【スッキリ系、適度な量の500ML!モロにビオ的な味わいですが、どんな料理にも合わせやすい素晴らしい味わいです!】(以前のレヴューを掲載しています。)

リボッラも飲んじゃいました~!・・まぁ~・・エグイ照りをした色合いをしていますね・・。So2を使用しない白ワインは、基本、こんな茶掛かった色合いになるのが普通・・と思っていてそう間違いは無いです。自然な酸化を許容する造り・・・そう、酸化防止剤を使わないし、自然酵母のみですから、糖分を酵母が食べてアルコールと炭酸ガスに変える過程の中でも、
「非常にナチュラルな状態に置かれる」
訳ですから、空気中にいる菌(酵母他)や葡萄、果皮などに付着している菌(酵母他)が活動するんですね。なので、糖分を食べてアルコールに変質させるのが酵母ですが、アルコールを他の物質に変えようとする菌もいる訳で・・それが酢酸菌などの連中な訳です。
このリボッラを始め、ラディコンの白ワインには全て・・この酢酸菌系の動いた痕跡が認められます。まぁ・・noisy が余り好きでは無い連中です・・が、ラディコンの白は、この処理が目茶お上手なんですね。
完全に酢酸菌系、もしくはその菌類が出した酵素は収まっていて、再びその連中が活動を再開することは有りません。
また、その酢酸菌系が動いた痕跡は、これらのワインが持つ「表情のひとつ」になっていて、むしろこれが無いと「無表情」・・と言うことになってしまうでしょう。この感じが中々に良いんですね。
もっとも、これが「モンラッシェ」とか「ムルソー」「コルトン=シャルルマーニュ」に有ったとしたら・・全く喜べませんが、それに変えて非常な「ナチュラルさ」と「それらとは異なる深み」を得ていると言えるでしょう。
このリボッラはスッキリ系の、決して濃厚では無い味わいですが、それらのナチュラルな味わいがかなりな深みを持っています。白、黄色、杏色、茶色の果実がドライに感じられ、尖った部分は有りません。そうだな・・平たく言ってみれば紅茶やウーロン茶がワインになったようなイメージ・・なので、マリアージュには苦労しないと思いますよ。
勿論ですが、
「ビオ嫌いにはお勧めしない!」
タイプであることは間違い無いです。
さらに勿論ですが、
「決してフランスのブルゴーニュ系とは比べない」
ことが求められます。そっち系では全く・・有りませんが、非常なる「ナチュラルさ」が美味しいワインです。是非ご検討くださいませ。
━━━━━
以下は以前のご紹介文です。
ロゼでは有りませんよ・・白ワインです・・(^^;; かといって、現状、抜栓直後は酸化している、もしくは酸化香がプンプン状態ではありません。非常にソフトで美味しい・・しかも写真のようにお刺身と合わせても美味しく飲めちゃう懐の深ささえあります。
しかし、So2も入っておりませんので・・色合いはどんどん茶掛かって来ますし、酸化香も出てきます。そこが苦手でビオが嫌いな方には、ちょっとどうかな?と思います。
さすがにnoisyのところにはそんなクレームは有りませんが、
「ワインが傷んでいて、とても飲めたものじゃありません。来客に出して恥ずかしかった。」
みたいなことをおっしゃる方もいらっしゃるようです。
むしろ、その方が理解不足を公言しているようですし、全くの責任転嫁で恥ずかしいんじゃないかと思ってしまいますが・・。
もちろんですが、痛んでいないと決め付ける訳にも行きませんよ。ワインとはそういうものですから。
それに個人の嗜好品ですから、自分の好みでものを言っても構いません。自分が楽しむために購入されたんですから・・・。
でも、美味しく感じないから責任を取れとか、コンディションが悪いかどうかの判断が出来ないのに悪くなっていると決め付けるのも問題です。そんな場合は、
「これこれ、こう言う感じに受け取れたのですが、これはどのように判断すれば良いのでしょうか?」と、尋ねるべきだと思います。

ピノ・グリージョ40%、シャルドネ30%、ソーヴィニヨン30% 当然ながら勘違いもあるでしょうし、コンディションを悪くしたのは自分である場合もある訳ですから。冷蔵庫に1ケ月も入れておき、もしくは、居間に長いこと出しっぱなしでクレームを言われる方も多いようですしね。
左の写真のように、抜栓直後はとても綺麗な赤っぽい色合いをしています。だんだん茶色に向かって行き、フルーツの香りからやや酸化の香りが強くなり、色合いは悪くなりますがフルーツの香りがまた出てきます。参考にされてください。
リボッラ(ジャッラ)はこの地独特の品種です。非常に味わい深い品種で、少しタイトな印象、とてもドライながら適度な膨らみと、旨みを感じさせながらの長い余韻が有ります。
日本酒で言えば「味吟醸タイプ」でしょうか。酸の美味しさが感じられます。中華料理にはバッチリです。
オスラヴィエはピノ・グリージョ、シャルドネ、ソーヴィニヨンのブレンドです。ピノ・グリ的な果皮の色合いが出ていると思います。
ほんのりとスパイシーで、ドライな味わいの中に包み込まれるような膨らみと味わいが有ります。お刺身と合わせましたが、魚の生臭みを助長させるような香りは全く無く、むしろ、それを消し去る方向に持ってゆく・・言わばデオドラントな・・(^^;;
感じを受けました。お寿司などにも良いかもしれません。味わいはピュアですが、徐々に酸化して行きます・・・が、500MLなので、2人だと結構早めに無くなってしまうんですね~。一人だとちょうど良いかもしれません。
酔い覚めは非常に良く、深酒した感じは全く有りません。身体に浸透してゆく美しいワインです。リーズナブルですし、是非飲んでみて欲しいと思います!お勧めします!・・・でも一応ビオワインに理解のある方限定です。