
余りにもシャーマン13が美味しいので、昨年の末にも扱った「クリュ・シリーズ」を喰っちゃうんじゃないかと・・思ってしまいました。しかしながら、やはり美味しいシャンパーニュには目が無い noisy は、
「去年ご紹介したブラン・ド・ブランのアヴィーズ・エ・クラマンも味わいが乗って来て美味しくなってるはず!」
とばかりに・・飲んでみました。決してお客様には、
「そんなことしちゃダメ!」
と釘を刺しているはずの、到着日のテイスティングです。
・・だって・・そうしないと、とってもじゃないが「間に合わない」んですよ。美味しく飲むのが主眼では無いので・・とは言いながらも、荒れているとね・・気持ちも少し萎えてしまうのは事実です。
ところがですね・・滅茶美味しかったんですよこれ・・。この泡質・・見てください。非常にクリーミーです。滑らかで泡持ちも良い。まぁ、確かに到着日の夜のテイスティングですから、泡の粒は若干揃ってないですが、それでもバッチリ・・持っているポテンシャルを伝えて来てくれました。
香りは非常にピュアです。ナチュラルさも持っているんですが、ナチュラルさよりもピュアさが前面にしっかりあり、しかも香りの上がりが速いです。繊細なフルーツ、フルーツの皮、グラン・クリュのシャルドネの持つ実に高貴なニュアンスが漂います。アヴィーズは前面に、クラマンはやや後方で支えているかのように感じます。
非常にドライで、細やかな起伏のある、ややタイトに締まったブラン・デ・ブランらしい味わいですが、やはり「らしい」気品ですよね。ここはブラン・ド・ブラン好きならお判りいただけるかと思います。
そしてやはり泡質・・です。非常に滑らかですしね・・クリーミーです。

液体の質も極上です。軽やかですね~・・雅です。冷涼さを感じさせつつ、酸の美しい張りを見せつつ、
「す~っと喉を目指す」
んですね・・。心地良いです。
そして帰って来るアロマはノーズを抜けて行きます。これがまた良い!・・シャルドネならではの気品高いノーズです。
いや~・・飲んじゃいますね~・・。3人だとあっと言う間に無くなります。でも、飲んだ後も・・
「身体が軽い!」
です。
ここで、このシャンパーニュが非常にナチュラルだということを再認識しますね。酔いが非常に軽いんです。
やはりこのような繊細かつナチュラルな味わいのシャンパーニュには、繊細な味わいの料理を合わせたい・・かな・・と思います。昨年ご紹介の「パルク」も非常に判りやすい味わいで大人気でしたが、こちらは、
「超繊細な細やかな起伏で感性をしっかりしてくれる」
コート・デ・ブランのブラン・デ・ブランでした!素晴らしいと思います!是非飲んでみてください。・・あ、昨年のとはデゴルジュの時期が違いますんで、味わいも異なりますよ。超お勧めです!