【自然派やエレガントなワインに高い評価を付け始めた海外メディアですが、「2020年ものは本当に特別に見えます!」とアドヴォケイトも高い評価で95~97ポイントでした!】
こちらも仕入れを失敗しましたので・・追加はございません。すみません。
シャトーヌッフと言うことになりますと皆さんは「ラヤス」と言うことになるのかと思いますが、数年前まではシャトーヌッフだけは即完売していましたが、それ以外のピニャンとかの下級キュヴェは売れずに残ってました。それこそデ・トゥール系はテイスティングさせていただいて販売しても残っていました。それが・・やはり火をつけたのはアジアの某国・・なんでしょうね。今まで普通に購入できるから安心して買わなかった方々が、今度は焦って買われ始めたので、下から上まで凄い勢いで完売するようになったのかと思っています。
ラヤスの2009年のシャトーヌッフ・レゼルヴなどは、アドヴォケイトも99ポイントと高評価、Noisy wine での販売価格は6万円台でした。
「・・高くなったなぁ・・」
と思っていましたが、今、海外でのリリース頃の価格だと思われるものを見ると何と1600ドルですから、最低でも1/3の価格で販売していたことになります。何だかモチベーションも駄々下がりです。
こちらも仕入れを躊躇していた性で少ししか買えなかったヌッフのクワルツです。アドヴォケイトは95~97ポイントと2019年ものを凌ぐ評価で、
「2020年ものは特別だ」
と言っています。
ですが、むしろル・クロ・デュ・カイユは四半世紀前とは違って自然派で冷ややかですから、ラヤスとは味筋が相当に異なるはずなんですね。
でもアドヴォケイトはこの2番目のキュヴェにも95~97ポイント、トップ・キュヴェには98~100ポイントとしているんですから・・
「PK氏が現役だった頃のアドヴォケイトとはだいぶ変わった!」
と言えますし、
「日本人好みのエレガント系の味わいも、ダレの影響でそうなったのかは判らないが、それなりに評価するようになった!」
のは間違い在りません。
今回も昨年に続けて飲めない数量で申し訳ありません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです
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【アドヴォケイトの評価を信じるならば、2019年ものはレゼルヴより・・クワルツ・・ですか?】 すみません・・レゼルヴ同様、仕入れをミスってまして、数が入りませんでしたので今のところは飲めていません。何とかなるようでしたらテイスティングして再度アップいたしますが・・。
アドヴォケイトは何と・・価格で倍にもなる「レゼルヴ2019」とあまり変わらない評価を出しておりまして、
「・・これならクワルツで充分か・・?」
と思ってしまいますが、ザ・ワインセラー・インサイダーではレゼルヴは99ポイント、こちらのクワルツは96ポイントですから、明らかに異なります。レゼルヴは圧巻レベル、クワルツは最上・・と言ったところでしょうか。
今のところnoisy的にも結果は出せませんが、このクワルツ2019年は、
「相当素晴らしい仕上がりになった可能性が有る」
とは言えるかもしれません。ご検討くださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【まさに水晶的なテクスチュアを持つ、滅茶滑らかな・・そして水晶を手に持った時の冷ややかなニュアンスさえ持つ素晴らしいヌッフです!】


美味しいです!・・ラヤスのヌッフの超官能的な、精神に訴え掛けてくるような味わいとは、やはり隔絶された世界です。
滅茶苦茶精緻で整然としていてピュアです。そこにナチュラル感がほんのりと漂います。決して濃度で勝負していないのは、noisy的には結構意外でして、もっと「樽」が利いていて濃いんじゃないかと想像していましたが・・全然!・・濃度勝負では無い部分はラヤスやアンリ・ボノーと相通じていますが・・。
しかしこのクワルツ、水晶と言う名のヌッフなんですが、もう名前が味わいまで表しています。
「もしかして、砂主体の畑で、その砂の正体は水晶の粒か?」
と思ってしまいたくなるほど・・つやつやしていて、滑らかで、冷たくて、光を得ては輝いています。
果実も若々しく、しかし青くなく、酸の美しい美味しさがそれを支えています。
「何が不足だと言うのだろう?・・」
などとも思ってしまいますよ。
ラヤスとの大きな違いの一つである「官能感」「熟成感」については、
「それは時こそが養うもの」
と言うような感覚なのでしょう。素晴らしいヌッフでした。是非飲んでみて下さい。お勧めします!
以下はシャトーヌッフ・デュ・パプ・レゼルヴ2005年のレヴューです。
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【久しぶりのル・クロ・デュ・カイユのトップ・キュヴェです!】 覚えておいででしょうか・・・。アドヴォケイトで2001年ものが満点を叩き出した、凄いシャトーヌッフです。ル・テロワールさんが存在した頃、リーズナブルなプライスながらも、品の有るパワフルな味わいで圧倒されたワインです。このところはどうなんでしょうか、日本に正規が有るのか無いのか・・・良く判りませんで、この数年間は、全く見る事も無かったアイテムです。たまにブローカーのリストに掲載されても、とんでも無く高価で・・(3万以上!?)手が出ませんでしたが、今回は正規品では無く、ブローキングでは有りますが、考えられないほど安く、しかもコンディションもとても良さそうです。
ル・クロ・デ・カイユのシャトーヌッフの畑は、ラヤスの北東に位置し、まさにシャトーヌッフのテロワールそのもの・・と言えますが、隣のシャトーヌッフを名乗れる畑はAOCの申請をしていなかったため、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュで出荷されていました。
2001年のレゼルヴは、ジャン=ドニが亡くなった時に皮肉にもアドヴォケイトで100点・・・でした。この2005年、とても良いヴィンテージでしたがアドヴォケイトでは95点・・・です。
まあ、noisy的には95点以上は、何点付いても同じかな・・・と言う感覚ですね。満点では無かった・・というだけが、意味の有ることなのでしょう。精緻な味わいが期待できるグレートイヤー・・2005年だと思います。