【ロッシュ・ド・ベレーヌでのヴィエイユ・ヴィーニュの規定が変更になったため、「キュヴェ・レゼルヴ」と名称変更。相変わらずのコスト・パフォーマンスを見せてくれます!】

今や2000円そこそこで買えるブルゴーニュ・ピノ・ノワールは絶滅と言って良い状況ですが、もう・・長きに渡り、このプライスを保持しているのは凄いですよね。頭が下がります。
2017年ものまでは「ヴィエイユ・ヴィーニュ」でしたが、樹齢が35年以上と言う規定で、それ以上の平均樹齢である場合に「ヴィエイユ・ヴィーニュ」を名乗っていました。
2018年ものからは樹齢50年以上を「ヴィエイユ・ヴィーニュ」表記するように変更したとのことで、「キュヴェ・レゼルヴ」に名称も変更されたとのことでした。
ですので、中身の設計に基本的には変更無しと思ってください。
しかしながら広域のA.C.ブルですので、ロット毎に味わいが異なるのは、この手のワインの特徴でも有ります。なので、一度飲んで・・
「ん~・・タイプじゃないかもな~・・」
と思われても、再び購入してみると、
「・・あれ?・・随分旨くなってる・・」
と気に入っていただける可能性も多く在ります。
今回のロットはポマール風・・かなと思います。今まではライト系の「ヴォルネイ風」の場合が多かったです。エキスが綺麗に出て、酸の美しさが光る味わいでした。言ってみれば冷ややかな酸でハッキリした味わいです。
2018年ものの今回ロットは、それまでとはやや異なり、僅かに暖かめで鉄分も感じる・・ポマール村名っぽいニュアンスです。尖がった感じが有ったのが今までで、丸みを帯びた感じが今回ロット分・・と思っていただいて結構かなと。
いずれにしましても非常にコストパフォーマンスの高い見事な味わいでした。難点を上げるとすれば、現状では少しだけ若さもにじむことでしょうか。ご検討くださいませ。お勧めします!
以下は以前のレヴューです。
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【大人気のブルゴーニュ・ピノ・ノワールがヴィンテージ更新して到着します!・・すみません、まだ飲めてませんがまずはご案内だけ!】
noisy も呆れるほどの売れ行きでして・・いや、何よりもエレガントで美味しいし、このプライスですからね・・売れない訳が無いんですが、2015年は今年の1月に入庫していたのに見落としてまして・・実質、4月からの販売でした。
でもその後は、何度在庫をアップしても即座に完売と言う状況で、6月半ばにはエージェントさんの在庫を売り切ってしまいました。
で、新着をご案内する前日になってから、
「2016年ものが入荷し本日より出荷です・・」
と案内をいただきまして・・もう一日早ければ、何とかテイスティングしてポテンシャルを取り、ご案内出来たのに・・と・・。
ですので、
「・・ロッシュ・ド・ベレーヌのピノ・ノワール2016年、兎に角飲んでみたいぞ!」
と思われた方に、まずご案内させていただきます。
テイスティングは今週末位になるかと思いますが行って、ページの内容を書き換えるつもりです。
まぁ、もう随分と長いこと扱わせていただいており、お客様の信頼も厚く完全に定着していますので、
「・・もう無くなっちゃったよ・・」
とおっしゃる方が多いかもしれないと思っています。いつも美味しい・・この価格が信じられないロッシュ・ド・ベレーヌのピノ・ノワールです。是非お試しくださいませ。
以下は以前のレヴューです。
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【やっぱり美味しい!!このコストパフォーマンスの凄さ、感じてみてください!】
ようやっとの2015年もの、ロッシュ・ド・ベレーヌ・ピノ・ノワールが入荷しました。2014年ものが切れて久しいですが、実はすでに入荷していたものの・・ミスで登録がされていなかったんですね。申し訳ありませんでした。
まぁ、美味しいのは判り切ったことなのですが、さっそく開けてみました。
やっぱり良いですね。ヴォルネイバランスの見事な味わいです。ヴォルネイバランス・・などと決めつけていますが、飲めばきっとそう感じていただけるものと思いますよ。
例えばジュヴレのような、ちょっと粒を感じる複雑な味わい・・と言うのではなく、ほぼ粒を感じさせないシルキーで伸びやかなテクスチュアに織り込まれたチェリーのニュアンス・・軽やかな石灰感、ほんのわずかな鉄っぽさが、ヴォルネイを感じさせてくれるんですね。
それに、2015年だから・・と、特別に「果実がたんまり!」「ほんのりと甘く」などと言うことは全く無く、いつものように、出っ張るところが無く、欠損がまるでない・・と言う、優等生スタイルです。
優等生は大抵の場合ちょっと鼻に付くものですが、けっして出しゃばってこない子なんですね・・。
まぁ、有り得ないコストパフォーマンスでしょう。このプライスで見事にテロワールも、自身のスタイルも感じさせてくれ、ものの見事なバランスを見せてくれるんですから・・。
エージェントの担当さんが言うには、
「このクラスは非常に引きが良く、特に(フランス国内も含め)レストラン関係に多く出荷されるので、赤字覚悟で造っているらしい・・」
とのことです。
本当かどうかは推測するしかありませんが、この「エレガンス」と「個性」を感じさせてくれる、コンディションが良く、お財布にやさしいピノ・ノワールは、
「ロッシュ・ド・ベレーヌに尽きる」
と断言できます・・現状で!
これからどんどん良い感じに仕上がってくるでしょう。勿論、今飲んでも非常に旨いです。ぜひご検討くださいませ!
P.S.写真は色合いについての加工は一切していません!とても綺麗ですよね!
以下は以前のレヴューです。
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【わ~お!!!】
何とか数量を確保しようと・・何しろ2011年のこのブルゴーニュ・ピノ・ノワールV.V.が底を突いてしまいましたので、2012年なら有るかと思いきや・・
「やはり2012年は圧倒的に少ない」
ようで、年末にまた少々入ってくるようなんですが、売れるようになるとエージェントさんも「惜しい」ようで、中々分けてもらえなくなってしまいました。
なのでどうやらこの先の追加が無いとするならば、この2ケースで終わってしまうかもしれません。
それでも先のことは先の話し、美味しいのは間違いないにせよ、取りあえずテイスティングしてみると・・・
「ブラボー!!!」
この味わいはまさにヴォルネイ村名・・・少し2008年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールのような、水羊羹にも似た雰囲気を持ち、雅なヴォルネイの赤い果実をしっかりと表現しています。
少し若い部分は有るんですが、
「・・だから・・何?」
これだけの果実のバランスを見せてくれると、そんなことは全く問題に成らないとすら感じてしまいます。
2011年も旨かったですが、2012年は低収量ゆえの高質さを感じてしまいました。
こんなワインが今でもこの価格ですから・・・noisy のところのベストセラーであるのもご理解いただけると思います。ピュアでエレガント、雅なACブルゴーニュです・・品切れ御免!でも出きるだけ努力して変えるようにいたします!飲んでビックリしてください!一推し!
以下は2011年の同じワインのコラムより転載しました。
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【ニコラの感性が滲む見事な味わい!!】
このところ、ニコラ・ポテルの作品を何度か続けてご紹介していますが、その理由は・・何と言ってもワインの味わいが良いのが第一。
しかしながら、一時180円ほどまで上がったユーロが逆転して100円ほどに・・・。
ワイン屋にとっては有りがたいユーロ安円高の期間は、余りに短いものでしたし、
「
一度上がった蔵出し価格は滅多に下がらない」
ですから、レジョナルクラスのブルゴーニュでさえ、トップドメーヌは余り造りたがらないにせよ、5千円は当たり前、4千円台なら良心的、3千円台はアベレージクラス以下のワイン・・・のようになってしまっています。
なので、何とかリーズナブルにピノ・ノワールを楽しんでいただきたい・・と言う気持ちは有るにせよ、中々眼鏡に適う造り手やアイテムを探すのが難しい中、ニコラ・ポテルに戻ってきてしまった部分も有るんですね。
実際に、この間ご紹介のコルトン=ルナルド特級、マルコンソール1級、レ・スショ1級などは超一流のドメーヌに全く引けを取らない味わいで、飲まれた方も、そのコストパフォーマンス以上のパフォーマンスに驚かれたことと思います。
そんな中、満を持して・・正規エージェントと交渉の上、ある程度の量を購入する約束で条件をいただいたのがこのブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2011なんですね。
前回までの1級、特級クラスには、当たり前ですが及びませんが、まず、こんなプライスのACブルが、直近の輸入ではほぼ有り得ないことをご理解ください。
そして味筋ですが、ヴォーヌ=ロマネ風の柔らかなテクスチュアを持ちつつも、ヴォーヌ=ロマネほどの温かい酸では無く、ニュイ=サン=ジョルジュ的にややタイトに後に長く伸びてゆくもので、果実も黒系に赤系が混じるバランスで、ややワイルドなニュアンス混じってきますので、ワイルドベリー、もしくはアメリカンチェリーに動物系のスパイスが混じって来ます。
判りやすく言えば、ジュヴレとヴォーヌのニュアンスを半々に、もしくはモレ2/3とヴォルネイ 1/3 に・・した感じでしょうか?・・実際にはボーヌ近辺の畑じゃないかな?とは推測しますけど。
因みに正規エージェントの案内文には、
「ステンレスタンク100%」
とか書いてあり、おそらくネットでもそのまんまが流されていることと思いますが、エチケットには
「Eleve en futs chene」
と有りますし、飲んだニュアンスにちゃんと樽由来の香り・味わいが有りますので、フレンチ・オーク使用で間違いありません。そして、ノン・コラージュは間違いないですが、軽くフィルターはしてると思います。
豊かさが有り、ピノ・ノワールらしいエレガンスと、ピノ・ノワール特有の美しさが有ります。 現在は黒系が頑張ってますが、ニコラお得意の赤系のニュアンスが、春に向けてドンドン出てくる感じがします。かなりの出来栄えだと思いますがいかがでしょうか? 美味しいワインを見つけるのは、ある程度の能力があればそんなに難しいことでは無いと思いますが、そこに・・・
「デイリー価格で・・」
などと修飾が付いてしまうと、かなりの困難を極める作業に成ってしまいます。ようやっと見つけたリーズナブルピノ・・・ぜひとも飲んでいただきたいと思います。超お勧めです!!