どうにもこうにも数が少ないので、noisy のスタイルからすると何ともやり辛くて困っています。今回の(も?)クロ・デュ・テュエ=ブッフは全部合わせても12本・・。それじゃぁどうにもならないので断ってしまうとすると、もう次からはお声すら掛からない・・・と言うことになってしまいますんで、さらに都合の悪いことになってしまいます。あのジュラの素晴らしいワインを造る「ロックミュージシャンのフィリップ・ボールナール」も、夜の六本木の即効演奏でハグした仲では有りますが、人気が出て売れるようになってしまったら3本とか良くても6本とかの入荷数に減らされ・・そんならいらん!・・と言ったら全く声が掛からなくなりました。売れるまでがnoisyの役割でそれからは・・のような気もして・・、まぁ考え過ぎなのかもしれませんが・・何だかな~・・です。
で、それでも今回はお声を掛けていただけたので、お裾分けいただいたと言うことですね。
当然ながら飲める数量ではないので、大昔の・・「ネゴスの頃のロモランタン」の記事を探し出しましたので、それをご参考になさってください。
以下は2005年のネゴスのロモランタンのレヴューです。
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【こ、これは・・かなり素晴らしい!】
なんだろうね・・・こんなにしっかりできたのは、ティエリーのロモランタンでは初めてじゃ無いでしょうか。大体、ロモランタンなどと言う品種を知っている人間がどれだけいるか判りませんが、かなりのマイナー品種です。絶滅しかけている、と言っても過言では無いでしょう。
しかし、シャルドネを一回りふくよかにしたようなニュアンスを持つ味わいで、
「どこがシャルドネと違うのか・・・」
などと考えてしまうと、夜眠れなくなってしまいます。
石灰系ミネラルがズ太くノーズを押し広げてくる。やや青っぽい草原のニュアンスと白や黄色のフルーツ香。ボディも良く膨らんでいて、基本的にドライでジューシー。かなり長い黄色いフルーツの余韻が有る。
基本ドライ・・・と書いた時は、甘さが全く無い、という意味ではなく、甘みは有るが表に浮いて出てこない・・という意味で使っています。ティエリーのワインの特徴でも有りますが、糖分を全く喰いきるような発酵のさせ方はしたことが無いと思います。
また、ティエリーもこのロモランタンは自信作・・と言っているようです。かなりの出来栄えです。無くなってしまうかも知れない品種を何とか残そうと頑張っています。で、どこにも問題が無いか・・・というと・・・、まあ、おそらく気が付く方はまずいない、と思うので・・言わないでおきます。普通は判らないです・・・(^^;; どうしてもお知りになりたい方は、是非ご購入、お飲みになられた上で、ご意見をお寄せ下さい。
そんなことはどうでも良いくらいの出来です。旨いです。飲んでみましょう!お薦めです。