フィリップ・パカレ
メゾン・フィリップ・パカレ
フランス Maison Philippe Pacalet ブルゴーニュ
● 待望の2007年フィリップ・パカレ第一陣が到着です。ピノの大物は2009年の5月頃のリリースとのことで、今回はシャルドネ8アイテムとペルナンの赤1アイテム、計9アイテムのご紹介です
◆2007年パカレ第一陣総評
(今回は赤が1アイテムなので結論を出せず、総評は白のみとさせていただきます。)
2007年のフィリップ・パカレの白は、凄かったです。秀逸且つ超重量級のオンパレードでした。しかしながら、樽の香りが強いということが無く、とことんまで美しいもので、再度惚れ直した感じがします。
2005年の白もそうでしたが、酸度のレベルが滅茶苦茶高く、それに負けないだけのミネラリティが有り、その中には表情の元になる要素がたっぷりと結合していました。我々はその漏れ出した一端を見ただけに過ぎないのですが、ほとんどのアイテムが「飲めるバランスにあった」のが・・・驚異的です。
単純に、
「買うべきか買わないべきか?」
と聞かれたら、
「絶対に購入すべき!」
と言うでしょう。(まあ・・・ワイン屋が言うことですから・・という点はさておき・・)
また、
「いつ飲むべきか?」
と聞かれたら、
「好きなときに飲めば良い!」
と応えるでしょう。それだけ2007年のパカレの白にはポテンシャルが有り、秀逸すぎるほどのバランスが有ります。
では、
「超お奨めのアイテムは何か?」
と聞かれたら、
「サン=トーバン・アンルミイィ」
「シャブリ・ボーロワ」
「ムルソー」
「ピュリニー=モンラッシェ」
と応えるでしょう。中でも昨年はさほどでもなかったシャブリ・ボーロワは、とんでもないレベルのポテンシャルを秘めていると思います。
「ん?コルトン=シャルルマーニュはどうなの?」
と聞かれたら、
「今でも美味しく飲めるが、勘違いされると困るのでこれだけは最低5年寝かすべき!」
と応えるでしょう。今でも充分に旨いが・・・余りに球体過ぎて、滅茶苦茶旨いACブルのシャルドネだと思われかねません。
「じゃあ、今までリストされてないアイテムはお勧めじゃ無いの?」
と聞かれたら、
「そんな事は無いが、ポテンシャル的にはリストしたものよりは僅かに落ちる。比較対象としての購入はとても面白いはず」
と応えるでしょう。
まあ、そうは言いながらも、一番安いモンテリーも、2006年ものとは大違い!素晴らしいですので、プライスから言ったらこの選択肢も当然有ります。全アイテムを扱いますので、是非ご検討ください。
なお、アイテムによりましては3月2日より出荷、最短3月3日到着とさせていただきますのでご了承ください。お奨めいたします。是非ともご検討くださいね。
●2007 Corton-Chalremagne Grand Cru
コルトン=シャルルマーニュ・グラン・クリュ
【脅威のポテンシャル!!】
全く開かない。しかしまん丸の球体。滅茶苦茶旨いACブルとして飲んでしまう。積層したミネラリティ。ミネラルを目一杯溶かしこんだ液体。コメントのし様が無い・・・。
これは・・・かなり置かないと難しいでしょう。ポテンシャルはとんでもないレベルで有ると思います。しかし・・・これは「まるい石」そのものです。5~10年は掛かると思います。
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