【1本だけ出て来ました。その頃の価格・・ほぼそのままです。20年もののリュリー村名・・どうなってますでしょう・・】
まぁ・・消費税率が変わってますから何とも微妙ですが、普通の価格です。お客様にはあまり関係ないかもしれませんが、お役所は厳しいですから・・
「消費税率上げの時は、手持ち分を課税される」
んですね・・しっかり・・。
このロゼィは1級では無くて村名の畑です。樹齢の高い畑のようでした。ネットを検索してみましたが流石に・・
「まったく出て来ない!」
です。
状態は、僅かな汚れなどは有ると思いますが、良い具合に熟成しているでしょう。ただし、美味しいかどうかまで補償は致しかねますので・・よろしくお願いいたします。
以下は以前のレヴューです。
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【ヴァンサンのシャルドネとは全く違うエレガントで奥深いピノ・ノワールです!】
彼の昨今のシャルドネは大柄でリッチなものになっていますが、リュリーのピノ・ノワールは正反対とも言えるような仕上がりになっています。本来リュリーのワインというのはシャルドネが秀逸で、ピノは若飲みタイプのあっさりしたものと相場が決まっていました。ヴァンサン自身のピノ・ノワールも90年代後半から2000年台初頭位までは、若くフレッシュな味わいを楽しむ方向性を強く感じるものでした。その中でも他の生産者よりも深みがあり、安価で大いに受けたわけです。
2004年のリュリー・アン・ロゼ(イ)は、エルヴァージュにおける酸化を恐れず、むしろ若いアロマのニュアンスを捨てて、ピノ・ノワール本来のエレガントで滑らかな質を追求したものと言えると思います。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワールのファンであるならばほとんどの方に受けるスタイルで、やや枯れた色あいの強さの無いルビー色から、ブケとも言うべき、やや熟したアロマが感じられます。枯葉や、やや赤い土と弱目のハーブやスパイス、キノコがあり、ボディは中程度、エキスがキッチリ乗りながらもドライで、旨みがビッチリ乗った長めの余韻が有ります。焦点ボケの無いやや軽めの見事なブルゴーニュ・ピノ・ノワールと言え、価格もほぼバッチリ見合っているものです。
まあ、さりとて
「うわ、凄いね!」
と言う様な「大きさ」を感じさせるものではなく、必要充分、とか、質実剛健、という言葉が似合い、ピノ好きが普段飲みたいワインと重なる部分が大きいと思います。
「大きさ」を感じるシャルドネと「日常」を癒すピノ・ノワール・・・というのが良い表現かな?とても沁みてくる味わいですので是非飲んでみてくださいね。お薦めします!