【レ・ザンフェール・・激レアです!!申し訳ありませんが、N.V.(2016)のブラン・ド・ノワールの計2本セットとさせていただきました・・】
単品販売が無い・・と言われていたレ・ザンフェールですが、あくまで予定だったようで・・コフレ・セレクスヨンでは無い単品販売のものも海外でもちょろっとは見当たりますので、コフレで溢れた少量分が販売されたのかもしれませんね。
noisy もこのレ・ザンフェールにつきましては以前お話ししたように残念ながら飲めていませんし、どんなキュヴェなのかも承知していません。
しかし飲まれた方の感想は、それまでのユリス・コランの印象が変わるようなものだったようです。
とは言え、このような本当に少ないワインは、どうしても飲みたい・・と思わない限り、中々近寄っては来てくれないのでしょうから、気合の入った方のところに行かれるのでしょう。
また、「コフレ・セレクスィヨン・クインテット」で販売された「レ・ザンフェール2010」とも微妙に違うようですよ。デゴルジュマンの日付が2017年2月ですから、コフレの販売時期(noisy のところは2016年7月頃)を考慮するなら、
「デゴルジュマンまでの期間がより長いキュヴェ」
と言うことになり、基本的に同じバッティングなら、澱との接触時間が1年ほど長い・・
「さらに特殊・・レアなレ・ザンフェール2010年」
と言うことになろうかと思います。
ですので、コフレをお買い求めの方も、購入されたアイテムとは同名ながらもデゴルジュ違いは間違い無いところですので、ご健闘いただければと思います。
また、貸していた畑が還って来たことも有り、ユリス・コランのブラン・ド・ノワール・レ・マイヨンは量が増えていますが、
「アドヴォケイトも95Points」
付けるほど非常に高評価なシャンパーニュです。色合いも良く、泡も細やかで滑らか・・あ、そちらはマイヨンのコラムの写真をご覧くださいね。N.V.ながら2012年と2013年をセットにしていますので、面白いんじゃないかと思います。ご検討くださいませ。
以下は以前(2016年)に書いたコフレ・セレクスィヨン・クインテットのレヴューです。
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【クインテット:正式名称 Coffret Collection Quintet (コフレ=「意匠を凝らした木箱」入り) 】
セット内容
Les Maillons 2012 Blanc de Noirs 1
Les Maillons 2012 Rose de Saignee 1
Les Pierrieres 2012 Blanc de Blancs 1
Les Roises 2011 Blanc de Blancs 1
Les Enfers 2010 Blanc de Blancs 1
2014年秋のこと、珍しくオリヴィエが興奮ぎみに電話をかけてきました。
「レ・ザンフェール2010 をリリースするにあたって、本数が1500本しかないので、500本ずつ48か月熟成、60か月熟成、72か月熟成、と3年にわけて500本ずつリリースしようと思う。毎年500本しかないから、レ・ザンフェール(初リリース)とロゼ・ド・セニェ、それに他の3つのキュヴェを各1本ずつ。計5本を、特別なケースでセットにしようと思うんだ。2003年から造り始めて、10年たって、やってきたことの結果が明確に感じられてきた。今までと違った世界に入ったと思う。それが、嬉しくて嬉しくて。」
と、オリヴィエの言葉はとまりません。いつも大きな瞳を道化師のようにくりくりさせながら、笑顔いっぱいで話すオリヴィエ。普段よりいっそう明るい笑顔が、間近に見えるような話しぶりでした。
クインテットの日本お披露目が近づいた1月末に、やっとのことオリヴィエを訪問しました。彼のセラーのありようが、近年の味わいの著しい進化を物語っています。1階セラーでは、2015年が醸造と熟成のさなかにあります。地下に降りると、様々な大きさのフードルと、600Lと225Lの樽が、あふれかえっています。現在オリヴィエの年間生産本数は43000本、その生産本数に対して、レゼルヴ・ワインが、25000L。これほどにも長期熟成のワインに力を入れているのです。


かえりみれば初めて訪問したのは2004年1月で、初収穫の2003年を樽から試飲させていただきました。どのような造り手になっていき、どのようなシャンパーニュが生まれるのか、まだわからない時でしたが、まっすぐな人柄と極度の集中力がある人だと思いました。ブラン・ド・ノワール はプラスチックタンクに入っていて、そのなめらかなテクスチュアとチャーミングな味わいに驚きました。が、残念ながら2003年はアペラシオン認定にいたらず、すべて蒸留されてしまいました。
日本に初入荷したのは、2007年秋でした。テイスティング用に空輸された2004年を恐る恐る開け、一口味わった瞬間の全員の驚きと興奮を、鮮明に覚えています。現在オリヴィエは、30カ国に取引先があります。が、この度の《クインテット》は、フランス、イタリア、ベルギー、香港と日本にだけリリースされました。 もちろんオリヴィエは、日本に最大量のオファーをくれました。「ぼくを最初に訪ねてくれ、シャンパーニュができていないのに何年も通い続けてくれたことは、なによりの励みだった。そして長く信頼が変わることなく買い続けてくれ、ぼくの自信となった。」
さて、その新作が到着しました。特別製の堅牢で凝ったオークの木箱と内蔵の5本セットには、それぞれ通しナンバーが付せられ、手紙が添えられています。
この2月24日、大阪で皮きりのお披露目会を開きました。ラシーヌのシャンパーニュと長年お付き合いいただいている方々にお越しいただきました。長熟によってピュアな味わいをいささかも損なうことなく、逆に深みと妙なる個性を体現した、オリヴィエの最新作。「静かなうちに秘めるエネルギーを感じる」とご好評いただきました。
長年ともに歩んできた造り手の新境地を分かち合えることは、本当に大きな喜びです。
『ラシーヌ便り』no.124より抜粋
非常に希少なキュヴェを含んだアソートメントケース入り、全5本セットです。まぁ、ユリス・コランの場合、全てのキュヴェが多く無いので、みんな貴重では有りますが、中でもこのレ・ザンフェール2010が超レアです。
新興なレコルタン・マニピュランですので、中々リザーブが造れずようやく準備が整ったところで、2010年の素晴らしい仕上がりのシャルドネを 4年、5年、6年 の熟成別にリリースしよう・・と言うことですね。なので、来年もおそらくリリースされますが、今回の物とは別物になりますよね。
実はこのコフレのお披露目に呼ばれていたんですが、年度末、月末の金曜日にやると言うので、
「・・それは・・決算直後、新着直後、各種更新しなきゃならんので絶対無理」
と、出席しなかったんですね。しなかったのは結果で有って、どんなに要請されても無理なものは無理。そうしたらコフレに関しては完全に干されてしまったようで、状況を知っていて憐れんだ担当が今になってこっそりと分けてくれたようです。飲めず、判らず、入荷せずで・・まぁ・・お問い合わせも少なからずは有ったので困りました。「・・何だかな・・」・・昔は前もって相談してくれたんですけどね。少なくとも、月末の金曜日・・はねえ。日程はそこでしか組めなかったとしても応援団的存在の個店の状況もちゃんと鑑みるべきと思いますが・・。うちはお客様への新着案内が基本木曜ですから、無理に義理立てしてたら店は潰れてしまいます。ほぼnoisy一人で全部やらなきゃならんようなショップですから・・。
なので、何もわからず聞くのも癪なので、コピー・ペーストですみません。ご検討くださいませ。