【何で売れないんだろう?・・と不思議でしたが、ページにアップされてませんでした。軽妙ですいっ~と飲める、ヴァン・ド・ソワフなタイプです!】

一応・・2023年のヌーヴォーを2024年の夏に船便で持ってくると言うことで、赤と・・王冠の白はご案内させていただいたものの、
「このヴァン・ヌーヴォー・ブランは漏れてしまっていた」
のに気付くのが遅れてしまい、しかも・・
「写真がどこに行ったか判らない」
と言う状況になってしまったので、半年も遅れてのご案内です。申し訳ありません。
ですが、輸入の疲れも取れてちょうど良いかもしれませんで・・ピュズラ兄弟のソーヴィニヨン主体の新酒を半年寝かせたものです。
軽やかなミネラリティとすいっ~~と流れるような淡めの果実、瑞々しくピュアで非常に飲みやすいです。テイスティングは昨年の8月でしたので、まだ少し若い感じがしましたが、もはや・・
「飲んで良し!」
タイミングはバッチリでしょう。

冬のお魚が美味しい時期ですし、昨今は沢山種類のある「鍋つゆ」で鍋に仕立てた魚介など・・余り深く考えずに飲んで楽しめると思います。
言ってみれば、このクラスのティエリー・ピュズラのワインを2000年頃に初めて飲んで、
「ある意味、頭をガ~ンと叩かれたようなショックを受けた」
訳です。
とんでもなくフレッシュでピュア、身体に染みて来る感覚を受けた・・しかもリーズナブル・・
「・・なんなんだこれは!」
と。
それまでに飲んでいたワインとは、まるで異なるニュアンスに出会った・・それがピュズラのソーヴィニヨンだったんですね。
しかしながら今では「すっかり」慣れてしまい、その後3年間ほど、
「とんでもなく苦労した」
ことも、かなり記憶から抜け落ちています。
なにせ、
「到着すると吹いている、倉庫に入れるとコルクが飛ぶ、段ボールを開けてボトルを見ると半分しか入っていない」
・・まぁ、今なら笑い話ですが、
「半分しか入ってないなら半額でいいから・・」
と笑えない半分本気の話しが、本当に有った位です。
軽妙で飲みやすく、ビオ系だがアヴァンギャルドでは全く無い・・ピュアでナチュラルな味わいです。ぜひ飲んでみてください。お薦めです。
以下は同種と思われるヴァン・ブランの以前のレヴューです。
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【臭く無い・・ハツラツ過ぎないソーヴィニヨン・ブラン!ピュズラ家のセンスが光ります!】
そもそも、ピュズラのワインは、そんなに「ハデ」じゃ無いんですね・・ティエリー本人の外観とはちょっと違っていて?・・結構に日本人的。「奥ゆかしさ」を感じる味わいのワインがほとんどです。
まぁ、時に「サヨナラ」などでは結構にハデなことをやっていた部分も有りますが、そもそも・・noisy たちがティエリーの自然派ワインに触れ、最初に、
「いいなぁ・・これ・・」
と感じたのが「ソーヴィニヨン・ブラン」なんですね。
なので、皆さんとはちょっと違う感覚でいるのかもしれません。
最高品質の葡萄を使う・・と言うポジショニングのワインでは無いんですが、
「このベースのソーヴィニヨンを如何にバランス良く造れるか?」
と言うのが、彼の基本だったと感じています。
だからこの、時にノスタルジーを感じさせてくれる「Vin Blanc」の茶文字、緑文字の白ワインには、noisy も何となくやられてしまう部分が有るかもしれません。大昔、合田さんたちと差しで飲んだ緑文字のシャルドネは何とも言えず美味かったです。決して高いワインじゃ無いけれど、造り手の技量を感じさせてくれる熱いワインでした。
このヴァン・ブランも、ソーヴィニヨン独特の青さを消すのではなく、角の無いものにして、伸びやかで柔らかいナチュラルな味わいに仕上げています。ほんのちょっとだけ早いですが、
「輸入の疲れが取れれば綺麗にまとまる」
のが想像できますので、この8月の終わり頃には仕上がるでしょう。
美味しいと思います。是非飲んでみてください。お勧めします!