【やはりシャーマンG.C.はいつも美味しいです!非常にドライなのにエキスのむっちりした旨味、スッキリと伸びつつミネラリティが還って来る素晴らしい味わいです!】

良いですよね~・・シャーマン!・・安定のナチュラル・シャンパーニュです。ビオが出しゃばることなく、ただただ本当に自然・・と言うかニュートラル。スピードの速いアロマは抜栓と同時に振り撒かれます。
シャーマン15は泡質もかなり良いですし、泡の持続性も結構に有ります。この写真、実は到着当日に開けたものです・・信じられないでしょう?細やかな泡、そして肌理もそこそこに揃ってます。シャンパーニュの写真を結構撮られる方ならお判りかと思いますが、シャンパングラスならまだしも、ブルゴーニュグラスに注いでこのような写真を撮るには・・もう撮る準備をしておいてから、グラスに注いで速攻で撮るしかないんですね。でも、それだと、泡が盛り上がっている最中の写真になってしまって変動が大きく、結構失敗したりします。
今回のシャーマン15は、非常に良く出来ていると思いますよ。ピノも鈍重にならずに旨味と華やかさを出してくれていますし、1/4ほどのシャルドネもピノと喧嘩せず、相乗効果が出ているように感じられます。
味わって長く転がしても良し、とりあえず喉の奥に流し込んでゴク味とノーズに還って来る非常に心地良いアロマとともに楽しんでも良しです。オールマイティーな美味しさと言えるでしょう。

左の写真は、上の写真を撮った後にシャンパーニュを足して撮ったものです。・・そういうことをするとバレてしまうんですよ・・。泡立ちが粗くなりました・・よね。
でも、泡の下のシャンパーニュの色を撮りたかったので、そんなことをしてみました。
マルゲのシャンパーニュに共通しているんですが、
「・・実に色合いがクッキリとして透明感が有る」
と言うことなんですね。
これ、却って泡が完全に消えてからの方が良かったな・・と反省しているんですが、シャンパーニュの泡無しの色合いも、実にセクシーなんですよ。このところのマルゲのどんなシャンパーニュを開けても・・同様に見えるんですね。何というか・・難しいんですが、金属系のミネラリティが入ったような色・・と言いますか、シルバーとかプラチナに似た色が入ったような・・と言いますか、独特の美しい輝きを持っています。
2枚目の写真を見ていただくと、そんな感じがもしかしたら・・受け取れるかもしれません。
非常に素晴らしいシャンパーニュだと思います。是非飲んでみてください!お勧めします!
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【滅茶ピュア!・・2013も美味かったですが2014年も超えて来ます!・・でも、この価格で売れるには最後かと。次回入荷分は1000円は上がります。】
ピュア感、ナチュラル感に長けたピノ・ノワール主体にシャルドネをセパージュしたシャーマンです。毎年かなりの人気を得ています。グラン・クリュの葡萄でこのプライスですからね。売れるのも判ります。
でも、ラシーヌさんの担当から変な要請が有ったので・・ヨクヨク聞いてみると、
「12月分入荷販売のシャーマン14は価格が異なるので、11月中に引き取ってくれませんか?」
と言うことなんですね。
このところのユーロの高止まり、そして130円近辺まで徐々にアップしてきちゃいましたので、その影響も有るかと思います。売れ線なので出来るだけ堪えて欲しいところでは有るんですが・・。仕方が無いかもしれません。
そしてやはりマルゲですから・・あのサピエンス2008年を飲まれた方なら期待しちゃいますよね?・・ぶっとぶ旨さですから・・。
で、このシャーマン14も、そのサピエンス2008の姿を彷彿とさせてくれるか?・・な?
いや、確かに遠くには見えます。それは間違いない。ノーズの・・後を引くような高い周波数の部分に、あのサピエンス2008は見ることができるかと思います。でもそれはサピエンス2008を飲んでいるからで有って、シャーマン14のみからは、とてもたどり着けない領域です。
シャーマン14を貶している訳ではありません。素晴らしいですよ・・こんなモロに低価格・・と言って良いプライスなんですから。価格はほぼ5.5~6倍・・・それにはそれだけの理由が有るってことですね。
今回もまた、時間が無い中で到着した日に開けていますので・・すみません、写真の泡が荒れていますね。シャンパーニュはそういうところ、非常に正直なんですよ。1週間でも休ませることが出来ればだいぶ違うんですけどね。
でもそのお陰?で、やや黄色味がかった、ほんのりと黒葡萄の影響を受けたような色合いがちゃんと判ります。2013年にも増して良い出来かな?・・と感じました。飲んでみてください。出来ればちゃんと休ませて・・飲まれるまで立てたままにしておくと良いですよ。ご検討くださいませ。
以下は以前のヴィンテージのレヴューです。
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【滅茶美味しいです!エキスの集中度!ドザージュ無しなのに旨みたっぷり!グラン・クリュならではの気品あるアロマはSo2添加無しのナチュラルな姿!絶妙のセパージュ!】
昨年の2016年の末に続いて、今回もこのシャーマン13を飲んでみました。セパージュはピノ・ノワールが76%、シャルドネ24%で、デゴルジュが2017年春ですので、昨年の末にご案内したロットとは別のロット・・ですね。ロットが違えば味わいも大きく異なります。昨年ご案内分は、
「デキャンタして欲しい・・」
などと・・・書いていましたね・・何をたわけたことを・・と今更ながらに思ってしまうほど、
「・・基本的には同様でも現在の状況は全く違う」
んです。
「デキャンタの必要無し!現状では、昨年のご案内ロット品をデキャンタしたような味わいに既になっている!」
んです。やっぱり飲まなきゃ判りませんよね~。これ、デキャンタしちゃったら酷いことになっちゃいます。
ので、
「2017年4月デゴルジュのものはデキャンタしないこと!そのままで充分旨い!」
です。
ま~・・ビックリするほどエキスが集中していて、ピノ・ノワールの濃い旨み、シャルドネの繊細な旨みが同居しています。
アロマも絶品!さすがグラン・クリュと思うに違いない、気品が漂うグレードの高いものです。
ガス圧は強く無いですね。最近はこのような感じの、比較弱めに仕上げるのがブームなのかな?・・などと思ってしまいますが、シャンパーニュの強い酸味を伴うガスが喉や鼻を刺激しないタイプです。
泡質は非常に細やか・・と思いますが、何せ到着直後に開けちゃってますんで、写真の泡はクリーミーさも見えますが、泡粒が揃ってないですよね。
皆さんは是非、数日は立てて静置してくださいね。それだけでシャンパーニュの味わいは大きく変わります。
抜栓時にも出来る限り、
「振らない」
ようにしてください。
シンクに向き合い、瓶を斜め30度に下げたまま、左手でコルク上部を「押さえながらどちらかに回す」と「くいっ」とコルクが上がって来ますので、上からの手の圧力で耐えながらゆっくりコルクを上げ、コルクが上がりきる最後の最後にガスを「シューッ」と逃がしながら音がしなくなって数秒・・待ってください。その後ゆっくり起こせば、
「絶対に吹かない」
です。
まぁ、その直前にシェイクしてしまうとどうにもなりませんが、このナチュラルで気品高いシャーマン13を美味しく飲むためですから・・やってみてくださいね。
超お勧めします。今や絶滅し掛けている「5千円クラスのプレスティージュ or グラン・クリュ」のシャンパーニュです!飲んでみてください。
以下は昨年書いた同じもののロット違いのレヴューです。
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【質感の高いグラン・クリュのピノ・ノワール!ナチュラルですが、これ・・出来ればデキャンタして欲しい!】
この素晴らしいピノ・ノワールの本質を掴むには、
「抜栓直後は難しいかもしれない・・」
と感じています。
いや・・最初から美味しいんですよ。ナチュラルだし、ピノの深い味わいが有るし、何より泡の肌理の細やかさ、身体に直に馴染む感じが素晴らしいんです。
でも・・もし可能なら・・泡はだいぶ弱くなってしまいますが、
「前日抜栓してください」と言いたいと思います。
何故って・・シャンパーニュだってワインなんですよ・・。勿論、泡を楽しみたい方にそんなことを言うのはどうかとも思います。要は・・
「ちっと早い」
んです。
でも素晴らしいんですよ・・。その素晴らしさは、翌日位にならないと判らないと思うんですね・・。
勿論ですが、ポテンシャルを取れる方は、抜栓直後でも大丈夫でしょう・・。
「ん?・・そもそも、シャンパーニュなんて、前日抜栓なんかするものなの?」
と言うような疑問も有るかもしれません。
なので、その辺はご購入されたお客様にお任せします。半分飲んで翌日残りをいただく・・でも良いでしょう。ワインには色んな愉しみ方が有って良いと思います。遊んでみてください・・。目から鱗・・と言うことも有るかもしれませんし、「noisyめ!ガセネタ掴ませて~!」となってしまうことも有るかもしれません。
でも、このめっちゃドライなピノのシャーマン・ドゥーズの本質を掴んで欲しいと思うんですね・・。無理にとは言いません。でもお勧めします!