【シャンボールらしい、やや淡い色合いに照り!30年以上前のシャンボール村名です!】
ジュヴレに本拠を置くピエール・ブレの古酒です。ジュヴレのクロ・ド・ラ・ジュスティスは若いころ、随分と気に入って飲んだものです。何せPKさんの推しが強めで、しかも価格が安い。そのうえ古酒が多いものでして、ピエール・ブレでブルゴーニュや古酒のお勉強をした・・と言う側面も有ったと思います。
それでも1万円以内位で20年前のワインを飲ませてくれていたピエール・ブレですが、流石にこのところは価格も上昇してきました。
今回は1983年と1988年ですから、そろそろ40年を目指そう・・と言うシャンボール村名ですんで、この位の価格は仕方が無いかと思いますよ。
仮に40年で2万円だったとしたら年間500円です。そう考えればめっちゃリーズナブルでしょう?1983年ものなどは年間400円、切っちゃってますから、ほぼ一日1円ですね・・。
ところで今回のアイテムは飲んでおりません・・何せ数はごく少量です。
1983年ものは液量はたっぷり目・・と言うか、普通です。古酒としては多目だと言えます。色合いもシャンボールらしい、やや暗めのやや淡い色合いです。マイケル・ブロードベント氏のワイン・ヴィンテージ案内によれば、1983年のブルゴーニュの赤は星2~3つ(五つ星が最高)です。
1988年ものは・・ものの見事に液量はパンパンに近いです。たっぷり目どころでは無いほど入ってます。色合いは1983年と余り変わらないように見えます。マイケル・ブロードベント翁によれば満点の五つ星で、1978年以降の最高の年のひとつです。
まぁ、この手のヴィンテージ評価は、公開されているものによりマチマチです。日本最大のアルコールメーカーで有るS社のヴィンテージチャートでは、1988年は「とても良い年」、1983年は「やや難しい年」とされているのを確認し、でも・・その間にある1985年の評価が目に入ったとたん・・
「・・はぁ?・・やる気、有ります?」
と、ちょっとビックリしてしまいました。1985年のブルゴーニュ赤は「普通」だそうです。
おまけにその間の1984年は掲載すらしていない・・まぁ、たしかに酷い出来の年では有りましたので、すでに品物自体がほぼ存在しないとしても・・ね。それに、1985年は非常に良い年だと言うような理解をしておりましたが、「普通」と言うのはまた・・どんな背景からそうしているのか、訊ねてみたいものです。
と言う訳で、余りワインの説明にはなっていませんが、長寿で有ることは間違いのない「シャンボール=ミュジニー」の古酒です。
いや、「他のアペラシオンと比較しても長寿だ」と言っているのはおそらくnoisy だけです。他では聞いたことが有りません。何でそう言わないのか・・訊ねてみたいものです・・(^^;; ご興味のある方へ。