ピュアで美味しいワインをnoisyがご紹介します。 自然派、ブルゴーニュ、イタリアワインを好きな方は是非ご来訪ください。
ログイン  パスワード  
  
Stop! reload  2025.05.22 
Last Update 2025.05.22  


■ セシル・トランブレイ来日記念!
2025年2月19日テイスティングセミナーレポート・・by oisy

 お忍びで・・と言うことでは無かったのですが、この2025年2月にひっそりと忍び足でセシルが来日してくれていました。
 少数人数でテイスティングセミナーを行うので是非・・という事で noisyをご招待してくれたのですが、時はまさに決算真っ最中・・新着も何とかこなさないといけない・・激務中と言うことで noisy は参加を断念・・残念でしたが・・。
 せっかくご招待してくれたので、「noisyは都合付かないけど oisy でも良いか?」と尋ねたら二つ返事でOKが出たので、oisy を派遣することに。
 まぁ・・日本初輸入の時から延々と扱わせていただいて、「こんなに凄い存在になられるとは!」・・とは思っていましたが・・(^^;;
 ただ行かせるのも癪なので、oisyにレポートを書いていただきました。
 1級畑だとばかり思っていたレ・ボーモン・バがグラン・クリュを名乗れる部分を含んでいて驚いた・・とか、醸造の時はどんな風に意識しながら行っているかとか・・
「梗の使用は料理に塩で味をつけるようなもの」
「料理人で例えるなら、プレスは火入れ」
などなど、感触や感覚の部分の細かい部分まで話してくれたようですよ。oisy渾身で書かせていただきました。セシルファンならずとも、ワインにご興味のある方ならきっと必見のコラムです!
頻繁なリロード禁止のお願い
 大変お世話になっております。切実なお願いです。
 ページのリロードが必要以上に行われるようになっています。サーバーへの過大な負荷でページ更新が滞る状況になっていますので、頻繁なリロードはお止めくださるようお願いいたします。
 また、「503 Server is busy」のエラードギュメントページが表示され、一定時間アクセスが制限される場合がございます。いずれ元に戻りますが、そのようなことにならないようお願いいたします。
詳細ページ
■新着情報メールサービスのご登録
 Noisy wine の新着情報メールサービスにご登録いただきますと、ご登録いただきましたメールアドレスに「タイムリーに」更新情報をお届けいたします。希少性のあるワインをご希望でしたら登録必須のサービスです。

■お届け情報他
 現在以下の宛先に対し新着情報メールをお届けするすることが出来ません。世界情勢を反映してか、各社様メールのフィルターを厳しくしています。申し訳ありませんが gmail.com や yahoo.co.jp (yahoo.comは厳しいです) などのフリーアドレスに変更をご検討の上、再登録をお願いいたします。不明な方は最下段中央の「e-mail to noisy」よりお問い合わせください。

■新着情報メール不達の宛先(新規登録も出来ません)
icloud.com nifty.com  me.com mac.com  hi-ho.ne.jp tiki.ne.jp  enjoy.ne.jp docomo.ne.jp  plala.or.jp rim.or.jp  suisui.ne.jp teabreak.jp outlook.com outlook.jp hotmail.co.jp hotmail.com msn.com infoseek.jp live.jp live.com
etc.
noisy のお奨め
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・レッドワイン 424ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い赤ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
 Spiegelau Grand Palais Exquisit 
シュピゲラウ・グランパレ・エクスクイジット・ホワイト 340ML
 軽くて薄くて香り立ちの良い白ワイン用グラスです。使い勝手良し!
Comming soon!
WEBの情報書込みもSSLで安心!


 Noisy Wine [NOISY'S WINE SELECTS] のサイトでは、全ての通信をSSL/TLS 情報暗号化通信し、情報漏洩から保護しています。
◆◆Twitter 開始のご案内

 時折、Twitter でつぶやき始めました。もう・・どうしようもなくしょうもない、手の施しようの無い内容が多いですが、気が向いたらフォローしてやってくださいね。RWGの徳さん、アルXXロのせんむとか・・結構性格が出るもんです。
https://twitter.com/noisywine

ジャン=ルイ・シャーヴ

ジャン=ルイ・シャーヴ

フランス Jean-Louis Chave ローヌ
● 2019年のドメーヌもの、2018~2020年の・・一応ネゴスもののジャン=ルイ・シャーヴをご紹介させていただきます。

 どうやらもの凄いヴィンテージになったようで、海外メディアは最高と散々に持ち上げた2003年の再来・・のような言い方をしているようです。

 アドヴォケイトは2003年のジャン=ルイ・シャーヴ・エルミタージュに100点満点を付けていますが、2019年ものもバレル・サンプルの段階で97~100点と、2003年と同様・・まぁ2018年ものとも同様に、100点満点と言うことになります。エルミタージュ・ブランも・・満点は付きませんでしたが最高98点まで付いています。

 noisy も多くのキュヴェを飲ませていただきました。レベルが非常に高いところでの評価になりますので、どうしても下のキュヴェのネガティヴさを拾ってお話しすることになってしまうのが申し訳ないほど、例えば2020年のモン・クールでさえ・・滅茶美味しいんですね。

 まぁ、ドメーヌものの赤白エルミタージュと、サン=ジョセフのクロ・フロランタンとサン=ジョセフの出来、完成度、質感が「圧巻レベル」なので、

「決してそこと比較しない!」

ことを前提にレヴューを書かせていただきました。

 2019年もののドメーヌものはどれを飲んでも納得いただける・・長い熟成にも耐え、物凄い質感を感じていただけると思います。

 2018年ものの一応ネゴスのエルミタージュ赤白は、ようやく他者のエルミタージュのトップ・クラスと比較可能な感じでして、もしドメーヌものが無ければもっと高い評価が付けられるんじゃないかと思えるほどの出来栄えでした。2018年もののドメーヌものも赤は上値100点でしたが、それを彷彿させる素晴らしい味わいです。

 2020年ものの一応ネゴスものですが、これもまた・・素晴らしいです!こんな価格で飲めることに幸福感を感じられる、完成度の高い味わいでした。モン・クールで充分旨いので・・是非飲んでみて下さい。

 また、全体を通してですが、最近はどんどんナチュラル感が増しているように思います。以前はもっと「カッチリ」していたんですが、何せ「しなやか」でふんわり感が出て来ていますから、ナチュラルな造りへ移行しているのは間違いないようです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!

■ドメーヌによる2019年ヴィンテージの開設
 エルミタージュの2019年は1月から3月までとても温暖で日照時間が長かった。春は雨が多く畑仕事が忙しかったが、6月には熱波が襲来し暑く乾燥した。7月初めに雹混じりの嵐に見舞われたが大きな被害が出ることはなかった。嵐の後は再び熱波が襲来して暑くなり、8月には適度に雨も降ってくれたので葡萄は水不足に悩ませられることなく、どんどん成熟していった。収穫は例年より少し早めの9月11日から始め、乾燥の影響で粒が小さく果皮は部厚く果梗まで熟した素晴らし葡萄が収穫できたが、その分収穫量は多くない。白はとてもリッチだがロクールとぺレアの古木のニュアンスが強く出ていてフレッシュで素晴らしいバランスがある。赤は極めてパワフルで深みがありタニックではあるが、柔らかく絹のように滑らかで長熟できるヴィンテージになっている。

-----
 2018年のジャン=ルイ・シャーヴをご紹介いたします。2017年も素晴らしかったですが、2018年ものは海外メディア評価はさらに上を行っており、

「もう・・これ以上の評価は付けられない・・どこかの日本のメディアのように ↑ を付けるしかない!」

と言うような状況です。

 それはトップ・キュヴェのエルミタージュ・ルージュだけに留まらず、エルミタージュ・ブランも100点じゃないだけ・・みたいな評価ですし、サン=ジョセフに至っては、ブルゴーニュに当てはめるとグラン・クリュ並みの評価になっちゃってます。ブレンドのサン=ジョセフ2018が95点、独立したクロ・フロランタンは96点です。

 noisy も入荷数の見込めるエルミタージュ・ルージュを(自費で・・しつこい・・)飲ませていただきましたが、いやはや・・こんなエレガンスを海外メディアも理解できる下地を持っていることを再確認したような感じです。「確かに2017年より上」です。・・どこが違うか・・・?・・誤解を恐れずに・・ざっくり言ってしまえば、

「2017年ものはパワフルさを想像させるが、2018年ものは上質さだけが残る」

 そんなニュアンスでした。・・まぁ、ざっくり・・ですので勘違い無きようお願いいたします。

 そんな訳で、片っ端から栓を抜く訳には行かない数の少ない2018年ものです。お早めにご検討くださいませ。

-----
 ローヌの偉大な生産者、ジャン=ルイ・シャーヴの2017年のドメーヌ・ラインが到着です。いや~・・凄いです。全房の雄、グラムノン的ピュアさと、どこかラヤスを感じさせる官能感をも得た素晴らしい味わいです。圧巻と言って良いです・・何てったって、ドメーヌもののエルミタージュ赤白も飲んじゃいましたから・・。

「まるっとお見通しだい!」

と言いたいと思ってます。素晴らしい出来でした!

 因みに昨年末の香港のオークションでは、

1923 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約133万円
1952 エルミタージュ・ブラン ブティーユ 1本 約112万円
1945 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 1本 約265万円
1978 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約280万円
1978 エルミタージュ・ルージュ マグナム 1本 約180万円
1991 エルミタージュ・ルージュ ブティーユ 6本 約225万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 1本 約93万円
2010 エルミタージュ キュヴェ カトラン マグナム 1本 約200万円
2003 エルミタージュ キュヴェ カトラン 6L 1本 約490万円
1998 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約315万円
2000 エルミタージュ キュヴェ カトラン 3L 1本 約265万円
1990 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約450万円
1991 エルミタージュ キュヴェ カトラン ブティーユ 3本 約385万円

で落札されたと言うニュースが流れていました。

 でも3年ほど前には、Noisy wine でも 1978年のエルミタージュ・ルージュを7万円ほどで販売させていただきましたが、6本で280万円って、1本だと47万円・・何となく泣きたくなってきました・・。

■ドメーヌ情報
 2017年は2016年よりも天気は良かったが、5~10月まで雨がほとんど降らずに暑く乾燥した影響で2016年ほどではないが収穫量は少ない。スパイシーかつチャーミングで近年の中では飲みやすい仕上がり2018年も乾燥したが夏に雨がしっかり降ったおかげで葡萄は良く熟した。収穫量もそこそこでまだ若いがオイリーでエネルギッシュな味わいになっている。


 1481年に立ち上げられ、6世紀にわたってエルミタージュのワインを造り続けているこのドメ ーヌはモーヴの町に居を構えています。16代目現当主であるジャン ルイ シャヴ氏は温厚で真面目な性格で、畑での仕事を第一に考えています。所々に設置してある電灯の下に行かないとテイスティングコメントも書けないほどの漆黒と静寂に包まれた地下蔵から屈指のワインが生まれます。
 エルミタージュに使われる葡萄の畑は合計28haで赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまで待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。

 白は8割は樽で残りはステンレスタ ンク、赤は樽のみで醸造され、18~24ヵ月間熟成されます。エルミタージュに使われる葡萄の畑は赤白共にいくつかの区画に分かれています。それぞれ土壌に違いがあり、ワインに与える要素も様々なので別々に醸造されます。畑はローヌ特有の急勾配な斜面にあり、様々な土壌の畑にマルサンヌ種、ルーサンヌ種、シラー種、グルナッシュ種が植えられています。収穫する時期は周辺の生産者と比べて遅く、葡萄が充分に熟すまでじっくり待ち、収量もかなり抑えて凝縮した葡萄のみ収穫します。白は8割は樽で残りはステンレスタンク、赤は樽のみで醸造され、18~24か月間熟成されます。

「エルミタージュはアサンブラージュのワインである」
 というジャン ルイ氏の信念に基づき、区画ごとに醸造されたワインは試飲が繰り返し行われ、最後に神業の如きアサンブラージュによって仕上げられます。J.L. CHAVE SELECTION

ジャン ルイ シャヴ氏の「ドメ ーヌでは偉大なワインを、ネゴシアンではおいしいワインを」という想いに基づきながら、ドメ ーヌワインと同じように造られています。葡萄を買ったり、ドメ ーヌで使わなかったワインを使ったりと、テロワールを活かしながらもリーズナブルで飲みやすいワインを目指しています。


2022 Saint-Joseph Blanc Circa Jean-Louis Chave Selection
サン=ジョセフ・ブラン・シルカ ジャン=ルイ・シャーヴ ・セレクスィヨン

18634
自然派
白 辛口
フランス
ローヌ
サン=ジョセフ
ジャン=ルイ・シャーヴ

■海外メディア情報
◇2018年もの
 93 Points Wine Spectator
■エージェント情報
 ルーサンヌ種100%。以前に使用していた「Céleste」というキュヴェ名が他社商標登録のため2013年物より変更され「Circa」に。樹齢5~60年で畑は花崗岩土壌の「Mauves(モーヴ)」の区画に位置します。エルミタージュの白との味わいの違いは、エルミタージュが粘土質土壌で優しく柔らかいのに対し、サン ジョゼフは花崗岩土壌がハツラツさとミネラルを表現します。ビワやカラメルの香り、エキゾチックな甘旨味が美味しいワインです。現在は100%自社葡萄で造られています。
750ML 在庫  完売   ご注文数   本
¥4,780 (外税) 
【健康な黄色い果実がドライで濃密、テカテカなテクスチュアで「どよん」と重く無い、めちゃバランスの良い高貴種ルーサンヌ100%です!お買い得だと思います!】
 2021年のドメーヌもののエルミタージュ・ブランは滅茶美味しくて、「何でスコンと売れないのだろう」と・・プレゼンの下手さを棚に上げて、そう思っていた訳ですが、2021年ものの白に関してはブルゴーニュもかなりの確実で素晴らしく美味しいですし、この2022年ものシルカもまた、滅茶健康的なワインに仕上がっていました。

 2021年ものの冷ややかでエレガントな美味しさとはまた少し変わって、2022年は流石に良く熟し、グラマラスさと冷ややかな酸が同居、「つやっ」としたミネラリティがバッチリ載っていて飲みやすく、とても良い出来です。

 ここは花崗岩質なのでややフリンティなアロマが入ります。シャブリ辺りのフリンティさとはまた違った感覚で、透明でツルっとかツヤっと・・そんなイメージです。

 熟したローヌの白は結構に酸度が低い感じになるワインが多いはずですが、どうでしょうか・・ジャン=ルイ・シャーヴのワインがナチュール化している性か、もしくは土壌由来か、畑の個性か・・その辺は判断できませんが、

「なかなかここまで冷ややかに、酸をしっかり残した美しい白に仕上げる造り手は少ない」

と思います。

 甘く無く、でも果実感はしっかりでジューシーにも取れます。艶やかで冷ややかな・・クリスタル系のミネラリティがしっかり有ります。

 色彩も黄色がしっかり有り、その奥底に緑っぽいニュアンスが入って来ているように見えます。セレクスィヨンが始まった頃の写真と比べますと、もはや全く異なる質感に見えると思いますが、出来自体は相当にポテンシャルが高いです。価格も、アメリカの wine.com が41.99ドルと言うことで、現在のレート、155.84円で計算しますと、

「6500円以上」

ですから30パーセントも安く、他のショップも48ドル以上でして・・やはり日本は海外価格に比較しますとリーズナブルなのかなと思います。

 このクラスの極上のルーサンヌ100%のワインはまず無いと思います。ぜひ飲んでみてください。旨いです!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【これは美味しい!素晴らしい出来です!】

 例えば・・いや、以前も同じようなことを書いたに違い無いんですが、このルーサンヌ種100%の白ワインを南ローヌで造っているシャトー・ド・ボーカステルの2020年シャトーヌッフ・デュ・パプ・ルーサンヌ V.V.は、結構に高価でして3万円ほどするはず・・です。因みにアドヴォケイトでは97ポイント、ジェームス・サックリングさんは96ポイントと言う評点でした。

 まぁ・・この2020年サン=ジョセフ・シルカが同質であるなどとは・・言いません。ボーカステルのルーサンヌV.V.は果実感が化け物で・・まぁ・・半端無いです。好きか嫌いかは・・相当出るとは思いますが。良くも悪くもそのとんでもないゴージャスな果実をどう感じるか?・・と言うことになるかと思うんですね。

 シャーヴさんのこの「実はすでにドメーヌもののサン=ジョセフ・ブラン・シルカ」はそう言うスタイルではなく、ブルゴーニュ・シャルドネと同一のエキス系なフレーヴァーの出方をしています。

 敢えて言うならボーカステルは、ギイ・アミオのピュリニ=モンラッシェ1級レ・ドゥモワゼルをさらに濃厚にしたようなニュアンスで、敢えて言うならこの実際はドメーヌもののサン=ジョセフ・ブラン・シルカは、バシュレ=モノのピュリニー=モンラッシェです。・・イメージの話しですよ。

 ですから、ゴージャスなケーキとレモンティー位の差が有るかもしれませんが、このシルカでは無いものの、シャーヴのドメーヌものの赤の2020年サン=ジョセフは上値97ポイントですから・・まぁ、対象が同じでは無いので比較にはならないものの、何かちょっと引っかかりはあるんじゃないかと感じます。


 この2020年もののシルカが非常に良い出来でして、

「スペクテイター誌は93ポイント!」

付けているようです。

 色彩もに濃い目の黄色をしていて美しいです。もっともボーカステルのルーサンヌV.V.は、「まっ黄色」と言うのが相応しいほど濃いですが。

 それに・・そもそもサン=ジョセフは、ルーサンヌでは無く上質なマルサンヌを少量造っていたはずなんですね。ルーサンヌはもっと南が主体じゃないかと思っていたんですが、このシルカの存在で・・noisy のオツムのメモリに異常をきたしたままずっと放置されていますので、時折異常なことを言うかもしれません。

 少しマッタリとしていて、肉厚なニュアンスをノーズ、口内で感じます。甘く無くドライで、その肉厚感には細やかな石灰系ミネラリティを含んでいるようです。中盤も厚みが有り、柑橘とスパイスをノーズに還しながら、ビター感と酸がちゃんとある長めの余韻を感じさせてくれます。安いし・・旨いし・・言うこと無しです。

 6本入荷のところ、テイスティングしましたので販売は5本です。出来は非常に良いので是非、飲んでみてください。超お勧めします!


 以下は以前のレヴューです。
-----
【実質ドメーヌもの!・・さらに樹齢が上がって来ればドメーヌものに格上げするかもしれない??・・ルーサンヌ100%です!】

 良い出来でした!・・素晴らしい!・・と書きたいですが、物凄いマッチョなルーサンヌ100%の滅茶高級な・・いや、お高いワインも有りますから、そんなワインに比較するとどうなのかな?・・と言う部分も有って、少し遠慮しています。

 ただしそのような超高級ルーサンヌは、物凄く熟れている感じですがもっと酸は無く、熟し切った果実のニュアンスに溢れている・・と思います。もっとも・・noisy もそんなに何度も飲んでいる訳では有りませんで・・手に入り辛いし!

 こちらは花崗岩質が判るような、ちょっと「シャキッ」とした感じのミネラリティが感じられる味わいです。昨今のジャン=ルイ・シャーヴらしい、ほんのりとしたナチュラルなニュアンスも入って来ています。

 2枚目の写真はちょっと上手く撮れませんで・・色合いをかなり調整しましたので、黄色がやや強めに出てしまった感が有ります。ご容赦ください。

 それでも、いつもよりも黄色は強めに出ていまして、適度に果実は熟しつつ、酸もしっかり有る見事なバランスをしています。


 そもそもローヌの白ワインは・・昔は、

「必ず10年以内に飲め!」

と言われたものです。

 しかし昨今は様々にも技術が進歩して来ていまして、

「酸の無い、ちょっとダレた感じのバランスのワインがローヌの白ワイン」

と言うようなことは無くなって来ました。


 特にこのシレーヌは、ローヌの白ワインらしくアルコール分はやや高めでは有るものの、

「そのバランスの中で味わいの組み立てが出来ている!」

と思います。


 また、すでに自社畑の葡萄が100%と言うことで、将来的には「ドメーヌものに変更?」も考えられますよね。そんな時、もしセラーにこのワインが有ったら・・と考えると面白いんじゃないかとも想像してしまいます。


 これも10年以上、しっかり持たせられるポテンシャルが有ると思いますし、今飲んでも華やかなアロマと、リッチなフレーヴァーが心地良いです。是非飲んでみて下さい。お勧めします!



 以下は以前のレヴューです。
-----
【濃密なのに瑞々しい・・ルーサンヌの美味しさが全開です!】

 どこかのルーサンヌ100%のスペシャルなキュヴェは、もうとんでもない価格になっちゃってますが、こちらはタイプは違うものの、相当に高質に感じられるサン=ジョセフの白です。

 6~7年前なら、リーズナブルさだけで販売していたような気もしますが、今はもう、このワインの素晴らしさ・・と言うか、今回入荷のジャン=ルイ・シャーヴ・セレクションは神懸かり的に美味しいことをお伝えしないといけない・・むしろそんな使命感がしてしまうほどの出来だと思います。

 美しい黄金色をしています。ミネラリティは相当に高く、内部にではなく外部表面をコートしています。テクスチュアは滑らかですが、口内からノーズへと抜けるアロマはナチュラルさに富んでいます。それでいてビオ的なネガティヴさは一切有りませんのでとてもピュア・・。

 ピュアなだけのワインは結構に辛い場合も有るんですが・・酸が強くてね・・とか、ちょっと一面的な押し付けがましさがね・・みたいな部分ですね。言ってしまえば、そんな感じはセレクションには有った時も有ります。

 しかしながら、今回入荷のセレクションはどれも実に秀逸ですし、このシルカは非常に旨いです!

 数が無いので申し訳ありません。是非飲んでみて下さい!・・でもきっとエルミタージュ・ブランが飲みたくなっちゃいますよ。



 以下は以前のレヴューです。
-----
【サン=ジョセフ・ブランってこんなに美味しいの?・・と言ってもらえると確信しています!・・しかも2016年と2017年ものの違いは顕著ですが、どちらも美味しいのはなぜ?】

 2016年ものがちょっとキツイ写真になってしまいまして申し訳ありません・・。綺麗に撮れた2017年ものと色合いを合わせるように調整したらこうなっちゃいました。・・が、特徴は良く出ていると思いますので・・はい。

 2016年ものは、透明でカッチリとしたクリスタル的なミネラリティがクッキリ出た味わいで、2017年ものの白く細やかな石灰が多く出た味わいとは、少し印象が違うんですね。

 と言いますか、2016年のテイスティングは結構に前・・でして、

「ん??・・珍しく少し硬めかな?・・このバランスは滅茶美味しいけどローヌっぽいと言えるのかなぁ?・・」

などと思っていました。味わいは・・素晴らしいです。硬質でして、誤解を恐れずに言いきってしまいますと、ローヌのディディエ・ダグノー?・・みたいな感じです。

 ところがですね・・つい先日飲んだ2017年がまぁ・・白い石灰が繊細に、膨大な量・・有りまして、蕾や花、果実の表現が、今飲んでも滅茶素晴らしい・・んです。

「・・んまいな!・・これっ!」

と思わず言葉が漏れ出て来てしまいました。と、同時に2016年ものとの結構な違いにも驚いた次第です。いや、2016年ものが駄目だと言うんじゃなくて、硬質で美しいものと硬軟併せ持った美しいものの差・・と言うことですね。

 これ、比べて飲むと面白いと思いますよ。どこかエルミタージュ・ブランも同様のニュアンスが有ります。このサン=ジョセフ・ブランほどではないですけどね。


 だって・・これだけ色彩が違うんですから。ディディエ・ダグノーのワインの写真を撮ると、上の2016年もののように映ります。決して下の2017年もののようには・・ならないでしょう?2017年ものはどこまでも細かくしたような石灰とかのニュアンスが映り込んでいるかのように見えてしまいます。


 また、2016年ものからは、やはりピュアさ・・英語だとピュア・クラスと言うんですか?・・判りませんが、以前よりも膨大になってきています。すぐに判るほどの違いです。

 トンでも無く美味しいです。シャルドネばかりじゃ詰まらないじゃないですか・・是非トライしてみてください!超お勧めします!




 以下は以前のレヴューです。
━━━━━
【緻密でクリーミー!!プティ・エルミタージュ・ブランです!】

 どこを探しても2015年のシルカの写真が見当たらず、2013年ものだけで・・すみません。写真を撮った直後に処理しておけば良いんですが、中々予定通りには進みません。

 2013年ものは随分前に入荷したものです。徐々に減ってまして・・こんな感じの数です。勿論追加は有りません。

 2013年ものの、やや冷ややかな酸がしっかりと有る味わいに対し、2015年は少し若いですがゴージャスでやや柔らかみの有る酸です。

 プティ・エルミタージュ・ブランと言ってしまうのは、細かなニュアンスでは異なりますが、たっぷりとしていて豊満、オイリーでゴージャスな味わいを、ややスケールダウンした・・と言う部分では、許容範囲かな・・と思います。

 それでも緻密なニュアンスはエルミタージュ以上、土壌の違いからでしょうか、口内をフルにさせるようなパワーは及ばない・・と言う感じでしょうか。テクスチュアはむしろサン=ジョセフ・ブランの方が緻密とも思えます。もっとも、ドメーヌもののエルミタージュ・ブランは物凄く緻密ですけどね。

 勿論とてもドライで、やや軽快に感じるミネラリティがたっぷり有り、中域の膨らみも充分、白や黄色の果実は北のもの、南のものの混在です。

 マッチョで重くなり過ぎない、かと言って軽く無い、ちょうど良い感じだと思います。下の以前の記事は、南部のシャトーヌッフのルーサンヌと比較していますね。まぁ、ローヌ北部ですんでコート=ロティの方が全然近いですから、品種と言う観点からは下記の記事をご参考にされると良いと思います。是非ご検討くださいませ。


 以下は2011年の、名前は変わりましたが同じワインのご紹介分です。
━━━━━
【素晴らしいルーサンヌ!!トップにも肉薄!】

 ブルゴーニュ・ラヴァーが非常に多いnoisy のお客様には、一体どうやってこの素晴らしいワインをお伝えしたら良いのか・・頭を抱え込んでしまいたくなるようです。

 まず一般的なローヌのワインの、

「厚ぼったいイメージ」

は・・まず捨てちゃいましょう。ファーストノーズに香るアロマはオイリーで冷ややか・・まるでブルゴーニュ・シャルドネの超高級クラスのようですよ。

 サン=ジョセフと言う村・アペラシオンは北ローヌですから、南ローヌのシャトーヌッフとは違うとは言え、「ルーサンヌ種」 で超有名且つ超高価なワインが・・・有りましたよね?・・たまにご案内させていただいている・・

「シャトーヌッフ・デュ・パプ・ルーサンヌV.V. シャトー・ド・ボーカステル」

 がそうです。アドヴォケイトが100点付けたとかどうしたとか、非常に騒々しい中でのトップ・キュヴェですが、

「・・・美味しそうなのは判る・・でも、ルーサンヌって・・何よ・・?」

 と言うのが、我が愛しいブルゴーニュ・ラヴァーたちの率直な気持ちじゃないでしょうか。

「・・だって・・飲んだこと無いし・・」

ですよね?

 この、緑が透けて見えてくるような素晴らしい色合いをご覧ください。オイリーさも何となく見て取れるんじゃないでしょうか。

 中域の出方、膨らみはシャルドネとはちょっと違って感じられるでしょう。こちらのサン=ジョセフ・ルーサンヌの方がフレキシブルで、ブルゴーニュ・シャルドネの方が幾分タイトに締まっていると思います。ミネラリティも実にしっかりしていて、むしろこちらの方が滑らかで飲みやすい・・かもしれません。

 また酸の冷ややかさは特筆もので、

「おいおい・・本当にローヌかい?」
と思ってしまうかもしれませんよ。

 おそらく緻密な組み立て方が出来る能力をお持ちなんですね。ボリューム感は充分有るものの、力任せな部分を感じず、非常に精緻・・現状で非常に旨いです。

 ルーサンヌ100%で、しかもドメーヌものでのリリースでは有りませんが、このセレクションの畑も90%近くが自社畑だそうですんで、

「・・なるほど、完成度が高いわけだ!」
と頷かされました。

 価格も非常にリーズナブルと言えると思います。これより北に向かえばコンドリュー、シャトー・グリエ・・・そしてコート=ロティーと続く地です。是非飲んでみて欲しい素晴らしい高級白ワインです。お奨めします!