルで飲みやすいワインを目指しています。


2022 Cote-du-Rhone Rouge Mon Coeur / J-L.Chave Selection
コート=デュ=ローヌ・ルージュ・モン・クール ジャン=ルイ・シャーヴ・セレクスィヨン

18631
自然派
赤 フルボディ
フランス
ローヌ
コート=デュ=ローヌ
ジャン=ルイ・シャーヴ

■メディア情報
◇2021年もの
 90 Points CellarTracker
◇2020年もの
 90 Points Wine Spectator
 89 Points CellarTracker
■エージェント情報
 シラー種50%、グルナッシュ種50%。樹齢は20~60年で沖積土壌でパワーとエレガントさを表現する「Visan(ヴィザン)」、深い砂粘土質土壌で果実風味豊かなメリハリを与えるビュイソン「Buisson(ビュイソン)」、石灰質の非常に多い粘土石灰質土壌で冷涼な気候がピュアさと凝縮感を与える「Vinsobres(ヴァンゾブル)」、粘土質土壌に樹齢の古いグルナッシュが植えられており、リッチでグリセリン豊富、ストラクチャー、奥行きを与え、モンクールのハーモニーをまとめる「Estézargues(エステザルグ)」など、数区画の畑をアサンブラージュし造られます。その中には本来ならば格上のコート デュ ローヌ ヴィラージュを名乗れる区画もありますが、敢えて格下げしています。胡椒のようなスパイシーな香り、シラーの力強さとグルッナシュの果実味がバランスよく、柔らかな口当たりで飲みやすく仕上がっており、コート デュ ローヌのレベルをはるかに凌駕するほどの美味しさです。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥2,590 (外税) 
【葡萄の果皮のパーセンテージがたっぷりな、果実が充実したドライで超健康なコート・デュ・ローヌ!今のジャン=ルイ・シャーヴの絶好調さを表しています!】
 ジャーヴのセレクション、一応ネゴスものです。ですが現在はほとんどドメーヌで所有している畑のようです。それを裏付けるかのように、

「ドメーヌ・ジャン=ルイ・シャーヴものとの差がほぼ無い」

と感じられる状況です。

 例えば今回同時にご案内させていただいている、2020年のエルミタージュ・ファルコネ・ルージュは、先だってご案内させていただいたドメーヌものの2021年エルミタージュ・ルージュと、

「質感は全く同じ。むしろセレクションが2020年ものと遅れて出て来ているので、まるで兄弟そのものの味わいと感じてしまう。」

 そんな具合ですから、テイスティングしている方としましては、

「2020年のセレクションものと2021年のドメーヌものの比較だと・・ポテンシャルとするとそんなに大きな差にならないかも?」

と言う、ある種の「不安」みたいなものを抱えることになってしまう訳ですね。

 ですがヨクヨク見てみますと、ドメーヌものの細やかな美しさ・・特にドメーヌの2021年ものエルミタージュ・ルージュはコラムにも書かせていただきましたが、

「海外メディアは高いポイントを付けないはずだが、個人的には相当良いと感じている・・それだけの美しさが有る」

と言う感覚なんですね。

 ですので、やや濃い目に仕上がる2020年もののセカンド的立ち位置のセレクションのエルミタージュと、2021年のドメーヌものはどちらも高いレベルで拮抗しているので、よくよく見てみるとドメーヌもののより精緻で美しい、エレガントなスタイルに目を奪われる・・と言うことになります。まぁ・・より高価なドメーヌものの方が先に出てくると言う・・ちょっと良く判らないリリースでは有りますが、あの2021年ドメーヌものを飲んでいただければ、きっとnoisy の言っている意味がお分かりになるんじゃないかと思っています。

 こちらのモン・クゥール2022年ですが、ジャン=ルイ・シャーヴらしい精緻さをそのままに、果皮のパーセンテージを上げた・・甘く無いが濃密な果皮の美味しさが光る仕上がりです。

 2022年ものの評価は現状ではどこにも見当たらない訳ですが、2020~2021年ものがほぼ90ポイントで揃っているのなら、プラス1ポイントは確実かなと見ています。

 ドライな味わいでジューシーです。ですが品の無い強さが迫って来るのではなく、その果皮の何とも精緻な表情、美しさが感じられます。見た感じだと、

「甘いんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが・・この濃度を持ちながら甘く無いです。また、これは書いておかないと・・と思ったのは、シャーヴのワインはどんどんナチュール化しているような・・と言うよりも、

「So2が少なくなって来ている」

と感じさせます。

 そしてやはり、「格」と言う部分でも・・もはや普通のコート=デュ=ローヌと言う地区名ワインが似つかわしく無い感覚です。価格もリーズナブルですので、

「シャーヴの入門ワインではあるものの、それ以上の美味しさを持つ」

と思ってください。お薦めします!・・高質です。



 以下は以前のレヴューです。
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【溢れるポテンシャルの要素を、解放させつつ飲む楽しみ!・・これは滅茶安いと思います!】

 まぁ・・ポテンシャルが無い・・少ない訳が無いですよね。元々は格上のコート=デュ=ロ=ヌ=ヴィラージュ格の葡萄も使用している訳ですから・・面白いの敢えてそこら辺を拡げてみますと、

・沖積土壌でパワーとエレガントさを表現する「Visan(ヴィザン)」、
・深い砂粘土質土壌で果実風味豊かなメリハリを与える「Buisson(ビュイソン)」、
・石灰質の非常に多い粘土石灰質土壌で冷涼な気候がピュアさと凝縮感を与える「Vinsobres(ヴァンゾブル)」、
・粘土質土壌に樹齢の古いグルナッシュが植えられており、リッチでグリセリン豊富、ストラクチャー、奥行きを与えてまとめる「Estézargues(エステザルグ)」

 クリュのヴァンソブル辺りはあのグラムノンもリリースしていますが、どうでしょうか・・5千円以上するんじゃないかと・・そしてヴィザンはコート=デュ=ロ=ヌ=ヴィラージュ格、協同組合でお馴染みのデステザルグ(村)近くにはヴィラージュ格のシニャルグが有る訳でして・・でも、このワインが凄いところは、確かに、

「上級クラスの葡萄を格下げしてコート=デュ=ローヌにしている」

と言うことも有りますが、

「南部、北部とアチコチの葡萄をセパージュしてA.O.C.コート=デュ=ローヌを表現している」

と言う部分も有るはずです。

 2021年もののモン・クールは、ややタイトなボディから繊細で柔らかさを感じさせる伸びやかなアロマ、果実もフラワリーさとジューシーさを持ち、美しく適度に膨らみを感じさせつつ切れて行きます。

 幾分早いのは2021年ものですから仕方ありませんが、2020年もののような「マッチョさ」では無く、エレガントさを内包したタイトさ・・と言ったら良いでしょうか、

「いずれ出てくるのがすぐ判る状態」

であると感じます。

 まぁ・・この位の価格帯のワインでは、考えられないほどの高質さを持っていますから、この秋には全てが丸さを持ち始め、要素からの表情もさらに解放
に向かうでしょう。

 素晴らしい出来だと思います。是非飲んでみてください。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【しなやかさと美しさに溢れるコート=デュ=ローヌ・ルージュ!・・是非クロ・デュ・カイユと比較してみてください!】

 美味しいです~!・・この位の価格で飲めるんですから・・有難いですね~・・

 面白いのは南ローヌ地方のシャトーヌッフのクロ・デュ・カイユが造るコート・デュ・ローヌ・ル・カイユとの違い・・でしょうか。ドメーヌは単純にはヌッフと北部ローヌ地方のエルミタージュの違いですが、

「瑞々しさに溢れるル・カイユと濃密ながらしなやかで流れるような深みのジャン=ルイ・シャーヴ」

かと・・。

 そもそもクロ・デュ・カイユは昔はもっと黒み掛かった「濃い」味わいに振れていたと思いますんで、あくまで「最近の作」の違いです。

 また南ローヌの石ころだらけだったり砂質だったり・・がそれなりに多いヌッフ近辺と、北ローヌのエルミタージュ近郊は多彩ですが粘土質が主体、稀に花崗岩質かな・・と思いますが、そんな違いも在るかもしれません。

 この「モン・クール」は赤い色合いが何ともセクシーで、適度に濃密、また昨今のジャン=ルイ・シャーヴがナチュラルな美味しさを見せるようになって来ていますが、この「セレクスィヨン・シリーズ」も全く同様、このモンクールにもそれが顕著に現れています。


 ですので飲んでいて楽しい・・ですよ。同じローヌで有りながら、テロワールの違いも感じられますし・・何より、

「ポテンシャルを考えればとんでもなくリーズナブル!」

です。

 まぁ、このクラスは余り海外メディアも評価しませんし、仮に評価したとしてもクラスを見て評価してしまいますので、余り良い情報にはならないかと思います。

 2020年のモン・クール・・素晴らしいです!是非飲んでみて下さい!超お勧めです!



 以下は以前のレヴューです。
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【今回到着分は全て息を飲む美しさ!・・シャーヴもまたよりナチュラルに、より滑らかに、よりミネラリティ高いワインになって来ました!実に秀逸!】

 寄った写真だからじゃ・・おそらく「無い」ですよ。この美しく輝く「照り」をご覧ください。透明感溢れるミネラリティが適度な果実の凝縮を包み込んで輝いているように見えてしまいます。

 今回の到着分は、実は結構に前にテイスティングが終わっています。ご案内のタイミングの問題だけで8月最後の新着でのご案内になっていますが、

「仮に真夏に飲まれたとしても、全然ツラくならない冷ややかさ!」

が有った上で、

「濃密な果実をドライに、ミネラリティ豊かに、よりナチュラルに」

表現出来てしまっているんですね。これは本当にビックリしました。


 ジャン=ルイ・シャーヴほどの造り手ですから、どこかにマイナスに感じる僅かなポイントを、むしろ常に探されるようなポジションにいらっしゃる訳です。2500円ほどのワインでも・・おそらくそうなってしまう訳ですね。

 でも・・死角はもはや「無い」んじゃないか?・・この「モン・クール」は滅茶美味しいですし、サン=ジョセフもクローズ=エルミタージュも、そしてリリースが遅いのでヴィンテージは前になりますが、エルミタージュの赤白も、モノの見事に、

「冷ややかで濃密・・で、ミネラリティ・・で、よりナチュラルに」

なっているんです!


 もし、ジャン=ルイ・シャーヴ・セレクションの各キュヴェに、どこかネガティヴな部分を・・もしくは、価格の割りに大したことは無いと感じられた経験がお有りのようでしたら、是非下級キュヴェでも良いので、飲んでみて下さい。

「滅茶美味しいしリーズナブル!」

 そう思っていただけると思います。ご検討くださいませ!超お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
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【グラムノンのピュアさシャーヴが持ち合わせている精緻な構成の融合!?・・見事な味わいです!】

 良い色彩の写真が撮れました・・何だかちょっと嬉しいです。でも映り込んでしまっている貧相な食事は見ないでください・・(^^;; 何しろ毎日深夜の撮影ですから・・

「社長はワイン、飲まれるんですか・・?」

などと、店にいらっしゃった初めてのお客様に尋ねられますが、何とお答えしたら良いのか、今でも一瞬、言葉に詰まります。

「飲まない日は有りません・・」

などと言うには、少し気を付けて偉そうに聞こえないようにしないと・・などと考えてしまうし、

「まぁ・・適当に・・」

などと言ってしまったら、完全に嘘になっちゃうかな・・とも思いますし・・。


 昨今はこのようなグラスの写真をアップしているのも有ってか、海外からのアクセスが非常に多いんですね。日本語で書いた文ですから、意味は判ってないんだと思うんですが、

「Oh!..So crazy!・・Midnight drunker!」

位は言ってるかもしれません。少なくとも、「Cool!」は無いでしょう。


 しかし話しは飛びますが、好意的な方々ばかりがアクセスしてくるのではなく、何とかサーバーに侵入しようとするクラッカーも滅茶苦茶多いんですね。物凄いですよ・・。データベースに侵入できれば様々な情報が得られるでしょうし、侵入してバックドアを仕掛けておけばデータは駄々洩れですから。

 なので、うちのサーバーは様々なトラップを仕掛けて有りますし監視もしており、悪戯をちょっとでもしようものなら、自動でアクセスすらできないようになってしまいます。悪戯をしたアドレスからは二度とアクセスできません。自分がシャットアウトされないようにしないといけないくらいです。


 ジャン=ルイ・シャーヴと言えば、北ローヌの王と呼ばれる「エルミタージュ」の最高の生産者ですが、この、一番下のワインである「コート=デュ=ローヌ・モン・クール」の最新年、2017年ものを飲むと、

「もう、単にエルミタージュのトップ生産者・・だけと言うレベルにとどまらない」

と言わずにはおられません。


 この赤紫のやや濃いめの非常に美しい色合いには、精緻さと官能感とピュアさが映り込んでいることが見えるかと思います。

 精緻さは元々ジャン=ルイ・シャーヴが持ち合わせていたものです。官能感はこの1~2年で強く感じるようになってきました・・ラヤスっぽさと言っても良いかもれません。そしてピュアさは、まるで「グラムノン」のワインのようなニュアンスですよ。

「単なるコート=デュ=ローヌがこんなに美味しくてどうするの?」

と言いたくなってしまいますが、2014年より以前のジャン=ルイ・シャーヴには余り感じることが無かった「官能さ」もしくは「人間臭さ」が、持ち合わせていた精緻さに加わり、さらにはピュアさがさらに増長して、まるでグラムノンのようなふっくらとしたピュアさになっていますので、

「無敵!」

と言えると思います。


 またそれはこのモン・クールにとどまらず、昨今のセレクスィヨンやドメーヌものにも同様に感じられます・・何と言っても、ドメーヌのエルミタージュも、セレクスィヨンのそれも、セレクスィヨンも上から下までしっかりテイスティングして来ましたので、自信を持って、

「凄い!」

とお伝えすることが出来ます。


 さりとて余り数量はいただけませんので、是非・・昨今のもの凄いジャン=ルイ・シャーヴ・・飲んでみてください。超お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【素晴らしいバランスです!年々ピュアさとナチュラル感を増してきていましたが、遂にドメーヌものと全く同じニュアンスに到達しています!】

 以前より非常にクリーンでピュアな味わいが特徴のシャーヴ・セレクスィヨンでしたが、2016年ものをつらつらとテイスティングしていて確信しました。

「2016年のシャーヴ・セレクスィヨンは、ドメーヌものと全く遜色が無くなった!」

「この柔らかなボディ、甘みの無いドライでピュアな表情は、セレクスィヨンを今までで最高の品質にした!」

と言うことなんですね。


 今までもこの「モン・クール」はリーズナブルでポテンシャルも高く、超お勧めのキュヴェでしたが、それがもう、ピュアさは磨きに磨かれ、ナチュラルさは最も望ましい方向に高められ、頂点に達したと言えます。

 これを飲んでしまうと、

「とてもクリーンで・・」

などとは言っていられない・・。このクリーンと言う言葉には、・・いや、一応 noisy的にはですよ、どこか蔑視感が混ざる訳です。僅かながらではあるが工業的なニュアンスも有るんじゃないか?・・と言うような意味合いです。


 ところがこの2016年ものを飲めば・・ま~・・「完璧!」です。理想像です。

「濃密なのに甘く無い!」

「ナチュラルなんだけれど滅茶苦茶ピュア!」

なんですね。


 某、ローヌの最大手のコート・デュ・ローヌが売れないそうです。そりゃぁ・・そうなってしまうだろう・・と素直に想像がつきます。手を抜き過ぎ・・なんじゃないかと思いますよ。

 そりゃ、大変なのは判ります。上のキュヴェではじいたものを下に、さらにその循環が有る訳ですから、一番下はどうしてもその辛さが入り込んでしまうんですから。


 しかし、シャーヴ・セレクスィヨンにはそんなネガティヴさは微塵も有りません。テッカテカに光り輝いています。是非飲んでみてください。素晴らしいです!一推し!

 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【いつも完璧!と感じてしまう全方位に丸いパレットです!時にチェリーさえ感じる涼やかさが良いです!】

 上の写真が2013年、下が2015年です。いつも美味しい「モンクール」です。

 2015年は「モンクール」の文字が上に来ましたね。非常にバランス良く、涼やかです。モンクールについては何故だかヴィンテージによる差は少ないように思いますし、年を追うごとに「緻密」なテクスチュアになってきています。

 薄く無く、甘く無い、ブラックチェリー的なニュアンスです。エルミタージュの造り手ですが、大柄なエルミタージュっぽくは無く、むしろサン=ジョセフとかの緻密なニュアンスですね。

 言ってしまえば、

「・・モンクールで充分旨い・・」

ものですんで、シャーヴらしい精緻さ、クリーンさが充分堪能できます。


 おそらくですが、完全主義者的な潔癖さを感じますので・・そうなんじゃないかな~・・と。

 色合いも実に美しいですよね。2013年ものと2015年ものを比較しても、ほとんど差は無いですし、照り、輝きともに素晴らしいです。

 いつもご紹介しようと思いつつ、


「・・ん~・・まだ季節的に暑いかな~」

「他のアイテムが多いから後で・・」

などと思っている内に、1年、2年と経過しちゃったんですね。

 若い美味しさがバッチリの2015年、落ち着いてきた2013年、どちらも美味しいです。ご検討くださいませ。