【やはりこのプライスと品質を維持する努力は素晴らしい!】--まだテイスティング出来ていませんので、完了次第に書き直します。以下は以前のレヴューです。

今の世の中には様々な職種が有って、「何とか関係」としか説明し辛い商売から、
「ITです。」
などと短い言葉で通用するような、最先端?な業界で働く方もいらっしゃるかと思います。noisy も、言っちゃえば「酒屋の親父」に過ぎない訳ですが、ちょっとハイカラに、
「ワインショップ経営」
などと粉飾すれば、少しでもワインに興味さえもっていただいていらっしゃれば、
「(お~・・すげ~・・)」
などと、何となくは良さげに思われているのかもしれないのですが、実際にやっていることと言えば、
「超ブラック」
に終始する訳で、ましてやそれを自分以外に方向を向ければ、仮に自分の息子でさえ、「ふざけんな」と言うような短い言葉で切れられて終わり・・と言うことになろうかと思っています。
まぁ、さすがにこの歳になってくると、段々目も見えなくなりつつあるし、中々疲れは抜けないし、アチコチ痛いし・・(^^;; 良いことは何も無いですが、それでも何とか目の前の「やらなくてはならないこと」を一つでも片付け無いと全く先に進めないと言う状況に自身が追い込まれる訳ですね。
さすがに1週間に一度の新着のご案内と言うのは、まぁ、ショッピングモールに出店のショップさんなら当たり前・・と言うか、少ないくらいなのでしょうが、自分の言葉で自分の勧めたいものを販売したいなどと見栄を持っているものですから、さらにはとんでも無い状況に追い込まれてしまう訳です。
美味しいのは判っているロッシュ・ド・ベレーヌのこの2015年のシャルドネも、
「少し若いだろうが悪い訳が無いのできっとこんな感じの仕上がりだろう・・」
と想像したことを確認するに過ぎないテイスティングでは有っても、やはりそこには新たな発見が有ったり、
「質を落とさず価格を上げず・・まっこと頭が下がるなぁ・・」
と言うような印象をさらに深くしたものです。
1週間に一回のペースをほぼ崩さないで新着を出すと言うことは、noisy が一人で一枚一枚、手作業でご紹介ページを書いていたら、とてもじゃないが7日間、書き詰めたとしても無理が有りますんで、
「データを入れ、写真をアップし、ポチっとボタンをクリックすると自動的にWebページが出来上がる」
ようにした訳ですね。これなら分業が可能になる訳で本当に楽になりました・・と言うより、今までがま~ひどいものでしたんで。
しかしながら、そこにたどり着くまでには、苦悩の日々を送らざるを得ない状況に追い込まれていた訳でして、来る日も来る日も、慣れないプログラム作成とバグ出しの繰り返し、そしてまた書き直し、バージョンアップと、悲惨な日々だった訳です。
でも考えてみれば、ワインを造って市場に出す・・と言うことも、どこか似た様な感じなのかな・・と感じることも有り、
「結局やっていることは同じか?」
などとも思っている訳です。
このニコラ・ポテルが擁するロッシュ・ド・ベレーヌ、シャルドネも、質を落とさない努力、価格を出来るだけ変えない努力、早くから美味しく飲めるように設計し実現する努力などと言う部分を、テイスティングから感じてしまいます。
勿論、ようやくでは有りますが2015年ですから、今までの2014年のような滑らかさ、膨らみと言ったようなニュアンスには届かない訳ですね。
しかしながら、
「若いが故に持っている良さ」
が代わりに備わっている訳です。
むしろ現段階においては、魚介系の食材には見事にマッチする「フレッシュさ」が有り、二次発酵由来の、時に、
「・・あぁ・・これが無ければどれだけこの刺身は美味いんだろうか・・」
などと残念がることも無い訳です。
しかも、滑らかさがもっと欲しければ、時間を少し掛けつつ楽しめば良い訳ですから、単に2014年ものの持つ丸さや複雑性を求めることは無いんですね。そしていずれ・・2014年もの以上に、そのように育って行く訳ですから・・。
何かちょっとクドイ文章で申し訳ありません。良いワインだと思います。今は2018年5月ですが、滑らかさを求めるならルモワスネのブルゴーニュ・ブラン・ルノメ2014年の方が良いかと思います。でもこれからの魚にはこちらの方が良いでしょうし、秋口を越して行くタイミングでは、かなり滑らかさや複雑性も出てくることでしょう。お勧めします。ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【さすがニコラ・ポテル!シャルドネV.V.も非常に旨いです!!!】
ニコラ・ポテルのネゴシアン・ライン、ロッシュ・ド・ベレーヌの2014年にヴィンテージ更新したシャルドネV.V.です。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワールV.V.の方は Noisy's のベストセラーでして、在庫が3ケース切ると不安になるし、新着のたびに3~6ケースの数量を入れておくのですが、すぐに完売してしまう状態・・。
まぁ、飲んでいただければお判りかと思いますが、ポテンシャルが確実にプライスを上回り、かつ、現状の味わいも上級クラスを喰いかねないものですので、
「出来るだけ切らしたく無いアイテム」
になっているんですね。
徐々に温かくなってきたので、シャルドネも美味しい季節になってきたこともあり、久し振りに白も扱うことにしました。
「何てったって安い!」
「バランスが素晴らしい!」
「高級感が有る!」
これは、ピノ・ノワールV.V.譲りです。ピノの方が非常にヴォルネイっぽい味わいですが、こちらはボーヌ・ブラン的なミネラリティで、チョークのニュアンスに富んだ、やや締まった味わいです。
ただし、クラスは下でもブルゴーニュはボーヌと思われる地域の高級シャルドネですから、飲むタイミングで結構味わいが異なるかと思います。現状、ややタイトな、フラワリーなアロマをブイブイ出してくれていますが、気温の上昇とともに・・
「どっちに触れるかな・・・?柔らかい方か、さらに締まるか?・・」
それでも二千円台前半のプライスが、どっちに転んでも・・

「・・ちょっと締まってきたかな・・・でもこれなら納得!」
という結果を出してくれると思います。
白や黄色の花、果実、蜜、ミネラリティは白っぽく、透明感も備わっています。中域もそれなりに膨らみ、ブルゴーニュ・シャルドネならではの押し味とリニアなカーブを持つ余韻が有ります。美味しいシャルドネです!是非飲んでみてください!お奨めです!